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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【よさこい】よさこいを知ろう~鳴子編~


「よさこい」について
どまっぷと一緒に勉強しよう!!

のコーナー(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ

 

第三回!!

今回こちら・・・

 

 

鳴子です!!

 

よさこいにおいて必要不可欠であり

よさこいをよさこいたらしめるアイデンティティでもあります鳴子についてお勉強していきましょータタタッε=ε=(((((((( *・`ω・)っ

 

ちなみに書いていて気持ちが高ぶってきたのか、

最後の方は過去3回調べた結果の意見、提言みたいになってしまい

「にっぽんど真ん中祭り向けだなー」

っていう感じになってしまいました笑

よろしくどーぞ。



 

目次

 

1.鳴子とは??

 

はい。

みなさん鳴子についてどれだけ知っていますか??

 

・ かちゃかちゃ鳴るやつ
・ よさこいやる時に持つやつ
・ 演舞中たまに宙を舞うやつ
・ 隣の人のが当たって手にケガするやつ
・ 正直最近使ってないやつorz

 

多分はじめたばかりの方の多くは、

「よさこいやるから持つよね」くらいじゃないですか??

そして時には煩わしく感じることも無きにしも非ず・・・。

 

□ 名古屋ではもはや馴染みがない

 

何度も言いますけどどまっぷは

名古屋発のよさこいメディアなので、

名古屋のよさこい、特にどまつりチームの鳴子に対して持つ印象については様々な方から聞いています。

正直、

 

「出来れば持ちたくない」

 

と思っているチームが多い印象です。

他のエリアの方には信じられないかもしれませんが。

 

実際にっぽんど真ん中祭りで上位入賞しているチームでも、

 

  • 〇 チームの1パートのみが持っているだけ
  • 〇 踊り子全員が持っているとしても限定的な時間だけ持つ
  • 〇 持っていてもバチの部分を鳴らないように手で押さえながら踊っている

 

このようなチームも多く見受けられます。

雰囲気的には、

「ルールに記載されているから持っている」

そして

「できれば作品の世界観を大事にするため出したく(鳴らしたく)ない」

という様子でした。

もちろん全チームが、というわけではありませんが。

 

そのような傾向からかどうかはわかりませんが

にっぽんど真ん中祭りでは数年前から参加要項に

鳴子に関しての記載がなくなりました。

 

実際今手元にある第19回(2017年)の参加要項では・・・

 

このような記載がありましたが、これ以降その記載はなくなりました。

なのでにっぽんど真ん中祭りを本祭とするチームにとって「鳴子」は

年々馴染みがなくなっており、

なんと最近聞いた話によると今の10代や20代前半のコは

 

「「鳴子」っていうの知ってはいるけれど持ったことない」

「馴染みがなくて新鮮だから持ってみたい」

 

っていうコもいるみたいです(◎-◎;)!!

これまじ。

 

今回そのように鳴子に馴染みがない人も、

鳴子が翼くんのサッカーボールみたく「友達!!」っていう人も、

 

改めて「鳴子とは何ぞや??」っていうこと

お勉強していきましょうね( ^ω^ )ニコニコ

 


□ 元々は農具

 

長くやられている方は知っていると思いますが鳴子とは元々農具でした。

「鳥威し(とりおどし)」と呼ばれ、

農作物の収穫時に野鳥などから作物を守るために設置されていたものでした。

 

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B4%E5%AD%90_(%E9%9F%B3%E5%85%B7)

 

田畑にコレを設置し、鳥が近づいてきたら縄を引っ張ってその鳴子を鳴らして野鳥を追い払います。

その鳴らす番をする人のことを

「鳴子守」「鳴子引」「鳴子番」と言うそうです。

 

ちなみにこの「鳥威し(とりおどし)」。

音で追い払うものは鳴子でした。

これと同じく、

姿かたちで追い払うものもありました。

 

わかりますよね。

 

案山子です。

引用:http://www.nhk.or.jp/archives/michi/articles/800/1361.html

 

実はこれもこの「鳥威し」のひとつで、

人間の姿を模した人形で野鳥から農作物を守っていたそうです。

 

「鳴子」と「案山子」

 

元々同じ目的で田畑で使われていたっていうのが驚き!!

 

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B4%E5%AD%90_(%E9%9F%B3%E5%85%B7)

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E5%A8%81%E3%81%97

 

2.何故鳴子を持つようになったの??

 

次はそんな鳴子が

「何故よさこい祭りで使われるようになったのか」

そして「何故あの形状になったのか」

 

この2つについてです。

 

□ 何故よさこい祭りで使われるようになったのか

 

これを知るためにはよさこい祭り第一回開催の1954年(もう覚えましたね??テストに出るよ)よりも更に2年さかのぼった1952年の話です。

当時は高知商工会議所がよさこい祭りの準備を行っていた(んだと思う)時に、

隣県徳島の阿波踊りからご招待を受けます。

 

「阿波踊りの舞台でよさこい踊りを披露しませんか??」って。

 

この時はまだ鳴子は持っていなかったので

「よさこい鳴子踊り」ではありませんでした。

翌年1953年高知商工会議所のみなさんが阿波踊りにお邪魔します。

そこでどのような衝撃を受けたのかは定かではありませんが帰りの車中で

 

