よさこいで個人事業主としての旗を挙げたよしおさんFollow @msbb51の3つめの記事です。
前回は具体的な事業内容について
〇 他業界とのコラボレーションからよさこいへの認知を広げる → アパレル事業
〇 よさこい業界内での製作の効率化、交流の促進、マッチング → アプリ製作事業
〇 よさこい初心者にもわかりやすい指導方法の教育 → 振り付け・コーチング事業
大きく3つのお話をしていただきました。
ラストとなる今回は事業とはまた別でよしおさんが考えていることについてお話いただきました。
目次
1. 外に向けた発信が足りない
ーーー「よさこいは内輪でしか盛り上がっていない」についてですけどもtwitterのタイムラインを眺めていても結構みんな外に向けた発信が足りないですよね。
「〇〇チャレンジ」も結局やっているひと向けなので。
いくらリツイートしてもらってもよさこい界内にとどまっちゃうんで、よさこい界以外にはいかないですよね。
ーーーそれこそよしおさんがこれからやろうとしている「よさこいと何か別ジャンルを掛け合わせる」っていうところの発信の仕方で例に挙がったYouTuberがコラボするっていうのとか、またバンド同士が対バンやるとか、
そういう他とのコラボレーションを上手くやっていかないと広まらないですよね。
ーーー実際関東の方では歌番組で歌手のバックダンサーをよさこいのチームがやってたりするんですよね。そんな感じでもっと広く認知されていきたいですよね。
例えば僕、ダンスとか舞台とかミュージカルとかにも一時期出演したことがあるんですけど、そういう舞台のバックダンサーって基本的にはバレエとかジャズダンスとかなんですよね。
でもそれが別によさこいであってもダメってことはないんですよね?そういう形でよさこいのミュージカルとか舞台とかも別に出てきても面白いなって思うし。
今のミュージカルとは別物になってしまうんですけど、 「よさこいをフルで活かす方法って何だ?」って考えた時に、よさこいって今4分くらいでテーマとかコンセプトを表現してるじゃないですか、壮大なストーリーを。 あれをミュージカルなら2時間とか長編で作れるじゃないですか。演技部分と演舞部分を挟んだり・・・。
ーーーそうそうそう。わかるーーーーー!!
そういう人たちがアニメのアフレコを声優さんたちがしてるみたいな感じで合わせてくれても面白いと思います。
ーーーわかります!
ーーー前インタビューしたんですけど東京に「invited….」っていうチームがあるんですよ。
あちらのチームもそういう舞台とかミュージカルとかやりたいですって言ってたんですよね。
是非やってほしいんですよね。よさこいの舞台。
そういう、「お祭りで踊る」ってだけじゃないよさこいの活かし方っていうか。
ただまぁもちろん物事なんでもそうですけど、伝統を重んじる人と新しいことをやりたい人って絶対相容れなくなる時あるじゃないですか。
ただ実際現状維持は後退でもあると思うのでもっと広く盛り上がっていった方が面白いんじゃないかなと思いますね。やっぱり社会人もいずれは引退するだろうし、おじいちゃんおばあちゃんは尚更だし。
ーーーそうそうそう。だからそういったところで広げていく活動っていうのができたら面白いなって。
既存のJ-POP、K-POPとかアーティストたちって1年に何曲も作品出すじゃないですか。そういうようなチーム、アーティストに特化したチームがあってもいいなぁって思ったり。宝塚みたいなチームがあってもいいなぁって思ったり。
ーーー名古屋で活動している「八雲一座」っていうチームもその考えですね。1年に1曲だけっていうのはもったいなくない?時間もったいなくない?もっとつくりたい!っていうスタンスで。
そのように1年に数作品作りたいよねっていう考えのチームも出てきていて、1年に1曲っていう暗黙のルールみたいなの飛び越えてやるようなチームも出てきているのでこれから徐々にそういう方向になってったら面白いなぁって思いますね。
祭りで賞を狙うっていうよりもほんとにエンターテイナーとしてお客さん最優先でできたらいいなぁって思いますね。
ーーーよさこいって大前提として「大勢で踊らなければいけない」っていうのあるじゃないですか。でも別に3人でやったりしてもいいわけです。
実際東京で「3-YO-3」っていう少人数のよさこいのイベントもあるので、どんどんそういう風に楽しくエンターテイメントとして盛り上がるようなカタチっていうのが生まれつつあると思います。
ちょうど今コロナ禍でオンラインのお祭りが出てきていろいろな選択肢が生まれてきて面白くなるんじゃないかなぁって思いますねこれからの時代。
2. ピンチはチャンス
ーーーじゃあ今話の中でもちょくちょく出てきたんですけど、今個人事業主としてやられているじゃないですか。一方で僕も社会人しながら振付師やったらメディア運営しているんですよ。
その就職せずにやっていこうって思ったのってなんかキッカケとかあったんですか?
例えばよさこいにこういう問題点があってそれを解決したいから、就職してからだとそれが遅いから個人事業主になって早期に解決したいとか。
人との繋がりの中で「後ろ盾が出来た」から挑戦しようということもあります。 今働いているアパレルの方々や関係者の方がすごい協力的なんです。 なので個人事業主としてよさこいを生業にしながらも、もしやばくなったらそっちで最低限やっていける部分があったから個人事業主でやっていくことができると思って、就職しなくていいなって。 就職した方が縛りが多いですし。なのでそこまでフリーでやらせてくださるならいいなって思って。 確かに社会的に信頼はないですけどフリーランスで活動して結果を出せばいいだけです。 そういった意味でアパレル入ったのは今年1年間の活動の中でめちゃくちゃ大きかったです。
ーーーそういうつながりが生まれた1年っていうことですね。
だったら早いうちに動き出した方がいいなって。 やっぱコロナ禍で落ち込んでいる今だからこそイベント業界がその内絶対戻ってくるからそこに乗るんだったら早めに動いておいた方がいいなって思って。よく聞く「ピンチはチャンス」っていう通りの感じですね現状。
ーーーありがとうございます。後ろ盾があるからこそ挑戦できる。
個人的にモデルもありかなって思ってますし。 全然やりようあるなって調べていくうちに思ったんで。
ーーー今回のインタビューも目的っていうのが、よさこいの個人事業としてこれからやっていきたいっていう声を広く公開することによってその活動に共鳴して僕も私もっていうか、「僕こういうことで協力できるよ」「こういうつながり持ってるよ」とかで、そういう人の気持ちをピックアップできたら嬉しいなと思うのでこれから先すごく楽しみになります。
頑張ってください!ありがとうございました!!
ー・ー・ー・ー
今回は以上です!!
よさこいチームの活躍の舞台は現状お祭りのみです。一部のチームは独自で周年記念公演をやったり先日インタビューさせていただいた踊り侍さんのように自分たちの手で引退の舞台を用意した、というチームもいらっしゃいますがほんとに一部のように感じます。
これからの時代SNSの発達によりより外に向けた発信がどのチームでも、むしろ個人でもできるようになっています。
どまっぷは前から言っていますがSNS運用っていうのは演舞と同じくらい重要になってきています。
そこを上手く使えるチームっていうのが今後より注目されていくんじゃないかなって。
また、就職せずによさこいの個人事業主として100%自分のリソースを全振りしているところが正直うらやましくも感じるところがありました。
いや!もうまっぴんも個人事業主になろうかな!!(笑)
よしおさんの今後の活躍、発信に期待しましょう!!
よしおさんありがとうございました!!
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