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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】夢源風人②ファミリーチームではなく”全世代”チーム

チームインタビュー20チーム目!!

夢源風人さんの2つ目の記事です。

(以下:ぴとぅさん とさせていただきます。)

 

前回はチームの成り立ちについてのお話でしたね!!

今回はチームのお話を少し深掘りしていきます。

 

◆ 夢源風人インタビュー全体目次 ◆

1. 目には見えない思いのつながり

2. ファミリーチームではなく”全世代”チーム ← イマココ

3. スタッフは〇〇人以上!?

4. 100年続くチームのために

5. ぴとぅさんのSNS戦略とは

6. メタル鳴子制作秘話 + 演舞は〇〇〇

 

タイトルにもあります通り、そして少し記事のネタバレにもなりますが(笑)、

ぴとぅさんのメンバーの年齢層は下から上まで幅広いです。

それを一般的?には「ファミリーチーム」と言います。

ファミリーチームと言えばよくあるのはキッズパート、若者パート、大人パート、のように

パート分けを前提とした演舞づくりです。

 

ただしこの後読んでいただければわかりますがぴとぅさんはパート分けをしていません。

 

どういう理由でそのようにしているのか、

そしてどのような考え方でどのように指導しているのか、

すごく気になりましたのでいろいろ聞いたらそれだけで1記事になってしまった、

というお話です。

 

まっぴん
まっぴん
それでは今回もいってみましょー!!

 

目次

 



 

1. 全世代満遍なく

 

 

ーーーぴとぅさんってメンバーの年齢層って下から上ってどのぐらいの方がいらっしゃるんです?

イメージ的には10代後半、大学生ぐらいからそれこそ30歳から40歳とかそれぐらいのイメージで思っているんですけど。

 

ほぼ全年代います。小学校1年生から60代まで。

子どもがいるからファミリーチームって思われたりもするんですけどそういうイメージではなく、

全年代のみんなが満遍なくいてみんなが家族みたいなチーム、ですね。

ファミリーチームってお母さん世代と子ども世代だけって感じで年代が分かれたりしますけど、そういう感じではないです。

かなみさん
かなみさん

 

 

たいがさん
たいがさん
児童手当から介護保険までみたいな感じですね。

 

ーーー(笑)

ファミリーチームではなく全世代チームっていう認識なんですね!

その中で一番ボリュームが多いのはどの層なんですか?

 

平均が30代前半ぐらいですね。
かなみさん
かなみさん

 

たいがさん
たいがさん
今回8歳が入ったから下がったかも。

 

ーーー8歳!!メンバーのお子さんですか?

 

スタッフさんの子どもさんです。

お父さんがカメラマンさんで、イベントなどに(親子で)来ていただいてる中で「ちょっと体験会入ってみる?」ってなって鳴子を持ち、

その中の一番上のお姉ちゃんがMCしてくれて、真ん中のお姉ちゃんが踊り子をしていて、今回一番下の女の子が入ったっていう感じです。

かなみさん
かなみさん

 

2. パート分けではない

 

 

 

ーーーそのように全世代が所属していると名古屋の方だと世代別にパートが分かれてくるところになるんですけども演舞を観る限りあまりそのように感じません。

その辺はぴとぅさんはどのように演舞をつくられているんですか??

 

踊りは基本的には2-30代あたりの人が楽しく全力で踊れる、っていうところがラインなんですよ。

だからちょっと上の方も「この踊りだけど一緒にやりたかったらどうぞ。ウェルカム」だし、

小さい子も「こういう踊りで大人な集まりだけど、一緒に踊りたかったらウェルカム」な形で。

 

上に合わすとか下に合わすとかはあまりしてないですね。

あきべーさん
あきべーさん

 

 

 

かなみさん
かなみさん
パッと見、外から見てふんわりなのに、実はガチってよく言われますね。

それぞれが個人でとても練習をするチームだし、踊りを極めようと思ったらどこまででも極められるところがあります。

 

祭彩グループ(高知の田村千賀先生振付のチーム)の中でも振り数が多い方と言われています。
たいがさん
たいがさん

 

ーーーそんな難しい振り付けでも小学生の子も結構流暢に踊っているんですか??

それは教え方を一工夫しているとか秘訣があるんですか??

 

子どもたちも素敵ですよ。

練習は、全員に対して全体的に教え方、伝え方に幅を持たせています。

 

子どもたちには

まず「よさこいを楽しいと思ってもらえるように」っていうのを意識してます。

そして練習の時1~2個くらいその日の目標みたいなのを伝えます。

そしてみんなで踊っているときにそこができたら「今できたね」をこっそり伝える、みたいな感じです。

鳴子へのこだわりは子どもたちにも伝わっているので、結構そこに関してはしっかり一緒に真似してくれたりもしてますね。

子どもだけではなく、その人が習得できるものに合わせて声かけをしていく感じですね。

 

学生とか他のチームから来た経験者さんとかで、すごく極めていきたい、踊りをやりたいっていう人には、

「こうやったらこういう表現ができるよ」みたいなアイソレとかを使った動きや、その人が目指したい振りに対してのアドバイスを伝えていきます。

 

初心者の方や60代の方、苦手意識を持っている方などには、

「ここは本当はこうだけどこうやって工夫したら動きやすくなるよ~。この足は省いていいよ~」とかを伝えながら、それぞれの中での最高のところを目指してもらえるように伝えます。

 

伝え方を変えるのは、踊り子に沿わせてる部分が大きいと思いますね。

なので全員がまったく同じ指導で踊るというよりは、それぞれが最高に仕上げることで演舞全体でひとつのものを表現していくという形ですかね。

かなみさん
かなみさん

 

 

 



 

3. 素材も料理も同じ、薬味が違う

 

ーーーということは振りとしては厳密には子どもたちと、学生・社会人・経験者組と、もっと大人の方とかって、厳密に言えば振りが若干違ったりすることもあるっていうことですか?

