チームインタビュー19チーム目!!
東京理科大学Yosakoiソーラン部2つ目の記事です!!
(以下:理科大)
2. 受け継がれる酔舞魂 ← イマココ
3. 出るお祭りは毎年変わる!?
4. 自分たちの手で終わらせたい
5. 仲間とだったらどんな困難でも乗り越えられる
6. 全国の学生踊り子に向けて
前回は今回インタビューを受けてくださった4名の方それぞれのよさこいを始めた、チームに入ったキッカケをお伺いしました。
今回と次回はチームの紹介です。
設立20年を迎えたチームの最初、結成時はどのようなキッカケ、想いがあったのか、そこから学びや気付きを得てもらえれば幸いです!!
また、引退後みなさんがどのような「よさこい進路」を歩んでいくのか、改めて社会人チームの役割、メディアの役割なんかも考えるキッカケになりました!!
目次
1. チームの成り立ち~酔舞魂~
ーーー理科大さんって今年で21年目になるのですがその最初。設立のキッカケについて教えてください。
ーーー
その後2000年4月に長万部校舎から野田校舎へ異動となった時にチームの新入生勧誘を行ったんですが期待以下だったそうです。 キャンパス内に学生の活気を感じることができず愛校心や理科大生としての自信や誇りが欠けているのではないかと感じたんです。 そこで自分たちがどうすれば楽しい学園生活を送れるのか考えて、 楽しむための仕組みや繋がりをつくれば東京理科大学の学生や大学そのもの、更には地域社会を変えられる と考えチーム発足に至りました。 発足メンバーは基礎工学部の同級生で長万部で共に寮生活をしていたメンバーで構成されていました。
ーーーそのように活気を感じることがないという状態でのスタートってかなり最初の内は苦労もあったと思いますね。
そこで経験や人脈を作り信頼を価値を得ていくことで支援者を増やして困難を乗り越えていったそうです。
ーーー理科大よさ部では「酔舞魂」という文言がありますよね。昨年のテレどまつりでも「酔舞魂此処ニ在リ」というタイトルでした。
その「酔舞魂」って設立当初から掲げられたものだったんですか?
そしてどんな意味が込められているですか?
【テレどまつりカウントダウン】
・─────・
あと37日
・─────・今回のチームは、#東京理科大学Yosakoiソーラン部 ‼️
タイトル: 酔舞魂此処二在リ#テレどまつり #あと37日 #どまつり #にっぽんど真ん中祭り学生委員会 #カウントダウン企画 pic.twitter.com/MebsdMFzHr
— にっぽんど真ん中祭り学生委員会 (@Domatsuri_g) July 22, 2020
簡単に言うと踊りを楽しむ気持ちという意味。 よさこい、自分、仲間、理科大、地域を好きになると共によさこいを楽しむために自己研磨し必要であれば社会までや仕組みまでかえるような心得のようなものです。
ーーーそんな当時の文言が昨年のテレどまつりで使われているっていうことは20年以上チームがあっても当時の精神を忘れずに年々受け継がれているっていうのは素敵なことですよね。
やっぱり設立当時の想いやキッカケって忘れられがちになるので。。。
2. 新入生勧誘
ーーー設立の話で最初は学生の活気を感じることが出来なかったということで苦労されたということなんですけど今現在はメンバー募集はどのようにされていますか??
ガイダンスとかも全てオンラインでっていう風になってしまって。 ただガイダンスはオンラインなんですけどそれ以外の活動に関しては対面で大丈夫って言われていて(笑) なので新入生を体験練習とかレクリエーションは対面でするっていう感じです。
ーーー去年もコロナの中だったんですけど今年はもう何名か入られたんですか??
既にちょっとは入ってくれたんですけど。
※インタビューは4月
ーーー例年どうなんですか?コロナのなかった時は何名くらい入られるんですか??
ーーーすごい(笑)
4月の頭にガイダンスがあるのでその時には対面で集まっていたので演舞も直接観てもらえる機会もあったからこそ多分それだけの規模の新入生が入ったのかなと思います。
ーーー理科大のメンバーはみなさん大学内のメンバーですか??
3キャンパス合同の理科大のみで構成されています。
ーーー毎年50名くらいのメンバーが入るってことで今現在100数十名在籍しているってことになるのでメンバー数がめちゃくちゃ多いですよね。
それって何故なんでしょう??
多分そこで全力になって身体も動かせて楽しいっていう3点セットが揃ってるのがよさ部かなと思っていてそこが理由なのかなって思いますね。
ーーー人数の規模感で言ったら大学内で1番多いんじゃないです??
100何十人もいるサークルって。
ーーー他に人気のサークルはあるんですか??
ーーー練習は1つの場所で行うんですか??
