信州大学YOSAKOI祭りサークル和っしょいさんのチームインタビュー第2回です!!
第1回ではチーム結成のキッカケとインタビュイーのお三方の和っしょいに入ったキッカケをお話いただきました。
第2回ではチーム情報を掘り下げてお聞きしました!!
そこには様々な苦労や工夫があり、演舞含めた和っしょいという“チームの強さ”を垣間見たような気がします。
こちらの記事をお読みいただいて
「和っしょいさんに興味を持った!!」
「演舞を生で観たい!!」
と思ったそこのあなた!!
是非11月27日(日)に行われる20周年記念公演に是非お越しください!!
(悉く宣伝するよ)
それでは第2回も行ってみよー♪♪
人集めについて
入学式で演舞!?
先ほどの加藤さんのお話で入学式で和っしょいの演舞を観る時間があるということなんですが、
そういう機会があるということは信州大学の中でも和っしょいは、サークルの序列的には上の方にあるというか特別扱いみたいなことってあるんですか?
結構特別扱いされていますし知名度も一番あると思います。
ということは毎年ある程度新入生が入ってくるのが流れになっているんですね。
20~30人ぐらいいますね。
コロナ禍での苦労
この2年のコロナ禍は入学式のサークル紹介はあったんですか?
そこはありませんでした。
入学式もオリエンテーションもなく、新歓も禁止されていてその中で人集めに苦労したという話を先輩方から聞いていました。
それでもなんとか繋いでこれたのはこの数年の先輩方や自分たちの頑張りだったかなと思います。
そのような頑張りのお陰で特に大きく人の減少ということもなく今まで来てるという事なんですね。
引退後は地元に戻って
入り口の次は出口の話ですが、引退後社会人チームに行くという流れってあるんですか?
長野県内の社会人チームなどに行かれるのでしょうか?
実際チーム内比率も県内よりも県外から来ましたという方の方が多いんですか?
そうですね。
結構他の県から来る人が多いです。
もちろん長野県にある大学なんで数人は地元の人間はいるんですが、愛知や岐阜、静岡など近隣の都道府県から来る人が多いのかなっていうイメージはあります。
なるほど。
ということは引退後の受け入れ先は県内も県外(地元)も多そうですね。
練習に行くのに片道1~1.5時間!?
タコ足キャンパス
和っしょいさんの練習は松本市内のキャンパスでやられているんですよね?
大学には他の地域にもキャンパスがあるんですか?
学部で分かれていたりなど。
あります。
めっちゃたくさんあるんですよ。
すぐ通えるようなエリアに全キャンパスあるんですか?
(無知故の質問ですいません・・・)
いや、全然(笑)
地図を見ていただければわかると思うんですが、僕は工学部の大学院なんで今ここ長野市なんです。
(松本キャンパスから)北に車で1時間半ぐらい行くと、長野(工学)キャンパスと長野(教育)キャンパスがあります。
逆に南の方に1時間半行くと、伊那キャンパスに農学部があったりとか、
東の方に1時間程行くと上田キャンパスがあるんですけど、そっちに繊維学部があったりですね。
タコ足キャンパスと言われる、大学のシステムとしてこれだけ散らばってるっていうのがありますね。
松本キャンパスで練習をする理由
それだと練習するにも大変ですよね。
そこで松本キャンパスで練習をするようになったのは何故なんですか?
松本キャンパスが一番たくさん学部がある、たくさん人がいるからですか?
入学後どの学部もまずは松本キャンパスなんですね。
2年目から学部に応じて各キャンパスに通うというシステムなんです。
つまり県外から入学された方は学部によっては2回引っ越しをしなければならないんです。
入学時に松本市に引っ越し、そこで1年過ごした後に自分の学部があるキャンパスにまた引っ越しをするんです。
1年生は車を持っていないことが多いので、基本的に松本キャンパスに集合して練習をする形になっています。これは他のサークルも同様ですね。
2年生以上になると学部によっては毎回片道1時間半かけて練習に行っていると・・・すごい。
でもそういう地理的に不都合な面があるにしても、チームメンバー数が100人とかいらっしゃるってことは、やっぱりそれだけチームに魅力があるからっていうことですよね。
各キャンパス車で乗り合わせていくんですが、やっぱりその時間にずっと本当どうでもいい話をしながら行ったり来たりするのが仲が深まりますよね。
学生ならではですね。
キャンパス間もそれだけ離れているので集まるのがすごく大変だけども、
移動中のコミュニケーションって楽しいですよね!
他チームとの交流
ちなみに大学のキャンパスの中で練習ということになると普段他チームとの交流ってあんまりないですか?
お祭りに行かないとっていうことですよね?
