こんにちは。
今週はなんとなく「一般論?をよさこいに当てはめてみる」みたいな内容になっております(;・∀・)
(ネタ切れじゃないよ!!ネタ切れじゃないからね!!)
それではまいりまーす。
物事何でもそうですけど、
長く続けていると本来の目的とか意味とか元々の熱量とか
そういったものが薄らいでいってしまうことってありますよね。
そしてその結果
「その目的のための「手段」を続けることそのものが目的みたいになってしまう」ことありますよね。
これを「手段が目的化する」って言います。
今回それをよさこいに置き換えてお話しまーす(^o^)/
目次
1. ダイエットを例に
分かりやすい例として「ダイエット」を挙げてみましょう。
ダイエットの目的って何だと思いますか??
「体重を減らすこと??」
違いますよ。それは手段です。
「手段って食事制限とか運動とかも手段じゃないの??」
そうです。それも手段ですけど体重を減らすことも手段です。
でも目的ではありません。
ダイエットの目的っていうのはまぁこれもいろいろありますけど
〇 モテたい
〇 かっこよく or かわいくなりたい
〇 健康になりたい
大体この3つですよね。
で、これって短いスパンでやって終わり!!なら大丈夫なんですがなんとなく割と長めのスパンでやっていると、実際やっていくと分かるんですけど段々ダイエットの目的よりも
「体重を減らすことそのもの」が目的かのようにすり替わっちゃうことあるんですよね。
例えば「毎日ジムに行って走る!!」ってことで最初は息巻いてがんばっていたんですけど、
段々「ジムにただ行くこと」が目的みたいになってしまって効果的なエクササイズを学ぼうとしなかったりただやってるだけのトレーニングになってしまったりっていうことです。
これは目的を見失っているということも言えるのですが。
である時気付くんです。
「あれ?何のためにジムに行って走ってるんだっけ??」
「あれ?何のためにダイエットしてたんだっけ?」って。
もしくは気付かないうちに手段自体を止めてしまうこともあります。
これをよさこいに置き換えてみましょう。
そしてこうならないようにするには!!
今回はそんなお話です!!
2. 一番最初のキッカケ
◆ チームを設立したみなさんの場合
まずはチームを立ち上げられたみなさん。
何故チームを設立しましたか??
そこにはどういうキッカケが、どういうモチベーションがあったのでしょうか。
過去のチームインタビューを振り返ると、
〇 地域のコミュニティがつくりたかった
〇 地域に愛されるよさこいチームがつくりたかった
〇 地域のよさこいを盛り上げたかった
〇 高知のよさこい祭りへの恩返しのため
〇 自分たちにしかできない表現をするため
など多種多様なキッカケがありました。
また、こちらには出てきませんでしたが「賞を獲るため」これも立派な設立のキッカケです。
そしてそのようなキッカケでチームを立ち上げ、様々な苦労があって今もチームを運営されています。
いや、もうほんとにすごいです。ごいすーです。
◆ 踊り子のみなさんの場合
次に踊り子のみなさん。
何故よさこいを始めましたか??何故今のチームに所属していますか??
