チームインタビュー5チーム目、かんしゃらさんの2つめの記事です。
・・・ってかもうフォローしてますよね??
さて今回は前回のチーム情報の続きとなります。
どまつりを本祭としているチームの方からすれば「意外!」って思われるようなところもあり、
非常に文化の違いを感じます。
それでは行ってみましょー((*´∀`))ウキャキャ
目次
4.チーム名の由来
ーーー次に「かんしゃら」の名前の由来を教えてもらってもいいですか?
みなと: あー・・・響き。
ーーーひびき??
みなと:響きです。響きが良くないですかっていう。ごめんなさい本当にこれだけなんです。
ホームページに書いてあるのは後付設定なんですよね。
ーーーこれめちゃめちゃ裏話ですね笑
みなと:かんしゃら作る時に、最初のメンバー7人で居酒屋で打ち合わせをして、
チーム名を決めようっていう時にいろんな案が出たんですが、どれもピンと来ず。
誰かが「かんしゃら」ってどう?」っていう発言があって。
「どういう意味?」って聞いたら
「意味ないけど響き良くない?」って。
ーーー笑笑
みなと:そのまま「それでいっかーじゃあそれで行こう」って。
チーム名に具体的な意味を込めてしまって、逆にそれで縛られるのももったいないじゃないですか。
チーム名はずっと変わらないものだから、
仮に10年20年引っ張っていかなあかんって言うんだったら抽象的でいっかーって。
ーーーそれは一理あるかもしれないですね。
みなと:で後からチームコンセプト作る時に「関西から「感謝」を僕らから」って。
「あ、いいねー「かんしゃら」じゃんって」って。
ーーーめっちゃうまい後付け笑
みなと:感謝を示す人たちにしようって。結果今ツイ廃なんですけどね笑
5.チーム情報
ーーー次にチーム情報について教えてください。メンバーは今どのくらいいらっしゃいますか?
みなと:毎年最終的には100名くらいです。今の時期は70名くらいですかね、
ーーーメンバーの年齢層はどのくらいですか??
みなと:年齢層は20代30代がメインですね。
ーーー男女比はどのくらいですか??
みなと:ざっくりですが、女性の方が多いかな。4:6、もしくは3:7くらいだと思います。
ーーーということは社会人チームですか??
みなと:社会人の方が多いですね。学生は10%ぐらいですね。
学生もほとんどみんな掛け持ちではなくうちだけに参加している子が多くて。うちでよさこいを始めたっていうのがほとんどです。
- ーーー練習は何曜日にどこで何時からやられていますか??
みなと:大阪は水曜日20時から2時間、日曜日は13時から4時間、大阪市内の施設か公園。
東京は土曜日13時から4時間、東京都内の施設か公園です。
※現在新型コロナウィルスの影響で練習は中止しています。
ーーーメンバー募集っていうのは学生チームだったら4月の新歓のシーズンが主ですけどかんしゃらさんっていうのは何月にいっぱい入ってくるっていうのとか、ありますか?
みなと:決まったシーズンはないですけど
「1月2月の1年コース」
「4月5月の高知コース」
「8月9月の秋コース」
の3つに分けているので、
問い合わせは年中もらってるのでその時のコースっていう感じで案内しますね。
ーーー年3回コースなんですよね。初めてです。珍しいですねー。
みなと:これすごいんですかね?私は普通やなと思っていて。
ーーー名古屋はやっぱり学生チームが強いというところもあって4月の入学式シーズンにいかにビラを配って新歓で新入生を入れるかっていうところでもう決まるんですね人数が。
みなと:学生チームはそんな感じですよね。
ーーー社会人チームは正直決まったタイミングがなくて、先日の緣志さんの話ではないですけど、
「他チームの人が限定参加でしました、気に入りました、元いたチーム卒業してそちらに入ります」っていう。
「よさこいという枠の中」で回しているという感じなんですね。
なので社会人が新規で社会人チームに入るということはないですね。もちろんゼロではないですけど。
あとはよっぽど地域に根付いたファミリーチームなら別ですね。
みなと::そうなんですねー。
ーーーだから話を聞いていて社会人チームなのに全然違うなと思ったんですね。
みなと:うちの場合、もっと経験者来るかなとか思ったりもするんですが、初心者の方が多いんですよね。ありがたい話ですよね。
それに踊りを教えるにしても変なクセはないし、中にはスポンジのように吸収してくれる方もいたり助かったりすることもあります。
うちはしっかりと身体を動かせないと踊れないので、変なクセがある経験者の場合、逆に大変なんですよね
ーーーそれわかります笑
元いたチームの踊りのクセっていうのは簡単には抜けませんからねー。
6.名古屋支部について
ーーーそんなかんしゃらさんは何故名古屋支部を作ることになったんですか??
みなと::単純に名古屋からのメンバーが増えたっていうだけなんですよね。
名古屋からうちに来てくれる子達が去年10人以上いて、名古屋から来るのって交通費かかるじゃないですか。
じゃあいっそのこと名古屋で練習できる環境を作ってもいいじゃんって作っただけなんですよね。
個人的には支部って言いつつもまだ始まったばかりなんで多くは整っていないんです。
練習やってもらってお祭り前のリハーサルとかはこっち来てもらうことになるのかと思います。
今のところ名古屋のイベントも出るつもりもないです。
そういうやり方で活動していって上手いこといって、もっと人数がある程度増えて安定してきたら、
いつかは名古屋のイベントにも参加できたらいいなって思ってます。
とりあえず今はそのぐらいの段階ですね。
ーーーじゃあ例えば何今で言うと倭奏さんみたいにメインはYOSAKOIソーラン祭りだけど名古屋支部があるのでどまつり出ますよ、という方向性もあり得るということですね!
