チームインタビュー7チーム目、MAIYA(まいや)さんの3つ目の記事です。
今回はバサラカーニバルについてです。
先日美濃源氏七夕祭りが中止になってしまい、
みなさんにっぽんど真ん中祭り(以下:どまつり)の次に開催状況が注目しているのではないかと思われるバサラカーニバルについていろいろお聞きしました!!
ちなみに!!
こちらのインタビュー記事は過去1.2を争うくらいボリュームがありますので頑張って読んでください(約6,500文字)笑笑
それではいってみましょー(‘ω’)ノ
目次
2.今年はどうなるバサラカーニバル
3.MAIYAさんの運営力ありきのバサラカーニバル
4.何でもありのバサラカーニバル??
5.限定チームが乱立するバサラカーニバル
6.提出書類早く出そうバサラカーニバル
1.よさこいの忘年会バサラカーニバル
ーーー美濃源氏七夕祭りが23年前からよさこいが始まったっていう話ありましたけど
バサラカーニバルはその頃からあったんです??
てん : 昨年20回目だったのでまだなかったですね。3年くらいズレがありますね。
バサラカーニバルの起源は、
1999年の大晦日に瑞浪駅前で開催されたカウントダウンイベント「ウェルカム2000」と
2000年の年末(大晦日ではない)に開催された「ウェルカム21」に端を発します。
99年は地元チームのみで2000年は市外チームも交えての開催でした。
そしてある時夜宵(やよい)さんがサンタクロースの格好して出た
っていうのが今の仮装のキッカケですね。
バサラ瑞浪さん的にはあくまでコスプレのお祭りではなくてよさこいの忘年会っていう感覚でやっているですけども。
ただ「コスプレのお祭り」っていうワードが飛び火した結果何年か前に市役所に
「12月に日本三大コスプレ祭りがあるって聞いたんですけど」
っていう問い合わせがありましたね笑
↑Googleの画像検索で「バサラカーニバル」と入力したらこうなります
ーーー日本三大コスプレ祭り!!あながち間違ってはないかも笑笑
てん : 市役所の人はもちろんなんのこっちゃってことなんで
「そんなお祭りありません」
って答えたみたいですけどね笑
それくらいコスプレの認識が広まっていて今やコスプレイヤーの人もけっこう来ているみたいですね。
ーーーけっこう見かけますね。そもそも夜宵さん始まりだったんですねー!!
多分今の現役の夜宵の方は知らないかもしれないですね笑笑
2.今年はどうなるバサラカーニバル
ーーー美濃源氏七夕祭り中止になったじゃないですか。
多分今いろんなチームがすごい気になっていることは、
テレどまつりの次は「バサラカーニバル」だと思うんですよね。
もう昨年のバサラカーニバルが終わってすぐ今年の限定チーム出来てるみたいですからね笑笑
てん : そうですよね。最近皆もう動き早すぎですよね笑笑
挑み方がすごいですよね。
嬉しいんですけど流石に今の状況で今まで通りのバサカニをやったら多分反動で今まで以上の来場者数、チーム数になると思うんですよね。
そこでクラスター感染とかしたらとんでもない話なので。。。
ーーー確かに。人すごいですし。
現時点では話し合いとかはされてるんですか??
てん : まだやってないですね。美濃源氏七夕祭りの中止決定を下したばっかりなので。
まだどうなるかわからないですね。
ーーー万が一「”テレ”バサラカーニバル」とかになったら相当エグいことになりますね笑笑
てん : そうなんですよ笑笑
毎年275チーム(上限ぎりぎり)エントリーしているんですよ。
一時調べたら全国4番目のエントリー数のお祭りでしたね笑
ーーーほんとにすごい!!
てん : 毎年キャンセル待ちが発生している状態で。基本早い者勝ちですよね。
エントリー始まったら1週間も経たない内に埋ってしまうことが多いのでほんとに早めのエントリーしていただければと思いますね。
3.MAIYAさんの運営力ありきのバサラカーニバル
ーーーMAIYAさんはバサラ瑞浪さんと協力して事前準備からタイムテーブルから当日の設営から運営、撤収まで運営全てやられているんですよね??
