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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【お祭り】審査結果なんか気にしない方がいい

っていうテーマでお話ししたいと思います。

こう書くと、

「それを目指して頑張っている人がいるのになんて言うことを言うんだ!!」

って言われそうですが、まっぴんはそう思っています。

詳しくは下で解説していますが要は絶対的な審査って不可能であるということです。

だから同じ演舞なのに、
あるお祭りではAチームの方が順位が高い
また別のお祭りではBチームの方が順位が高い

こんなことがあり得るのです。

審査が絶対的な比較であったら審査項目による差はあれど、どこのお祭りでも審査結果って大体同じになるはずですもんね。
だから審査結果というのはあくまでその条件でのそのお祭りでの結果に過ぎないということです。

そのお祭りで3位だったからと言って1位のチーム2位のチームに比べて必ずしも劣っているわけではないのです。
4位5位のチームよりも必ずしも優れている、というわけでもないのです。(よっぽど大きなミスがない限り)

ということで、

〇 何故審査結果は気にしない方がいいのか
〇 何故審査結果は不安定なのか

についてまっぴんの意見をお話しますね。

まっぴん
まっぴん

そもそも演舞を他と比べてどうとかではないですよね(;^_^A

審査の曖昧な点

Akshay RanganathによるPixabayからの画像

審査結果なんか気にしない方がいい理由。

それは以下の通りです。

① 審査項目は非常に曖昧で主観的である
② 審査員によっても変わってくる
③ 演舞順によっても変わってくる

順に説明します。

① 審査項目は非常に曖昧で主観的である

実際に審査員をやっていて思うのですが、
審査項目自体非常に曖昧で審査員の主観に左右される項目ばかりです。

例えば「感動した点」や「芸術的な点」、「テーマとの親和性」など。

感動するポイントは人それぞれですし、
芸術的なポイントはその人なりの審美眼によりますし、
テーマとの親和性はそのテーマについての事前知識のあるなしによります。

以前別のブログに書きましたが、
「地元の〇〇祭りを表現します」というテーマで演舞を作って披露する際に、その〇〇祭りをそもそも審査員が知らなかったら親和性も何も判断できません。
審査員の多くは事前に審査チームの演舞のテーマなどを事前学習して審査に臨むことはありません。

自分は知らない地域のテーマがあったとしたら演舞前の僅かな時間でググって概要だけでも調べたり、お祭りパンフのチーム情報を読んで理解しようと努めるのですが、それでも完全に理解することはできません。

もちろん事前に審査員に審査項目のご説明をお祭り運営の方からしていただくのですが、
審査員それぞれの踊りに対する理解度や経験が各項目に及ぼす影響も大きいため初心者であればより漠然と、経験者であればよりその人なりの、審査をしてしまいます。

つまり審査項目はあれど指標があるわけではないので審査員の主観に寄ってしまうのです。

② 審査員によっても変わってくる

審査員はあらゆる人がやっています。

お祭りの協賛企業の方、プロダンサーの方、よさこい経験者の方、振付師その他クリエイターの方、一般の方など。
また男性、女性、高齢、同世代などもあります。

これによって同じ審査項目でも誰が審査員をやるかによって採点が大きく異なります。

まっぴん
まっぴん

まっぴん中の人はそういう意味では経験者属性、振付師属性ですが多分かなりこだわりを持った拗らせ審査員かもしれません(笑)

審査員が全員よさこい観たことない方であれば単純に派手な演出したチームに良い点数が付きやすく、
ご高齢の方が審査をするならシックな演舞よりも元気いっぱいのチームに点数付きやすく、
もちろん好き嫌いの影響もゼロではないかもしれません。

人が審査をするということはそういうことです。
絶対的な審査はできません。
同じ演舞順、同じ天気、同じ審査員席、同じ体調でも点数は毎回同じではありませんし、もしかしたらそれで合計点で順位も変わってくるかもしれません。

しかも審査員はお祭りごとでも異なります。

このお祭りは一般の方が審査員のお祭り。
このお祭りはバチバチの経験者が審査員のお祭り。
このお祭りは特定の属性に縛られないお祭り。

だからそれによって点数、順位なんて容易に変わります。

機械が審査してくれるなら確実に演舞を数値化して絶対的な点数付け、順位付けがされるでしょうけど、おそらくずっと先になるでしょうし、きっとそんなことにはならないでしょう。

③ 演舞順によっても変わってくる

審査は演舞順によっても変わります。

もうみなさんの中では公然の秘密みたいになっていますが審査グループ1発目のチームの多くは基準点です。
これは「1チーム目を基準点としてください」という指示があってもなくても審査員はそうします。
というか審査員でなくてもみなさんもそうだと思います。

よくどまっぷブログで「自分たちでお祭りやYouTubeなどで何チームか演舞を観て審査してみて」と言っていますが、
ABCDEと5チームをそのままABCDEと審査する点数とEDCBAと審査する点数、「ランダム」に審査する点数、は恐らく異なります。

