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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【作品】審査会のすすめ

新型コロナウイルスっていつ終息に向かうんでしょうね。

そして僕らはいつまで練習を自粛した方がいいんでしょうか。

専門家ではないから全然わからないんだけども今世間が震災の時のような「何でもかんでも自粛モード」に入っているような気がして、

 

「このお祭りは開催するのか?中止になるのか?」

「あのお祭りは?このお祭りは?」

 

っていう状況ですよね。

 

さて、そんな中どまっぷでは先日「自宅出来るトレーニング」について書かせてもらいました!!

 

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練習自粛期間中少しでも踊りにプラスになることをしておいた方が、twitterでぴえん的なツイートをして慰めあうよりもよっぽど効果的じゃないかなと思いまして。

今の状況自体を変えることは難しいですが、それを受け入れその中で出来ることの最善を尽くすことが今最も皆さんがやらなければならないことですよね!

 

そんなわけで今回は違う角度から。

「「作品づくり」において自宅で出来ること」について書いていきますね!

この自粛期間だからこそ、逆に今だからこそチーム内で出来ることなのでぜひ皆さんやってみてください!!

 



 

目次:

 

1.審査会のすすめ

2.審査会を勧める理由

3.審査会のやり方

4.気づくこと

 

1.審査会のすすめ

 

「作品づくり」において自宅で出来ること、それは「審査会」です!

審査会って何?ってことだと思うんですけどすっごく簡単に言うと、

 

「自分(たち)が審査員となってチーム演舞を審査する」

 

ってことです。

これにどういう意味があるのかというと、

「自分たちの作品が審査員にどのように観られるのか客観的に知るため」です。

これ、とっても重要なことです。

 

 

2.審査会を勧める理由

 

作品っていうのは言ってしまえば「チームからの押し付け」なんですね。

 

  • 「僕たち私たちはこういうテーマでこういう感じです!」
  • 「こういう振り付け、こういう隊列移動でこういう衣装替えをしてこういうギミックがあるんです!!」
  • 「(僕たち私たちは)こうなんです!!」

 

っていう押し付け。

これは大前提ですね。これがダメとか悪いとかそういうことではないですからね。表現とはそもそも作り手の押し付けですから。

どこのチームのどんな作品でも「押し付け」です。もっと言うと全てのアーティストの作品は「押し付け」です。

 

ただし、

 

だからと言って何でもかんでもやりたいことを詰め込めばいいか、と言われたらそうではありません。

以前こちらのブログでも書いたAくんの失敗例の話ですね。

 

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自分たちが一生懸命様々な箇所に様々なギミックを仕掛け、激しい踊り、複雑な隊列移動を頑張ったとしてもハッキリ言ってしまえば、

「観ている人に伝わらなかったら意味ない」じゃないですか。

伝わらなくてもいい!!ならそもそも人前で披露する意味すらないわけです。

 

そこで登場するのが「審査会」です。

 

実際のお祭りの審査を行う審査員は、

ほぼ初見でたくさんのチーム演舞を観て採点をします。審査員は過去の作品など知りません。

テーマやタイトルなども審査シートに書いてあればそれだけの情報は分かりますが、

審査シートに詳細な情報が載っていなければ完全に「チーム演舞のみ」が情報の全てです。

 

そういった中に自分たちのこだわりにこだわった作品を披露して勝負するわけです。

 

 

ここで知ってほしいことは「審査員の変化」です。

審査員はそれぞれのチームに愛着などありません

「審査シートの情報」と「チーム演舞」。この2つで審査を行います。

審査員も人間なので時には審査の集中力がなくなることだってあるし、流し見の時だってあるし、眠たくなることだってあります。

 

全部の演舞を集中して観ているわけではありません。ここはまず理解しましょう。

 

 

3.審査会のやり方

 

ということで具体的な審査会のやり方を説明しますね。

チームの製作スタッフでこれをやるとしましょう。

 

1.ざっくり審査項目を決める

→例えば自分の所属しているチームが「にっぽんど真ん中祭り」に焦点を当てているなら、

 

引用:https://www.domatsuri.com/enjoy/examination/

 

このようににっぽんど真ん中祭りの審査項目である「どまつり性」と「エンターテイメント性」の2項目で審査します。

それ以外のお祭りであればそれぞれのお祭りの審査項目に準じましょう。

 

2.チーム選択と演舞順

次に実際に審査をするチームとその順番を決めます。

決める際は年代、地域など全くバラバラで構いません。

「チームAの2000年度作品」と「チームBの2015年度作品」と「チームCの2019年度作品」とかでも全然いいんです。ある意味ドリームです笑笑

その中に自チームの作品を入れてもいいです。

 

次にチーム数ですが10~15チームです。

これは大体審査ブロックのチーム数に合わせるとよいです。

 

チーム選出を終えたら次に順番を決めます。

演舞順(動画を観る順番)は本当にランダムで決めます。くじ引きしてもいいしあみだくじでもいいし何でもいいです。

大事なことはこの審査会を行う人たちが全員同じ順番で演舞を観ればいいんです。

観る人によって勝手に順番変えられると全く意味がないので気を付けましょう。

一緒に集まってやってもいいし、「〇時から始めよう」ってことで各自自宅でやってもいいです。

 

3.審査タイム

実際に動画を観て審査をします。ここで大事なことはただ一つ。

休憩をしないこと。

実際のお祭りでは1ブロックはぶっ通しで演舞をしていきますからこの審査会も休憩する時間はありません。

1チーム4分として10チームで40分ですね。実際のお祭りでは審査員の方は40分演舞を観続けて審査をするんですね。

その時間を僕たちも経験するべきなんですね。

そして事前に決めた審査項目に基づいて審査していきます。

 

4.採点の共有

全て終わったら審査会をやったメンバー全員で採点結果を共有するとともに、

採点中感じたことを話し合います。

これ、採点結果の共有よりもこの話し合いの方が大事です。

 

審査員の気持ち、感情の動き、疲れ、集中力の変化などを理解すること。

そしてそこで感じたことを作品づくりに活かせば、観ている人のことを踏まえた押し付け作品となるのです。

 

けっこう真面目に、

これをちゃんとやってここで話し合ったことを作品づくりに活かすだけで頭一つ抜きんでると思っています。

 

ーーーーー

 

これをやってどのようなことがわかるか最後に少しだけお話します。

 

  • ・最初の1チーム目は基準点になるのでよっぽど飛びぬけたレベルじゃないと勝てない
  • ・レベルの高いチームばかりの審査になるとレベルが拮抗してくるので減点方式での採点になる
  • 穏やかなチームの演舞を観た後に元気いっぱいのチーム(A)を観るのと、
  •  別の元気いっぱいのチーム(B)を見た後の元気いっぱいのチーム(A)を観るのでは、
  •  点数が異なる。

 

とか。

こういうことが気づきます。

こうしてみると演舞順が如何に大事かっていうことがわかるし、

どのチームの人も作品づくりにかなりの時間をつぎ込んだのにその全てが印象に残るわけではない、

とか。

リアルな審査員、お客さんの声が体感できるのでかなりおススメです!!

 

そしてそこでの気付きを自チームの作品に還元することによってより伝わる作品になります!!

今の練習自粛期間中だからこそ、改めて自チームの作品を見直すキッカケにもなりますので是非チームの皆さんでやってみてください!!



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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