今回は前回情報提供いただいた内容から派生した内容です。
前回の記事かなり幅広く拡散していただいてたくさんの方に見ていただけてとっても良かったです。
まだ見てない方はどうぞ。
で、今回はその記事で「目次:その3」として続けて書きたかったんですけどボリュームが大きくなりすぎるので別記事とした内容です。
それはマナー・モラルについてです。
前回の記事はどちらかと言えばチームのスタッフがチームを、メンバーを守るという視点に立った内容でしたが、
マナー・モラルというのはその逆となります。
チームの母体がしっかり機能していたとしても、
メンバー同士のささいな、「まぁいいんじゃね?」っていうかるーい気持ちで他のチーム、
そしてお客さんに迷惑を掛けていることがあり、
それがチームに、お祭りに、よさこいに、大きな損害を与えることもフツーにあるよ、っていう内容です。
目次
1.実際にあった事例
もちろん具体的なチーム名は伏せますし脚色入れてますが大筋はそのままです。
① 飲酒
あるチームがチームの交流イベントとして花見を行いました。
その内のメンバーが飲酒よる急性アルコール中毒になり病院に搬送。
そのメンバーは大学1年生2年生つまりは未成年です。
チームはその責任を取り数ヶ月のチーム活動停止、間近に迫っていた大きな大きなお祭り、
このお祭りの為に1年頑張ってきたと言っても過言ではないお祭り、の出場を辞退。
そのお祭りが最後の年、という人もいたかもしれませんがその一部のメンバーの行いにより全てがパーです。
② 定期券の不正利用
ある大学所属チームのOB(大学には在籍中)が通学定期券の不正利用をしました。
詳しいことはわかりませんがキセル的なものなんじゃないかなと。
それが鉄道会社側にバレ、調査の結果その他のOBも何名か同じことをしていたようです。
その学生は罰金を支払い、就職活動中ということだったらしいのですが内定も取り消し。
上記2つの事例はそもそも犯罪なのでやっちゃダメなことです。
で、これってどちらも1人ではやらない、やりにくいことだったりします。
1人だと良心が保たれこんなことにはならず、
集団だからこそ「まぁいいんじゃね?いいっしょいいっしょ!」っていう誰かの声が引き金となってしまいがちです。
もちろん犯罪行為は1人でも集団でもダメなものはダメなんですけどね。
なのでここまで大事(おおごと)だとそりゃチーム活動にも影響するのは至極当たり前のことです。
ただここまでいかないにせよ、
一般人としての最低限のマナー・モラルが欠けている行動がチームに、そしてお祭りにも影響を及ぼすこともありますし、上記のように犯罪行為として表層化していない事例は知らないだけで恐らくかなりあると思っています。
具体的には「目次3.」にまとめましたが、ほんとに些細なこと、が悪い影響を及ぼしてしまうことがあるんですね。
2.踊り子の皆さんに根底に持ってほしい意識2つ
あなた一人もしくは集団で先ほどの犯罪行為を行ったり、
そこまでは行かないにせよ極めてマナー・モラルに欠ける行為を行い、それが発覚した場合には、
自分の所属しているチームを簡単につぶすことができます。
具体的には活動停止、自粛、解散などです。チームをいとも簡単に巻き込むことになるんです。
何十人の、百何十人の活動を制限し、時期によってはそのチームが一番大事にしているお祭りの出場を辞退せざるを得ない状況に追い込んでしまうんです。
なので
①『自分ひとりの行い(しかも悪い行い)は自分ひとりだけでなくチームに影響を与えてしまうということ』
②全てにおいて気を遣った行動を心掛けること
この2点は非常に大事です。
またこれはチームに所属している間だけでなく、学生チームの場合は卒業するまで影響してしまいます。
この意識を常に持って行動していれば大好きな自分のチームに悪い影響を及ぼすような悪行?はしないはずですよね。
3.祭りや練習などもそうだよ!!
またそれは上記のようなチーム外の行動だけでなく、練習やお祭り中でも起こりうることです。
思いつく限り述べてみますね。
- ・夜間に屋外での練習において声や鳴子等の騒音
- ・共有スペースにおいて他団体を考慮しない場所取り
- ・練習場所に置きっぱなししているゴミ
- ・練習に車で向かう際の路上駐車
- ・コンビニ周りでのたむろ
- ・会場付近でポイ捨てされるゴミ
- ・会場移動の際歩行者道路を我が物顔で塞いで歩く
- ・公共交通機関での移動の際集団で席を埋める
- ・旗やその他大道具小道具を持った状態で気遣いのない移動
- ・控え室での必要以上の場所取り
- ・祭り提出資料の遅れ
- ・許可されていないスペースでの隊列練習
- ・上記全ての行為を「限定参加させてもらっている他チーム」で行うこと
まーこの辺りじゃないでしょうか。
・・・え?多すぎ??
