新年を迎えてそろそろ新曲そのものもしくは新曲のデモが届く頃ではないでしょうか。
早いチームですとそのチームの本祭が終わった翌月にはデモがあるところもありますよね。
もちろん早ければ良くて遅ければダメか、と言われたらそうではないですよね。
クリエイティブなモノって「生もの」なので時間を掛ければ必ずしもいい作品が出来るとは限りません。
ただ準備期間が長ければ長いで様々な可能性を試すことが出来るのは間違いありませんが。
大体曲が出来てからの製作期間て各チームどのくらいなんでしょうかね??
もちろんチームによっても様々でしょうけど大体本祭の半年前とかがよくありますよね。
さて、今回からそんな新曲の作り方についてです。
チームによってやり方は千差万別なことは間違いありませんが、
ある程度の「セオリー」が存在することも間違いありません。
今回は新曲が出来てから振り付けをするまでの間における失敗例と、
その「セオリー」ついて解説していきます。
あなたのチームの振り付けの参考になれば嬉しいです!!
◻︎陥りがちな失敗例
ということでこのブログだけで全て解説しようとしたら膨大な量になるので今回は、
「これやっちゃだめ!!」
っていうよくある失敗例を解説します!
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チームの製作スタッフで新曲の打ち合わせ。
長い長い時間をかけてあーでもないこーでもないという議論を重ねようやくコンセプトが決定します。
そして作曲家に練り上げたコンセプトや表現したいこと、想いなどプレゼンテーションし、
諸々打ち合わせを重ねて数ヶ月後、
ようやく曲が完成しました。
場合によっては最初の1分や2分程度だったりデモ版だったりしますけどそれでも自分たちの考えたものが作曲家を通して1つ形なった瞬間は胸の高鳴りを抑えられません。
今だったら曲ってLINEで送られてくるのかな??
その新曲のデータを初めて再生する瞬間って誰にも邪魔されたくないから早く家に帰って自室にこもって一人イヤホンして、もしくは仲間内で、音量はなるべく大きめで出来れば全ての音を掴むぐらいの気持ちで、
再生
この瞬間は何年よさこいやってても素敵な瞬間ですよね。
自分も今でも振り付けをさせていただくチームの新曲を始めて聴く時は今でもこの気持ちです笑笑
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さて、問題はここから。
ここからはチームの製作スタッフの出番です。
誰か一人暮らしの自宅とかに集まって何時間も夜な夜な振付をしますね。
(なんかよくわかりませんけど夜、ってか深夜に振り付けするとやたら捗るけど、
朝になってその振り付け冷静に見てみたら、恥ずかしくなることってありません??笑笑)
やっちゃいけないこと。
それは・・・
「イキナリ振り付けをし始めること!!」
これです。
え?でも振り付けしなきゃ何も始まらないよ??
って思ったそこのあなた!!
大事なことを忘れているんですよ!!
とっても大事なことを。
そのとっても大事なことは次ブログにしますね。
◻︎何故イキナリ振り付けから始めてはいけないのか
ここですね。
ここまで言うんだから何かあるだろ??って思いますよね。
あるんです。
イキナリ振り付けをはじめること、
それは言うなればレシピのない料理を作ることです。
これでもう大体分かると思いますけど説明してみますね。
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「お腹空いたなー。とにかくお腹が空いた。やばい。」
「何か作ろう。」
以上。
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これがイキナリ振り付けを始めるっていうこと。
これでいい作品が作れる方は一流です。最早プロ。
実際料理で冷蔵庫にある余り物でレストランに出せる料理を作れる方って大抵プロや極めてそれに近いセミプロレベルの方じゃないですか。
ただ自分やその周りの方のお腹を満たすっていう目的ならいいですけどね。
この、
「レストランに出せる」っていうことは「作品をお祭りで披露する」ってことです。
よさこいにおいてこれをやってしまうとよっぽどのセンスがない限りは「押し付け」になる可能性大です。
これ、以前【風姿花伝】のブログでも書きましたね。Aくんの話。
自分のやりたいことを詰め込みました!!
どうですかお客さん!!
ねぇ!!ねぇ!!
どうですか!!
っていう。
この文章だけでもくどいじゃないですか。
ただそういう作品になっちゃうんですよ。
こういう気持ちに任せた振り付け、やってませんか??
新曲を初めて聴いて素晴らしい曲に心躍らせること、とってもわかります。
今すぐにでも振り付けをしたいですよね。
ただ少し冷静になりましょう。
ということで、
はやる気持ちを抑えて次ブログ、
じゃあ何をすればいいの??っていうことを解説していきますね。
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