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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【チーム】チームを守るためのリスクヘッジ

今回はとあるチームから「記事にしてほしい、多くのチームに展開してほしい」という依頼をいただきましたので、

寄稿ではありませんが内容を伺いましてどまっぷの記事として皆さんに情報共有したいと思います。

 

今からお伝えすることは新型コロナウイルスとは関係ないですが自粛が開け、

練習やお祭りがまたいつものように始まった際に起こりうるリスクについての内容なのでチームの代表の方やスタッフの方はもちろんのこと、メンバー一人一人もぜひ読んでもらって、

気を付けて欲しい、意識してほしい内容となっております。

 

※特定を避けるためところどころ曖昧な表現をしていたり内容を一部変えています。



 

目次

 

1.合宿で起きた事件

 

あるお祭りに向けてチームで近隣にある施設を借りて合宿を行いました。

イベント間近の為合宿で作品の作り込みを行うためです。

合宿初日

 

ーー練習内容とかは関係ない内容なので省略しますーー

 

一日の練習が終わってお楽しみの夕飯の時間です。

もう、一日がっつり練習したのでお腹ペコペコです。

夕飯は施設が用意してくれた食事を皆で食べます。

(本筋全然関係ないんですけどこういう時カレーだったらテンション上がるし、大抵カレーですよね)

 

そして夜は皆で必要なら作品のこと、明日の練習メニューのことなど打ち合わせを行い、

それ以外は誰かの部屋に溜まって大いに盛り上がったりします。

まーこれはあるあるですね。

 

合宿2日目(最終日)

 

昨日の疲れもある中眠たい目をこすりながら練習再開です。

一部のメンバーはほんっとにギリギリまで寝ていたり、翼を生やしたり怪物を呼びます。

折角の合宿も今日で終わりなので前日の疲れは残っていますが有意義なものにしたいですね。

 

 

 

ここで事態が急変。

 

 

 

練習中、一部のメンバーが体調不良を起こしました。

一部というのは1人ではありません。数名です。

そしてそれを皮切りに時間と共に体調不良者がどんどんどんどん増加していきます。

 

気持ち悪い、吐き気がする、お腹が痛い。

 

時間が経つにつれ数名が突発的に嘔吐することや脱水症状、

またそれらに起因する意識障害・痙攣などがチームのそこら中で発生しています。

 

 

 

この状況わかりますか?

いっしょに練習していたメンバーがイキナリそこら中で嘔吐を繰り返し、倒れたり痙攣、

苦しそうにしているんですよ。

恐らく練習の場では誰も経験したことないです。

 

 

 

とてもとても練習を続けることはできません。

そのチームはすぐさま体調不良者を速やかに近隣の病院に搬送する段取りをとり、

親御さんに連絡を取り状況を報告。

無事な人間は自宅に帰す。

合宿は中止。

 

せっかく合宿でイベントのために作品を仕上げていく、仕上げていかなければならないのに

すごく中途半端に、しかもかなり後味の悪い形で終わらせざるを得ない事態になってしまいました。

 

 

その後症状や発生状況などを考慮し保健所などに入って調査してもらった結果・・・

「ノロウイルス」による食中毒の疑いが強い

とのことだったそうです。

 

そのチームの対応は問題なかったのですが、

メンバーにそのような目に遭わせてしまったという責任をとる意味と

症状の出たメンバーの療養のためチームの練習はしばらく自粛をせざるを得なくなってしまいました。。。

 

後で聞いた話によると同日同施設で活動をしていた他団体にも同様の症状が出ているようでした。

つまりその施設で提供された食事が原因の可能性が強いということです。

 

2.チームは何をすべきか

 

さて、今回の情報共有したいというのは、

「〇〇の施設が危ない!利用しないように!」という暴露話をするためではありません。

 

このような状況に陥った時、

・突発的なトラブルに見舞われた時チームの代表、スタッフ、そしてメンバーはどのように行動するべきか

・事前にどのようなリスクを想定すべきか

ということです。

 

 

合宿。

 

 

