3月1日ついに第25回にっぽんど真ん中祭りのチーム参加要項が発表されました!
今更何を言っているんだとか言わないで(;^_^A
四半世紀ですよ四半世紀!!
みなさんの中には、
人生の半分以上どまつりで踊っている
っていう人もいらっしゃるのではないでしょうか。
(まっぴん中の人も関わって20年以上(歳がバレる))
しかもただ回を重ねただけではありません。
コロナ禍ではどこよりも先駆けてオンラインでのお祭り「テレどまつり」を始め、日本イベント産業振興協会(JACE)第8回の最優秀賞/経済産業大臣賞(日本イベント大賞)を受賞されるなど、よさこいの枠を飛び越え「どまつり」として逆境を好機と捉え飛躍されています。
そんな既存の枠組みから1歩2歩足を飛び出し「どまつり」として確固たる地位を確立されているどまつりですが、
今回の節目となる第25回ではまた新たな試みをします!!
今年もアツい夏がやってくる~♪♪
そこで本ブログでは第25回にっぽんど真ん中祭り出演チーム参加要項の中から注目すべき点を抜粋し、まっぴんの意見を述べたいと思います。
新しい試みには少なからず誤解や反発が付き物です。
それらについて「まっぴんはこう思うよ!!」みたいな意見が少しでもみなさんの判断材料になれば嬉しいですね。
それではいってみまっぴーん♪♪
参加費制度の見直し ※参加要項11ページ
参加費の内容が改められました。
具体的には・・・
「2019年までの参加費制度を見直し、一人当たりの参加費制度に改めます。」
とのことですが、
昨年第24回開催とさほど変更はありません。
〇 昨年からの変更点としては・・・
● 2019年以前からの変更点としては・・・
ということになっています。
昨年はパレード開催はなくこちらの参加費でしたが、今後の通常開催もこの形式この金額で行きます、ということですね。
メンバー数ごとのチーム参加費目安
昨年も書いた気がしますが
メンバー数が多ければ多いほど「賛助会費+参加費」は上がります。
※以下まとめて「参加費」とします。
そこである程度参加費の参考のなればと思い、最も当てはまるであろう「一般チーム」「全員中学生以上」で参加費の一覧を作りました。
一般チーム・全員中学生以上
メンバー数 | 賛助会費 | 参加費 | 合計 |
10名 | 3万円 | 3万円 | 6万円 |
20名 | 3万円 | 6万円 | 9万円 |
30名 | 3万円 | 9万円 | 12万円 |
40名 | 3万円 | 12万円 | 15万円 |
50名 | 3万円 | 15万円 | 18万円 |
60名 | 3万円 | 18万円 | 21万円 |
70名 | 3万円 | 21万円 | 24万円 |
80名 | 3万円 | 24万円 | 27万円 |
90名 | 3万円 | 27万円 | 30万円 |
100名 | 3万円 | 30万円 | 33万円 |
110名 | 3万円 | 33万円 | 36万円 |
120名 | 3万円 | 36万円 | 39万円 |
130名 | 3万円 | 39万円 | 42万円 |
140名 | 3万円 | 42万円 | 45万円 |
150名 | 3万円 | 3万円 | 48万円 |
ファイナルを賑わすチームの皆様は100人以上が多い印象ですのでそれらのチームは33万円〜48万円となります。
2019年以前の参加要項を持っていないので記憶の範囲ですが一般チームは13万円だったと思うので、
当時と比較すると約3倍〜4倍弱の参加費となります。
30人未満のチームの方々にとっては参加費が安くなります。
他のお祭りと比較してみた
一概には比較できませんが今年の6月に開催される第32回YOSAKOIソーラン祭り(以下:ソーラン)の参加要項が既に発表されていましたのでそちらを比較します。
引用元:https://www.yosakoi-soran.jp/wp-content/themes/YOSAKOI/assets/img/pdf/sankayoukou_32nd.pdf
参加費
チームカテゴリー | 参加費 |
北海道内チーム | 15万円 |
道内初参加チーム | 10万円 |
北海道外チーム | 10万円 |
企業チーム | 25万円 |
ジュニア・高校生チーム | 無料 |
ライト参加チーム(演舞数限定) | 5万円 |
映像参加のみ | 1万円(1作品) |
ということでこちらと比較すると40名以上の場合はどまつりの方が参加費は高額となり、
人数によってはソーランの約3倍〜4倍の参加費となっています。
ただし、来年以降YOSAKOIソーラン祭りの参加費も変更になります。
上限金額は設けられるものの、こちらもどまつりと同じ参加費方式となります。
今後は全国的に参加費が上がる!?