みなと::んーまぁそうですね 。
基本的にはその考えですね。
ーーーあ!でもあれか曲の長さが違うから無理か。
みなと:どまつりに対しての苦情みたいになっちゃうんで誤解されないで欲しいですけど
曲の分数短すぎるっていう。
ーーー笑
確かに他の地域のお祭りに出ているチームからしたら短いですよね。何もできない。
みなと:「かんしゃらさんお祭り参加いかがですか?」ってお声がけされたことはあるんですけどそもそも「曲の分数が違うので出れません」というところですね。
一曲4分半もあるので、どうしようもない。踊りながら入場するしかない。笑
チーム数やイベントの仕様上仕方ないとは思うんですけどね。入退場4分はきついです。
よさこい祭りはたくさんループして踊るので曲そのものに4分半くらいないといい感じにはならないんですね。
ーーー代わってお詫び申し上げます笑笑
7.作品づくり・プロモーション戦略
ーーーかんしゃらさんの映像ってめっちゃキレイだなって思って気になってましたけどチーム内で作ってるんですか?外注とか出してるんですか??
↑↑かんしゃらさんのYouTubeチャンネルです。
みなと:作品づくりの話をまだしてないのでそこからまず話しますね。
うちって、そもそも結構低コストで作品を作っています。
作品に過剰にお金かけすぎないように、
余計なものをなるべくそぎ落とすような作品づくりになっていると思います。
「深く、シンプルに」
が作品作りの根底にあると思います。
パート分けとか少ないんですよ。男女の振り分けもないですし。
衣装も1パターン。旗と提灯が少し違うけど、大まか一緒。
それは理由がありまして、私どまつり系の演舞で好まないところがあって。
それは「待つ」っていうことで笑
例えばしゃがんで4×8くらい待つとか。
この間何しとるん?ってなるんです笑
ーーーあるある笑 人数が多いチームほどそういう傾向ありますね。
みなと:パート分けがその原因ならそれは不要だなとなりました。
あとは、狙ってそうしたわけではないんですが、
昨今は派手に見せてナンボ、衣装替えしてナンボ、大道具出してナンボっていう風潮がある中で、
じゃあ真逆のスタイルで行った方が良いよねって思っちゃって。
そうなると、衣装代などが安く抑えられるので、2万円いかないこともあります。
ーーーすばらしい!!もう毎年新曲の衣装代が一番メンバーの首を締めてますからね。
リアルに10年前と比べて2倍以上しています。
みなと:フラフもないですし当然大道具もないので、それ以外にコストをかけることができます。
だからなるべくメンバーのためや、チームの宣伝のためにお金が使えます。
・・・ってことで話戻してかんしゃらの動画はチーム内にフリーランスでそういう仕事している人がいて、撮影から編集までしてくれています。ありがたいです。
ーーー浮いたお金というかそういうのを仕事としてメンバーに発注してるってことですね。
それはクオリティ高くなるわ。
みなと:Twitterや動画とかもそうなんですけど僕が考えていたのは
「いかに賞を獲らずに有名になるか」なんですね。
最近はありがたいことに受賞させていただく機会が増えてきていますが、そうなる以前からチームの名前は結構売れていたと自負しています。
どうしたらいいかを考えたのが、
1つはTwitterなどのSNSの使い方。
もう1つは動画の視覚的なコンテンツの使い方。
あともう1つ、ここはあまり知られてないですけど、LINE@を使ったWEBアプリの作成、チーム内会計の自動化。
チームのシステムを強固にしていかにメンバーやスタッフの負担を減らすか。
この3点を大事にしてやっているところです。
ーーー外に向けて「賞」という力を借りずに自分たちだけでいかにアピールするかっていうところですよね。
Webアプリはなかなか真似できるチームはいませんけど笑
みなと:賞って水物だと思うんですよ。
その時々でとれるかとれないかは変わりますし、きっと作品の良し悪しだけではないと思ってます。
それに頼るんではなくて、
もっと絶対的なものに頼った方が良いなと思って広報・システム・メディア・チーム内企画に力入れてます。
~終わり~
いかがでしたでしょうか。
どまつりチームってやっぱり「賞を獲ること」がひとつ有名になるために必要な手段になっておりますがかんしゃらさんはその逆、「賞を狙わないでいかに有名になれるか」というところ。
よさこい祭り界隈ではむしろそれがスタンダードなのかもしれませんね。
そこに注力し、SNSでの発信力・コンテンツの外注化(メンバー)・チーム内システム開発による効率化を行っていると。
学びが深い。。。
自分たちのやり方が正しい!それが全てだ!!
と頑なになることも大事な時もありますが、
柔軟に良いところ、参考になるところを取り入れる、
そういうチームが伸びていくんだろうな、
と思います。
参考になれば幸いです!
・・・次回はチームを有名にするためのひとつ目の手法であったSNSの使い方、
twitterについて聞いてみました!!
お楽しみに!!
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