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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】緣志⑤~行政・マナー・野望~

チームインタビュー4チーム目、緣志さんの2週に渡るインタビュー記事もこれがラストになりました。

今回は今までの各トピックのようにそれ単体で記事に出来るボリュームではなかったけれど、、、

っていう内容をこちらにまとめました。

 

 

ラストとなる今回の記事は、

緣志さんが運営に携わっている「ときサタ(蒲郡ときめきサタデー)」について

また、お祭りで最近感じるマナー・モラル問題について

そして明かされる「三河四分割化計画」とは?

 

こちらもラスト、かなりのボリュームになってますので心してお読みください笑笑



 

目次

 

 

1.ときサタの運営秘話

 

たくみ:ときサタとかでも、

豊川おいでん観てたらわかると思うんですけど憧れる市民の人って多いんですよ。

カッコいいチームがいっぱい来てとか。

で、その中で例えば夜宵を見て憧れて、

 

引用:https://www.city.gamagori.lg.jp/unit/kankoshoko/tokisatayosakoi.html

 

こういうの出来るんだ!!。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚」

 

って思って。

でもいざ地元のチームに入ったら

全然そういうやりたいことがやれないチームばかりなんですよ。

だから学生になって名古屋に行っちゃってそういうチームに入ってしまうっていう。

 

きっかけは豊川おいでんだったかもしれないけど

やりたいことが名古屋にあってこっちの三河エリアにはないっていう。

 

で、そのときサタを通して、

市民の人たちにかっこいいおにいさんおねえさんを観てもらって、

「そういう踊りがこっちの方でもできるんだよ!!」

っていう意味で緣志があるんだよっていう。

どま:ときサタという祭りはどんな祭り?結構行政との絡みがあるよね?

そもそも蒲郡お祭りの別企画だっけ?その立ち上げから携わったの?

たくみそうです。

もともとの蒲郡祭りが日曜日だけで花火が上がるんですよ。

 

引用:http://www.gamagori.jp/look/detail_9_0_7_0_0.html

 

土曜日もちらほらとやっていたんですが人があまり集まらなくて。

それとは別に銀座通り商店街でやる「銀座祭り」というのがあったんです。

その祭りは小中学生がメインの祭りでお小遣い握りしめて、

友達で集まって、屋台で飲み食いできるっていうちょっと背伸びする祭りだったんです。

だけど、それがなくなってしまって。

で、よくしてもらっている地元の役所をつながりのある方にずっと

「銀座祭りはなくしちゃだめだ」

ってずっと言ってたんです。

そして、しばらく経ったとある日にその方からお声がかかって

一緒に祭りを作る機会をいただいたんです。

 

土曜日にアピタ前の通りを封鎖して地域対抗の綱引きをやると。

そこを市民のためのお祭りにすると。

ただ1日道路封鎖するから時間が(綱引きだけだと)余るので何かやれないかなーって

いう流れになったので

俺が手を挙げてよさこいやりますって。

そういうことでよさこいの枠ができたんです。

どま:その方とはどういった経緯で知り合ったの?

たくみチ~ム☆はちきんをやっていた時に地方車の音響を手配してくれたり、

地方車の組み立て場所の申請の取り方など行政との付き合い方を教えてくれた方ですね。

そこからのお付き合いです。

その方に連れられて役所の観光課の方に 挨拶したりして、顔を覚えてもらって、

今に至る、祭りを開けるといった感じですね

どま:すげー。。。

たくみその方に言われたのは、

 

「お前のやりたいことが叶う叶わないかは別の話。

行政に入ってこれがやりたいですって言ってもすぐ切られる。

まずはお前っていう人間がどういう人間かを理解してもらって、

その上でやりたいことがやれるタイミングが来た時に手を挙げられるかはお前次第だ

だからやりたいことがあってもまずはそれを忘れなさい」と。

 

いろんなところに顔を出して、いろんなお手伝いをして、まずは覚えてもらう。

そこから初めてやりたいことができるように話を聞いてもらえるから。

「蒲郡が好きならできるよね?」ということで。

そこを頑張ったから今がありますね。

どま:そこまで出来る人って少ないよね。

自チームのためならまだしも地域のために動くっていうことが。

それでようやく蒲郡でよさこいをやる機会ができたと。

たくみほんとに自分達のやりたいことまでがすごい遠回りでしたけど

でもそれが逆に最短ルートで来れたんだろうなって思います

どま:ときサタは例年いつくらいにやってるの?