まっぴんの意見ですが、
この参加メンバーあたりいくら、という参加費制度はどまつりとソーランと大きなお祭りが続きますので、
今後参加費を徴収するお祭りは右に倣えになるのではないかと思います。
こちらは時代の流れと言うか、ある意味仕方ない部分もあります。
コロナ禍での2年間は運営サイドは体力勝負となってしまい、言ってしまえば収入が例年よりも入ってこない状態でした。
(もちろんCMやスポンサー、寄付などはあると思いますが)
〇 そのようなお財布事情をまずは立て直さなければならないということ
〇 そして昨今の物価高で例年と同じ規模で開催するのに例年以上の運営資金が必要になるということ
このような2点から致し方ないと考えています。
実際2.5倍くらい上がる
どまつりの話に戻ります。
細かい数字まで見れませんが、
例年の形式での参加費と今回の参加費、同じチーム数で比較しても合計金額には大きく差が出ると思います。
100人の学生チーム10チームいらっしゃるとすれば・・・
〇 例年の参加費だと13万円×10チーム=130万円
● 今回の参加費だと33万円×10チーム=330万円
となります。
例年の参加費で今回の参加費分を稼ごうとするとあと15チーム必要になります。
このぐらいの金額差になります。
単純にお祭りとして参加費収入が例年の2.5倍あるのでは?
とざっくり予想です。
物価上昇のこともありますが、それだけ収入が増えるということで今後下に書きます、
どまつりが更に進化を遂げるための、参加チームが、お客さんがより楽しめるお祭りになるための投資用として使われていくと思います。
地方車を廃止して「フロート」導入 ※参加要項18ページ
こちらが今回最も皆さんに衝撃を与えた変更でしょう。
今までパレードに向けて演舞の練習と共に時間とお金をかけて準備してきた地方車。
こちらが廃止され、新たに「フロート」が導入されます。
順に説明しますね!
フロートとは??
この聞きなれない言葉にみなさん戸惑いがあったかと思います。
「フロート」とは上の画像にもあります通りどまつりの造語ではなく既にあるものです。
フロート車(フロートしゃ)、あるいは、単にフロート、パレードフロートとは、乗り物の上に飾り付けをされて造られるか、または飾り付けをされた台車を乗り物で牽引したもの。パレードなどで使用される。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E8%BB%8A
すごく分かりやすい例だとディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンのパレードでよく見るやつです。
え?これはいわゆる地方車じゃないの??
と思われる方もいらっしゃると思いますが違うんです。
地方車にあってフロートにないもの
はい。
音響です。
フロートには音響を積む必要がなくなります。
つまり「地方車ー音響=フロート」と言うことなんですね。
「え?じゃあどこから音が出るの??」
ってなるじゃないですか。
それが下記につながります。
ちなみにテーマパークのパレードでのフロートにも音響積んでいるモノもあるみたいです。
パレード参加費12万円!?
パレード会場に参加するためには、パレード参加費12万円が必要です。
これは初めて導入されたものです。
例年はパレード参加にはお金はかかりませんでした。
これに対して皆さん疑問を感じられた方が多いと思いますが、
これはメリットです。
そこを説明しますね。
今回フロートが導入され、今までで言う地方車に音響を積む必要が無くなりました。
代わりにどまつり側で音響(ルートスピーカー)を用意してくれるということです。
ルートスピーカーは参加要項19ページ(下記)記載から察するに、1演舞コースあたり可動式のスピーカーが1台(もしくは左右2台?)設置されると思いますので、例えば大津通パレード会場は4演舞行いますので片側4台(もしくは左右で8台)設置されることになります。
じゃあこのお金はどこから出されるのか。
これが今回のパレード参加費12万円であると考えます。
音響代って最近の相場は分かりませんが30万円くらいだったと思いますので
18万円お得になりますよね。
音響代アンケートを取りました。 ※3/11深夜加筆
ご回答いただいたみなさまありがとうございましたm(_ _)m
79名のご回答をいただきました!!
