先日3/20に開催されるよさこい説明会in名古屋をひたすらに推す記事を書かせていただきました。
その中でふと、
の3つのお祭りってどう違うんだろうっていうのをふと思ったので今回はそれらを比較してみました。
【ここ重要】
もちろん各お祭り共に素晴らしいお祭りです。
それは大前提ですから、決してどこかのお祭りを上げる・下げるとか良い・悪いということではありません。
ただどう似ているか、そしてどう違うか、という点を比較しているだけです。
ちなみに前提としてそれぞれ5回以上中の人は参加していますしお客さんとして客観的に観ています。
そしてその他Webサイト情報を参考にしています。
そしてあくまでどまっぷ的にこう思うというだけで実際各お祭りがどうか、というのはわかりません。
Webサイトをパッと見た感じと実体験的なところでのお話ですのでそこはあくまで読み物として軽い気持ちで笑、読んでくださいm(_ _)m
目次
1.どうしてこの3つなの??
高知よさこい祭りはよさこいの本場、聖地だし、
それをルーツとしたYOSAKOIソーラン祭り、
更にそのYOSAKOIソーラン祭りをヒントに開催されたにっぽんど真ん中祭り。
(Webサイトからその記載はありませんが)
・・・という流れの中でこの3つが妥当かなという判断です。
名古屋を中心としたメディアサイトなのでその辺はご配慮くださいまし。
2.それぞれの違いは??
【Webサイト】【色の違い】【踊り子の意識】【審査】の4項目で
違いをまとめてみましたー。
【Webサイト】
Webサイトをざっくり眺めてこの3つが大事にしていることを一言で表すと、
YOSAKOIソーラン祭り:よさこい踊りとソーラン節のハイブリッド
にっぽんど真ん中祭り:ギネス記録や地域文化の尊重など独自の立ち位置を追求
高知よさこい祭り:歴史を重んじた文化としてのお祭り
と言ったところです。
下線をひいた通りそのまま記載されていますよね。
またルールも「鳴子を持って踊ること」と高知よさこい祭りをそのまま踏襲し、
「曲にソーラン節のフレーズを入れること」という記載もあります。
ここから両方を組み合わせたハイブリッドだなと感じます。
また、このスクショの下には英語表記の説明もあり、
ルーツを大事にしつつも、開拓精神というか更に新しいところへアプローチをしています。
にっぽんど真ん中祭りにはそもそも「よさこい」という文字が出てきません。
50年構想のページには高知よさこい祭り、YOSAKOIソーラン祭りという記載はありますが、
ルーツにしているというよりかは例として
「よさこいは50年を迎えるお祭りですがどまつりもこのように歴史を積み重ね、人の生活文化を豊かにしよう」
というような記載の仕方ですね。
そして戻りますが「誰でも参加できる市民参加型の新しいスタイルのお祭りです。」
という記載もあるように独自路線を進んでいるように感じます。
また先ほどの50年構想のページでも記載がありますが、
「よさこい」「ソーラン節」という皆共通のものがあるわけではなく、
自分たちの地域、その地域を尊重している感があります。
また同様のページに「世界文化を目指す」という記載もあるので、
地域を大事にしつつも拡大路線を目指しているような内容です。
「戦後からの不況を吹き飛ばすために高知商工会議所が中心となり、発足した」という記載があり、
このスクショの下ページには初開催から現在までの年表が記載されています。
つまり伝統、歴史、文化として地道によさこい祭りを行っている感が伺えます。
Webサイトの作りも他の2つに比べて決して華美ではありません。
ただし今年2020年に67回を迎え、それまでに地道に信頼とファンを作り上げてきているからか、
特別拡大路線を目指しているような感じは見受けられません。
- 参加チーム募集!!
- 参加チームはこれだけ増えました!!
- 参加人数も〇万人になりました!!
