チームインタビュー10チーム目心纏い(こころまとい)さんの2つ目の記事です!!
前回はチーム成り立ちから若宮八幡社とのつながり。
チーム名にも含まれている「心」についてもお話いただきました。
今回は前回の続きとして「心纏い保存会」について。
そして代表としての展望についてお伺いいたしました!!
代表のびっしゅさんは学生の頃名古屋学生チーム「鯱」に所属しており、代表経験もあるということで学生チームの代表、社会人チームの代表との違いについてもお話いただきました。
今回の内容は特に学生から社会人になって間もない方にとっても刺さる内容だと思います!
それではどーぞー!!
目次
1. 心纏い保存会とは・・・
ーーー続きまして、「心纏い保存会」について教えてください。
びっしゅ : 2012年に保存会は発足しました。2代目代表の時ですね。
いくら社会人チームとは言えど、「世代」というものが出来てしまって世代交代感が出てきてしまったんです。
そこでチームを長く続けるために、チーム力がガクンと下がるのを避けたいということ、またとある理由(結婚、出産育児、転勤など)で続けれなくなってしまった人たちのために、
「もっと気楽に心纏いとして参加できる場所はないか」
「みんなが無理なく心纏いと関わり続けられるような組織を作りたいな」
って考えて立ち上げたのが「心纏い保存会」です。
保存会の活動理念としては、心纏い本体がより良い演舞ができるように、そのサポートができるように、そしてそれにずっと関わり続けられるようにというものがあります。
ーーーわいわい若宮やバサラカーニバルでも踊ってましたもんね。過去曲などで。
びっしゅ : そうです。ほぼ毎年一緒に踊っていただいてます。
他には、名古屋まつりで一緒に踊ったりとかわいわい若宮に出ていただいたりとかですね。
それに、どまつりの時には、たくさんの方に来ていただいて、道具や給水のサポートをしてもらっています。
ーーー普段の活動では心纏い本体との関わりとかはあるんですか?
ゆず :そうですね。
保存会の方々から踊りたい、練習行くねと言っていただいたりとか、衣装をお借りしたりとかでの関わりはありますね。あとは、色々なことで相談にのってもらったりもします。
ーーーなるほど。他チームでは中々ない組織なので気になっていました。
いわゆる後援会、OBOG会的な立ち位置なんですね。
ただ、ただの後援会、OBOG会だと「サポート」の要素が強いですがそれだけではなく積極的に保存会単体で踊る機会があるんですね。
ありがとうございます!!
2. 代表の展望
ーーー次はびっしゅさんが代表として今後心纏いをどうしていきたいかについて教えてください。
16年目ということで代表も4人目。学生チームと違って毎年代替わりしなければならないこともないので数年スパンの今後の展望みたいなところをお話いただければと。
代表って何年やらなければいけないみたいな決まりってあるんですか??
びっしゅ : 決まっているわけではないです。本人の気持ち次第です。
せっかくだし2人で20周年までやるかっていう気持ちはあります。つまり4年やって20年目新代表に渡しつつ20周年を一緒にやるみたいな気持ちではいますね。
ゆず : 20周年を一緒につくりながら、踊りながらぐらいな気持ちではいますね。
なんだかんだ歳なんで笑
ーーーではその20周年までの4年をどういう風にしたいとか、メンバーにこうなってほしいとか、そのような想いは何かありますか?
びっしゅ : はい。
僕は元々学生チームにいたのですが学生チームの時はそれ(よさこい)ありきで人生が進んでいくのがすごくある中で、
やっぱり社会人チームなので、社会人としては「あくまでこれは趣味でいたいな」という想いがあります。
仕事とか学生もそうですけどあくまで「本業ありき」のどまつりだなって自分が思っているので。
心纏いは8割くらいが社会人なんですよね。学生も頑張ってくれてるけど社会人が多いという現状なんです。
その中で、家庭があって仕事があってみなそれぞれの事情があって。
でも、それでもその趣味をめちゃかっこよくやったらすごくない?って思っています。
だから心纏いをめちゃめちゃかっこいい趣味にしたいんです。
仕事が忙しくてなかなか練習に来れない子もいるんですよね。
ただ練習に来た時はめっちゃかっこよく踊るためにしっかり一生懸命がんばるとか。
なかなか練習に来れなくて久々に出るお祭りだからこそめっちゃ全力で楽しむとか。
そういう、ただの趣味だけどそれを全力でやるんだったらかっこよくない?っていうが僕の想いで、そういうかっこいい社会人チームでありたいって思っています。
心纏いかっこいいよね。踊りもだし立ち居振る舞いもだし、姿として尊敬されるというか、そんなチームを目指したいなって思ってる部分がすごいあって。
その趣味の中で人を感動させられたり、人から手拍子をもらえたり、見ている人から「おおー!!」って言ってもらえるなんて、こんな最高なかっこいい趣味はないでしょう。
って言って代表になりました。