合宿の目的は「作品を仕上げること」が大前提ですが、

メンバーの中にはどこか「遠足」のような、「一つのイベントごと」のような認識で臨むこともゼロではありません。

皆で1泊2日とかで同じ時間を共有し同じ釜の飯を食べてっていうのはメンバー同士の関係性を深めることにもつながりますし。

その関係性の深さが作品に演舞にいい影響をもたらすこともありますよね。

 

ただその中でも合宿を取りまとめるチームスタッフの皆さま。

今回のようなリスクを自分たちのチームで発生する可能性について今まで想定したことがあるでしょうか

もしくは何か健康上のトラブルが発生した際の対処まで考えた上で合宿を行っているでしょうか。

 

多分ほとんどいないのではないでしょうか。

 

どまっぷ中の人も今までにっぽんど真ん中祭りに出るチームで何度も何度も合宿を経験したことありますが、

このような集団食中毒のようなことは一度も起こっていませんし聞いたことありませんでした。

よってそれに伴う対応策なども今まで考えたこともありません。(食中毒は全然プライベートではありますが・・・)

 

ただ起こっていない聞いたことない、っていうのは、

「結果起こっていない」

「結果聞いたことない」

という結果論に過ぎず、リスクという面ではよくよく考えれば十分想定できることです。

 

もちろん中には全く想定できないトラブルもあるでしょうしリスクの想定とそれの対策ばかりしていたら極論、

「医師のチーム帯同」

みたいな到底現実的ではない対策になってしまいます。

 

でも最低限、

 

  • ・メンバー一人一人の緊急連絡先の把握
  • 近隣の医療施設の場所や診療時間などの把握
  • ・チームの医療用品の準備とそれを使える知識のある人(メンバーにいたらいいけど)

 

などは事前に準備しておくべきです。

 

さっきも言いましたけど合宿は「作品を仕上げること」が最重要の目的ですが、

「楽しさ」を感じるイベントのひとつであることも間違いありません。

それはそれでいいし、むしろ逆に交流を目的とする合宿を行うのもアリだと思うんですけど、

キチンと上記のような予防線を張った上で、

 

チームはメンバーの管理を

メンバーは自分自身の管理を

 

それぞれしっかりと行うこと。

それが「チームを守る」「メンバーを守る」っていうことなんだろうと思います。

なんだか説教臭くなってしまって申し訳ないんですけどね。

ただ決して楽しさだけをメンバーに提供するだけではトラブルに遭遇した時何もできなくなります。

練習自粛、代表交代、最悪の場合チーム解散・・・などありえますから。

世間の風当たりは強いのです。

 

3.まとめます

 

よさこいのチームって何十人、あるいは百何十人が一緒に練習します。

お祭り当日は一緒に行動します。

超団体行動です。

 

チームの運営自体は上手くいっていたとしても、

メンバーの管理はしきれているように思えて意外と管理できていません。

大所帯なら尚更です。

 

特に学生主体のチームの場合は尚更で、

どこか、大学のイベントサークルのようなノリで皆と楽しくワイワイと場を過ごすことが優先されがちなのはありますし、それもチームの和のためには重要なのかもしれません。

 

ただ質問です。

 

 

あなたのチームは今回のようなケースに突如陥った時にキチンとチームを、メンバーを守れますか??

守れる対策・準備はしていますか??

 

 

今練習自粛期間中だからこそ一度今回のような合宿というケースやそれ以外のケース(お祭りや通常の練習もそうです)など、

 

・どのようなリスクが想定されるか

・そしてそれが発生したらどのように対応するか

・もしくは事前にどのような準備ができるか

 

チームの皆さんで話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

ーーーーー

 

最後に・・・

今回情報提供してくれたチームさんには感謝です。

「自分たちのチームにはこういうことがあった。じゃあそれに対して(自分たちのチームは)気をつけよう。」

という内だけで終わるのではなく、

他チームも同じようなトラブルにならないように、また万が一同じような事態になってしまった場合こうして対処したよ、っていう気遣い。さすがです。

 

そして普段お読みいただいているチームの皆さま、関係者の皆さま。

このようにどまっぷを使って何か拡散したい、っていうの大歓迎なのでどんどんこのどまっぷを利用してください!!



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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