「阿波踊りには負けないものを作らないとo(炎_炎)o ウオオオッッ!!」

 

ってメラメラしたのは言うまでもありません。

 

阿波踊りでは手には何も持ちません。

(団扇や提灯を持つ人もいますが多くは何も持っていません)

そこで阿波踊りに対抗するために「手に何か持とう!」という発想にいたりました。

 

伝統ある阿波踊りに対抗するには素手ではだめだ…、思い付いたのが鳴子。

年にお米が二度とれる土佐において、何かやると言えば、鳴子は最高の圧巻だ。

これなら阿波踊りに対抗できる。」(『よさこい20年史』より 武政英策さんの手記)

引用:https://sunchi.jp/sunchilist/kochi/103441

 

□ 何故あの形状になったのか

 

目をつけたのは「お米」です。

 

「え?お米??」

 

って思う方もいらっしゃると思いますが実は高知県は

年にお米が二度取れる二期作地帯

だったそうです。

 

(ぶっちゃけ「高知県=お米」っていう印象はなかったです・・・)

 

そして田んぼには先ほど言った通り「鳥威し」としての鳴子があります。

それを打ち物として使おうと。

 

・・・これどこかに書いてあったわけではないですけど

みなさんが持つ鳴子ってバチがなかったら「しゃもじ」と似てますよね。

 

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%82%E3%81%98

 

実際鳴子のバチの部分以外のところを「しゃもじ」っていうそうなのであながち間違っていないように思います。

(間違ってたらごめんなさいねm(_ _)m)

 

・・・ということで

 

〇 お米から連想されるしゃもじ
〇 「鳥威し」としての打ち物としての鳴子

 

この2つの要素が合わさって今の形になったんじゃないかなーって。

 

とにかくまぁそのような経緯で鳴子が使われるようになり、

あの形状になった、ということが分かったかと思います!!

 

3.鳴子は地域性のたまもの-名古屋は?-

 

つまり鳴子って

高知県の地域性を取り入れたもの

っていうことですよね。

 

さて、ここで冒頭の話に戻りましょう。

にっぽんど真ん中祭りでは先にも書いた通り

鳴子の使用を義務付けなくなりました

その結果多くのチームが鳴子を持たなくなりました。

 

そこでチームの中には

 

「よし!何も持たなくていい!!ラッキー!!」

 

と思うチームも少なからず存在します。

ただしそこで終わってしまうのも残念な気がしていて、

 

にっぽんど真ん中祭りならではの

「どまつり性」ーご当地を代表する文化の継承と創造

引用:https://www.domatsuri.com/overview/50years/

 

 

みなさんの地元の名産品だったり歴史に関するものだったり偉人に関するものだったり。

鳴子に代わってそういった

地元地域に関するものを持つ

 

っていう方向性も面白いのかなーなんて。

それも広義的には「よさこい」なんじゃないかなーなんて

思っています。(異論は認める)

 

もちろん

「鳴子を持たなければよさこいじゃない!!」

「よさこい節を入れなければよさこいじゃない!!」

っていう意見ももちろんあるでしょうしそれも川上の方では正解です。

 

けども、上記のような多様性もアリなんじゃないかな、とも思うんですね。

 

多様性を認めなければよさこいはおそらく今でも「正調よさこい」だったはずです。

フランスのニースの「ニースカーニバル」の参加をキッカケに正調の曲がサンバ調になりました。

もしかしたら当時はそれに対する批判もあったかもしれません。

 

「昔から慣れ親しんでいた正調をわけもわからん海外かぶれに編曲するなんて!!」

みたいな。

 

よさこいの全国的な広がりも

その道中で少しずつその場、地域に馴染む形で変化をしていきました。

 

ただ誤解してほしくないのは、

大元、根源を知っているのか、

知らずに表層的な部分(大勢が踊る)だけをなぞっているだけなのか

っていうことです。

 

全国的によさこいがその場所その場所の文化に適応していきながら変化をしていく上で

どうしてもその根源的なものって薄れがちになります。

 

会社の理念とかが会社の規模が大きくなればなるほどその理念は末端まで浸透しにくくなる、

ということに似ているかもしれませんね。

 

だから全国の様々なチーム、踊り子のみなさんがこの自粛期間中に改めて、

よさこいについてあまり知らなければ知ってほしいし、

自分たちのやっていることの大元はこういうところから始まったんだよっていうのを知ってほしいなーなんて思ってます。

 

その上で自分たちの作品にそのエッセンスを取り入れた形は

どんな形であれ「よさこいなのではないかな」と、思うんです。

 

ーーーーー

 

今回は以上です!!

最後いろいろ語ってしまったのですが改めてよさこいを大元から調べてきた結果、

「多様性があること、認めることもよさこいなのではないか」

とも考えるようになりました。

 

どまっぷはこういうこと、

よさこいメディアとして今回のようなことを今後もまた何かの折に発信していきます。

今後ともよろしくお願いしますね!

 

・・・なんかこれで終わりみたいな感じになってしまってますけど、

実はあと1回この「よさこいを知ろう!」のコーナーは続きます笑

次回は1回のブログにはボリュームは足りなかったけれど知っといた方がいいトピックを2つ3つまとめました!!

 

次回もよろしくお願いしますm(_ _)m



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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