今回は「よさこいとお金」について割と真面目に考えてみました。
今まであんまり触れてこなかったこの話題。
「お金」って日本人あんまりいいイメージは持たないですよね。
でも絶対必要じゃないですか。
でもなかなかチーム入会のときに細かい説明ってないじゃないですか。
だからどまっぷ的には大枠だけでも触れることも必要かなと。
「いくらかかるかわからない」のと
「大体このぐらいかかりそう」では
後者の方が安心です。やる側としては。始める側としては。
そこでみなさんのアンケート結果の内容を見てみました。
そこから見えてくること、なかなか面白かったです。
今回も2回に分けます。
前編 : 人主体のお話
後編 : チーム主体のお話
でお送りします。
目次
1. 前回の復習
3. よさこいっていくらかかるの?~お金の話~
これ。
「10万円未満」が大多数だったんですね。
なので月1万円くらいで考えておけば十分だよねーっていうお話でした。
この1万円っていう金額についてですが
こちらのサイトによると
こんな感じなので「月1万円程度」って言うのは一般的にも妥当な趣味への出費ということがわかりますね。
ただね
中の人が現役バリバリのときってもっとかかったんですよ笑
多分新卒社会人の月給くらい使ってました笑
(もちろんバイトしまくりました)
(大学はちゃんと行ってストレートで卒業しましたからね!)
・・・ってことで個人的にも気になったので今回は
・ よさこいっていくらかかるのか
・ よさこいにお金をかなり突っ込んでいるひとは何にそんなに使っているのか
ということをアンケート結果から分析してみました。
結果まぁ予想通りというか、
っていう結果になったんですけど笑
2. 各層ごとの内訳グラフ
上のグラフでの内訳、
「5万円未満」、「10万円未満」、「それ以上」
こちらの各層ごとでその内訳にどのような差があるのか詳しく見てみました。
注意点① 「チーム会費(衣装代含む)」は金額的に衣装代の割合が多いと思ったため衣装代に含めました。
注意点② 交通費は「練習の交通費」と「お祭りなどの交通費」に分かれますが一緒にしました。
〇 5万円未満
5万円未満だと衣装代がよさこい費用の4割以上を占めることがわかります。
5万円未満を仮に「5万円」ちょうどとするならば
チーム会費 : 約1.2万円(月千円)
衣装代 : 約2.2万円
交通費 : 5.1千円
遠征・イベント参加費 : 約6.5千円
その他 : 約0.5万円
となりました。
〇 10万円未満
「10万円未満」になると衣装代の比率が3割に下がりその分交通費、遠征費・イベント参加費が増えます。
キリよく10万円で計算すると
チーム会費 : 約1.2万円(月千円)
衣装代 : 約3.1万円
交通費 : 1.7万円
遠征・イベント参加費 : 2.5万円
その他 : 1.5万円
となります。
これでもまだ衣装代の比率は大きいですね。
〇 それ以上(10万円以上)
最後に「それ以上(10万円以上)」となると衣装代の比率は更に下がり、
交通費、遠征費・イベント参加費が増えます。
仮に15万円とします。
チーム会費 : 約1.3万円(月千円)
衣装代 : 約3.5万円
交通費 : 3万円
遠征・イベント参加費 : 5.4万円
その他 : 1.7万円
遠征費・イベント参加費が衣装代を上回りました。
交通費も衣装代に迫ってます。
3. 比べてみました
「5万円未満」、「10万円未満」、「それ以上」の3つの結果をまとめたのが下グラフ。
※「それ以上」を「15万円」と勝手に設定しましたがチーム会費がほぼ横ばいとなっているので大体そんなもんかと。
ここからわかることは3つ。
〇 チーム会費は大体月1,000円
〇 衣装代は「5万円未満」のひとが所属しているチームと「10万円未満」のひとが所属しているチームで9,000円も差がある ⇒ また別記事で掘り下げます
〇 金額別で最も変化があるのは遠征費・イベント参加費。次いで交通費
4. 「遠征費・イベント参加費」と「交通費」
「5万円未満」 ⇒ 「10万円未満」で
「遠征費・イベント参加費」
⇒ 385%増
「交通費」
⇒ 333%増
「10万円未満」 ⇒ 「それ以上(15万円)」で
「遠征費・イベント参加費」
⇒ 216%増
「交通費」
⇒ 176%増
大きく増えています。
シンプルによさこいにお金をかけてるひとっていうのは
遠征にめっちゃ行ってる
イベントにめっちゃ参加してる
っていうことですね。
5. 遠征費をざっと計算してみる
ざっくり1回の遠征費用を計算してみます。
ざっくりね。ざっくりだからね。
前提条件
お祭り : YOSAKOIソーラン祭り(札幌)
滞在日程 : 金曜日から日曜日(2泊3日)
拠点 : 愛知県
交通手段 : 飛行機
空港 : 中部国際空港から新千歳空港
宿泊 : ホテル(ドミトリーなどは除外)
↓
ざっと計算してみた結果・・・
↓
飛行機 : 約20,000円(往復)
宿泊費 : 約10,000円(金土2泊3日)
食費その他 : 10,000円~20,000円
行って泊まって帰って
40,000円~50,000円
更にYOSAKOIソーラン祭りで実際に踊るわけですのでお祭りに参加する費用が追加でかかります。
今年の参加要項を元に考えると
チーム参加費 : 100,000円
地方車をレンタル : 180,000円
計280,000円
給水とかもあるのでキリよく300,000円とします。
チームの人数を50人としたら6,000円/人
当日の細かい電車移動とか雑費とかも考えると10,000円/人
ってことは1回YOSAKOIソーラン祭り参加するとこの雑な計算でも
50,000~60,000円かかることになります。
飛行機を使う遠征っていうのはかなり跳ね上がりますね(;^_^A
5. まとめー大事なことー
ということで今回のアンケートからわかったこと。
〇 よさこいの踊り子の多くは年間10万円未満(大体月1万円)使っている
〇 その多くは衣装代(4.5割)。次いで遠征費・イベント参加費、交通費
〇 10万円以上使っている方は遠征費・イベント参加費が約4割を占めている
という結果になりました。
更にそこから最も多かった層、「10万円未満」のモデルケース、
多くのひとはこんな感じでよさこいを楽しんでるんじゃない??っていうところですが、
〇 活動エリア圏内をメインに活動している
⇒ あまり遠征には行かない(特に飛行機乗るような)
〇 基本自チーム以外では踊らない
⇒ 県をまたいだ他チームへの限定参加などで交通費が爆増しない
っていうことなんじゃないかと。
ただし勘違いしてほしくないのは、
お金をかければ、つまり遠征にめっちゃ行ったりイベントめっちゃ行ったりすれば遠征行かないより楽しい、ということでは必ずしもありません。
結局楽しみ方は人それぞれなんです。
なので自分の状況を踏まえた上で、その範囲内で楽しむこと
学生で言えばよさこいにのめり込みすぎて留年してしまう、いわゆる「よさこい留年」しては元も子もないじゃないですか笑
自分の無理のない範囲でよさこいを続けることが結局は一番楽しいし何より長く楽しめるのではないかなと思います。
その金額や時間は人それぞれなんです。
以上!!参考になれば嬉しいです。
次回はチーム規模(メンバー数)によってお金はどう違うのかについて書いてみますね。
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