たくみ例年7月だったんですけど、今年はオリンピックもありその時期に警察がそっちに出向で行ってしまうため人手が足りなくて、10月に延期です。

新型コロナウイルスの影響がどうなってるかってところがあるので今時点ではわかりませんけど。

(詳細はSNSなどご確認ください。)

 

 

2.マナー・モラル面で思うこと

 

※こちらの内容は前回の記事のバサカニ限定チーム云々の話の流れからきました。

 

 

たくみバサカニほんと誰のためのお祭りなのかわかんなくて。

運営さんがあんなに苦労してタイムテーブル作ってるのにチームは提出書類の期限守らないし

てかる:去年お客さんとして行ったんですけどやばいですよあれは。

腹立ちすぎて「よさこいなんかなくなっちまえ」とすら思いましたもん。

どま:それはマナーとかモラル的なことで??

てかるマナーがやばいです。

バサカニ観に行って、

 

〇〇(誰もが知る有名学生チーム)の衣装を着てた子たちが

道いっぱいに広がってて僕は避けたんですよ。

その子らは一切避けなくてお喋りに夢中になってたんでしょうね。

で、呼び止めて、

「君何て言うコなの?代表さん呼んできて」って言ったんですよ。

そしたら「僕〇〇じゃないです(=限定です)」って。

 

 

あ、もうこれ無理だな犯人探せんわって。

その辺の意識が全然なくなってきてるんですよ。

(他チームで出させてもらっている=迷惑をかけてはいけないという意識)

それがしかもいたるところで起こってるんですよ。

ときわ会館(踊り子の控室的な場所)の辺りならわかるじゃないですか(人ごみが)ごちゃごちゃなので。

公園線のバルーンがあるあたりとかめちゃめちゃ広いじゃないですか。

どま:内輪だけになってるよね。

たくみそもそもお祭りをやるのって運営の人たちで地域にお金を落として欲しいっていうの、

あるじゃないですか。

なのに市民の人たちがそもそも来ないお祭りに僕らが楽しむって、

一体何のために出てるんだろうって。

ただ運営の人が寛大だから「忘年会だと思ってくれれば」

っていうスタンスでやってくれてるから今が通っちゃってるけど、

そういう運営の人の気持ちを何も考えない踊り子が多すぎて。

どま:お祭りを大事にしないっていうのと他チームの衣装を着れたっていうステータス。

気持ちがでかくなってるよね。

「着させてもらってる」

「看板を背負わせてもらってる」

「出させてもらってる」

っていうところの欠如だね。

てかるこれってそのお祭りだけじゃなくていろんなお祭りでもそうなんですよ。

チームにどのタイミングで誰が入ったかとかは僕ら知ったこっちゃないんですけど

チームに入った以上そういうマナーを代表がしっかり指導してあげないと、

今後その子たちが後悔しちゃうから。

代表の責任なんですよ。

どま:舞台に立つ以前の話だね。

でもほんとにそういうマナーモラルの問題はいろんなチーム観ていると低下してるなって感じるよね。

てかる:ほんとに踊って集まるだけのチームに成り下がってるなって。

どま:大学のイベントサークルの延長みたいな感じになってるよね。

たくみ:そういう意味で縁志は限定取らないからメンバーに何回も同じこと言ってあげれるですよね。

言えば言う程「代表まえも聞いたー」って。よかったきちんと覚えててくれたって。

「ごめんごめん物忘れ激しいからさ」って言いつつ安心してるっていう笑

 

 

3.三河四分割化計画

 

たくみ:そういえば三河を四分割化したいって言ってたよね、俺。

てかる:そうですね。

どま:四分割…?エリアでってこと?

たくみ:そうです。三河って言ってもど広いんですよ。三河っておおよそ、

 

東三河で2つ、奥三河と豊橋とか田原の方(渥美半島)、

西三河で2つ、安城と西尾や高浜とかの方。

 

大体こんなイメージ↓↓

 

 

 

この4ブロックにいつか分けたいと思ってて。縁志でも独立して分かれてもいいと思うし。

今、田原とか西尾とか碧南、高浜のほうってちょっと弱いんですよ。

どま:うん、あんまり聞かないね。

たくみ:僕らは東三河なんで直接そっちまで手を伸ばせないっていうのもある。

ただ絶対そこで広がれる…西尾だと碧南のやってみりん祭があったりだとか、

田原の方になるとよさこいのイベントは全くなくなるんですよ。

そういうことを考えると碧南はお祭りがあるから頭一個出てくるチームがあっても良いと思う。

でもそれが出てこないっていうのは、カリスマ性がないのか、若い子たちの目を惹かないのか、

あと田原の子たちは全く何も知らない。

でも一回やって風に乗っちゃえばすごい飛ぶ地域だと思ってるから。奥三河とかもそうだしね。

奥三河で有名って言ったら「志多ら」っていう太鼓の団体があって…ただそれ以外ではあんまないんだよね~。こっちのコミュニティー。

 

