「よさこいなんて嫌い!!」
っていう人に会ったことありますか??
自分はあります。過去2回。
どちらもクルマに乗られている方でした。
1回目は本場高知で。
よさこい祭りに参加している最中にタクシーに乗る機会があって、その運転手の方が。
2回目は名古屋のどまつりで。
大津通りパレードを観に移動している最中に、大津通りが封鎖されていることを知らなかった車の運転手の方が。
よさこい祭りって車に乗られている方からしたらいつも通っている道が使えなくなり迷惑なようです。
そんなわけで今回は
よさこいが嫌いな人はよさこいの「何が嫌いなのか」考える
という内容でお送りします。
目次
1. 別に「よさこい」が嫌いなわけじゃない
いきなり結論ですけどよさこいが嫌いなひとって別に「よさこい自体」が嫌いなわけではないんですよね。
というのも嫌いな理由を冷静に考えてみたんですけどそれはよさこいというよりかは「イベント」っていう大きな括りの話なんですよね。
言葉の綾みたいですけど「鳴子を持って踊る」それ自体が嫌いな人はほとんどいないです。
理由を推測(実体験含む)しましたが大体この3つです。
① 交通
② 騒音
③ マナー
でもちょっと待ってください。
これらって別に他のイベントごとでも大いにあるわけです。
例えば・・・
① マラソンや歩行者天国なんかまさにそう
② 音楽関係のイベントも騒音気になります
③ これはもうイベントじゃなくても当てはまる
そう。
別によさこいじゃなくてもあり得ることなんです。
でもその①②③を全て「=よさこい」と認識され、だから「よさこい嫌い!」と思っているひともいます。
今回は①②③をよさこいに当てはめるとこうだよねっていうこととして掘り下げてお話していきます。
2. 理由①~交通の迷惑~
引用:Alexander GrishinによるPixabayからの画像
冒頭で書いた、実際によさこい嫌い!っていう理由の1つ交通に支障が出るというものがあります。
名古屋で言えば大津通り、札幌で言えば大通、高知で言えば・・・たくさん笑
そのようなメイン通りや近隣道路を封鎖するのでいつもその道路を使っている方々からすればそりゃ迷惑なんです。
また会場近辺、特にメイン会場近辺は歩道もかなりの人でにぎわいます。
中には足を止めて演舞を観る方もいるので人の流れが滞留してしまいます。
更にそこに多くのチームの踊り子のみなさんも加わるわけですから、
ただ歩いているだけの人からすればいつもの何倍もの人の多さにうんざりします。
過去チームインタビューさせていただいたどっとさんの代表いわさんも元々嫌いだったということでそちらの内容を引用しますと、
いわ : 誤解を恐れず言うと、昔はどまつりが大嫌いだったんですよ。
ボクは学生時代の学校も栄、職場も栄なので、昔からどまつりは知ってはいましたけど、学校に勉強しに、職場に仕事しに行ってるわけです。
そこにわけのわからない集団がいてバンバン音出して、なんだあいつらは!と。
ロフト行きたいのに通れないじゃないか!何で遠回りしなきゃいけいないんだと、本当に大嫌いでした笑
もうまさにそうですよね。
いつもその道を使っている、仕事しに行っている、遊びに行っている方からしたらそう思うのも普通です。
3. 理由②~騒音の迷惑~
次に騒音問題。
ステージの音響、そして地方車からの音響。
よさこいをやっていなくてもお祭りごとが好きな方は「あ、何かイベントやってるな」ぐらいでしょうけどそういう方ばかりではないんです。
特にパレードは通りに何台も地方車がいてそれぞれのチーム曲を流しているので単体だと素晴らしいと感じるものも複数のチームの曲が同時に聴こえるのである種不協和音で耳障りと感じる方も多いと思います。
また集団での掛け声や鳴子の音もそうかもしれません。
鳴子だけならまだしも中には楽器やその他音の鳴るものを鳴らすチームもいます。
よさこいをやっているひと知っているひとであればそれが当たり前で理解はありますが知らないひとからしたらただのうるさい集団と捉えられているかもしれません。
笑”さんのインタビューでも犬山踊芸祭での騒音調査の件もありました。
ーーー少し話は変わるんですけど一時期犬山踊芸祭の会場の周りで騒音のチェックやってる方がいたんですけど、あれはお祭りの人なんですか??
