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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】夢源風人③スタッフは〇〇人以上!?

チームインタビュー20チーム目!!

夢源風人さんの3つ目の記事です。

(以下:ぴとぅさん とさせていただきます。)

 

前回は”全世代”チームとしての演舞構成(パート分けしないこと)について、

そして各世代ごとの指導、伝え方などについてもお話いただきました!!

ファミリーチームの方には前回の内容は刺さるポイントが多かったのではないかなと思います!

 

さて、今回はそんなチームのスタッフについて、そして約140名という大所帯をどのようにマネジメントしているかについてお伺いしました!

 

するとそこには

新しい発見ばかりありました!!

 

◆ 夢源風人インタビュー全体目次 ◆

1. 目には見えない思いのつながり

2. ファミリーチームではなく”全世代”チーム

3. スタッフは〇〇人以上!? ← イマココ

4. 100年続くチームのために

5. ぴとぅさんのSNS戦略とは

6. メタル鳴子制作秘話 + 演舞は〇〇〇

 

まっぴん
まっぴん
それでは今回もボリューム多いですがその分ためになるお話盛りだくさんなので是非是非お読みくださいー♪♪

 

目次

 



 

1. スタッフは〇〇人以上!?

 

 

代表を降りたらチームを辞めるという流れ、あるよね

ーーー皆さん経歴をお聞きする限りぴとぅの代表を過去にやられていますよね。

そして代表を降りられてもチームにいらっしゃって、運営に絡んでいるじゃないですか。

名古屋では社会人チームをはじめ代表を降りたらその人はチーム辞めるという流れになっているんですね。辞めて別のチーム作ったりとかそのままよさこいを引退したり。

代表になったらそれ以降、上のポジションないじゃないですか。なのでそこまでいったら、はい、卒業ってなってますね。その違いが興味深かったです。

 

それって、代表が自分を「上」と捉えてるってことですよね。

やりきっちゃう感じで辞めちゃうんですかね?

かなみさん
かなみさん

 

ーーー恐らくそういうことだと思います。

 

上だとトップという感じもあるのかなあと。
たいがさん
たいがさん

 

ーーーそれもありますよね。

 

代表降りてチームを辞める理由がないんですよ。
あきべーさん
あきべーさん

 

 

代表経験者がチームにいる、という強み

 

かなみさん
かなみさん
代表がチーム内に残る、それがチームの強みにもなっていると思います。

元代表がいてくれるってことは、最悪自分がいなくても回るということなので。

自分が本当にしんどくなったとき誰かがなんとかしてくれるって思ってます。

 

ーーー確かにそうですよね。それでどんどんチーム内の経験値が溜まっていきますしたくさんの経験値のある方がサポートもしてくれますもんね。

それを目の上のたんこぶと捉えられる感じなんすよね。

 

目の上のたんこぶとして振る舞ってるのかもしれませんね。
あきべーさん
あきべーさん

 

ーーーそれもあるかもしれません(笑)

また、自分がいない方が新しい風が吹いていいだろう、という人もいます。

 

新しい風が吹く気持ちはわかるんですけど、役割を終えただけなんで。

あとは違うことしたらいいやんって思います。

あきべーさん
あきべーさん

 

ーーーだからある意味ではすごく「会社みたい」って感じるところもあるんです。

会社の社長が社長職を辞任したらそのまま退職するみたいな。

でもぴとぅさんはいわゆる、社長を辞任してもそのまま役員にい続けるっていうことなのですごく心強いですし強固な組織体制がつくれますよね。

 

ぴとぅは、メンバーも自分から動こうとしてくれる人が多いですし、新しく入ってきた人からみると誰が代表だったかなんてわかんないくらいだと思います。

私が代表する、となったときに「100年続くチームを作りたい」と言ったら、「じゃあ自分は何ができるかな?」って考えてくれる人たちがいてくれるんです。

自分から動こうとしてくれる人が多いから今スタッフが50人以上いるんです

かなみさん
かなみさん

 

ーーー50人!?

 

「みんながいる」という強さ

 

全員自分から手をあげてくれました。

自分もチームのために何かできないかなって考えてくれたんですよね。

みんなで作る、それに混じって元代表もいるっていう感じになっていますね。

かなみさん
かなみさん

 

あきべーさん
あきべーさん
元代表って今の代表からして一番使いやすい人だと思うんですけどね。

普通に地方車の運転だけとかでも使えるし、スタッフとして来てもらうために高知の二日間は休むよね?とか(笑)

 

ーーーなるほど!名古屋だと「代表=神様」みたいになってて、敬うみたいになっているからこそ代表を辞めてもチームにいづらい雰囲気に自然となっているのかもしれません。

 

敬う系は、かなみで久しぶりに戻ってきたみたいな。笑

久しぶりに敬う系代表が出てきたくらいで、これまでの代表は認められているけど敬われているかって言われたらそうでもないですよ。(笑)

たいがさん
たいがさん

 

かなみさん
かなみさん
踊り子も元代表もみんながいる」というのがチームの生命力というかチームの強さですよね。

 

みんなで作るからみんなが集まる

ーーーちなみに今の話っていうのは関西や高知はそういうチームさん多いです?

