今回はイベントの紹介です!!
ってみなさん聞いたことありますか??
名古屋市在住の方は名前くらいは聞いたことあったり、
観たことある!!って方も中にはいらっしゃるかもしれません。
愛知県外のひとには正直なかなか距離の問題で参加しにくかったですけども。
でも!!
今年はコロナの関係で一部催しをYouTubeで公開してくれるんです!!
なので全国どこにいても、世界中からやっとかめ文化祭を観られるのでぜひ告知を!!
と思いこちらのブログを書きます。
目次
1. やっとかめ文化祭って何??
引用:https://yattokame.jp/2020/
「芸どころ なごや」って聞いたことありますか??
どまつりファンの方の中には聞いたことあるかもしれません。
どまつりダンスチームkaguraさんが近年の作品のテーマとして尾張徳川家第7代当主徳川宗春を掲げて作品をつくられていましたので。
引用:https://mag.japaaan.com/archives/121892/tokugawa_muneharu-2?img_list=1
□ 少しだけ歴史のお勉強
1730年代、享保の改革を推進する徳川8代目将軍徳川吉宗は度重なる大火事や飢饉により財政破綻に陥った幕府を立て直そうと質素倹約規制強化を徹底していました。
(歴史の授業で習いましたね)
自らも率先し倹約に努めたそうで、安い木綿の服を着て、食事は1日2食、おかずは3品まで。それ以上は「腹の奢りである」と自らを戒めたそうです。
また、その政策の一環としてお祭りや芝居などの芸事を縮小・廃止していったんです。
そのように自身も質素倹約の生活に努め、町民に対してもそれを強制していたんですね。
それとはうって変わって尾張藩。
尾張徳川家7代目当主である徳川宗春は緊縮財政・規制強化をすすめる江戸幕府に対してその逆を行く、開放政策・規制緩和を推進していきました。
尾張藩邸の夜遊び帰りの門限を撤廃し、規制を大幅に緩める。
それまで縮小・廃止の方向であった芝居の興行を奨励しさらに、遊郭の営業も認めたんです。
それが名古屋の商人・町人たちに受け入れられ名古屋の街は大きく賑わっていったんです。
その繁栄ぶりは「名古屋の繁華に京(興)がさめた」とまで言われたそうです。
・・・歴史のお勉強はここまで。
つまり徳川宗春のこの開放政策によって一時は消えそうになってた名古屋の芸事が再び息を吹き返し、「芸どころ なごや」と呼ばれ大きく盛り上がっていたんですね。
□ やっとかめ文化祭
そんな「芸どころ なごや」で栄えた伝統芸能、そしてこれまでの歴史の中で生まれた文化、を余すことなく体験できるイベント、それが「やっとかめ文化祭」なんですね。
ちなみに今年で8回目を迎えまさに名古屋らしい(名古屋市の市章)今年のやっとかめ文化祭なのですが。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%AF%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%97%A5
開催期間: 2020年10月24日(土)~11月15日(日)
開催場所: 名古屋市内(※一部市外もあり)
この期間内で開催され名古屋市内のあらゆるところで名古屋の文化を、歴史を、芸能を満喫できるんです。
次に催される企画を簡単に紹介しますね。
☆見どころ①-芸どころまちなか披露ー
引用:https://yattokame.jp/2019/hirou
伝統芸能ってみなさん馴染みがないじゃないですか。
それって基本的にそのような芸事ってお金を払ってクローズドの空間で観るっていうところがひとつネックで、つまりは元々それに興味がないと観に行かないというところなんですね。
それらの伝統芸能が「まちなかで観られる」っていうのが見どころ①。
例年であれば金山のアスナル、イオン、大学の構内、kitte、ナディアパーク、大須商店街、円頓寺商店街・・・などなどで特設ステージを組み、無料で観られます。
(中には有料のものもあるのでリンク先から詳細ご確認ください。)
ただし今年は昨今の事情からそのような特設ステージを組んで、というのは開催されません。
その代わりYouTubeでのオンライン配信というカタチで全国に、全世界に発信されるものもあります。
普段滅多に観る機会のない諸々の伝統芸能をYouTubeで観られるというのはとっても貴重な経験なんです!!
見どころ②-芸どころ名古屋舞台ー
引用:https://yattokame.jp/2019/nagoyabutai
見どころ①で無料で楽しめるものとは違いこちらはチケットを購入して、屋内の会場で観るものです。
ただし!!
こちら日本舞踊、狂言、能、話芸などって普通に観に行こうとしてもチケット代・・・まぁまぁ高いんですよ。
大体感覚値ですけど通常6,000円とか、席によっては10,000円近くかかるものもあります。
それらが格安で楽しめるんですね!!
一般3,000円、学生1,500円
安すぎなんです。
なので初めて観に行くという方も気軽に楽しむことが出来ます。
見どころ③-まちなか寺子屋ー
引用:https://yattokame.jp/2019/terakoya
こちらは名古屋の文化、歴史を学ぶことができる講座、ワークショップです。全21回。
みなさん興味のある講座に参加してみてはいかがでしょうか!!
たくさんありすぎるので紹介できないので一度リンクから見てほしいんですけど、
きっとみなさんの知らない、名古屋に生まれ育ってても知らない、名古屋の魅力を知ることができますよ!!
見どころ④-まち歩き名古屋ー
引用:https://yattokame.jp/2019/machiaruki
こちらは見どころ③ーまちなか寺子屋ーのような講座・ワークショップとは異なり、実際に各テーマごと決められたコースを歩きながらガイドさんの説明を聞き、名古屋のいろんな物語を深く知ることができます。
全39コース。参加費は全コース1,000円です。
こちらもたくさんありすぎるので1つ1つ紹介できないのが残念ですが、もし興味があるコースがありましたらぜひぜひ参加してみてください!!
※写真は全て昨年2019年の企画から引用させていただきました。
3. これをよさこいにこう活かそう!!
結局なんでもかんでもよさこいに活かそうと考えてしまうのですが、
こういったイベントごとはよさこいチーム、特にどまつりチームのみなさんは参加した方がいいんじゃないかなって思うんです。
地域性、自分たちの地元には何があるのか、そしてそれにはどのような歴史があったのか。
それらを知ることはもちろん作品づくりにも活きていますけれども、何より自分たちの地元をより深く知ることができます。
そしてそこに愛着を感じてほしいなって思います。
愛着って強制されるものではありませんけど、ただ作品づくりのためのネタとして地域性、テーマを探すのではなく、
愛着からその地域を、歴史を、文化を紹介するっていうスタンスのチームさんがこれを機に増えたらいいなぁって思ってます。
少し毒を吐くけれど実際今回のテレどまつりもそうでした。
ただ神社とかお寺とか歴史的な建造物とか有名なスポットを借りることなんてできます。
でもその中でより地元を愛し、愛されるチームさんは地元のひとが快く出演してくださったり、それこそ先日インタビューさせていただいた心纏いさんの作品では名古屋市指定文化財である 『福禄寿車』を出していただきましたよね。
これってどれだけ地元に愛されているか、必要とされているかのひとつの成果ですよね。
閉まってあるものをわざわざ出せる状態まで準備していただいたんですから。
そういう関係性をチームさんと各地域で強く持ってほしい。
そしてその入り口としてまず地元を知ること。愛着を感じること。
・・・ということで毎年開催されているやっとかめ文化祭。
こちらも名古屋のチームさん限定にはなるんですけどこれがひとつのキッカケになったら嬉しいなって思います。
以上でーす!!
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