という開催報告ページもぱっと見ありませんし。
【色の違い】
次に色の違いについて。
色とはお祭りの色、作品の雰囲気などです。
この3つを比べると、
YOSAKOIソーラン祭り・にっぽんど真ん中祭り
この2つのお祭りに出場しているチームの作品を観ると、
魅せる演舞、観て楽しむというショー的な作品が多いように感じます。
チームの色も際立っていて、観ていて
「うわー!すごい!」
っていう感想です。
また、単純な踊りの難易度の高さ、隊列移動の複雑さ、大道具等の演出の華美さもあります。
高知よさこい祭り
こちらに出場しているチームの作品を観ると、
踊っている人たちを観て、
「楽しそう!」がまず先に来ます。
そしてそこから「やってみたい!」と繋がります。
これは決して演舞が上の2つに比べて劣っているというわけではありません。
それぞれにそれぞれの難しさはあります。
ただ高知よさこい祭りの方が、
踊っている人たちに愛着が湧きやすいという意味です。
このとっつきやすさが高知よさこい祭りの魅力であると思います。
【踊り子の意識】
次に実際にそれらのお祭りに出るスタンスについてです。
これは先日の【PR】高知よさこい祭りの魅力のブログと重複しますが、
YOSAKOIソーラン祭り・にっぽんど真ん中祭り
こちらの2つのお祭りに出場する踊り子の意識としては、
賞受賞を目指して挑むという意識でした。
出場を踏まえた練習などでもそこが本祭でも本祭でなくても必死です。
様々な大道具演出、瞬間の衣装替え、一糸乱れぬ激しい振り付けに命賭けるぐらいのスタンスです。
それは、上の【色の違い】にも書きましたが、これらのお祭りではそういうショー的なものが良きとされているからです。
高知よさこい祭り
こちらは先の2つのお祭りとは違い、というか、
こちらこそザ・お祭りっていう感じがします。
もちろん賞はあります。最終日に行われる全国大会ではその名の通り全国から集まったチームによる演舞、審査、表彰があります。
ただそれらに「挑む」というよりかは参加することそのものを楽しむお祭り、そんな印象です。
上の2つのお祭りのように死ぬ気で賞を獲りに行く、そういうお祭りではないような気がします。
だから演舞前にひろめ市場で演舞前にも関わらずがっつり飲んでいるチームの方もいたりします笑
【審査】
審査について3つのお祭りのWebサイトを観たら少し面白いなと感じました。
審査については3つともあります。(高知よさこいは全国大会)
ただし、
YOSAKOIソーラン祭り・高知よさこい祭り
こちらの2つのお祭りには実は、
審査について明記していません。
にっぽんど真ん中祭り
逆にこちらはハッキリと各賞の審査項目や配点なども明記しています。
こちらのページをご覧ください。
※審査項目のページに飛びます。
ここ面白かったです。
これって何か意図があるんでしょうかねー。
3.総じてどうなの??
以上をまとめて改めてその3つのお祭りをそれぞれ一言で表すと、
YOSAKOIソーラン祭り:よさこい+ソーラン節のエンターテイメントショー
にっぽんど真ん中祭り:地域文化を大事にした競技型群舞ショー
高知よさこい祭り:ザ・お祭り
という結論になりました。異論は認める。
もちろんそれぞれのお祭りでそれぞれの素晴らしい特色があります。
冒頭でも書きましたがどれかを上げる下げるとか良い悪いはありません。
お祭りを作り上げるには非常にたくさんの人・時間・お金がかかっています。
様々な障壁もあったかもしれません。ただそれを乗り越えたくさんの協力者・ファンをつくり、
参加するチームもそれぞれ全国から、一部海外からもたくさん踊りに来ています。
どまっぷとしてはどのお祭りも特色があって好きです。
皆さんもそうだと思います。
ただこういうところが似ていてこういうところが違うんだよ、
っていうのが伝わればそれぞれのお祭りに参加するときの心の持ち様も変わってくるのかなー
なんて思っています。
参考になれば嬉しいです!!
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