引用:https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=120

 

てかる:いや~、ないですね~。

たくみ:なのでこの前奥三河のほうで合宿やったので、地域のごはん屋さんにご飯食べに行って、

「自分たちこうゆう踊りをやってて、すぐそこの施設で合宿やってるんですよ!」

って話してそこの居酒屋の人たちと仲良くなって名刺交換して、ビラも置かせてもらって。

そしたらその若いお兄ちゃんが、

今度、町で新しくお祭り立ち上げるから良かったら運営のお手伝いをお願いしちゃってもいいかな?

いきなり踊りとかはできないけど…って言われて

全然オッケーですよ!って話しをしたりだとか。

徐々に四分割でこのよさこいを盛んにしていきたいなって。

どま:前例がないからこそ、どんどん全部やっちゃえば凄い強い地域になると思う。

てかる:そこで取り合うことはほぼないですもんね、他がいないので。

どま:なるほど。三河四分割っていうのは、

三河のエリアが名古屋チームに恐れられるためにっていうところのプランなわけだね。

たくみ:それでチームが分散化してって各チームが活気づいてってくれれば全然オッケー!

どま:10年、15年後には「元々な、あの地域には緣志っていうマンモスチームがあって」って。

てかる:そうそう、言い伝えとして。笑

どま:そのチームが分裂して、今のチームがある…みたいなね。

てかる:僕らは、引退した後に客席で緣志がどまつり大賞とってるところが見たいんですよ。

たくみ:俺らやめて正解だったなーって。

てかる:あいつらのほうがうめぇなって。集合の場面にいって「よくやったお前ら」って。

練習もせずに偉そうなこと言いたいなって。

たくみ:客席で見たいよね、三河の子たちがすごい大きいステージで踊ってるのを。

どま:自分が目立ちたいとか自分がってことじゃなくて…

たくみ:あ~全然ないです。俺たちは緣志の20周年は迎えれないって思ってるから。

てかる:だってあと17年くらいありますよね。笑

どま:うんうんうん。

たくみ:夜宵とかで20周年とかいろんなチームで10周年とかやってたりするけど、

うちの地元じゃね、10周年なんていうそんな大きいことできないし。

人数だって爆発的にやれるほど多いわけじゃないから、kaguraみたいに。

だから10周年もできないだろうし。

じゃあその後20周年だと客席側になるだろうねって。

…じゃあその20周年のために今の子たちをどうやって育てていこうかとか、

今の子たちがやりやすいようにどうしてってあげようか、地域との繋がりをどうしてってあげようかとか。

どま:後援会もしくは保存会みたいな。

てかる:そうですね笑笑

たくみ:そんなめんどくさいおじいちゃんたちにはなりたくないもんね。

てかる:なるよ!たぶん笑

一同:笑笑笑

てかる:我慢ならんくて、

「なんでそんなことやってるの?」とか言っちゃうと思う。

たくみ:腰の落としが足りん!とかね。

お前ら体重の乗せをいまだに勘違いしとるって言って、

ケツを振れば体重を乗せとるじゃねーぞっていってね。

てかる:んでボロクソに俺ら陰口いわれてね。

いい加減にしてくれよあいつらって。

たくみ:やってみろって言われてね。

「すみません、もう出来ん、ごめんごめん、言い過ぎた」って笑

またひざを曲げとるだけの体重のせだって言われるよって。

てかる:気を付けよーぜ。変なあだ名つけられるでね笑

どま:やばいやばい。インタビューもう3時間もやってる!!

そろそろ終わりにします笑笑

ありがとうございました!!(強制終了)

 

ーーーーー

 

・・・ということで約3時間に渡り「緣志」というチームの話のみならず

三河エリアに対する想い入れ、構想、更には昨今のよさこい・どまつり界隈について思うことなど余すことなく語っていただきました!

やはり長くやってきているからこそ想うところは多々あり、そしてそれは僕らどまっぷもそうで、

かなり話が盛り上がってしまいました笑笑

 

緣志さんのやり方、意見が正しい!!他は間違ってる!!

っていうつもりはありませんが参考になるところは非常に多いのでは?と思います。

改めてチーム運営について、地域との関わりについて、マナー・モラル(常識的なところと舞台人としてのところ)について考えるいい機会になればと思います。

 

緣志さんありがとうございました!!



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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