普段はないですね。
ただその分メンバーのベクトルがチーム側に向きやすいというのはあるような気がしますし、
愛は深まってるような気がします。
ただもちろん時間やお金はすごくかかります。
練習の度に往復3時間の移動があるので。
演舞づくりの秘密に迫る
パート分けが少ない理由
続いて演舞づくりの話なんですが、自分自身もう本当、和っしょいさんの演舞は長く観ているんですが、いい意味で変わらない、自分たちのスタイルを貫いている感じがすごい伝わるんです。
それはパート分けにあると思っていて、名古屋の方だと少人数の特殊パートが際立つ演舞づくりになっているのですがそれに比べて和っしょいさんはチームとして細かくパート分けをされていないですよね。
特殊衣装が少ないですね。
それが特徴かなと思います。
それは意識してそういう作り方をしているということですか?
他チームの特殊パートありきな演舞づくりとの差別化なのかな?
って思ってたんですが。
題材もあるのかなと思ってます。
長野県には良いところがすごくたくさんあると思っています。
「大自然」とか「お祭り」みたいなものをテーマに作ることが多くて、
それを表現するためには少人数パートでとかではなく、全体で迫力を出した方が伝わるんじゃないか、
みたいなところを多分追求しているんじゃないかなって思います。
確かに。長野県の魅力ですよね。
その表現スタイルを変えずにもうずっとやり続けているっていうところですよね。
和っしょいっぽさみたいなところは残したくて、特殊衣装が目立つみたいな構成にはならなかったのはそういうところからですね。
基本的にはそういう細かなパート分けは意識せずに、
群舞として大自然とか祭りの魅力を伝えていくっていうところなんですね。
テーマ選定
https://www.jalan.net/news/article/321057/
テーマ選定というのはどのようなところから持ってくるんですか?
和っしょいのチームコンセプトとして長野県の魅力を発信するというのがあります。
信大も長野県内にたくさんキャンパスがあり、全域からいろんな人がいるので。
長野県全体から取ってきてるっていうのが多いですね。
長野県のよさこい事情
最後に少し話にも出ていましたが長野県について教えてください。
長野県って縦に長いじゃないですか。
どまつりは名古屋ではすごい盛り上がってるんですが長野県全体で見た時にどの辺りがよさこいの盛り上がりってどうなんですか?
難しいですね。
南信(長野県南部)の方が多い気はします。
名古屋寄りですかね。
どまつりチームも多く参加している駒ヶ根もどちらかというと長野県の真ん中から下ですもんね。
和っしょいが拠点としているのが松本市で、本当にちょうど真ん中ぐらいなんですが、
それより南の方が盛り上がっているイメージなんですね。
諏訪湖よさこいっていうお祭りもあったりとか。
それらのお祭りはいつ頃の開催ですか?
諏訪湖は9月
駒ヶ根は10月です。
ということはどまつりに向けて演舞の微調整をしていく中で、長野県にはお祭りがないということですか?
県外のお祭りで披露して調整してっていう。。。
お客さんの前でやるものについては、衣装を着たものだと、多分瑞浪七夕祭り(岐阜県瑞浪市)くらいしかないんです。
なのでもう自分たちで大学内イベントとして公開演舞をやっています。
そこでは大道具も出して衣装を着てちゃんとやるみたいなのがありますね。
犬山踊芸祭や瑞浪七夕祭りなど県外のお祭りに出向かないといけないからこそ大学内で自分たちで披露の場を設けて調整してどまつりに臨むということなんですね。
第2回は以上です!!
タコ足キャンパスという言葉は初めて聞きましたが、みなさん毎回の練習は時間を掛けて松本キャンパスに集まるという苦労をされているんですね。
他の大学所属チームも同じような苦労があるかもしれませんが、移動中のコミュニケーションでの仲の深まりも大いにあるように思い、それが和っしょいさんの結束力、チームの強さなのではないかなと感じました。
またこれは個人的な意見ですが地理的に他チームと交流する機会がほとんどないということは特に学生チームにとっては非常に良いことであると思います。
逆に簡単に他チームと交流できる、練習に顔出せる環境というのは、
踊り子の満足度を上げることになるかもしれませんが、チーム的には貴重なメンバーが他チームに簡単に移ってしまいチーム力が下がってしまうリスクとなります。
他チームと交流する機会がないということは他チームに移るということもそうそうないのでチーム力が下がることもありません。
演舞の質を高め続けることができると思います。
それが和っしょいさんのどまつりでの華々しい実績に結び付いているひとつの要因なのではないかと感じました。
さて!!
そんな常に質の高い演舞を魅せ続けている和っしょいさんの演舞を!!
今月末の20周年記念公演で!!
是非その目に焼き付けてください!!
県外のお祭りではなくホームでの演舞はよりチームのみなさんも120%以上の力で披露してくれることと思います!!
次回第3回はそんな20周年記念公演のお話です!!
チームがどのような想いでこの公演に取り組むのか、
公演オリジナル記念企画やグッズについて、
そして先日公開された20周年記念総踊りについても、
内容盛りだくさんです!!(公演も記事もね)
もうそろそろ皆さんチケットは購入しましたか??
早くしないと売り切れちゃうよ~~!!
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