チームインタビュー縁志さん3本目の記事です。
前回の記事で三河エリアのよさこいの状況やチームの状況についてお話いただきました。
今回はそんな地域で活動している彼らが感じる
「名古屋」について
「にっぽんど真ん中祭り」について
ガンガンと思いのたけを
吐き出してもらいました!!
そのせいで??公開できないところ(自主規制)が多々生じておりますがご了承くださいorz
目次
1.名古屋に対する想い
どま:なんか縁志さんがやってることって、
15年前の若宮みたいな熱量を感じてすごい懐かしい笑笑
てかる:未だにそこまでやらないといけない地域もあるんですよね。
どま:でもそこまでの熱量っていうのが今は少ない気がするね。
その分クレバーになってるんだろうけど
圧倒的な熱量っていうのが少ない気がするね。
てかる:こんなこと公には言えないんですけど、
たかが で と思います。
って思っちゃいます。
(めっちゃ自主規制ですwww)
ただの妬みなんですけど。
おばちゃん達と法被に鳴子で一回踊ってみてくれって。
どま:あーその価値観は今の若いコはないだろうね。
で、学生で数年やって卒業とともに辞めてっちゃうっていう。
その人の自由なんだけども。
たくみ:てかるからしたら名古屋の人って恵まれて過ぎていて、
俺らってよさこいが好きが故に、
「なんで俺たちこの地域で生まれちゃったんだろう」
って考えたことがあるくらい。
てかる:何万回も後悔しましたね。
「何で名古屋じゃないの」って。
たくみ:で、俺たちが名古屋で生まれてたらどうなってたんだろうっていう。
てかる:名古屋への憧れというかめちゃめちゃあります。
たくみ:皆なんも考えずにのうのうとよさこい踊って
「 うぇーい!!」って。
お前 だろって。
どま:そこの土台つくりからやってみろよってことだね。
てかる:ほんと「建て売り」に住んでるだけですからね。
一同:爆笑
どま: 「4年間ありがとう。幸せ。」みたいな。
(どまっぷも自主規制www)
たくみ:先輩たちが残してくれたものに乗っかってるだけでしょって。
自分たちでいろいろ土台の部分ってところを考えたりする中でいろいろ感じ取ってほしいなってのはありますね。
2.どまつりに向けてのスタンス
どま:じゃあどまつりに向けてはどういう風に思ってますか??
てかる:縁志は愛知県チームですけど、
どまつりは「乗り込む」っていう気持ちが強いんですよね。
どま:そうだよね。
物理的に距離も離れているし、話を聞いていて、
「よさこいのある環境」にも名古屋とは大きな違いがあるから想うところはあるよね。
てかる:そうです。
いろんな苦労することは名古屋に比べて多いんですけどだからこそというか、
いざっていう時の応援は多いと思ってます。
元々皆ファミリーチーム出身なので繋がりがあって・・・ほんと力になってるんですよね。
たくみ:ファイナル残った時とかもファイナル前にメンバーに隊列どうこう振り付けどうこうよりも、
「親や兄弟や彼氏彼女誰でもいいから観に来てほしい人たち連絡しろ」って真っ先に言いましたしね。
メンバーが一番輝いてる姿を見たら、どれだけ反対してたとしても理解してくれるからって言って。
メンバーの周りの人たちの理解は、縁志はとても大事にしてるので。
どま:周りの協力なくしてチームはよくならないからね。
たくみ:練習にしても交通の便が悪いので送り迎えもそうだし、
彼氏彼女と遊びたい時間を割いてまで練習やイベントあるし。
そういう周りの方の協力がないと俺たちの地域って成り立たないから・・・。
てかる:大変なんですよ、地方チームは笑笑
どま:名古屋を悪く言うわけではないけれど環境やシステムが整いすぎちゃってるから、
新規チームを立ち上げる時もある程度知名度があったら立ち上げて限定参加募集したら40、50人けっこう早く集まってお祭り出られちゃうもんね。
てかる:でも逆にそういう苦労をしてるからこそ、もしファイナルとか行けたら他のチームでは味わえない喜びを感じれる自信はあります。
どま:たくみくんどう思う??どまつりや名古屋に向けてのスタンスというか。
たくみ:縁志をやってる目的とも言えるんですけど、
こっち(三河)のチームが名古屋勢にビビられたいですね。
「三河勢来るのかよー」みたいな。
どま:そこは「縁志が」、じゃないんだ?
「三河やべーぞ」っていうことなんだ?
たくみ:そうですね。
今、「名古屋」って看板つくと一目置かれると思うんですよ。
それは環境だったり人数だったり盛り上がりもそうなんですけど、
それを三河でも作りたいんですよね。
縁志だけでなく若者チーム、市民チーム含めて名古屋にビビられたいです。
どま:じゃあ、目先のお祭りの賞というより、もっと大きな先を見てるってことだね。
たくみ:うちは勝ちにこだわる「勝ち」ってのが、
「賞」ではなくて、獲れても獲れなくても、
自分が目標にしてたところにまず届いたかどうかが大事なんです。
そこに対しては自分との闘いじゃないですか。そこを大事にしたい。
どま:なるほど。
てっきり縁志の名前を広めるために賞を獲りに行くっていうスタンスかと思ってた。
てかる:そこが一番勘違いされますね。
賞を獲りに行くだけなんだって。
3.U-40と一般審査の壁
どま:縁志はどまつりは今年もU-40枠で出場するんだよね??
