チームインタビュー15チーム目!!
GARANさん、日本舞踏漢さんから少し間が空いてしまいました。
今回インタビューを受けてくださったチームさんは豊橋で活動されていて今年結成15年を迎えた・・・
空~Qou~さんです!!Follow @qou_toyohashi
以前リクエストをいただいたこともあり、この度ご縁がありインタビューをさせていただけることになりました。
今回インタビューをさせていただいたのは、
代表のヒデさん
と、
晴さん
のお2人です。
※インタビューは豊橋なので全然行けるんですけど昨今の事情も鑑みてZOOMでのインタビューとさせていただきました。
第1回となる今回は毎度おなじみチーム結成のお話とお2人のよさこいに触れたキッカケについてお話いただきました。
目次
1. チーム立ち上げ経緯
ーーーよろしくお願いします。まずはチームの立ち上げ経緯からお願いします!
ヒデ : 今から20年前かな。僕が三重で仕事してて。そのころ三重では鈴鹿フェスティバルとか安濃津よさこいとかが盛んでした。そこで僕もよさこいを始めたんですよ。
それが「ビッグウェーブ」っていうチーム。
で、その後仕事辞めて地元豊橋に戻ってからも三重まで通ってて。
そんなことやってる内に学童保育の仕事をはじめたんですが、そこの親が僕がよさこいをやっていることを知って、「じゃあ豊橋でも学童の子どもたちでやってよ」っていうところから始まったんですよ。
だから最初は、僕が勤めているところに通っている学童の子どもとその親、あとは他校区の学童の先生仲間の集まりだったんですよ。
だからいわゆるファミリチーム色がすごく強くて。下は小学校2年生から。その親。
先生だと60歳ぐらいのひとがいたんで。
そんな感じで親子三世代じゃないけど幅広い年齢が一緒に踊ってるチームを立ち上げたんだよね。
ーーーコミュニティとして出来たっていう感じなんですね。お祭りでの賞を目指して、とかじゃなくて地域交流がメイン。
ヒデ : そうですね。別に賞とか勝とうとかそんなことは全然思ってなくてとにかくチームをつくってみようっていうただそれだけ。
ただ空~Qou~を立ち上げた当初僕はまだ三重のチームの代表でもあった。2年ぐらい兼任していて。
どまつりはビッグウェーブと合同で出たんですよね。
ビッグウェーブ当時、僕25歳くらいだったんだけどメンバーはそれ以上の方々がほとんどの、大人のチーム。
空~Qou~はファミリーチーム。がコラボするっていう。
・・・立ち上げの経緯はそんな感じかな。
子どもたちと大人たちが一緒に、親子で何かを一緒にやりたいっていうキッカケがたまたまよさこいだったっていう。
ーーー過去インタビューさせていただいた半布里さんやMAIYAさんも似たような理由で結成されていましたね。「親も子も」っていう。
だからけっこうそういう地域交流やコミュニティとしてできたチームってけっこう多かったんですね当時は。
2. チーム名の由来
ーーーありがとうございます。続いてチーム名の由来をお願いします。
ヒデ : この地域って「空」っていう高級でおいしい日本酒が有名なんですよ。酒蔵があるんです。
だからそっちが由来かなってみんなに言われるんですけど実は全然違うんですよ笑
引用:https://www.houraisen.co.jp/ja/product/houraisen/houraisen002.html
ヒデ : 僕が勤めてた学童保育の名前が「あおぞらクラブ」って名前で。そのあおぞらクラブの「空」の一文字をとって。
でそのまま「くう」って呼んだらなんだかよくわからないしお酒と間違われるんでってところがあって後ろにほぼ当て字な感じで「Qou」って3文字を加えて。
実際「Qou」で「くう」とはなかなか読めないじゃないですか。「くう」って読ませるなら「Quo」とか、ドリンクの「くう」は「Qoo」ですよね。
そういうあおぞらクラブっていうところから引っ張ってきて「空~Qou~」ができた。
