連日新型コロナウイルスの影響でお祭り、イベントが中止になっています。
そして先日ついに・・・
【2020年6月・第29回YOSAKOIソーラン祭り 開催中止のお知らせ】https://t.co/5VdSPIWtNS
— YOSAKOIソーラン祭り (@YosakoiSoranFes) April 3, 2020
YOSAKOIソーラン祭りの中止が決定してしまいました。
また、同日「よさこいinおいでん」「すずフェス」も中止の発表があり、益々踊り子の皆さまにとっては辛い年になりそうですね・・・orz
発表のタイミングが被っているのはたまたまとは思いますが、
以前も書かせてもらった通り規模の大きいお祭り・イベントのこのような決定というのは他のお祭りへの影響力も大きく、一つの判断材料となるのは間違いありません。
さてそんな中twitter上ではYOSAKOIソーラン祭りの返金について様々な意見が取り交わされています。
今回はそのお祭りにおける返金されない問題についてどまっぷなりの意見を「お祭り側・チーム踊り子側」に分けて述べたいと思います。
目次
1.YOSAKOIソーラン祭り側の発表
YOSAKOIソーラン祭り側の発表では、
「すでにお支払いをいただきましたチーム参加費(パレード会場参加費用としての地方車レンタル料を含む)につきましては、返金の対応を取らないこととさせていただきたく・・・」
ということです。
これは参加要項にも記載があることです。
参加申し込みをされるチームの方はそれらを了承した上で参加申し込みをしているはずです。
どまっぷtwitterにも参加要項のスクショとともにツイートしました。
YOSAKOIソーランが中止になって参加費や地方車レンタル料が返金されないことにいらいろ言われてる方を見かけます。
ただ参加要項に「不可抗力により中止になった場合でも原則返却できません」て明記してあってそれを承知で参加申し込みをしているのでこればっかりは仕方ないのです。。。 pic.twitter.com/WW1ghCIgAc— まっぴん (@mappin_domap) April 3, 2020
なのでほんとに「まぁ・・・仕方ないよね」っていうのがどまっぷの意見なのです。
ただtwitterで「ソーラン 返金」で検索すると納得のいかない意見が非常に多いようです。
※ここには載せませんが興味あれば検索していただければと思います。
2.どまっぷが思うこと
どまっぷの意見としてはtwitterにも書いた通り「まぁ・・・仕方ないよね」が本音です。
ですがもう少し意見を書きますね。いろいろ見て納得いかないところももちろんありますので。
→ 運営側の立場からすれば今回のような想定できない事態の時にお祭りを守るために参加要項にたくさんの注意事項を予防線を張る意味で書きます。参加申し込みをした時点でそれらを了承済みと捉えるのは運営側からすれば当然のことのように思います。
(ただし申し込み時に「注意事項は読みましたか?」とか「諸々了承の上で参加申し込みをしていますか?」などの確認事項は必要かと思います。 ← 参加申し込みをしたことがないのでそのような記載があるのかはわかりませんのでどなたか教えていただけると助かります。)
→ 何かイベントを企画運営されたことがある方は分るかと思いますが、開催中ではなく開催前に多くのお金が出ていきます。それは様々な製作物、広告宣伝費、それに伴う人件費などです。
なのでそういうところを考えると「まぁ・・・仕方ないよね」って思ったんです。
作品をつくる上で出ていくお金はお祭りとは関係ないのでここでは触れませんが、
やはり他のお祭りと違って参加費は安いものではないのでチームの規模関係なく心情的に納得のいく説明が欲しいというところです。
そして代替イベントでの救済措置・収支イメージグラフの金額をハッキリ出していただきたいというところです。数字の入っていないグラフほど信用できないものはありません。
3.運営・チーム・お客さんという立ち位置
ところでこれ別の件で詳しく書こうと思っていたことがあったんですが、