いやいや、全然そんなことないですよ。むしろちょっと厳しいぐらいがちょうどいいんですよ。
4.自分がお客さんとして行くお祭り
皆さん突然ですが、
よさこい以外のお祭りって観に行ったことありますよね??
何でもいいんですが仮に徳島阿波踊りとしましょうか。
引用:https://www.topics.or.jp/articles/-/39518
(ってかマジで観に行った方がいい。おススメ。)
ーーーーー
あなたは初めて徳島阿波踊りを観に来ました。
阿波踊りは「連」という集まりで踊るのですがその連の方がさっきのコレ
↓↓
- ・コンビニ周りでのたむろ
- ・会場付近でポイ捨てされるゴミ
- ・会場移動の際歩行者道路を我が物顔で塞いで歩く
- ・公共交通機関での移動の際集団で席を埋める
- ・旗やその他大道具小道具を持った状態で気遣いのない移動
・控え室での必要以上の場所取り・祭り提出資料の遅れ・許可されていないスペースでの隊列練習
をやっているのをモロに見かけたらどう感じますか??
(実際に阿波踊りの連の方がやっているとかではないので勘違いしないでね)
明らかマイナスイメージじゃないですか。
で、それtwitterに書く人は書くんですよ。
で、それがけっこう広まっちゃうんですよ。
で、それを見た人は「えー見に行ったことないけどそんなマナー悪いんだ」って思っちゃうんですよ。
で、そのお祭り行かなくなるんですよ。
未来の来場者の方を減らしていくんですよ。
今ってSNSが浸透しまくっているので情報はすぐ広まります。特にtwitter。
人間の悪い癖なのか、良い情報よりも悪い情報の方がすぐ拡散されてしまうんですね。
〇〇が結婚しました!よりも〇〇が不倫で離婚しました!の方が皆の興味をひきやすいじゃないですか。
これってそのチームの誰かひとりの
「まぁいいんじゃね?」
がチームよりもお祭りに影響を与えてしまうんですよね。
一般のお客さんがチーム名とか知らないじゃないですか。だからお祭りに対するイメージが悪くなってしまうんです。
ーーーーー
これってよさこいも一緒ですからね。
お祭りでは出演者である自分たちは目立つんです。
派手な衣装、メイク、髪型、そしてそれらの格好の人が数十人で団体でいますからね。
- よく昔
- 暴走族とカラーギャングに例えられたいましたからね。
引用:http://momoclo-matomek.blog.jp/archives/10308893.html
自分たちは全くそう思っていないでしょうけど何も知らないお客さんはパッと見僕らを見て
無意識に想像してしまいがちだったりします。
また自分たちも自分たちで本番は衣装やメイクをして少し気が大きくなるのも事実です。
どまっぷ中の人もそうでした。
うん。めっちゃそうでした。
気が大きくなっていました。
我が物顔で歩いてしました。すいませんm(_ _)m
もちろん舞台上、演舞中は存分に発揮してくれていいんです。
でもそれが舞台から降りた後、演舞が終わった後もそれをひきずっちゃうこと、ありませんか??
お祭りは楽しく過ごすべきですが衣装を着てメイクをすると気が大きくなり何度も言うけれども
「まぁいいんじゃね?」
な行動が生まれやすいんですね。
で、そこで犯してしまった些細なことがチームそしてお祭りの評価評判を下げること、クレームにつながるんです。
5.まとめます
お祭りが毎年開催され、踊り子の皆さんもお客さんも楽しくそれを迎えられるってことは、
お祭り側の努力だけでは成り立ちません。
出演者である僕たち踊り子一人一人の意識と行動がお祭りが成功か失敗を決めます。それは将来的な意味も含めてです。
練習でもお祭りでもチーム外のプライベートな仲間内のイベントごとも、
何か悪評・クレームが立ったら
『〇〇というチーム特定の批判と共に「よさこい」全体に対する批判になってしまう。』んですよね。
だから先ほど言った
①『自分ひとりの行い(しかも悪い行い)は自分ひとりだけでなくチームに影響を与えてしまうということ』
②全てにおいて気を遣った行動を心掛けること
この2点。
そしてその理由として
悪評・クレームは広がりやすい
ということ。
これも前回アップしたリスクヘッジと同じですからね。
よさこいが広まって大きくなればなるほど、広がれば広がるほど、チームの目が個人に行き届かなくなります。
今一度チーム内で考えてみてはいかがでしょうか。
まーた長くなってしまってすみません・・・。
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