前回は京都さくらよさこい(以下:さくよさ)に行ってきましたっていう観光ブログでした!!
今回はさくよさで感じたことについてです。
要は感染対策です。
やっぱりどうしても気になることがあったんです。
観客席に入るには検温とアルコール消毒はこれからリアル開催のお祭りではスタンダードになりそうですね👏
ただ観客席に入ってからはほっとくとかなり密密してしまうのでそこをどう対処するかっていうところがネックですよね💦#よさこい#さくよさ
— まっぴん@よさこい情報サイト (@mappin_domap) April 3, 2021
観客スペースでの感染対策についてです。
ってことで・・・
目次
1. さくよさで気になったこと
観客スペースでの感染対策というのはつまり
観客同士の距離です。
写真は岡崎会場(実質メイン会場)のものです。(4月3日)
今回のさくよさの会場では4会場全て客席に工夫がされていました。
こちら・・・
写真は梅小路公園会場の客席ベンチです。
「×」は座らないでね、ということです。
このように座って観られるお客さんに対しては間隔を開けて座ってね、という工夫が見られました。
昨年行ったお祭りでは観客スペースに所狭しとパイプ椅子が並べられていて
「ソーシャルディスタンスとは??」状態だったのですがさくよさではこの点は良かったんじゃないかな感じました。
ただ問題はそこより後ろでした。
後ろの方の観客席はもうお構いなしでした。
逆に誰がソーシャルディスタンス守ってるんですかっていう・・・。
もちろん検温・アルコール消毒をされた上で入場されているので最低限クリアはされているのですが100%安心安全ですか?と言われたら難しいところもあるかと。
無症状陽性患者とか。
あと周りの目とか。
ここについてどう対策していくか、っていうポイントは今後全てのリアル開催を考えるお祭りの運営者のみなさんが頭を悩ませるところではないでしょうか。
そこでひとつ参考になるものを紹介します。
それがタイトルにもあるように音楽フェスです。
2. 音楽フェスではどのようにしているか
昨年2020年8月、多くの音楽フェスやイベント関係が中止やオンライン化を余儀なくされる中、
リアル開催を行った音楽フェスがありました。
引用:https://gekirock.com/news/2020/08/rush_ball_2020_lineup.php
RUSH BALLという音楽フェスです。
2020年8月29日30日に大阪・泉大津フェニックスで開催されたんです。
屋外音楽フェスティバルが。
例年はこんな感じ。
引用:https://spice.eplus.jp/articles/252327
ごりっごりのひとです。
写真は2019年のものですがこれをどのような感染対策をして2020年リアル開催されたのか、みていきましょう。
お祭りで参考になるポイントがあるかもしれません。
ー・ー・ー・ー
野外フェス、厳戒態勢の開催から2週間「感染者なし」を発表 プロデューサーが語る覚悟の舞台裏
感染者ゼロの野外フェスはいかにして実現したか 試行錯誤の感染対策公開「共有して来年へ」
以下の内容は全て上記の記事からの抜粋、まとめです。
〇 WEB問診票の入力、大阪コロナ追跡システムの登録
〇 入り口での検温
ただしそれをやってないと(登録をしていないと)観られないかと言われればそうでもなく、特にチェック等もなかったと思います。
〇 来場者数を制限
会場キャパ20,000人の来場者数があるイベントなのですが国の感染対策の方針に則り2日間で初日5,000人、2日目3,000人の制限をかけました。
〇 ソーシャルディスタンス
ここが気になるところです。
何せ上の写真のように音楽フェスというのはもう人でごった返すからです。
これはお祭りでも同様のため、ここでの対策方法は今後ひとつ参考になるポイントであると感じました。
それはこちら・・・
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なんとアリーナスペースすべてに前後1m間隔でグリーンネットを設置。
そして黄色のリボンを等間隔に取付。
例年何もなかったスペースに写真のように大掛かりな柵を入れ、物理的にフェス特有の「前へ前へい行こうとする動き」やモッシュ、ダイブ、サークル、ウォールオブデス(気になった方は調べてね笑)などを抑制することができます。
左右の間隔は柵ではなく黄色のリボンで「この範囲内で楽しんでね」っていう注意喚起的なものではあるのですがあるのとないのとでは全く違うと思います。
その他
・ 座り込み、場所取りの禁止
・ 転換ごとの規制退場
・ トイレやバックヤードなど外部業者が定期的に消毒
などここまでやられていました。
特にステージ演舞の観客席は全てさくよさのようなベンチを置いたり、ひとりひとりの間隔を保つようなことをするべきかなと。
3. 結局はひとりひとりの意識
ただこれがそのままお祭りに活かせるかどうかはわかりません。
それは音楽フェスとお祭りでは以下の点が異なるからです。
① 会場
お祭りの多くは街中で開催されます。
電車移動もし、複数会場があります。
なおかつパレード(道路でのパレード演舞)があります。
音楽フェスは通常かなり広い公園やドームなどを使って開催されます。
② 入場管理
お客さんの管理はそもそもあまりしていません。
KOBE ALIVEのようにステージ演舞の観客席をチケット制にしているお祭りはごく僅かだと思います。
パレード演舞も以前ブログ書きましたが歩道にはお祭りを観ているお客さんと、たまたまその時その場所にいたお祭りのお客さんではないひとが混在しています。
その為誰がお祭りを観に来たお客さんなのか管理が難しいです。
音楽フェスはチケットを買わないと観ることができません。だからこそ管理ができます。
③ 入場料
これが一番大きいかもしません。
先ほどのグリーンネットや清掃業者など必要経費が例年よりも増えます。
お祭りでは一部の桟敷席以外ではチケット制ではないのでそのような大掛かりな感染対策費用を盛り込むことに限界があります。
もちろんボランティアスタッフなどで人件費等は賄えるとは思いますが物理的な柵であるとかベンチ、などの用意にもお金がかかるわけで・・・。
・・・でも思うのですがこれらって全てお祭り側、運営側の努力なんですよね。
言っちゃアレですけどお客さん側は何も代償がないというかリスク背負ってないっていうか・・・。
個人的には今後のお祭りでは感染対策として、
〇 「感染対策協力金」のような名目で観客席は全て有料チケット制にし、そのお金を感染対策として充てる
〇 県で出される「コロナ追跡システム」の登録もしくは国が出している「COCOA」のダウンロード必須
〇 事前問診票の提出(Web上の入力など)
このぐらいの手間はお客さんにも課してもいいんじゃないかって思うんです。
(パレードについてはまた別の問題がありますけども)
お祭りの開催を望んでいるのは運営側もチームのみなさんもお客さんも同じです。
ひとりひとりが感染対策の意識と行動をすること
みんなでお祭りがリアル開催できるように出来ることを協力することが今出来る最善の手段なのではないかなと思います。
そうでないといつまで経ってもコロナコロナって言われますし。
ー・ー・ー・ー
今回は以上です。
これからリアル開催のお祭りが開催されていく中で運営側のみなさんも手探り状態だと思います。
それは仕方のないことなんです。こんなこと今まで無かったですからね。
前例がない。
だからこそ運営側の努力も必要でしょうけどお客さんひとりひとり、
お祭りに関わる全てのひとの意識と行動が鍵になります。
みなさんで協力して感染対策をしながらリアル開催のお祭りを盛り上げていければと思います。
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