そのためにはやっぱ練習をがんばらなきゃいけないし、自分のスケジュール管理もしなきゃいけないし。それはもう学生の子も含めて、自分の受験とか学業とかバイトとかいろんなものの兼ね合いもみながら、心纏いに全力で頑張ってほしいと思っています。
あとは、祭りの会場でもだらーっとしたりとか適当にやるんじゃなくて、やっぱりいい大人なんだからかっこいい姿を見せたいからってマナーとかルールとかもしっかり守ってやれたらなっていう風には思って、そういうところを自分は気にしていつも話はしています。
これはもう代表になる前から結構、言ってはいたんですけど。
自分的には「世界を目指す」とか「日本を掌握してやる」とかそんな思いはないんですけど、
「俺こんなかっこいいチームで踊ってんだぜ、俺こんなかっこいい趣味してんだぜ、どやっ!」
って言えるようなチームにはしたいなっていう風には思ってます。
かっこいい大人って余暇もしっかり楽しめる人だなって。
仕事もできて、家庭もスマートにこなして、でかっこよく余暇も楽しむ。
そういうのが社会人チームとしてはかっこいいなーって。
ーーー社会人チームのひとつのあり方ですよね。
前インタビューした歓喜団さんは自分たちの余暇というか同じように「趣味として」楽しめるようなチーム運営をされていて、賞とかかっこよくというよりかは、自分たちのやりやすいようにということで、秋以降練習を減らしたりとか、他の趣味との両立も考えてやられていました。
正直社会人は学生の時のようにゴリゴリにやれよって言われても難しいことありますよね。
家庭環境も変わるし。結婚、出産、転勤もあるし。
びっしゅ : 練習来れないのはいいんですよ。でも来た時にちゃんとやろうぜって思ってます。
せっかく来たんだったら適当に踊ってわーわーして帰るんじゃなくて、しっかり練習してしっかり楽しんで帰ろうぜっていう風には思いますね。
ーーーたまに社会人でふらっと遅れてきてだべって帰るって人がいますもんね。
びっしゅ : あくまで「踊りのチーム」なので踊りは大事にしたいんです。
自分が楽しくてやっていることで人から拍手もらえるってまあまあ高尚な趣味ですよね笑
その拍手をもらえるように自分を磨いていく中で、自分のスケジュール管理ややらなくちゃいけないことをしっかりやるってのが、自分の描いている心纏いというか社会人チームの理想像というか。
自分が、どうせやるならちゃんとやろうよっていう、やるかやらんかでなくやるって選んだったらしっかりやろうよっていう信念も自分の中ではあるので。
自分の想いとしてはこんな感じです。
3. 学生チームと社会人チームの違い
ーーー学生チームと社会人チームの両方の代表をやられていて、やり方、マネジメントにおいてやっぱり違いってありますか??
びっしゅ : いやー違いますね。学生チームの時と心纏いでは全然違います。考え方も。
めっちゃ根本的なところは変わってはいないんですけど。特に時間の使い方と考え方とかですかね。
ーーーめっちゃ練習やるぞー!とかでなくてね。効率よく練習していこうとかいう。
びっしゅ : そうですそうです。あとは(社会人チームは)熱量だけでものを言ってたらあかんなっていうのはありますね笑
たまには大事ですけど。みんな大人なんで笑
気合、根性だけではなんともならん部分があります。学生チームの時はそんだけで走ってたんですけどね。
ーーー「お前らやろうぜ!!」っていう笑
ただ社会人だと学生に比べて体力的な衰えもありますもんね。合宿徹夜で遊んでそのまま練習とかもう無理ですもん絶対。
総じて学生チームよりも社会人チームは更にメンバーへの伝え方だったりとかフォローの仕方、気遣いの仕方などより思いやりが必要なんですね。
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今回は主に代表の展望をお話いただきました。
「あくまでこれは趣味でいたいな」
「心纏いをめちゃめちゃかっこいい趣味にしたい」
これ。深いです。
かっこいい趣味にするためには自分自身がかっこいい大人であるべき。
かっこいい大人というのは心纏いでの練習を真剣に取り組む。そしてそのために各自の仕事などを真剣に取り組む。
よさこいというイチ趣味以前に人生を充実させるための心纏いでありたいということなんですね。
こちらも勉強になります。
よさこいは楽しいです。ほんとに。
ただその楽しさのためにプライベート(本業)は決して犠牲にしてはいけません。
・・・と言いつつ中の人も学生の時は練習後そのままファミレスで日をまたぎ、そのまま近くのチームメンバーの家で朝まで寝て、大学の授業サボるとか・・・たまーにありましたけどね。たまーにですよ笑
心纏い保存会があるのも、
あくまで仕事や家事育児など社会人ならではの「軸」はそちらに保ち、各々の関わりやすいカタチで心纏いと関われるようにした結果生まれたものでもあると思います。
今回のテレどまつりのように。
ありがとうございました。
さて、第三回となる次回はお二人のパーソナリティについて触れていきます!!
お楽しみに!!
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