チームインタビュー!!
2022年9月に三重県松阪市を拠点とし活動されている
どまつりチーム一絆一結さん
のインタビュー第3回です。
(いっきいちゆうと読みます)
これまで、
第1回はチームの成り立ちについて
第2回はよさこいを始めたキッカケについて
それぞれお話いただきました。
今回含め全3回のインタビュー記事をお読みになって、
「一絆一結さんに興味を持った!!」
「新しく松阪近辺で趣味を始めてみたい!!」
「最近松阪に来て新しく繋がりを作りたい!!」
そう思われた方は是非一度一絆一結さんの練習に足を運んでみてはいかがでしょうか??
さて、第3回では、
〇 一絆一結さんの演舞『縁結』について
〇 たばてぃさんの代名詞「スペース」について
〇 気になる”お金”について
お話いただきました!!
第3回もいってみよー!!
初年度演舞『縁結』
それでは演舞曲の方に移るんですが、チーム初年度演舞『縁結』について。
テーマ:三井高利
テーマは「三井高利」ということですが、
この方がどのような方なのか、というところを教えてください。
かの有名な三井財閥の礎を築いた方です。
三井財閥!!
ほんとに”かの有名な”!!
この方が松坂生まれということですか?
松阪の生まれです。
演舞曲のテーマとしてよく取り上げられるのは武将や神様などだと思います。
多分構成が組みやすいというか、「カッコいい」に寄せるには最適なテーマですよね。
そういう意味では商人をテーマとするということはなかなか珍しいと思いました。
そこに着目したのはどういった経緯があったんですか?
松阪市として「豪商のまち 松阪」という売り出しをしているんですね。
実際に松阪の歴史上商いで成功をした人物ってけっこういるんですよ。
その中でも一番の有名な人は、と考えた時に、
「三井家発祥の地」という史跡があるぐらいですし、三井高利はそれこそ市で漫画にもなるぐらいの人物なんですね。
今年は市が強く推しているものをチームとしても推していくのもいいだろうということで他にはなかなかない商人をテーマにしました。
しかもチームとしても初年度というところで、三井財閥の礎を築いた人物というところとストーリーも一致しますもんね。
三越のライオン
またテーマを決めてから気づいたんですが、今年三井高利生誕400年なんですよ。
そして来年は三越の元になった三井越後屋を開業して350周年なんです。
三越って三井財閥なんですか?(素人質問・・・)
三井高利が越後屋呉服店を開業して、
”三”井”越”後屋で「三越」なんです。
知らなかった・・・!!
こういう話聞くと超面白いですね!!
実際松阪に三越の入り口にあるライオンがいるんですよ。
あの三越の入り口に置いてある。
縁を結ぶ
なるほど。
まだ初披露してないので言える話言えない話というのはあると思うんですが、
結構そういう「商人・商業」というところにフォーカスした演出、
例えば衣装や大道具小道具や振り付けなどは考えられているんですか?
演出というか、個人としての三井高利という人物が如何に商人として成功していったかというストーリー演出を考えています。
またこの三井高利は人との繋がりを大事にした商人なんです。
家族を大事にしなさい
お客さんを大事にしなさい
従業員を大事にしなさい
私利私欲に走っちゃいけませんよっていうことを言うぐらいの。
そのような、人に良く、人のために働いてて儲けた商人なのでそういうところを表現したいですね。
そういったところでも本当にチーム名「一絆一結」の由来にも結びつくところはありますよね。
そうですね。
だからこそ曲名も「縁を結ぶ」ってことで「縁結」と名づけました。
また、三井高利は呉服店を開業しているので擬似的に呉服店へご案内するような演舞構成や振り付けも盛り込んでいます。
衣装も多少よさこい・どまつりみたいな「っぽさ」を入れながら、全体のデザインは極力商人ぽく、を意識しています。
なるべく史実に近い形での表現を考えていますね。
本当にテーマに忠実に表現されるんですね。
すごい楽しみです!
なんか普通に見てみたいです。
たばてぃさんと言えば・・・スペース!!
スペースで繋がる
次にたばてぃさんと言えばtwitterのスペースがとても印象に残っています。
多分他のよさこいの人たちも
「たばてぃさんてスペースやってる人ですよね。」
みたいな印象が多分ありますよね(笑)
スペースはいつからやられていたんですか?