この79名を単純に79チームと考えると、
82.1%、65チームが音響代として金額が浮くという結果になりました。
尚且つ42.3%のチームが51万円以上のため少なくとも39万円は浮くということです。
この結果が全てではありませんが多くのチームが今までよりも音響代が安くなる、ということが分かりました。
ただし音響が安くなるということはその分求めていた音量音質ではない可能性がありますので、
それはそのチームにとってはマイナスかもしれません。
どまつり側がどのようなルートスピーカーを設置していただけるのか、それにもよると思います。
踊り子の負担は増えるのか減るのか
次にこのフロートの導入によりチームの負担、踊り子の負担はどう変わるのかについてです。
結論、
です。
踊り子の肉体的時間的負担は変わらない
結局地方車を廃止しフロートになったからと言っても、
トラックを借りて単管組んで装飾をすることには変わりません。
改めて参加要項18ページを見てみましょう。
こちらの赤枠部分。
結局ルートスピーカーはどまつりで準備してくれるので音を出してパレード演舞をすることは可能なのです。
つまりフロートを準備しなくても出られるのです。
必須ではありません。
とは言ってもパレードに出るということは一次審査を受けるということです。
審査項目自体は例年と変わっていませんし、部門賞でフロートも審査されます。
つまり少しでも加点を狙いたい場合は結局フロートを製作した方がいいでしょう。
よって多くのチームは実際フロートを製作すると思います。
地方車を製作する過程と何ら変わりませんし。
と考えれば結局例年どおりの作業量になります。
今のどまつりで勝つことを目指すのであれば装飾はステージもパレードも必須項目です。
昨年のどまつり大賞の半布里さんも、総合どまつり大賞のkaguraさんも、どちらもものすごい装飾でした。
ものすごい装飾をすれば勝てるかと言われればそうではありませんが、素晴らしい演舞のクオリティがあり、+αの要素として絢爛豪華な装飾はひとつの条件であるように思います。
よってフロートを製作することには変わりないのです。
金銭的負担も(多分)変わらないor増える
こちらは先にも触れた通り、地方車の音響代がそのまま無くなるわけですから
“フロート導入での”金銭的負担は軽くなります。
ただし、、、上でも言った通りその浮いた分の製作費用は、結局のところ演舞での装飾費用に充てる可能性も十分考えられますので結局金銭的負担は変わらないのではないかと予想されます。
更に言えばそもそも参加費は上がっていますので、
参加費分金銭的負担は増えます。
仮に音響代30万円だとしたらパレード参加費12万円で残り18万円。
18万円と言えば60名分の参加費です。(3,000円/人計算)
18万円を演舞での装飾に充てるのであれば参加費分金銭的負担は増える。
18万円を参加費に充てるのであれば金銭的負担は恐らく変わらない。
これはチームによって条件やどまつりに参加する目的が異なるので一概には言えませんが。
ルートスピーカーのメリット
最後にフロート導入に伴いパレード会場に設置されるルートスピーカーのメリットについて触れておきます。
メリットは下記3点ではないかと。
メリット① 自チームの音を邪魔されることがない
地方車の音響はチームが如何にお金をかけたか、で音の出方、パワーが異なってきます。
極端ですが、「100万円で用意した音響」と「10万円で用意した音響」をそれぞれ積んだ地方車が大津通両サイドを同時に走ったとします。
するとどうなるでしょうか。
きっと100万円の音に10万円の音がかき消されるでしょう。
みなさんも経験したことがあるかもしれませんし、そのような状況の中演舞された方もいらっしゃるでしょう。
それがどまつり側でルートスピーカーを用意してくれるということは音量音質による差がなくなり公平になるということです。
メリット② 音の変な時間差が生じにくい
ルートスピーカーを1パレード会場でいくつ設置するのかにも寄りますが、パレード演舞では最前列の踊り子と最後尾の踊り子では音を認識できるスピードに差があります。
音は秒速約340mと学校の授業で習いましたよね?
流石に1秒も最前列と最後尾で音がズレることはありませんが、
微妙にズレることはチームの人数や構成によってはありました。
踊っている側は聞こえた音通りに踊りますがお客さんから観たら、もしくは地方車の上から観たら最前列と最後尾では微妙にズレて観えること、ありませんか??
ルートスピーカーはどの程度まで音を作り込んでくれるかは現時点では分かりませんが、
テーマパークのルートスピーカーは音ずれをなくすために微妙な調整を行っているそうです。
それによって最前列も最後尾も同じタイミングで音が聞こえるのです。
メリット③ 音響トラブルは起こらない
最悪の事態を免れることができます。
今まで何か月も演舞の準備をして、地方車を組んで、ようやく本番大津通パレードを迎えたタイミングで
音が出ない
というケース。これが無くなります。
というかもし音響トラブルがあった場合それはチームの責任ではなくどまつり側の責任なので、「音が出ないから失格」は起こりえないということです。
これって誰のせいでもないじゃないですか。
どのチームにも起こり得る可能性があり、しかもどこで起こるかも分からない。
原因もなかなか分かりにくい。
でも起こってしまって、それがタイミング悪く審査中であったらそれで今までの努力も何もかもパーです。
それがなくなる、もしくは自分たちの責任ではなくなるということはとても大きいことです。
終わりに
今回は参加要項の中でみなさん的にもまっぴん的にもこの2項目、「参加費制度」と「フロート」は特に注目すべき点と思ったため、こちらに絞って書かせていただきました。
抜粋とは言ったもののまっぴんの意見が長くなってしまいました(笑)
他にもテレどまつりの話やグランプリファイナルの話とか全体のスケジュール感の話をしようと思ったのですが次回にします(;^_^A
今回の要点としては、
● 参加費は多くのチームで上がった
● フロートはみなさんにとってはメリットしかない
今まで通り地方車(音響なし)を作りましょう
● パレード参加費は音響代と考えると安い
ですね!!
どまつりは第25回を迎え、今後も更なる進化を遂げていきます。
新しい取り組みや挑戦を行うこともあると思います。
冒頭にも書きましたが新しいことには誤解や反発が付き物です。
みなさん既に参加要項は読み込まれているもしくは読み込んでいる最中かと思いますが、
これらのブログもみなさんにとって良い方向に向かう判断材料になれば嬉しいですね。
次回もお楽しみに!!
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