てん : そうですね。
正確には「バサラカーニバル実行委員会」という組織がありその中でバサラカーニバルの踊りの部分である「踊り部会」というものがあるんですけどそこにバサラ瑞浪さんとMAIYA は属してます。
行政の方や商店街の方、バサラ瑞浪さんや中京高校の生徒さん、そして僕たちMAIYA など瑞浪市の方達が一つとなって祭りを作っていくわけなんですけど、
入念に会議を重ねて、あらゆるリスクを想定して全ての人が楽しんで頂けるように運営に携わらせて貰ってますね。
MAIYA は特に踊りに関する部分で毎年会場の準備や運営、片付け等をしてます。
普通にバサラカーニバルにエントリーしても十分楽しめますけど運営等をする事によってメンバー一同普段は味わえない達成感を感じています。
だからそのような経験をさせてもらっているので、
全国の中でMAIYAの運営力の右に出るものはいないくらいお祭りの運営には自信あります。
任せてくれたら時間おさずにお祭り進行できますよって。
ーーー超頼もしいいいいい!!
てん : 美濃源氏七夕祭りとバサラカーニバルは道路の交通規制の関係もあって終了時間は必ず守らなければならないんですけど、総踊り大乱舞の時間は何としてでも予定通り確保したい所なのでやっぱり分単位でおさないように気を遣ってますね。
普段保育士や看護師見習い等、私生活ではイベント運営に全く関係のない仕事をしている子が会場のMCをしたりPAとして音響操作をマスターしたり、入りはけの誘導をするなど皆頑張ってくれています。
これはもう特技と呼んでも良いかもしれません笑
ーーー頭が上がりません。。。チームの総力を挙げてお祭りを運営されているですね。
4.何でもありのバサラカーニバル??
ーーーそんな運営を頑張ってらっしゃるMAIYAさんにお聞きしたんですけど、
先ほどのお話で元々よさこいの忘年会的なお祭りがコスプレのお祭りという風に認識されるようになって、確かにすごい有名になりましたけど、
それについて率直にどう思いますか??
てん : そうですね。元々の主催者の方向性とは違ったものだったかもしれませんけど
バサラカーニバルに関しては楽しかったらいいんじゃないかとは正直思いますね。
ただルールの部分ですごい難しいところがあるんですよ。
一般常識というかなんというか・・・中にいろんなチームがあって・・・
演舞中に肉焼くチームとかいましたし。
ーーーえ?公園線の道路の上で?
てん : 道路の上で演舞中にカセットコンロ出して肉焼き始めたり、
おでん作って食べるチームや、こたつ持ってきてみかん食べるチームもありましたね。
ーーーなんだそれ。
ちょっと常軌を逸してますね。
てん : 大体誰がやってるかわかってるですけど別にその人たちがどうってことはないですけど、やっぱり自分たちが楽しければいいというわけではなく・・・
限度は守って楽しんでほしいですよね。
ーーー仮に限度を越えるようなことをするチームがいたらブラックリスト入りとかになるんですか??
てん : ブラックリストというか要注意チーム入りするんですけどバサラカーニバルってチーム名変えても支障がないじゃないですか笑笑
ーーー笑笑
じゃあ防ぎようがないのか・・・。
てん : そうなんですよ。
来年気を付けようねって言っても来年誰が何をしてくるかわからないんですよね笑
ーーーだから他のお祭りと違って未知の恐怖みたいなものはありますよね。
てん : 運営側からしたらどんな状況が起きても対応できるように、
とは言ってるんですけどみなさんその想像のはるか上を越えてくるので笑笑
ーーー普段できないことをバサラカーニバルで試すみたいなところいますよね。
てん : オンリーワンのお祭りが出来てるっていうのはいいなって思いますよね。
多分全国探してもないですよね。
ーーー絶対ないですよね。だから全国から集まるんですよね。
てん : ほんとに北から南までいろんなチームが来てくれているので。
瑞浪市を知らなくてもバサラカーニバルを知ってるっていう人多いですからね笑
5.限定チームが乱立するバサラカーニバル
ーーーけっこう最近限定チーム作ってバサラカーニバルでまず試すみたいな風潮ありますよね。
そういう乱立する限定チームについてはどう思いますか??