今回のYOSAKOIソーラン祭りでは参加費・地方車レンタル代の返金はありませんが、
観覧席のチケットの返金はあるそうです。(発売されないまま中止になってしまったのですが)
お祭りによってはにっぽんど真ん中祭りのように観覧席のチケット返金がないところもあるようですが。
これってスポーツに例えるとわかりやすいですよね。
サッカーなら
大会主催者 | お祭り主催者 |
サッカーチーム | よさこいチーム |
お客さん | お客さん |
ってことはチームっていうのはここでいうサッカーチーム同様、主催者と一緒にイベントを作る側、エンターテイメントの提供側だと思うんですよね。お客さんではありません。
つまり今回すごくお客さん目線の意見が多いなと思ったわけです。
チームはお祭りには参加しているのではなく「一緒にお祭りを作り上げていくこと」がチームの姿であると思います。
にっぽんど真ん中祭りが参加費を「賛助会費」と言っているのもそういうことなのではないでしょうか。
ーーー
(逆にこちらはもし中止になった際に「賛助会費の返金を行う」と表明しておりtwitter上ではそれに対し評価をしている方もいますが、そもそも参加要項に記載している内容を変えてしまっているので、逆に参加要項に記載してある全ての情報の信頼性が欠けてしまう(何かあったら主催者判断で変えられちゃうんだってこと)ことなのでこちらの返金措置については正直賛同できません。
参加要項には※ご納入いただいた賛助会費は理由の如何を問わず返金いたしません。 天災や主催者判断などにより、 祭りが中止ならびに中断された場合においても同様とします。と記載があります。 )
ーーー
そしてチームは基本的には趣味でやっている人がほとんどですが、
お祭り(特に一定規模以上の)はボランティアでやっているわけではありません。
雑な言い方ですがお祭りはお金を稼がないといけないのです。
ただそれは決して儲けるためではなく、お祭りを、舞踊の文化を長期的に継続していくためなんです。
なのでこれらをまとめた上で、
YOSAKOIソーランが中止になって参加費や地方車レンタル料が返金されないことにいらいろ言われてる方を見かけます。
ただ参加要項に「不可抗力により中止になった場合でも原則返却できません」て明記してあってそれを承知で参加申し込みをしているのでこればっかりは仕方ないのです。。。 pic.twitter.com/WW1ghCIgAc— まっぴん (@mappin_domap) April 3, 2020
こういうツイートをした、というわけです。
ただし!
もちろんYOSAKOIソーラン祭り運営側としては説明責任はあると思います。
資料添付しただけで終わり、ではなく事態が終息した暁にはオリエンテーションのように参加予定だったチーム代表者を集めた上で今回の経緯や具体的な数字の面などで説明が欲しいですよね。
オンラインでもいいですけど。
もちろん皆さんも皆さんなりに意見はあると思いますが、僕らチームっていうのはお祭りがないと自分たちの作品を披露する場がありません。
自分たちでイベントを企画運営できれば話は別ですがそういったものって稀だと思います。
運営側の片棒を担ぐわけではありませんがお祭りを守ることもチームの役割の一つではないかと思うのです。
これは以前書いた通りです。
まとまりがなくなってしまいましたので無理やりまとめますが、
今回、YOSAKOIソーラン祭りが中止になったことでそういう返金や金額面で様々な意見が出たこと、お祭りの在り方、チームの在り方など疑問が生まれたのは逆に良いことのように思います。
ただそれはtwitterに挙げるだけではなく今後のYOSAKOIソーラン祭りの運営と参加チームの皆さんでじっくり議論しあうことが重要だと考えます。
その中で双方が納得のいく運営の仕方、チームの参加の仕方などが再構築されたらYOSAKOIソーラン祭りもこれをバネに更なる飛躍ができるのではないかと考えます。
いずれにせよ早く事態が終息して皆がいつもと同じように踊れる日が来ることを心待ちにしています!!
コメント