今回は大学生から社会人になりそのまま10年以上よさこいやってる中の人から、
よさこいをやる上で気をつけること
についての内容です!
15年以上やってきて色々な人と踊りました。その中で「これは気をつけた方がいいよ!」というポイントがあることに気づきました。
踊りとかチームとか人間関係とかそういうことではなく“生き方”みたいなお話です。
学生でも社会人でも誰にでも当てはまることです。
よさこいに振り回されてはいけない
いや、もうタイトルの通りなんですけどね。
よさこいって楽しいです。
よさこいの何に楽しみを感じるかは人それぞれですが中の人は踊ることそのものが好きなので好きです。
また一方でよさこいは大人数で踊るということや多くの方と交流ができるということから「人とのつながり」という意味で好きな人も多いです。
表現をするのが好き、という方もいますし、何かをみんなで作り上げることが好き、という方もいます。
ただ、そのように楽しいあまりのめり込みすぎて
・ 学業が疎かになって必要取得単位が足らず留年する
・ 仕事が疎かになってミスをし仕事に迷惑をかける
・ 家庭が疎かになって家庭内がギクシャクする
・ 生活が疎かになって体調を崩す、ケガをしても続ける
ということってあります。
「よさこい留年」とか「よさこいニート」とかいう言葉は聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
またそういう状態になっても
「よさこいが好き!どうなっても続けたい!」
っていう人もいます。
結局それはその人の自由ですしその人の人生なので好きにすればいいのですが、少し違うのかなと思ってます。
今回はそういうお話です。
また、これはよさこいを生業にしている人の話ではなくて踊り子の話です。
本業との程良い距離感
学生の時の話
学生時代、自分自身も平日遅くまで練習してそのままメンバーとご飯食べに行ってそのまま近くのメンバーの自宅に泊まる。
翌日朝からの講義をサボる・・・ということはありました(笑)
多分学生踊り子のみなさんは共感してくれると思います・・・よね?ね?ね??
そのくらい別に良いと思います。(教授の前では口が裂けても言えない)
たまに講義サボるとかよさこいへの出費のために1日2日大学自体サボって日雇いバイトやるとか(割と遠征費用を稼ぐためにやってました)その分別のところで挽回すればどうにかなる程度じゃないですか。
でも中にはチームに関することを優先して講義サボりまくって出席日数足りなくて単位落とす、テスト勉強してなくて単位を落とす、これ出席しないとマズいっていう研究の講義をサボって単位を落とす、
これはダメじゃないですか。で、結果留年してしまうとか。よさこいで学業に支障出まくりじゃないですか。
自分の周りでも大学生の頃チームの立ち上げから代表を数年やっていた友人がいて、その人は結局大学8年通ってそれでも卒業に必要な単位が取得できず退学しました。
これは稀だと思いますがこれに近いことって中には経験ある方いるんじゃないですか??
ケガとか病気とかの話
またまた自分の話ですが、よさこいの練習中に大きなケガをしました。腰の疲労骨折みたいなやつです。
まだよさこい始めて2年とかですよ。一番踊りたい時期。
完全に無茶をしていました。ある振り付けを無理やりやろうとしてケガをしました。
(以前のブログでケガしないようにと言ってるんですが(笑))
治療とリハビリで1年は踊れない、と医者に言われ休んでました。
幸い日常生活には支障がないケガだったので大学やバイトには影響がありませんでしたが、踊れないのは辛かったです。
(しかもソーランに向けた練習だったので泣く泣く、まじで泣く泣くソーランは諦めました。)
程よい距離感
これらは大学生の時のお話ですが社会人でも中には
よさこいのためにフリーターを選択したり
病気とかケガしているのに無理してチーム活動を継続していたり
家庭をお持ちの方が家庭をないがしろにしてまでよさこいにのめり込んだり
そういうこともあり得ます。
これらがダメだからよさこい辞めよう!というのではもちろんありません。
そうではなくて大事なことは、
「程よい距離感でよさこいと付き合おうね」
っていうことが今回言いたいことです。
もちろんそれぞれの環境や事情次第でどこまで許容されるかというのはありますが、
本分・本業をないがしろにしてまでやるのはどうかと思ってます。
ちなみによさこいの発祥であり本場である高知県では「よさこい移住」というものがあるようです。
これはよさこいをやるために高知県に移住してしまうことですがこちらは高知市の制度として職業斡旋だったり移住に関しての相談なども行っているのでそれは本ブログの趣旨から外れます。
あなたにとってよさこいとは何ですか??
学生チームのみなさんはよさこいを、というかチーム活動自体を「サークル」「部活」「クラブ」のような感覚かと思います。
社会人からよさこいを始めた方は仕事はされているでしょうから「趣味」の要素が強いと思います。
ファミリーチームやキッズチームの子どもは多分「楽しい習い事」、親からすれば「子どもと楽しめる趣味」かもしれませんね。
どまっぷではよさこいに携わる全ての人によさこいを長く続けて欲しいと思っています。
それは「始める人を増やして辞める人を減らす」ということです。
ただ全てを犠牲にしてまでよさこいを続ける人を増やすことについては否定的です。
それはあくまで「よさこいは趣味」として続けるべきであるという考えだからです。
少なくともよさこいのために仕事を辞めたりよさこいのために家庭を蔑ろにしてはほしくないです。
またケガや病気をしているのに無理して練習に参加することもしてほしくはないです。
よさこいのために何かに負い目を感じてまでやる必要はないです。
人生いろいろなことがあります。
学業であれば卒業、進学
仕事であれば転勤、転職
家庭であれば結婚、出産
など。
そのような生活のベース、本分をキチンとやりきらないとよさこいやその他の趣味をやってはいけないということではありませんがそれらとの適切な距離感、バランスの取り方を上手くやろうね、というお話でした。
じゃあどうやって「上手くやる」のか、がまた難しいのですが。。。
ぶっちゃけ人生〇十年生きてる立場からすると20代の1年2年何かあったってそれからいくらでも挽回できます。
でもそれでも「押さえなきゃいけないところ」ってあるじゃないですか。
学生なら進級試験とか入学試験とか卒業単位取得とか卒論提出とか。
就職活動もそうかもしれません。
そういう押さえなきゃいけないところは何が何でも、お祭りだろうが練習だろうがを休んででもやるべき。
それは確実に言えることです。
特に社会人でよさこいをやっている方は結婚もされるでしょう。
相手(彼氏彼女や配偶者)がよさこいをやっていない場合、中々日々の練習やお祭りラッシュへの参加に違和感を示すこともあるでしょう。
また女性の場合妊娠出産があるのでそれを差し置いて旦那さんは練習なんか行けないじゃないですか。
そういうバランス。そういう距離感。
ってめちゃくちゃ大事です。
長くよさこいをやるためにも。
ちょっとまとまりがなくなってしまいましたがそんな感じ!!
長くよさこいをやる為にも自身の環境整備?にも気を遣ってあげてくださいね!
終わり!!
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