お酒の「空」はめちゃめちゃ美味いけどね笑
ーーー(飲みたい・・・)
めちゃめちゃ美味いけどそこからとってないよっていうことは強調しておきますね笑笑
3. よさこいに触れたキッカケ
ーーー次にお2人のよさこいに触れたキッカケを教えてください。
ヒデさんの場合
ヒデ : さっきビッグウェーブの話をしたんだけど、僕がビッグウェーブを始めるキッカケってYOSAKOIソーラン祭りの演舞をテレビで観たんです。で、
「世の中にこんなおもろいものがあるのか!!」と。
僕当時はスポーツクラブのインストラクターをやってて、そこのエアロビクスの先生がチームをつくるってなって。
で、じゃあテレビ観たキッカケもあり「入れてくださいよー」って言ってその三重のチームに入れてもらった。
だから当時エアロビクスの先生の生徒さんが集まったようなチームだったんだけどおじさんおばさんたち、ちょっと若くて35くらいの人、が集まってたチーム。
そこに入って1年目2年目はフツーに踊り子やってて3年目から特殊パートっていうか小さい旗。でその次の年が今度大旗やって。
そのころから今後チーム元々の代表が
「仕事が忙しくなってきたから代表ができない。
あんた若いからやって」
ってことで大旗やりながら代表やって、最終的には(代表やりながら)MCになるっていう。
その流れがあって今っていう。
晴ちゃんの場合
晴 : 私は2015年に空~Qou~と出会って。
地元で毎年5月に開催されているイベント「太陽と子どものまつり」っていうのがあって、そこに小さい頃から私が遊びに行っていて、そのステージで毎年空~Qou~が踊ってて。
昔からそこにお互いいるはずなのに、全然私は見てなかったんですけど、でも何故かその年に目にとまって。確かいつもカラフルなひとたちがいたなぁ、じゃあ踊り観てみようかなと思って。
そしたらちょうど空~Qou~が高知系に変わって衣装もすごい綺麗で、それが私の好みにハマったというか。
元々昔から踊ることはすごい好きで、
夏祭りの盆踊りにほんとに命を懸けてる少女みたいな感じ笑
年に1回町内の夏祭りで踊る盆踊りのために生きてるくらい踊りが好きで。
家でCD掛けて勝手に即興で踊ったりするくらい踊りが好き。
ーーーすばらしい笑笑
晴 : あとイベントのフィナーレにみんなで「うらじゃ音頭」を踊るってのがあって。
みんな友達とかじゃない人、知らない人が手を取って、踊って楽しさを共有できるってのがすごい好きで。
それで空~Qou~がうらじゃ音頭のお手本みたいなカタチで前で踊っていて。それで更にいいなぁって思って。
私うらじゃ音頭大好きだし、
チームに入ったら毎日のように踊れるんじゃないかって勘違いして笑
うらじゃ音頭を毎日のように踊りたい!みたいな。
それで空~Qou~の衣装着たひとに声掛けて、入りたいですって言って入ったのがキッカケです。
ただうらじゃ音頭を踊りたいから、っていう笑笑
ーーーじゃあチームのひとから勧誘されたわけではなくて自分から言ったんだ。すごーい!!
晴 : もう「生きることが踊ること」みたいな。
ヒデ : かっこいいな笑笑
「僕生き(僕らが生きる毎日)」だ笑
晴 : でもほんとにそのぐらいそれが目的でエネルギーで毎日そのために生きてる、っていう感じだったんです。
で、チーム入って鳴子とか持って練習するじゃないですか。でも、
「私、やりたかったのうらじゃ音頭なんだけどなぁ」
「なんで私鳴子持っているんだろう」
って思って。
「確かにあの踊り(チーム演舞)も綺麗だったけど・・・私やりたいのうらじゃ音頭なのに」って思ってて笑
入ったのが2015年の6月なんですけど「高知(よさこい祭り)が2か月後にあるよ。どうする?」って言われて。
「あ、行きます」ってふつーに言って。よさこいが何かもわからずに「高知本場なんだって。へー」みたいなぐらいで。
で、デビューが高知なんです。
ーーーデビューが高知!!