 

いや、基本、同じです。素材も料理も同じ。

付いてる薬味が違う感じかな。

極めたい人は極める最高にいくし、楽しみたい人は楽しむ最高にいるし、みたいな感じです。

頑張り方の種類を変えてる感じですね。

かなみさん
かなみさん

 

たいがさん
たいがさん
振りの枠線が太いイメージです。

この一つの振りにしても、子どもはこう踊ったらいいし、極めたい人はここまで表現しても全然構わないよっていうような感じに。千賀先生もそれを想定して作ってると思う。

 

インストは、ひとつの振りを伝えるときに「ここはこうやって胸を使って欲しい」とか結構細かく伝えるんですけど、

ぴとぅに入った最初や体験会で「拾えるところを拾っていってね」っていう感じで伝えているので、踊り子によって受け取れるものは受け取ってもらうけど、

そうじゃないものはもうスルーしてもらって、受け取れるようになったら自然と受け取るような感じです。

そうやって踊り子としてどんどん成長していく。

かなみさん
かなみさん

 

 

ーーー目から鱗ですね。

そもそも世代ごとのパート分けというのがどまつり界隈だけ顕著なんでしょうね。

作品のつくり方、魅せ方というところにも関わるところですが。

 

大阪でも各年代に合わせてっていうのをしているかというとそうでもないかもしれないです。

うちはたまたま各年代いるから各年代に合わせた方がみんなが楽しめるから。

みんなに沿わすっていうのを意識しているだけであって。

かなみさん
かなみさん

 

ーーーそういう風に振り付けの先生がぴとぅさんのチームのことをわかっていて、そういう振りを考えて提供してくださっているんですね。

 

たいがさん
たいがさん
想定はしてますけど、それを振りに出してるかどうかっていうのはまた別の話ですね。

 

 

ぴとぅのことはよく知ってるんですけど、作る時に忘れちゃうんですよね(笑)
あきべーさん
あきべーさん

 

たいがさん
たいがさん
毎年「今年ちょっと難しいから来年簡単にしよ」って毎回言うんですけど。「フォーメーションもやめよう!」って毎年言ってるんですけど・・・毎年フォーメーション出てくるんですよね(笑)

 

4. ポイントは伝え方

 

ーーーじゃあ流れとしては先生から「こういう振り付け、こういうフォーメーションにします」っていうのをもらって、

それをいったんチームの中で分解するというか、各世代ごとに伝え方を工夫してあげて、

みんなが踊れるように上手いことやっていくっていうような感じですかね?

 

ん~ホントに伝え方ですよね。

同じ振りを、踊り子に合わせてどう寄り添いながら伝えるかだけだと思う。

かなみさん
かなみさん

 

あきべーさん
あきべーさん
僕らは世代とか関係なくで4列の動きをする、というぐらいしかないので、「子ども隊列の振りはこう踊って」とか「このグループは〇〇らしく~」とかそんな感じにならないですね。

 

同じ年代であっても、そこから一人ひとりに沿わせる部分もありますよね。

どこまで受け取れるかなこの人はっていうのを考えながら、同じ年齢でも受け取れる子は受け取れるだろうし。どこまでこの人が元々持ってるか、っていうのを理解しながら

あとはどこに持っていくかっていうのを本人の意思とかどうなりたいという目指すところ、そして練習に参加できる頻度とか、あと地域とかによってやっぱり参加しやすいしにくいというのも出てくるので。

そのあたりはインストで相談したりすることもありますね。

かなみさん
かなみさん

 

 

ーーーそれは指導部みたいな人たちが、そういう想い、気持ちを持ってやっているんですか?

それともメンバー全員がそういう考えでいるっていうことですか?

 

インストがそういうイメージで伝えている中で、みんなの中で「こういうもんだ」っていう形が見えてきてる感じだと思います。
かなみさん
かなみさん

 

ーーーそのやり方ってずっと変わらないスタイルなんですか?この20年。

 

軸は「目には見えない思いのつながり」というチームコンセプトがあるからそれに沿うけど、それぞれの代表のひっぱり方が違いますね。

その引っ張り方に合わせて、指導うんぬんも変わっている部分はあるんだと思います。今がそういう方向に向いているだけであって、また変わる時も来るだろうし。

かなみさん
かなみさん

 

ーーー

今回は以上です!

各世代が混在しているチームですと演舞をどこかのパートに主軸を置く、

例えばぴとぅさんのような20代30代を主軸とした振り付けをすると子どもや40代以上の方がついていけなくなります

逆に40代以上の方や子どもに振り付けの主軸を置くと今度は10代後半20代30代が満足がいかない、っていうのが世のファミリーチームのみなさんの悩みではないでしょうか。

 

そこをぴとぅさんはパート分けをすることなく教え方、伝え方の工夫で演舞をつくり上げています。

もちろん各チーム演舞の方向性はあると思いますが今回のインタビュー記事がファミリーチームまたはそれに近いチームのみなさんの参考になれば嬉しいです!!

 

さて、次回はそのような体制を敷いているぴとぅさんのスタッフの在り方、考え方、チームマネジメントの方法などについてお伺いしました!!

 

次回もお楽しみに!!

終わり!!

まっぴん
まっぴん

 

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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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