てん : 僕はすごい楽しみにして毎年観てますね。
勝手に審査員みたいな気持ちで見てるんですけど、
どれだけそのチームならではの色を出せるかかなって思いますね。
毎年似たり寄ったりなんですよね。
せっかくこんなに何でもできるお祭りで自由に作る時間もあって人数も集められる期間もあって、
さぁお披露目だっていう時に
「どこまでエンターテイナーになれるか」
っていうところだと思うんです。
なんかこう二番煎じで終わってほしくない感があって。
オンリーワンをどうやって作るかってところなんですよね。
よく見るのは、大体真ん中で着物着て扇子で踊ったり、他にも棒や傘はよくありますよね。
構成も分かっちゃうんですよね。次何来るかとか。
たまに独創的なチームもあるんですけどね。
音の取り方とか振り付けとか独創的なところが印象に残りますよね。
夜宵さん、kagura(かぐら)さんの人気がやっぱり高いのでそこと似通ってしまうのでそこが若い子の課題なんじゃないかなって思いますよね。
先ほど限定チームが増えていると言いましたけどエントリー枠には「一般枠」と「限定枠」の2種類がありまして、
限定枠に関しては振りの構成または曲がこの世に初めて出る作品で演舞する枠なんですね。
中京高校の生徒さんに審査して頂いて、アンコール演舞もあるのですが
実際は毎年エントリー数が減ってきています・・・。
なのでこれを読んで頂いた皆さんも是非、限定枠でエントリーしてみてください!!!
ーーー限定チーム減ってきているんですか!?それは知りませんでした。
てっきり増え続けているものかと思っていました。
もちろん枠は早い者勝ちではあるのですけど是非みなさん、今まで一般枠だけで参加されていた方も是非限定チームで参加してみましょう!!
6.提出書類早く出そうバサラカーニバル
ーーーあとこれも聞きたかったんですけど、申し込みした後の参加費支払いとか提出書類の遅れとか期限守らないチームって多くないですか??
てん : めちゃめちゃ多いですよ。
エントリーだけして参加費を期限までに支払わなかったりとか登録してないとかありますね。
ーーーそれほんとに何とかならんかと思うんですよね。
twitterで運営されている方のつぶやきを見ることがあるんですけど。
自分でタイムテーブル組んでみろよって思います。
てん : 毎年大体その問題は出ますね。運営してみて初めてわかる事なんですが、
みんなの協力があってやっとお祭りが動いていくんですよね。
だから誰かに向けてお願いや厳しい事を言う事はありませんが、思いやりの心は大事だなと思いました。
ーーー心が広い!!
