今回はすんごく常識的なお話です!
でも意外と忘れがちなこと。
さて、どまっぷを毎回読んでくださる方はわかると思いますけどどまっぷってけっこうブログのテーマとして
マナー・モラル問題
はよく書いていますしこれからも書いていくと思います。
過去のブログとしては・・・
この辺りですかね。
これは舞台に立つ者として楽しむことは一番に持ってほしいことですけど、舞台を降りたあとの振る舞いってかなりお客さんに見られているし、
そこで「あれ?ちょっとこれどうなの??」っていうのがクレームになったりして僕たちが一生懸命やっていることが演舞ではないところでマイナスな印象をお客さんに与えてしまっている現状があるからです。
だから楽しむことと同じくらいに振る舞いを意識することって大事なことなんです。
で、これらって全部チームとお祭り、チームとお客さんという視点でのお話です。
今回は少し視点を変えてチームとチーム外の友人、協力者との間でのお話です。
マナー・モラルとは少し違うお話ですが根本は同じなんじゃないかなって、いうことで。
目次
1. ありがとねー!!
チームの活動において特にチーム結成初期などで、チームメンバーじゃない人に何かをお願いすることってあるじゃないですか。
例えば、
〇 Webサイト作れるひとやデザインが出来るひと、振り付けが出来るひとがチーム内にいないからそれらが出来る友人にお願いする
〇 衣装を手づくりする場合で、どうしても自分じゃできないからそういうのが得意な友人、親などにお願いする
〇 最近だったら動画編集が得意な友人にお祭り提出動画の編集、撮影をお願いする
などなど。
中にはチームのスタッフなどではないけれどそういう特殊技能を持ったメンバーにお願いすることもあります。
で、それらをやってもらった後の話。
御礼ってしますよね。
気になることっていうのは、
友人だからとか、メンバーだからとか、後輩だからとか、そういう理由でその御礼が雑・・・とまではいかないにしろ
「ありがとねー!!」だけで
済ませてしまうっていうこと、ありませんか??っていうことです。
これ多いんですよけっこう。
もちろん「ありがとうございます」はとっても大事です。
言葉で感謝の気持ちを伝えるのって御礼の基本の「き」です。
でもその手伝ってもらう内容がただ御礼を言うだけでは流石にどうなの??っていうこと、あるんです。
それは「技術に対しての対価」という意味です。
2. スキルを得るまでの時間とお金
先ほどの例で言えば、
【Webサイト】
最近ではひと昔みたいにプログラム言語をテキストで打ち込んでとかはもうありませんしWIXなど比較的簡単にWebサイトを製作できるようになりました。
とは言えやったことない人がイチからつくるよりも経験者がやった方が抜群に良いモノが出来ます。
【デザイン】
チームのロゴデザインなどですね。
Adobeのillustratorなどそのソフトを使うのにお金がかかりますし、それをある程度出来るようになるまでには時間がかかります。
【動画編集】
また、最近オンライン祭りが多く開催されている関係上動画編集もよくあります。
そこでAdobeのpremiere proやAppleのfinal cut proなどのソフトを使って動画編集を行います。
撮影についても良いカメラ、撮影のテクニックなどは経験者ならではのものがあります。
【振り付け】
振り付けなどは特にそれがないがしろになる部分があります。
何故なら自分たちでもそれっぽいものは出来てしまうからです。
ただこちらも振り付けでお金をもらっているような方は長年の知識と経験に裏付けされたスキルがあります。
【衣装製作】
衣装製作についても今までつくったことがない人がつくるよりも服飾の知見がある人は質や納期など各段に違いますしそれは長年そのような経験をしてきた経験があります。
このようによさこいの作品づくりに関わることっていうのは誰でもできることとある程度特殊なスキルや経験が必要なものがあり、その”経験”者っていうのはそれを習得するために費やした時間やお金などがかかっています。
それについて言葉で「ありがとうございます!」だけで済ませるのって御礼として軽いのではないか、ということなんですね。
3. 「お金を払え」ということではない
でも勘違いしてほしくないのはそれらについて「お金を払え」ということではありません。
特に冒頭でも言いましたチーム結成当初っていうのはチームにもお金がありません。謝礼としてお金を渡すことが難しいこともあります。
ここで大事なことっていうのは、
「ありがとうございます」って言えば万事OKという認識は持たない方がいいよ
っていうことです。
じゃあ具体的にどうすればいいの??
ってなりますけど言葉による御礼とは別に「+α」は必要だということです。
→ 「必要」っていう表現はある種の強制力みたいなものが働くので正しくないかもしれませんけど。あくまで善意の気持ちで、というニュアンスです。
それがお金じゃなくてもいいんです。
チームグッズをプレゼントするでもいいし
自分たちが出たお祭りのDVDをプレゼントするでもいいし
お祭りの観覧席のチケットでもいいし
周年記念公演をいい席でお見せすることでもいいし
チームで旅行など行く時に誘ってあげるとかお土産をプレゼントするでもいいし
演舞で結果を出すということでもいいし
要はそういうことです。
それによってそのチームさんの製作物を手伝って良かったな、報われたな、いい仕事したな、って思ってもらった方がいいじゃないですか。
そしてまた別の機会に助けてくれるかもしれないですよね。
「ありがとうございます」だけではもしかしたら「え?あれだけやったのに??」って思われてしまっては次はありません。
4. 「友人価格」っておかしな言葉
あと謝礼としてお金を払う場合の時にあるあるなのが「友人価格」というもの。
この友人価格ってなんかおかしな話だよなぁって思います。
一般的に友人価格っていうのは通常の料金よりも「安い」場合ですよね。
通常5,000円の内容を2,500円にしてよ、とか。
これすごいおかしくないですか??
2つの点において。
1つ目は依頼した側が値段決めないでよっていうこと。
2つ目は友人価格が「値下げ」の意味で使われること。
例えば、
作曲家さんにチームの新曲を作ってもらって、その御礼で「ありがとうございます」っていう言葉だけで済ませることって絶対ないじゃないですか。
関係性が出来ていようと出来てなかろうと製作者側から金額が提示され、その金額を支払いますよね。
でもそれが“友人の”、”後輩の”、”メンバーの“作曲家(or作曲できる人)にチームの新曲を作ってもらった御礼としては流石に「ありがとうございます」だけでは済まされないと思いますけど
「ちょっと安くしてよ」
「友人価格でお願い!」
っていうのがまかり通ってしまうのっておかしいですよね。
それって言いかえればその技術を認めてないっていうことになるんですよ。
だからむしろ5,000円の内容であればそれにちょっとプラスしてあげて
「ありがとう!これからも頑張ってね!」
っていう気持ちを表してあげた方が製作者側も気持ちよくその仕事をやったことに意義を感じてもらえるのではないかと思うんです。
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今回は以上です。
ちなみにこれってよさこいに限った話ではないんですよね。
〇 友人の美容師さん、もしくはアシスタントの方などにカットをお願いする
〇 何かクリエイター方に作ってもらう
など日常生活においてはけっこうよくあることです。
なんかこう、、、「技術における対価」ってすごいないがしろにされる部分が日本だからなのかけっこう気になるんですよね。
その根底にはお願いする側に対する感謝とか敬意とかそういうのが欠けてきてるからじゃないのかなぁって思うんです。
どこまでいっても全ては「人と人」。
機械にお願いするわけではないので相手、しかもそれが友人やメンバーなど、に対する何かしてもらったことに対する御礼、気遣いっていうのは何にしても大事なことなんですよね。
そしてそれはマナー・モラルっていうところと根本は同じだよね!っていうお話でした!!
終わり!!
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