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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【作品】「抜き」の話 ※衣装班必見

突然ですが好きな芸能人っていますか??

(まじ唐突すぎる)

 

芸能人ってめちゃめちゃイケメンだったり可愛かったり美しかったりするじゃないですか。

だから「芸能人」なんだと思いますけど。

で、もちろん好みにもよるので様々な芸能人が挙げられると思います。

 

 

 

さて、その芸能人の顔を思い浮かべてください。

 

その人の顔は「完璧」ですか??

完璧というのは、完全対称のことです。

 

なかなか判断に難しいところだとは思いますけど写真とかあれば真ん中に鏡とか置いてみれば左右対称かどうかわかります。

 

 

 

 

多分ほとんどの芸能人が「左右対称ではない=完璧ではない」と思います。

何が言いたいかっていうと「完璧な顔」は人の好みに必ずしも影響しない、ということがわかります。

 

これには理由があります。

人間の審美眼(美しさを識別する能力)には「左右非対称」に対する美的観点を持っているんです。

もちろん全くの左右非対称というわけではありません。

「少し」のズレです。

 

ここで歴史的名女優「マリリン・モンロー」の顔写真をご覧くださいまし。

 

 

彼女の顔は左右対称ではありません。

彼女の顔の特徴は2つあります。

 

  1. 1.斜視(目の位置(左目)が外側にずれている)
  2. 2.口元のほくろ

 

この2つが少しの非対称感を持たらせ、より一層の魅力を引き出していると言われています。

参考:https://www.leon.jp/lifestyle/6852

 

 

顔の話ばかりしてきましたがこの「少しのズレが魅力を持たらす」という点は作品づくりにも大いに参考になる話です。

前置きが長くなりましたが今回はそんなお話。

 

 

◻︎作品づくりにおいて完璧を求めない

 

 

矛盾すること言います。

 

完璧を求めない。

それこそが完璧になる手段である。

 

・・・今思いつきました。

 

ちなみに今回何故こういう内容にしたかと言うと、

たまたまYouTubeのおすすめで出てきて興味本位で動画を観たんですけど、

途中ファッションにおける「完璧」についてすごくいい話だったんですよね。

(動画は下に貼ります)

 

ここで言われていることは衣装についても言えることだし、

作品つくりにおいても言えることです。

 

25分程度の動画なのですぐ観れるんですが要点をまとめると、

 

  • ・洋服において「完璧」はダメ byトムフォード
  • ・完璧なスーツスタイルからネクタイを外す瞬間に抜け感がでてそこに色気を感じる
  • ・完璧とは「不完全性」の中にこそ存在する
  • ・完璧に極めすぎはださい
  • ・他の例えとしてギャップ萌えとかスイカに塩を振ると味変わるとかあるよね。
  • ・つまりひとさじ抜くことによってより完璧になる
  • ・抜く割合は2割3割
  • ・この「抜き」はデタラメに闇雲にはちゃめちゃに抜くことは正しくない
  • ・何故なら型を崩すことは型破りだが型がなくてはちゃめちゃやることは型なしだ
  • ・そのためにファッションデザイナーはめちゃめちゃ勉強している

 

・・・ということです。

これをよさこいに置き換えてみましょう。

 

つまり全てが理路整然として、寸分狂わぬ振り付けや隊列移動をするチーム演舞

そしてどこにも隙がない「完璧」な衣装

 

にお客さんは魅力は感じにくいということです。

 

もちろんすごいです。

確かにそこに至るまでにはすごい努力の賜物なんです。

でも人に何かを感じてもらう、影響を与えるためにはそれだけではいけない

まっすぐな努力だけでは足りない。

 

その中のどこか、2割3割を「抜く」こと。

それが色気となり、作品を更に魅力的にするんですよね。

 

これは前回のブログの構成表を作る段階から始まってます。

曲を分解してグラフを作って、自分たちのアイデアを書く時。

 

ここで「抜きポイント」をどこの部分に入れるか、

その抜きポイントでは何をどうやって抜くか、

を書き入れるんですね。

 

そしてそのためには勉強、つまり身近なところで言えばとにかくたくさんのチーム演舞を見ること。

当てずっぽうの「抜き」はただふざけているように見えます。

 

 

□衣装にフォーカスするよ

 

 

YouTubeがファッションについてだったので「衣装」についてもお話します。

 

衣装のデザインは衣装班の方がされると思うんですけど、

よくあるケースがこれも振り付け同様、

 

いきなりデザインから始めてしまうパターン

 

これっていわゆる上で言う「完璧を目指す傾向」になりがちなんですね。

それはなぜかって言うと、「1着でしか」絵を見ていない可能性があるからです。

 

そもそも舞台に立つのは何数人ですよね。

だから1着で完璧な衣装、1着で完成されてしまう衣装は群舞である意味を成しにくいんです。

 

 

□じゃあどうすればいいか

 

 

まずは「色やデザイン」を大まかなチーム人数分並べることです。

Excelでも紙でもなんでもいいんですけど。

出来れば上半身下半身で2色。

 

 

例えばこれ。

簡単に上半身黄色、下半身白色で並べてみました。

 

このようにまずは色の並びを先に決め(衣装替えがあれば衣装替え後の色の並びも合わせて決める)、

その後で細部(形や素材など)を決める。

 

これが衣装を1着で完成してしまわない工夫です。

実はこれけっこう多くのチームがやりがちなことです

あくまでよさこいは群舞なので大人数で観ての評価です。

だからことわざでもありますけど

「木を見て森を見ず」

状態ですよね。

お客さんや審査員は森を見てます。

経験者やベテラン踊り子ほど木も見がちですね。

 

なのでこれは一つ忘れてはいけない視点ですね。

そういった意味でも1着の衣装を完成に、完璧にさせるのではなく、

どこかに「抜き」ポイントを作っておくこと。

 

その不完全性が踊り子の色気につながるとともに、

作品としても大人数集まることによって完成に、完璧になる、ということです。

 

 

□参考動画

 

 

ということでここで今回参考にさせていただいたMBさんの動画を貼って、

これで終いにしますね。

 

参考になれば嬉しいです。

 

 

 

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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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