使い出したのは去年の6月7月ぐらいからですね。
それからほぼ毎日やられてますよね。
今はもう週2ですけど今年の 5月6月まで毎日やってました。
まじでその継続力ってすごいですよね。
そしてそこでの繋がりがチームにも大いに影響を与えた形ですよね。
結局チームを立ち上げたのもスペースでお話しする方々が背中を押してくれたっていうのが強いですね。
本当にスペースを通じた人との繋がりを実感しています。
チーム的にも「名は体を表す」じゃないですけど人との繋がりだけで。
正にその通りですね。
人との繋がりでできたチームっていうところですよね。
それこそ副代表のジェイくんはtwitterでつながってて、たまたまお祭り一緒に行こうっていうところから入ってるんで多分twitter やってなかったら今のチームができてないですね。
変な話ですがよさこいチームの活動として今まではお祭りに出て踊ることで知名度が徐々に広まっていく流れであったのが今やSNSを上手く使えばあらゆるクリエイターと繋がることも出来るしメンバー集めも出来る。
だから発信する、そして発信し続けることって本当に重要なんだなと思いました。
ただやっぱり踊りのチームなのでtwitterで繋がりを作りつつ、一番大事なところは演舞だと思うので、あとはそこでどれだけファンを作っていくか、お客さんを惹きつけていくかですね。
それが本来の使い方なので今のその話題性の戦法と実力が極力乖離しないようにはしたいなとは思ってます。
気になる”お金”の話
今から一絆一結に興味を持って入りたいとなった場合来年の初披露に向けて衣装代や曲代等の費用面について教えてください。
衣装代だけで入れる(今年は)
今来年以降の曲の積み立てで3,000円はもらってますけど、
今年の縁結で出たいっていう人は衣装代だけで入れます。
衣装代はどのくらいですか?
3万円以下です。
すごく参加しやすいですね。
来年以降は新曲の衣装代と必要であれば曲代等が随時乗っかってくるよっていうところですよね。
曲代は毎月積み立ててそこから出しているようにはしたいですね。
いきなりまとまったお金出すのってしんどいじゃないですか。
始めたばっかの子に
「来月までに 5万ね。とか 7万ね」
とか言われてもしんどいですもんね。
まぁ分割だとしても総額で結構かかるチームって多いですよね。
手の届くよさこい
僕は金のかかるどまつりが好きじゃないんですよね。
極力お金をかけず、「手の届くよさこい」にしたいと思っているんです。
コロナ禍でみなさん経済的に苦しいっていうのもあるのに、よさこいの費用が右肩上がりになるっていうのはなんか違うんじゃないかなってすごい違和感があるんです。
賞で勝つとか負けるとかよりも裾野が広がってかないしむしろ狭まっていくんじゃないかって。
だからもうだからある程度お金がある人の趣味みたいな感じになっていきますよね。
やっぱよさこいって元々商店街の復興とかじゃないですかね。
高知の鳴子踊り。戦後の復興。
そういうのにお金をかけすぎるって僕はちょっとなんか本筋から外れるんじゃないかな?
誰でも気軽にできないですからね。
どまつりでもそういう勢力もあってもいいんじゃないかなと。
金をかけずにやっていくっていう。
まあそうそうだから本当にあのだからそういう二極化じゃないですけど、もうゴリゴリ金払っ金突っ込んで盛りだくさんの演舞をしていくチームと、もう変な話賞に引っかかるかからないか。って言ったら引っかからないかもしんないんですけど、長く続けていく、皆さんが楽しくできる範囲で楽しく続けていくっていう楽しみ方で多分二極化していきますよね。
学生さんたちは前者なんですよね。
それは多分自分たちの代で卒業しなければいけないっていう 3 年っていう学生の制限がありますから。あとはその若めの社会人チームですね。
もう本当に年に 5万も 7万も払ってやるって言うところですね。
名古屋ならそれでもいいんですけど、三重でしかもよさこい空白地帯の松阪でやろうとしたら、そのチームを勝つためのチーム方針だけでやってったら生き残っていけないんですよね。
まずは継続して認知をもらって協力をもらってっていうところですよね。
耕しながらそもそも土地の地ならし開拓をしていかなければならないのでね。
もう本当に長い目でと言うか、少しずつ拡大をしていこうっていう。
で松阪に認知をしてもらって地元でお祭りなどの開催できたらそれで人を呼ぶことにもなって、それが繋がって、松阪に人を呼んで、っていう風になりますからね。
経済的な部分でもやっぱり何かしら最終的には貢献できたらいいですよね。
以上です!!
地元を盛り上げたいから地元のテーマを取り扱う
これってすごく普通のことなんですが、演舞を観ているとテーマによっては作りたい演舞との方向性が違うから少しエリアを広げて探してみたり正直活動拠点と選定テーマの地域が乖離していたりと「?」と思ってしまうことがあります。
ですがそもそも一絆一結さんは勝つための演舞づくり、カッコいい演舞づくり、ではなく、
「地元を盛り上げたい」
「手の届くよさこい」
を意識し、活動費だったり演舞の作り方だったりを一貫してそこに置いているところが素晴らしいところであると感じます。
初年度演舞『縁結』
商人をテーマとした演舞はあまり観たことがないのでどのような演舞になるかとても楽しみです!!
また、あまり観たことないからこそ新鮮に映るのかもしれませんね!!
そして!!
改めのご案内となりますが、全3回に渡る三重県松阪市で活動している一絆一結さんのインタビュー記事をご覧いただいて、経験者、未経験者問わず!!
よさこい知っている知らない
どまつり知っている知らない
関係なく!!
興味を持たれた方は是非一練習にお邪魔してみてはいかがでしょうか??
ということでどまつりチーム一絆一結さんのインタビューを締めくくりたいと思います!!
ありがとうございました!!
これから松阪市でのよさこいの活性化がとても楽しみっぴん♪
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