このブログの編集ページに下書き機能ってあるんですね。
で、途中まで書いて煮詰まって保存・・・っていうのを繰り返してるんです。
そしたらその下書きが30件くらいになってしまっているのですよ。
で、その下書きブログはチームインタビューした後とかに見返すとそのインタビューからインスピレーションが沸いてまた創作意欲というか執筆意欲が出てきてまた書き始めるのです。
・・・さて、今回は先日のMAIYAさんのインタビュー記事③でバサラカーニバルの話したじゃないですか。
そこから派生して生まれたブログが今回のブログです。
目次
1. 踊り子のスタンスとは
何でこういうことをブログで書くかというと、
MAIYAさんのインタビューでバサラカーニバルについてお話していて、
ステージ上(道路だけど)でとんでもないことするチームがいたり、
提出書類の提出が遅かったり、参加費支払ってなかったりっていうことがあったわけじゃないですか。
でそれによって実行委員会の方が苦労しているんですよね。
しかも毎年です。
でもですね・・・
これってどまつりでは絶対みんなやらないんですよ。
提出書類はキチンと提出する。参加費も期限通りに支払う。
常軌を逸したステージ上の演出なんかしない。
でもバサラカーニバルとか他のお祭りではやる(もしくはやる可能性がある)んですよ。
これってお祭りに対してのスタンスの違いなんですね。
どまつりは「挑むもの」
それ以外のお祭りは「楽しむもの」
みたいな捉え方なのかなって。
そしてバサラカーニバルはよりその「楽しむもの」っていう気持ちが強いのかなって。
だから提出書類が遅れたって参加費の支払いが滞ったって別にいいよね、っていうことになってしまうのかなって。
それってなんかおかしくないですか??
もちろんお祭りを楽しむことはいいことですよ??
でもそもそも前提が違う気がするんですよね。
ということでここから
あれ?踊り子とかチームとかってお祭りのお客さんなの?参加者なの?演者なの?
っていう疑問が出てきたんですよね。
2. お客さん・参加者・演者
お客さん、参加者、演者、この3つのスタンスについて説明しますね。
はっきり言って明確な線引きがあるわけではありません。
どまっぷが考えてるだけです。
お客さん(=guest)
お客さんはそもそもサービスを提供される側です。
飲食店では料理を注文して食べる。そしてその対価としてお金を払う。
フェスではお金を払ってチケットを買って、参加する。
お客さん自身が何か提供する側ではないということです。
お祭りでは単純にお祭りに観に来て楽しんでいる人のことです。
参加者(=participate)
参加者は「参加している」人。
こちらはかなり曖昧なんですよね。
「お客さん」も「参加者」に含まれている部分もあります。
先ほどのフェスではチケットを買って「参加」していますからね。
お祭りではチケットなどありませんが「総踊り」などお客さんも参加できるところではお客さんも「参加者」になります。
もちろん踊らなくても手拍子しているだけでもその場にいるだけでも参加していることになりますしね。
また運営の方も後で説明する演者の方も全て「参加者」であると言えます。
・・・まぁつまり「参加者」っていうのは捉え方次第ということです。
演者(=Performer)
演者はその名の通り「演じる者」です。
ステージで披露することが全てです。
サービスを提供する側とも言えますね。あんまりそこまで意識はしてませんけど。
よさこい祭りではなく一般的な舞台演劇の場合演者の人は自分が演じるところ以外のところで「お客さん」になることは絶対にありません。
舞台俳優の人が自分の出番以外のときにふらふら客席歩いていたりホワイエにいたらおかしいじゃないですか笑笑
お祭りでもたまにゲストで芸能人の方が出られることありますけど、彼ら彼女らは自分たちの役割以外でふらっとしていることはありませんよね。
3. よさこいの踊り子が意識すべきスタンスとは
どまっぷ的には最後に書いた「演者」
これを踊り子のみなさんは根底に持っておいてほしいスタンスだと思ってます。
ただよさこいって
誰でも気軽に始めることができる
という魅力があるじゃないですか。
だから舞台俳優のような完全なる「演者」は行き過ぎているとも思います。
でもかと言って「お客さんか??」と言われても違います。
お客さんと演者の決定的な違いは
役割のあるなしです。
お客さんがお祭りに来る目的は楽しむためです。
楽しむというのは演舞を観たり、お祭りの屋台での買い食いとか、お祭りの雰囲気を楽しんだりすることです。
踊り子がお祭りに来る目的は踊るためです。もっと言えばお祭りを盛り上げるためです。
ステージの上で踊るためにお祭りに来ています。またそのために日々練習をしています。
もちろん自分たちのチームの演舞時間以外の時間はお客さんと同じように演舞を観たり屋台で買い食いしたりすることももちろんあるでしょう。
ただお祭りで決まった「役割」があるのは踊り子です。
4. まとめ
あくまで全てのお祭りにおいて踊り子は、チームのみなさんは大前提「演者」のスタンスであるべきで、
その前提の上で一年をかけて「挑むもの」であるお祭りがあったりそれ以外の「楽しむもの」であるお祭りであってほしいと思っています。
冒頭のバサラカーニバルの提出書類とか参加費とかしょーもない演出とかっていうのは根本である演者の意識が、「人前で踊って観てもらっている」という意識が欠けていて、
ただ「楽しむもの」というお客さんのスタンスなんですよね。
上でも書きましたけども
よさこいは誰でも気軽に始めることができるという魅力があります。
だからと言って人前に立って踊るということにおいてそういう「一般人感」というか、
悪く言えば「素人感」っていうのは必要ないと考えてます。
これは踊りの上手い下手のことを言っているのではないです。
気持ちの持ちようの話です。
学生チームも社会人チームもファミリーチームも。
みな演者です。パフォーマーです。そこに年齢もよさこい歴も関係ないんですよね。
お客さんではなく、ともにお祭りを作り上げ盛り上げる役割なんですよ。
なので今回のブログを読んでいただいて、
改めて自分たちのお祭りでの役割は何なのか、
どういうスタンスであるべきなのか、
そこを今一度考えるキッカケにしていただけたら嬉しいです。
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