最初は多分具体的な”何か”っていうのはなかったと思います。
「楽しかったから入った」とか「かっこよかったから入った」とかで十分ですよね。
自分もそうでした。そこには特に目的もありませんでした。
踊り子のみなさんの場合続けている「目的」っていうのはやっていく中で見つけていくことが多いですよね。
例えば「目立ちたい」
より前の隊列で踊りたい。そのために練習を頑張ろう上手くなろうとする。
例えば「交流」
お祭りやその後の交流会などで他チームの人ともっとたくさん知り合いたい。
例えば「賞」
初めて参加した賞のあるお祭りでチームとして納得のいく結果ではなかった。だから納得のいく結果をこのチームで獲りたい。
など。
これも人それぞれいろいろあるでしょうね。
それこそけっこう運動量が多いので単純に痩せるという目的でもいいし、
初めて練習に行ったときに見かけたかわいいあの子を付き合いたい、イケメンの彼氏がほしい、
どれもありです。
3. 「手段が目的化」してしまうとき
ただ長く続けているとその目的が変わることがあります。
そこには良い変化と悪い変化がありますが今回は悪い変化、本末転倒だよねっていうことについてのお話です。
冒頭のダイエットを例に出すと
目的 : モテたい
手段 : 1か月で5キロやせる
とします。
これをよさこいのよくある目的・手段に当てはめると
目的 : 地元地域を盛り上げたい
手段 : 賞を獲って知名度を上げる
とします。一例ですからね。他にもあると思いますが一例です。
そして目的から手段の動線は、
地元地域を盛り上げたい
↓
そのためには地元のPRが必要だ
↓
PRとして地元の代表として大きなお祭りで賞を獲ることで地元のPRをしよう
↓
賞を目指して練習やマネジメントなど頑張ろう
という流れになりますね。
ただみなさんご存じのとおり賞を獲るのってすごくすごーく難しいんです。
例えばどまつり。例えばYOSAKOIソーラン。
何故なら同じく賞を獲ることを目指しているチームが多いのに賞の枠は限られているので熾烈な競争になるからです。
そして人数も必要。お金も必要。素晴らしい作品と演出のアイデア。
そして運も必要です。
やれどもやれども賞は獲れない年が続くかもしれません。
すると本来の目的が「地元地域を盛り上げたい」だったのに知らず知らずのうちに「賞を獲りたい」が目的になってしまったかのようなチーム活動をしまうことがあるのです。
結果地元をないがしろにして賞のため賞のため・・・っていう。
こういうことって実はあるあるだったりするかもしれません。
4. ブレないために
長くチームが活動していると調子が良い時ばかりではありません。
時には迷うこと、戸惑うこともあるでしょう。
そこで本来の目的ではなく目先の行動、手段を続けることが目的になってしまいがちです。
そうならないためには
目的を再確認する
そしてその為の手段を考え直す
ということが大事です。
もう一度ダイエットに戻ると
これって必ず5キロやせなければならない。やせたら必ずモテる、っていうわけではありませんよね。
モテるためには他にもいろんなアプローチがあります。
〇 内面を磨く
〇 トークスキルを磨く
〇 服装を意識する
〇 筋肉をつける
などなどたくさんの方法があるのです。
はただひとつの手段に過ぎないのです。
じゃあもう一度よさこいに置き換えまとめとします。
5. まとめる
たくさんのチームが賞を目指します。
それはそれで切磋琢磨し合ってレベルの高いものが生まれるので観ていてもとてもとても刺激的で楽しいです。
多分それって「賞を目指す」ことが目的だから賞を目指しているのか、
チームの活動目的達成の手段として「賞を目指す」っていうどっちかだと思います。
それは別にどれも間違っていないのですけどもし後者であれば
手段を見直すことも時には必要なのではないかなぁと考えたりします。
目的 : 地元地域を盛り上げたい
手段 : 賞を獲って知名度を上げる
地元地域を盛り上げるための要素のひとつとして
は確かに正解です。
ただ地元地域を盛り上げるにはそれ以外にもたくさんあります。
〇 地元の既存のお祭りにたくさんのよさこいチームを呼んできてお祭りを盛り上げる
〇 行政と協力してよさこい祭りをイチから立ち上げ運営する
〇 地元の学校によさこいを教えにいく
〇 自チームを地域交流のコミュニティとして様々な催しを行う
など目的達成のための手段をいろいろ考えてみて必要であれば今の手段を思い切って変えてしまうってのもいいかもしれませんね。
もちろん賞を目指すことは一番手っ取り早く知名度を上げられます。
ただそれによってチームが疲弊することもあり、結果マイナスに働くこともあります。
チームが目的を達成するもしくは目的に近づく、そのためには本当に今の手段だけでいいのか、
他の手段の方が無理せずチームメンバーを疲弊させず達成できるのではないか、
と考えることも時には必要です。
ってことで最後に・・・
みなさんのチームはどのような目的で設立され、
どのような手段で活動していますか??
もしくは
みなさん何故よさこいをやっていて、
何故今のチームで活動していますか??
改めて考えるキッカケにしてもらえたら嬉しいです。
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