たくみ:オーバーで出る予定なんですよ実は。
で、縁志オーバー出る用の動画まで作ったんですよ。
てかる:そうですよ。
どまつりあるかどうかわかんないですけど。
どま:オーバー用の動画って?
てかる:オーバー宣戦布告動画を作ったんですけど…
どま:ほぉ~それは面白い!
てかる:でも多分なくなっちゃうんで。
どま:うんまぁ、今年はね。ぶっちゃけ可能性薄いよね。
【限定公開~縁志オーバー宣戦布告動画~】
縁志さんのご厚意でその宣戦布告動画いただきました。
思い付きで削除するかも。
たくみ:そう、U-40からオーバーに上がる時って、人数以外に実はもう一個壁があって、
これも記事にしてほしいんですけど、
U-40ってステージに上がる人数が39人なんですよ。
MC、歌い手、大道具スタッフなど抜くと実質25人くらいで。
で、今度オーバーに上がるには、
踊り子25人の絵なんですよ。
オーバーで戦うためには最低でも60人くらいほしいので
結局オーバーに行ってもすぐには戦えないんですよ。
どま:それでU-40にずっといるチームが多いんだ。
悪い言い方だけどU-40でまぁまぁ活躍できるレベルのチームでもオーバーに行ったら途端に人数で目劣りしちゃう。
だったら仮に40人以上メンバーがいたとしてもどまつりはU-40枠で出て、
そこにリソースを費やした方がある意味正解だよね。賞にも近づくし。
あとはそこの位置にいることに慣れてしまっていて挑戦する気がなくなってしまったりね。
たくみ:このU-40とオーバーの差は今後どまつり側が課題にするのか、チーム側が課題にするのかは難しい問題ですね。
どま:参加費ってU-40もオーバーも一緒だっけ?
てかる:一緒です。
どま:じゃぁ、運営側はそんな問題ではないのか。
でもアンダーで停滞してしまっているチームが多かったらそれはそれで面白くないよね。
ファイナルも代り映えしないし。
たくみ:そうですね。
どまつりの「財団」としての収入は変わらないかもしれないけど、
「エンターテイメント」として、
オーバーのファイナリストをかき乱すのはもうちょっと下のチームを吸い上げないと面白くないかなと思うんですよね。
正直オーバー見るよりU-40見てる方が好きでして。
U-40は限界値、39人以下っていう上限があって、
それがわかっているからこそ、その中でいかに地元をPRしようか演出しようかってのがモロに出てますよね。
39人の中で「大道具小道具に何人割いて踊り子を何人で何を表現するのか」
っていうのをよく考えられてるのてU-40なんですよ。
そういう考え方をもっとオーバーに輸入出来たら、どまつりはもっと楽しくなると思うんです。
どま:わかる。制限があった方が演出の工夫が見えるし、予算も限られているだろうからその中で地域の人との協力もあるだろうし、
よっぽどどまつりに合ってると思う。
4.最近のオーバーの傾向
たくみ:実際オーバーで150人もいたらやりたい演出はできないと思う。
で結局オーバーのチームはファイナル常連チームのまねっこが多いと感じてます。
どま:ちょっと変わり映えしなくなってきてるもんね。
でそういうファイナルチームを参考にそれ以下のチームはそれらを参考にするから益々量産型が増える。
たくみ:豊川おいでんで出したものがどまつりにはすぐ他チームがパクられてるっていうのありますしね。大道具とか。
この考え方斬新だと思ったら
自分達のやりたいことに沿うか沿わないかじゃなくて
カッコ良かったらパクるっていう。
どま:そうそう!!ネタ先行で後付けで無理やり意味を持たせるっていうやり方。
てかる:僕ら的には、マネされたら喜びますし、なんならノウハウ提供しますけどww
やったー!って思いますけどねww
どま:良いなーこの演出!とか思うと翌年にはいろんなチームがやってたり、
なんなら某旗士の振り方は今やスタンダードになりつつあるよね。やたら旗ぐるぐる回す人増えたし。でも結局二番煎じでそれ以上には行けないんだけどね。
だからそういうところも含めてなんかこう
「何でもありの度が過ぎるところ」があるなぁって思う。
チームに対してのリスペクトだったり、もちろん地域に対するリスペクトだったり。
今やってることってほんと他チームをいかに出し抜くかみたいなところがあってなんかなーって思う。
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3本目の記事は以上です。
名古屋に憧れるからこそ自分たちの地域とのギャップに悩むこともあったそうですが、
だからこそ「自分たちの居場所は自分たちで作ろう」という結論に至り、
名古屋に負けない、三河が恐れられるような環境を作り出そうとしているようです。
根底あるのはやはり
「自分たちのチームが良ければいいや」ではなく
三河エリア全体を盛り上げていきたい、という気持ち。
今の若年層のよさこい(どまつり)のチームに必要な考えなのかもしれません。
さて、次回4本目と5本目は限定参加を縁志さんが受け付けない理由についてです。
今の時代新規チームを立ち上げたら限定参加でメンバーを集めて、
いきなり数十名人がいるっていう状況が当たり前かになっています。
縁志さんは敢えてそれをしません。それについて2本に渡って記事をアップします。
お楽しみにー!!
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