晴 : わからないまま。よさこい知らないまま参加して。
でもそもそも(やっているのが)よさこいだってあんまり意識してやってなくて。踊れることが楽しいってことでずっとやってて。
「よさこい」って気づいたのは始めて1年後ぐらいです。ちゃんと認識したのは。
「これよさこいなんだ!鳴子!!」って急に。
2014年にアニメで「ハナヤマタ」がやってたんですよ。
引用:https://www.anime-hiroba.com/anime/hanayamata/
私、空~Qou~に入る前にアニメに浸かってたんで、ハナヤマタを観て覚えてたんですけど、でもそれがよさこいだとは覚えて思ってなくて、女の子たちがかわいいなーぐらいだったんですけど。
で、2016年に「よさこい夢まつり」っていう名古屋港でやってるイベントがあって、ハナヤマタを制服で踊ってるチームが来てて、それをみて
「あー!これよさこいだ!あのアニメのじゃん!
私やってるのよさこいだったんだ」って。
ヒデ : そこ!!?笑
晴 : そこでちゃんと認識して「今私が手に持ってるのが鳴子で、そうか私はよさこいやってるんだ!」って笑
一同 : 笑笑
ーーー晴ちゃんのハナヤマタと言えばすごくバズってますよね。今固定ツイートになってますよね。
「花や、またね。」
響け。永久に#ハナヤマタ #花雪 #関谷なる #晴ヤマタ #バサラカーニバル #バサカニ #コスプレ pic.twitter.com/thqbJukNFi— 晴❁⃘𓆱小枝 (@hy4486) December 27, 2019
晴 : 振り付けた方ですねEDの。でもOPの方がアレなんで。
ヒデ : OPはアホみたいな再生回数いったよね。
晴 : OPはプチバズりました。EDは・・・。
ヒデ : EDはもうひとバズり欲しかったよね。
晴 : もうちょっと欲しかったけど、やっぱり自作の振り付けだとあんまり浸透しなかったね。
ヒデ : ・・・この話じゃないよね。(今聞かれているのが)
ーーーだいじょぶです笑笑
ヒデ : 多分フツーによさこい始めた話よりもレアな話だと思うんですよね。
誰がね、1年うらじゃをやろうと思ってよさこい始めるやつがいるかって、絶対いないと思う。
ーーーいないですね笑笑
ヒデ : 結果入ったはいいけど、
うらじゃ踊るの月に1回やるかやらないかだもん。
晴 : すごいがっかり・・・。
ヒデ : まぁそんな話ですわ。
だから昔からいるように見えるけどまだ5年だね。
ーーーなんか小学生からずっと空~Qou~さんにいるようなそんなイメージでした。
ありがとうございます。
晴 : 全然・・・中3からですね笑
ーーーーー
今回は以上です!!
ファミリーチームの多くは親世代と子世代との交流の場、地域交流のために設立され、地域のひととの繋がりをつくり、お祭りを通して地元をアピールし、地域を盛り上がる、
そのような目的で活動されているところが多いを感じています。
以前ブログでも書いていますがそれがひとつのあるべき姿なのでは?と思うところがあり、エンタメ至上主義もいいけれどその根本は忘れてはいけないポイントであると思っています。
もちろんファミリーチームだけではないですけどね。
そして晴さんの名言 「生きることは踊ること」
よさこいを始めた多くの方の中ではマイノリティな考え方かもしれませんけどどまっぷの中のひとも同じ考えでよさこいを始めてダンスもやっているので共感する部分がありました。
全然関係ないんですけどnobodyknows+の「エルミラドール~展望台の歌~」 という曲の歌詞で
「踊らされてんじゃねぇ 踊ってんだ」
という歌詞がありますけど踊ることに対して強い意志を持っているひとにはこの言葉がピッタリだと思います。
これからの空~Qou~さんが強い意志で踊るその姿、楽しみです!!
次回はチームの活動目的、そして「530運動×よさこい」についてお話しいただきました。
お楽しみに!!
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