人は相対的な判断をする生き物です。
前のチームと比べてどうだったかという比較審査をしてしまいます。

どうしても多くの演舞を続けざまに観て審査をするので常に前踊ったチームとの相対的な判断にならざるを得ないのです。

そこでカッコいい演舞チームが3チーム踊った後に楽しい演舞チームが2チーム踊った場合の点数と、
それぞれ交互に踊った場合の点数とでは各チーム同じ演舞なのに点数は異なるのです。

このように演舞順というのは審査に影響を与える一要素なのです。

だからファイナル演舞で1発目のチームがそのまま大賞を受賞してしまうということは滅多になく、あったとすれば他ファイナルチームよりもものすごい飛び抜けていたということです。

つまりは・・・

Gaby SteinによるPixabayからの画像

このように審査項目は非常に曖昧で主観に左右され、
審査員の属性によっても変わり、
演舞順や天候その他諸条件でも変わるもの、

ということをお話しました。

あくまで審査結果は特定の条件下での点数・順位なのです。

だからお祭りごとで順位が異なるし、
「このお祭りでは全く審査引っ掛からないけどこのお祭りでは入賞できた」
ということが起こるのです。

これって元も子もないこと言いますがファイナルに進出できるかどうか、大賞を受賞できるかどうか、
というのはということです。

ファイナルに進出するようなチームは実力はもうほとんど横一線です。
特段演舞上でのミスがない限りは大きな減点もありません。
そうなるとやはり審査員の主観、属性、演舞順などで微妙な差がついてしまうのです。

もちろん運要素だけではありませんからね。
そもそもその土台に上がる為には上がるだけの実力が伴っていなければなりません。

・・・という意味では今回の話って、
ファイナルに進めるか進めないかキワキワの辺りのチームとか、
ファイナル進出ほぼ確定で大賞を目指しているチームとか、

その辺りのチームに通ずる話なのかなと思います。
そもそも演舞のクオリティが伴っていないのに運でどうにかなることは絶対ありません。
まずは審査される土俵に上がるための努力、演舞の作り込みを行ってください。

(もちろん賞を目指しているチームの話です)

とは言え結果にこだわりたい人へ

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

このようにある程度のレベルまで来たらあとは運です。

とはいえみなさん。
“本祭”と位置づけ重要視しているお祭りでは結果にこだわりたい!!
という想いがあります。

そこで運の確率を少しでも上げるための要素を2つご紹介します。

① 審査について徹底的に研究する

運の確率を少しでも上げるために、演舞のクオリティの向上と同じくらい、いやもしかしたらそれよりも重要かもしれない、
お祭りの審査について徹底的に研究することです。

例えば、

〇 審査項目は本当に理解できているのか
〇 その審査項目に自チームの演舞は合っているのか
〇 過去のファイナル進出チームはどういう傾向があるのか
〇 審査員はどのような方であったか

みたいな。

これはテスト範囲を把握するということです。

国語のテストなのに数学の勉強しちゃっている
テスト範囲を知らない
テスト範囲を間違えている
解答を何故か英語で書いている

ということです。

そんなことあるわけないじゃん

って思うじゃないですか。
意外とありますよ。

国語のテストなのに必死に数学勉強して英語で解答書いて「100点獲るぞ!!」って言っているようなこと。
それではどれだけやっても無理じゃないですか。

第三者の意見を聞いてみる

是非第三者の意見を聞いてみてください。

第三者というのは例えばお祭りの審査員もそうです。
お客さんもそうです。
出来れば全くチームに関係ない方の意見です。
忌憚のない意見を言ってくれます。

(出来れば審査員やったことある人の方がいいかもしれませんが)

その言われたことに対して

「いやいやそれはですね・・・」

と言葉で説明してしまったら終わりです。
演舞が伝わらなかったということですので。
それは何と言われても真摯に受け止めて改善に活かすべきです。

ちなみに体験談ですがあるお祭りで審査をやらせていただいた後に、

「自分たちの演舞いかがでしたか??」

って聞いてきた方が数名(チーム)いらっしゃいました。
そういう方って審査結果は審査結果で受け止めるのですが他チームと比べてどう、ではなくて、
更に自分たちが良くなるには?と第三者に聞く姿勢がとても素晴らしいなと感じました。


今回は以上です!!

賞を目指しているチームのみなさんは毎年良い審査結果を目指して頑張っているかもしれませんが、その審査結果は非常に曖昧なものということがなんとなくでも伝わったのではないかと思います。

「よさこい公式審査委員会」みたいな制度があるわけでもないですし、お祭りも演舞も多様化している中で、絶対的な審査は不可能なのです。

表現が難しいのですが結果はあくまで結果なんです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
賞というのは「獲りに行く」のではなく「結果受賞できた」なんです。

このブログの締め的には、
これこそ曖昧な言い方になってしまいますが審査とか賞とかにこだわらず、
「いい演舞をしましょう」「いい作品を作りましょう」という至極当たり前のことに帰結するのですが。

まっぴんはそう思います。

審査についてみなさんはどう思いますか??

まっぴん
まっぴん

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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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