普段の練習は野田キャンパスと葛飾キャンパスで分かれて練習したり、公園で練習したりしています。
★練習中の一コマ
ーーーやっぱり規模がデカいですね。
そのように人数が多いからこそ関東の学生チームが社会人になってもよさこいを続けられるような道筋があったら関東のよさこい界がすごく盛り上がるというかめっちゃ強くなると思いますね。
名古屋は社会人チームがめちゃめちゃ多いんで人数が分散してしまうところもあると思います。
3. 引退後の進路
ーーーありがとうございます。
次に引退後のみなさんの進路、よさこいに関する進路について教えてください。
まずみなさんはどうされてますか?もしくはどうされるつもりですか?
ーーーおぉ!AZUKIさん!!
理科大さんの踊りと、AZUKIさんの振りって全然違うじゃないですか?どんな感じです?
動きが見た目以上に細かいので全然振りが入ってこない(笑) 身体の使い方が違いますね。そういうのをちゃんとまた覚えないといけないなっていう感じですね。
ーーー楽しみにしてます(笑)
観る側に回ります。
結構いろんなものに興味があるので大学の内によさこいに全力を注いで完全燃焼させて、社会人になったら1ファンとして応援はするんですけど。 自分自身は別のことをしたいかなって気持ちです。
ーーー観る側に回る、応援側に回るんですね。
最後にひつじさんどうでしょう?
ーーー是非とも!
また、卒業していった先輩って、卒業した後も別チームで続けているかキレイさっぱり辞めてしまうか、どうですか?
以前踊り侍さんのインタビューをした時は、やっぱり多くの人は「社会人になったらやらない」という方が多いそうなので理科大さんは実際どうなのかなと思って。
続ける人も本当に、1人か2人か3人か・・・。
ーーーえ!?そんなレベルなんですか!!
全体の1%、2%くらいしか続けないんですね。
ーーーそれって何故だと思いますか?
学生のよさこいと社会人のよさこいって、ちょっと意味合いが違ってくるのかなっていうのがあります。 どまつりとかだと社会人の方でも学生の頃の熱さがあるとは思うんですけど全国的にはそうではないと思うので。 学生の限られた時間だからこその楽しさというか。そういうところもあるのかなって思います。 また社会人で続けるとなったら本当に好きじゃないと続けられないなっていうのがあると思います。 学生の場合そのチームが好きで入っている人もたくさんいると思うのでそこの「チーム」っていう部分がなくなってよさこいだけ。 学生で一回やり切ってからもう一回、ってなるとそこまでのモチベーションがなくなったりはするんだと思います。
ーーー陸くんその辺りに対して、何かyosariでできないですか?
課題ですね。
ーーー東京の学生チームを卒業したらそのまま引退しちゃう人が多いっていうことは、東京の社会人チームって逆にどういうキッカケで入るんでしょうね??
結構学生あがりの人がチームを作るっていうのがここ10年ぐらいで東京でも増えてきている感じがしていて、そういう学生と社会人の狭間みたいなチームがあると、学生も入りやすくなるじゃないですか。 だからそれ以前、2000年代とかに比べると、学生終わりでよさこいを続ける人は増えたとは思うんですけどね。これからも増えていくんじゃないかなと。
ーーーということはこれからまた東京ではいろいろ変わってくるかもしれないですね。
最近東京もGARAN43/35°さんを始め社会人チームが続々と出来てきているのでこれから盛り上がっていければいいですよね。
そういう狭間みたいなチームが増えてきたからそこでOB・OGがいるから入る、 みたいな流れが続くといいですね。
ーーーつながりがあるからってありますよね。
学生から社会人になるタイミングで多くの人がよさこいを辞めてしまうのって単に「周りにそういう人が多いから」だと思うんですよね。
そこでそのような「繋がり」が増えていくと自然な社会人チームへの動線ができて、「学生チーム引退しても、社会人チームで続ける」ということが当たり前になったらもっと流入が増えて盛り上がっていくと思います。
企画とか何かいろいろ出来そうと思いますね。
一同 : おぉ~!!
ーーーいいですね!合説。
僕らもそういうよさこいチームの合同説明会というか、そういうイベントを将来的にはやりたいんですよね。
ー・ー・ー・ー
第2回は以上です!!
インタビューでも言っていますけど時間が経てば経つほど、また広がれば広がるほど根っこの部分、今回で言えばチーム設立のキッカケや当時の想いなど、は薄まっていくと思います。
あなたは所属しているチームの設立のキッカケとかどういう想いで立ち上げたか、などは知っていますか?
理科大さんは20年目にして改めてそれをテレどまつりのタイトルにする、当時の想いを共有する、それが出来ている素晴らしいチームなのだと思いました。
また最後の引退後の進路については社会人チームのみならず自分たちメディアとしても取り組んでいかなければならない課題です。
学生チームと社会人チームでは記事にもあるように楽しみ方が異なります。
でもだからと言って1.2%程度しか社会人チームに行く学生踊り子がいないっていうのは寂しいです・・・。
そこの入り口やキッカケが生まれるような流れを現社会人チームのみなさんだったり我らメディアだったりが作っていけたらまた変わるかもしれないなと感じました。
次回は例年どのようなお祭りに出ているか、その選び方。
そして関東から見たどまつりの印象についてお伺いしました!!
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