はい。
前回の続き的な内容です。
前回は踊りのスタンス広すぎだよね、っていうお話でした。
今回はそこから派生して、
踊りに大事なのはここだよね
っていう身体の部位についてお話しますね。
参考になれば嬉しいです!!
目次
1.ずばり・・・
踊りに大事な身体の部位。
それは・・・
ひざです。
はい。
ひざ神様は唯一無二の絶対神です。(大事な部分だよっていう意味)
引用:https://shimajirou.com/hizashin-murakami-lets-do-it/
えぇ。
わかります。
言いすぎですよ。
でも踊りにおいて大事な部位であることは間違いありません。
どういうことかっていうと
踊りにおいてひざの曲げ伸ばしをもっとみなさん意識した方がいいんじゃないかなってことです。
そうすれば踊りがもっとダイナミックになり、
身体にかかる負担も軽減されるんです。
理由は2つあります。
2.理由①~プレパレーション~
人間の動作には全て準備段階の動きがあります。
踊りで言えば・・・
〇 ジャンプで言えば跳ぶ前の踏み込み
〇 移動で言えば移動しようとする方向と逆方向への一瞬の踏み込み
〇 踊る時の一瞬のタメ
などです。
これらって全て
下半身の踏み込み(つまりはプレパレーション)あってのことなんですよね。
そしてその中でも最も重要な部位が
ひざなんです。
ひざを上手く使えないと踏み込みが不十分となりパワーを出し切れないんです。
もちろん厳密に言えば足首もなんですけど関節の大きさで言うとひざが一番大事です。
ところで。
みなさん踊る時「上半身ばかり」に意識がいってません??
よさこいの振り付けの多くは上半身、身体の向きとか腕の角度とかの揃えが大事なのでそうなってしまうのも無理ないです。
ただほんとに技術的に上手い踊り子っていうのは
上半身の踊りであってもひざ、
そしてひざを含めた全身のバネで踊ってるんですよね。
同じ振り付けでも
下半身を含めた全身のバネで踊っている人と
我武者羅に上半身だけで踊っている人では
見た目も全く違います。
このプレパレーションももっといえば
「地面」を蹴って踊るということです。
地面を支えとして踊っているんです。
これわかるかなー。
陸上競技の短距離走のスタートの時ってスターティングブロックあるじゃないですか。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF
短距離走ってこのスターティングブロックを蹴るから初速からスピードが出せるじゃないですか。
踊りでいうこのスターティングブロックは地面なんですよ。
マンガ「範馬刃牙」を読んでいる人は分かりますよね??この話。
ビスケット・オリバとJ・ゲバルが刑務所でNo.1を決めるために戦うとこ。
引用:http://yabou-karakuri.sakura.ne.jp/diary/hanpera/baki-6.htm
・・・すごくマニアックな話なので割愛します。
これが分かる方、小一時間お酒飲みながら語り合いましょう。
言いたいことが伝わればOKです笑笑
3.理由②~ショックアブソーバー~
最近の振り付けの傾向を見ていると、
見た目の派手さ、ダイナミックさを強調するようなもの、
つまり大技をよく入れているような印象を受けます。
その多くはジャンプ系の振り付けです。
例えばエアプレイですね。(名前合ってる??)
夜宵さんの昨年にっぽんど真ん中祭りにおいて準大賞を受賞した作品「一(はじまり)」の動画でいうと
「3:18~」のムーブです。
こう、、、文字で説明すると、、、回転しながら飛ぶっていうの(←語彙力)
ジャズダンスで言うところのエアプレーン(バレルターン)に前の回転方向に、
かつ飛んじゃうようなイメージでしょうか。
このエアプレイというムーブはけっこう多くのチームの振り付けでも用いられているメジャーな大技のひとつです。
このムーブのポイントは・・・
1. プレパレーション(準備:踏み込み)でしっかりとひざを曲げ
2. 脚力と上半身の引き上げの推力で飛びながら回り
3. 右足踏み込みなら①左足→②右足
左足踏み込みなら①右足→②左足
の順番で着地
上半身の動きを一旦無視するとこういう3つの段階があります。
この時、
①の着地の足に一気に体重がかかりますよね。
ここでひざの曲げをいかに上手く(着地のタイミングと同時)やって衝撃を分散させるかが
とってもとっても大事なんですよね。
(もっと厳密に言えば①つま先→②かかと→③ひざなんですけどね(;^_^A)
つまりひざ含めた「関節」はショックアブソーバーの役割があるっていうことです。
強い衝撃がある際は全身の関節を使って衝撃を分散させないと
それもまた「関節」を痛めてしまうことにつながるということです。
よさこいを長く踊っているとよくいらっしゃるのが、
下半身を痛めている方です。
足首、ひざ、腰はよさこいで痛めるTOP3です。(ワースト3??)
それって様々な理由が考えられますがそのひとつに
「ひざを上手く使えていない」
ことがあることは間違いありません。
ーーー
みなさん一度試してみましょうか。
今これを読んでるみなさん。
そのままジャンプしてみてください。
着地の時はひざを一切曲げないでください。
着地はかかとから着地してみてください。
するとどうでしょう・・・
足裏、腰のあたりにズシンとくるものありませんか??
着地で下半身の関節を曲げて衝撃を分散させないと着地した部分と腰にダイレクトに衝撃がくるんです。
今わかりやすくジャンプで実感してもらいましたけど大技とか激しい振り付けとか素早い隊列移動とかって
全てこのリスクがあることを覚えておいて下さい!!
ーーー
大技をやること自体にとやかく言う資格はありませんけどここで言いたいことは、
やるからには技のやり方だけでなく
「着地の仕方」もきちんと教える必要がある、教わる必要がある
ということです。
4.最後に・・・
長くよさこいをやっていていろんな人を見てきました。
そこには踊りでケガをして辞めざるを得ない人もいました。
それけっこう下半身多いんですよね。
踊り子のみなさんもケガで踊り辞めざるを得なくなったら嫌じゃないですか。
気持ち的には踊れる、踊りたいのに身体、関節を痛めちゃって踊れないって一番ダメージが大きいじゃないですか。
足首、ひざ、腰にくる衝撃やダメージってけっこう蓄積していくんですよね。
キチンとケア出来ていればいいんですがなかなかケアの仕方がわからない、
整体やマッサージとかも特に行っていない、人も多いのではないでしょうか。
そしてある時いつも通り踊って蓄積していたダメージが規定量を越えてケガにつながるんですよね。
踊りは楽しいです。
だからついつい気持ちが先走ってしまって身体に無茶をさせがちです。
それも十分わかるのですが普段から今回書いてきた関節、ひざを上手く使って踊りの衝撃を分散させるように心掛けないといつか痛めます。
なので一度自分の踊りを見直してみて、ひざを意識せずともひざを使った踊りができるようにトレーニングをしてみてはいかがでしょうか!!
以上でーす。
コメント