 

まず、代表が変わるチームさんは少ないんじゃないですかね?。

社会人チームはずっと代表一緒が多いですね。

それこそ、とても敬われてる代表がずっとトップでやってる。

かなみさん
かなみさん

 

ーーーそういうのはこちらでもありますね。

 

でもその感じで何年もとなると30〜40人くらいが限界なんじゃないかなって思ったりはします。

みんなで作るからこそいろんな人が集まるとわたしは思います。

かなみさん
かなみさん

 

あきべーさん
あきべーさん
システムなんですよね。変わることも含めて。

それを僕らは大事にしたいし、自分退いた時は次に代表なった人がスタッフ構成を決めれるんです。副代表がいることもあるしいないこともあるしとか。

ただチームが次につなげられるようにやりやすいようにやってるだけなんで、僕らはすごい強いチームなんだなと思ってます。

 



 

2. みんなでチームをつくっていく

 

チームを支えているのは141人の強さ

 

ーーー今、メンバーが140〜150名いるとのことなんですけどマネジメントというかまとめ方とかはどのようにやられていますか?

やはりそれだけいるとトップダウンは難しいですよね。

 

トップダウンとは違う感じですね。

 

今、コロナ禍でみんなと会えないのでスタッフでブログリレーをしているんです。

新しいメンバーはまだみんなのことを知らないから知れるものが欲しいなと思って始めました。

そのブログリレーを読んでいると、みんながそれぞれチームに対して、運営に関していろんな想いを持ってくれていて、自分も何かしたいというちゃんとした想いを綴ってくれてるんですよね。

チームコンセプトのこととか演舞の状況とかのこととか。

自分も繋いでいくためのお手伝いがしたいって書いてくれてたりとか、「自分が何をしようか」ってところを書いてくれてる人がすごく多いんです。

 

そういった思いに触れるたびに、今メンバー141人いるんですけど、

チームを支えてるのは141人の強さというか、

メンバーそれぞれがチームに対してよさこいに対して思ってくれてる強さかなと思ってます。

メンバーが大丈夫だからチームも大丈夫って思える状態で運営できるってすごい気持ちが楽なんですよね。メンバーを信頼しきってるというか。

かなみさん
かなみさん

 

みんなが持つそれぞれの「ぴとぅ像」

 

たいがさん
たいがさん
代表も変わるし、変わるってことを踊り子たちも理解していて、それは自分たちが運営になれる機会もあるってことなんですよ。

メンバー誰でもぴとぅの核に入れる。入らないにしてもチームはこうなってほしいなっていうのを持っている。

みんなが少なからず自分の「ぴとぅ像」っていうのを持っていて、ぴとぅはこうなりたいよね、そうありたいよねっていうのを、形にするために動いてくれるっていうのは、感じますね。

 

たまに突拍子もないほうに行ってちょっと戻っておいでっていうのもあるりますけど、それもそれで嬉しかったりもしますね。

そんなこと思いつくの?ってことをやってくれるので、だからその誰でもいける場所なんだっていうのが崇められないっていうか、神になれない代表を生んでるんじゃないかな。

 

ーーーみんながみんなチームのことを想って動いてくれるから三角形みたいな組織体制にならないってことですね。

 

手を挙げればスタッフにも代表にも

 

一番極端なのはかなみの一回目の代表の時じゃないかな、あの時はチーム入って3か月4か月で代表やってたよね。
あきべーさん
あきべーさん

 

かなみさん
かなみさん
わたし2006年5月2日にチームに入ってその年の10月1日に代表になってるんです。

で、その時にスタッフしたい人手挙げてください、で集まってくれた人全員でやりました。

 

集まった人に「なにしたい?」って聞いて、その人に合わせて役職を作っていくっていう感じで誰でもやりたいことができるみたいな。

その時にあきべーは振りを作りたいって言って、

たいがは「なんかやりたいです!」って言ってきて「なんかってなんやねん」ってなりながら、何でもしてもらう班を作ってみたりとか。そんな感じなので。

 

ーーーすごい、違いすぎて面白いですね。

 

「なんかやりたいです!」って完全に気持ちのほうが先走ってますけどそれでもいいんですよね。

個々の状況に合わせて自分にできる事を見つけてやっていってもらえたら少しでもチームの力になる。みんなを支える力になるから。

かなみさん
かなみさん

 

ーーーなるほど。すごいフレキシブルなんですね。

元々あるスタッフ枠の中に割り振るということではなくて、手を挙げてくれた人がやりたいことを新たにつくってその担当をするっていう。

「みんなでチームを作っていこう」感が素敵ですね。

チーム愛というかよさこい愛というか。

 



 

3. 掛け持ちOK

 

ーーーただ一方でぴとぅさんって掛け持ちオッケーなんですよね??