ぱーしー : あれは役所の方ですね。
ーーーそれは過去何年も騒音の問題があったから調査しに来ましたっていうような感じなんすかあれ。
ぱーしー : そうですね。多分、長年出てる人はわかると思いますけど年々犬山踊芸祭のスピーカーの数が少なくなってて。あれ決してお金がないからではないです笑
ーーーそういう近隣住民の方からの苦情があったんですね。
ぱーしー : そうっすね。そう15年ぐらいやっててもその問題はずっとありますね。
犬山踊芸祭の運営の方は騒音を含めた近隣住民への配慮という面でかなり気を遣われています。
4. 理由3~マナーの迷惑~
引用:Tania DimasによるPixabayからの画像
最後はマナー問題。
これは何でも当てはまるだけにかなり意識しなくてはいけません。
どまっぷブログでも何度も言っていますけどお祭りでの踊り子のマナーによる迷惑があります。
直接その迷惑を被らなくてもそれを目の当たりにするだけでも決していい気持ちにはなりません。
実際に踊り子ではなくイチお客さんとしてお祭りを観に行くと
〇 コンビニ前でたむろする
〇 電車で我先に座る
〇 歩道を大道具を持って走る
〇 歩道を我が物顔で闊歩する
〇 チームまとまって移動する
のようなことが目に入ります。
ちなみにチームまとまって列をなして会場間を移動するのって一見迷惑がかからなそうですがこれ、
たまに列が長すぎて一般人の足を完全に止めてしまっているケースがあるんです。
特にメンバー数が多いチームが1列ないし2列で歩いているとそれこそプチ渋滞を引き起こします。
ベターなのは小グループに分けて移動するっていうことだと思います。
ちなみにマナー問題はどまっぷでも事あるごとにブログに書いてます。
5. 結局さ・・・
以上3つ紹介しましたけど1.でも書きました通り別によさこいだけの話ではないんですよね。
道路を封鎖して大きな音を出すイベントって他にもあります。
イベント参加者のマナーが悪いことだってあります。
ただよさこいってそのようなイベントの中でもかなり目立つ部類に入ります。
それは何故か。
参加人数が多く、ひとりひとりが衣装やメイクなどで単純に目立つからです。
到底私服とは見られない派手な衣装を着て、何百人何千人が自分たちの演舞以外では街にいるわけです。
お客さんや一般人の人の目はみなさんを観ています。
踊ってない時でも観ています。目立つので。
例えが良いか悪いかは別としてコスプレイヤーの方が一人街中に立っていたら目立つし見ちゃうじゃないですか。
引用:https://www.air-h.jp/articles/cos_blog_st/26-%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97/
よさこいは何も知らない人が観たら
コスプレイヤーが集団で踊ってる!!
っていう感覚です。
そんな目立つ人がステージ外でマナーが悪かったらよりイメージが悪くなります。
だから特にマナーについては意識しないといけません。
道路の封鎖とか騒音とかっていうのはよさこいに限った話ではありません。
でもいろんなイベントごとのなかでも単純に目立つ存在であるよさこいは、だからこそマナーにおいて普段以上に意識をすべきだよねというのが今回の主旨です。
人って何故か悪いことの方が印象に残っています。
誰かひとに良いことをされた、より迷惑を被った、の方が記憶に残ります。
よさこいが嫌い!!っていう人の中にももしかしたらマナーがめっちゃ悪くて嫌いになったっていう人もいるかもしれません。
そんな方が増えないように、少しでも減るように、舞台の上ではどれだけ好きにやっていいです。
でも舞台降りたらそういう意識で立ち回ってほしいと思います。
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