ただこれだけ苦労してお祭りの運営をされているのに参加チーム側の意識が低いのはほんとにはたから見ていて疑問なんですよね。
いっそのこと期限守らないチーム無条件に申し込み取り消ししちゃえばいいのにっていつも思ってます。
益々そういう参加する上でのマナーとか演舞のモラルとか節度を持った参加をしてほしいものです・・・。
しかも今年バサラカーニバルが今まで通り開催するってなったら多分チーム数やお客さんやばいですから尚更懸念されますよねー。
てん : やばいですよねー笑。そうなんですよ。
だからバサラ瑞浪の幹部の方も、
お客さん含めて3万人来る体で体制を取ろうっていう話をしてて(笑)
いつもだと登録人数1万人くらいなんですよ。たぶん限定とかで被ってるんで実際もっと少ないと思うんですけど、登録だけの人数だと1万人超えてるんですよね。
そこを3万人にするって言ってたんでもし本当にそうなったらどうなるかわかんないですけど。
次、やるとしたら3万人来るお祭りを作りたいなって。
ーーー3倍じゃないですか。
いずれ金曜日前夜祭、土曜日日曜日本祭みたいな、どまつりみたいな感じになってくるんじゃないかなー笑
てん : ほんと、なんか怖いっすね笑
前夜祭ってチーム演舞だけじゃないんですよね、簡単なゲームとかもやってて。
例年だと○×ゲームとか、美濃源氏七夕まつりとか瑞浪市の歴史で○×ゲームやったりとか。
本当に単純にチーム対抗馬飛び対決とかやったり、
踊り以外で体を動かすイベントみたいなそういう時間を作ったりもしてるんですけど。
なので今後規模拡大に伴って前夜祭に来る機会があれば、今までとは一味違うバサラカーニバルを楽しめるんじゃないかなと思います。
ーーーみんなもうほとんどの人が日曜日に集中しちゃってるからぜひ前夜祭の雰囲気を味わってほしいっていうのはありますよね。
SABO : たくさんの人が瑞浪市に来てくれる事はとても嬉しいです。
しかし(現状も既にそうですが)どこかで制限をせねば行けない時期が来るとは思うので、
瑞浪市の人と街がどこまで応えられるかとなるのでしょうか。
そしてバサラカーニバルや美濃源氏七夕祭りに関して思うことは
「最後までいてほしい」ってとこですね。
そして、もっと一般の方々が踊らずとも足を運んでくれる様にしていきたいですね。
ーーーそれほんとそうですね。
もちろん遠方から来ていて早く帰らないとっていうのはあると思いますけど自分たちの演舞が終わったらさっさと帰るチームさんもけっこう多いですよね。
「お祭りに参加している」っていうか「踊りに行って楽しむだけ」みたいなところはあると思います。
最後まで参加してはじめてお祭りの良さって伝わると思うので
ぜひみなさん最後まで残ってバサラカーニバルを、美濃源氏七夕祭りを満喫してほしいと思います。
またその一般のお客さんについても同感で、
毎年参加していてどこを見渡しても踊り子ばかり、っていうのは感じますねー。
踊り子からしてもお祭りしばらく出てないけどバサラカーニバルは毎年出てるって人とってもおおいんですよね。
今は体力的にもモチベーション的にもどまつりやるのはしんどいけどバサラカーニバルは出るとか、観に行くとか、何ならコスプレだけしに行くとかいます。
なんかほんとにバサラカーニバルってピースフルというか、賞を目指してバチバチやるわけでもなくて各々が好き好きやってるっていうのがほんといいですよね。
だからお客さんもそういう、
踊り子やチームがいつもとは違った顔を見せるバサラカーニバルにもっと観に来てほしいなて思います。
ーーーーー
今回は以上です!!
今回はどまっぷ的にも思うところがあったのでどまっぷの会話も多々ありますが、
やっぱりあれだけ楽しいお祭りが毎年無事開催されているのは
バサラカーニバル実行委員会の方々はじめ、バサラ瑞浪さんMAIYAさん、地域の方や高校生のコなどたくさんの方々の力あってのことです。
なのでそれらの方々に迷惑をかけるようなことは決してしてはいけないことと思います。
バサラカーニバルは何でもあり、ではありません。 ←ここまじ重要だと思っている
節度を持った楽しみ方、祭りに参加「している」のではなく参加「させてもらっている」、一緒に作り上げている、という心持ちでこれからもお祭りを参加者側からも盛り上げていきましょうね!!
そして今回でMAIYAさんのインタビューはラストになります。
どまつりで言えば20回を越え、
その当時小さかった子も成人を迎え学生チーム・社会人チームなどに入る、
当時学生で踊り子としてバリバリだった方が自らチームを立ち上げ、第一線として更に活躍する、
そしていずれそれらの方は家族を持ち、元々所属していたファミリーチームに回帰する。
そうやってよさこいは循環を繰り返していきながら益々広がっていったらいいなーなんて漠然と思いました。
MAIYAさんありがとうございました!!
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