 

掛け持ちに対してそんな何にも考えてないよね、私たち。
かなみさん
かなみさん

 

たいがさん
たいがさん
ぴとぅで出てるお祭りはぴとぅで出たほうがいいなって気持ちはありますけど、

うちが出ない祭りだったら全然いいよってなるし。出る祭りでもメンバーにも掛け持ちの子いるので。好きなほう選んでもらったら。

 

よさこい界自体を盛り上げたいから

 

 

うちのチームを盛り上げたいってよりもよさこい界自体を盛り上げたいほうが強いからだと思うんですよね。

新しくよさこいしてみたいなと思った人にとってぴとぅというチームは

「手を伸ばせばそこにいつもあるチーム」

みたいな感じで近い存在でいたいと思って作っています。

そうすればよさこいする人が増える。よさこい界全体を盛り上げたいという思いなので、こんな踊りがしたいからあっちのチーム行きたいなってなったら全然それはオッケーです!

かなみさん
かなみさん

 

ーーーよさこいを盛り上げたい、、、なるほど。

 

出たい祭りに出るのは自分が決める

 

出たい祭りに出るのって自分が決めるじゃないですか。

うちメインに活動してるからよそで踊るのは困りますって何が困るかもわからないですし(笑)

ぴとぅが本祭としているお祭りが、高知とこいやなんですけど、長い期間在籍しててもよさこい祭りの本祭だけは絶対違うチームで出ますって人いるんですよ。

高知の本祭だけは絶対違うチームで出るんですけど、でもそれ終わったら活動の9割はこっちとか全然いるし。

あきべーさん
あきべーさん

 

たいがさん
たいがさん
それが全国大会では一列目で踊るような踊り子なんですけどね。

 

ーーーこれもギャップですね、名古屋は掛け持ち禁止が多い気がします。

 

掛け持ちしたチームで学んできたことをうちで踊ってみたら違う風に踊れる、とか、うちで踊ってたから、違うチームの振りを新鮮に感じたり、学びがあるので、何が悪いんだろうって。
たいがさん
たいがさん

 

ーーー「引き抜かれる」ってリスクをみんな恐れてるのと、自チーム演舞をないがしろにして欲しくないっていうのがあるんですよね。

そしてその根底には恐らくみんな賞を目指してるからっていうのがあるかなと思います。

賞目指すためには頭数必要っていうのが実際あって、そのためには強烈な囲い込みと引き抜きをしないといけない。中で奪い合ってるってとこはありますね・

 

大阪とはちょっと違うかな、、、
たいがさん
たいがさん

 

かなみさん
かなみさん
賞を目指してなくても人は集まるね…

 

引き抜かれるのは魅力がないだけですよね。
あきべーさん
あきべーさん

 

ーーー確かに(笑)



周りから見てどうか分かんないですけど、奪い合う感覚をわたしたちは持ったことないですね、引き抜こうと思ったことも、そういう考えに至ったこともない。

ただただ、自分達のコンセプトであったりという大事にしているものを大事にしまくっていて、それに思いを共にしてくれる踊り子さんやお客さんが集まってくれている。そんな感覚です。

そういうところはだいぶ違うのかもしれないと今名古屋のことを聞いて思いました。

かなみさん
かなみさん

 

ーーー

 

今回は以上です!!

チームの在り方についてすごく考えさせられる内容でした。

 

どまつり圏内で活動しかしていない中の人からしたら

 

〇 スタッフはピラミッド型の構造になっていて、

〇 既存の班に人を割り振るスタイルで、

〇 やっぱりどこかで所属歴長い人がスタッフになっていて、

〇 代表はもうその最たる役職で、

〇 チーム掛け持ちは基本的にはNGで。

 

もちろん全てのチームがそうというわけではありませんが割とそういう傾向です。

そしてチーム属性にもよると思います。

 

でも今回のぴとぅさんのチーム運営のお話を聞いて、

「こういうやり方があるのか」

と目から鱗のような、パラダイムシフトのような、そんなことを感じました。

その根底にあるのはチームを盛り上げたい、有名にしたい、というよりも「よさこい界自体を盛り上げたい」という思いがあるからなんですね!!

 

 

さて、次回は今回のお話の続きともなるのですが

「賞を目指さないのは何故か」

「チームの活動目的とは」

この2点についてお話していただきました!!

 

次回もお楽しみに!!
終わり!!
まっぴん
まっぴん

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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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