今回はお祭りの本番。踊っている最中に
「振り付けを間違えてしまった!!」っていうこと、ありますよね。
人間だもの。一度はそういうことありますよね。
もちろん本来はあってはならないんです。
ちゃんと練習して完璧な状態で舞台に立つ、
これは当たり前のことです。
ただしそれでも「やっちまった!!」っていうことあると思います。
今回は、
ぶっちゃけそんなの気にしなくていいよ
っていうことについて説明しますね。
ちなみに隊列移動の間違いはこの限りではありません。
あくまで振り付けの間違いについてです。
今回は短めなのでサッと読めます。
目次:
1.振り付けを間違えた時の踊り子側とお客さん側の印象の違い
まず始めに振り付けを間違えてしまった時に感じる自分の感情と、
観ているお客さんが感じる印象について。
【自分の感情】
やっちまった!!(((( ;゚д゚))))アワワワワ
です。
焦りますよね。表面上は平然を装いますが内心は間違えたことに対して(((( ;゚д゚))))アワワワワです。
そしてその焦りからかそれ以降の振り付けもなんだかおぼつかなかったりしちゃいます。
【お客さんの印象】
ここが大事。
お客さんは、
ん?なんか今間違えた?んん??
程度です。
お客さんは明らかな間違い(「皆座ってるのに自分だけ立っている」とか誰がどう見ても「間違えた」と認識できてしまう間違い)以外は、
なんか今おかしな感じだったなー
程度なんです。
2.お客さんの2つの認識
ここに踊り子とお客さんと大きな2つの認識の差があります。
【1.完成形を知らない】
よっぽどのファンの方であれば気が付くかもしれませんがほとんどのお客さんは、
そもそもその演舞の「正しい形」を理解しているわけではありません。
何故ならお客さんはその演舞を何回も観ているわけではないからです。
よって間違えたかどうかそもそも判断できない。
これが1つ目の認識です。
【2.真ん中の木か森を観ている】
お客さんの目はとっても素直です。
特定の誰かのファンがいるという方以外の方は演舞中わざわざ隊列の隅っこや後ろの方を観ていません。
基本的には「ど真ん中」か「引きで全体の絵」を観ています。
そしてたまに、例えば後ろから大道具が来た!とか小道具持っているパートが出てきた!など演舞の流れが変わるようなときはそちらを見ます。
つまりそもそも踊り子ひとりひとり、振り付けのひとつひとつを観ているわけではないということです。
このお客さんの2つの認識を踊り子の皆さんは理解しましょう。
言い方はアレですが特殊パートでもない限り誰もあなた個人を観ていることはないんです。
だから間違えることは本来はいけませんが間違えたとしても大して演舞に影響は及ぼさないんです。
「木を見て森を見ず」
まさにこの言葉です。
踊り子は自分という「木」をお客さん皆が見ていると思っていますが実際お客さんは森(全体)か中央の木(特殊パートなど)しか見ていないんです。
ただし例外はあります。
それはお祭りでいうファイナル審査です。決勝戦ですね。
そこでの審査員は大抵芸術に知見のある方やダンサーの方やお祭り関係者などいわゆる「詳しい人間」なので一般のお客さんが気付かないようなことでも間違いに対する違和感をハッキリ感じ取ります。
そこはもう・・・しょうがないorz
それ以外のところで挽回するのみです。
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だから間違えたとしても、
「え?そもそもこういう振り付けですが何か??」
「逆に皆が間違えてるんだよ!!」
くらいの気持ちで踊ることが大事なんです。
ただし冒頭でも言いましたけど、
大前提、演舞中に間違えるということがないように普段一生懸命練習すべきです。
ただし「舞台には魔物が住んでいる」という言葉がある通り、
本番踊っている最中に何が起こるか分かりません。
そんな時、
・心を乱してしまってその後の踊りに支障をきたしてしまうのか、
・そもそも自分はそこまでフォーカスして見られていない、だからそこまで気にしなくて大丈夫、
と思えるのか。
後者の心持で舞台に臨むことは必要な考えであると思っています。
今回のブログで少しでも「間違える」ということに対しての過度な焦りが軽減されたら嬉しいです!!
以上!!
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