チームインタビュー8チーム目歓喜団さんの3つ目の記事です(^o^)/
3つ目となる今回は歓喜団さんの拠点となる「今池」という場所について。
こちらの赤枠部分が今池です。
「何故今池が拠点なのか??」という経緯から
「今池とはどのような街(商店街)なのか」と言ったところまで、
そして最後に前回のMAIYAさんのチームインタビューでも出てきたフレーズ「第二のふるさと」というところで今池をどのように捉えているか、
といった深いところまでお話いただきました!!
目次
1. 活動拠点
ーーー今拠点って今池じゃないですか。それって元々今池に所縁のあるチームっていうことだったんですか??
まい : 実は拠点2回変わってるんですよ 。いろいろな理由で変えざるを得なかったんだけど。
最初は刈谷だったんです。
初代代表が刈谷の子で、その周りの友達がメンバーにすごく多かったから。刈谷を拠点にして、練習も刈谷でずっとやっていて。
ただ途中から施設のルールの関係で、練習場所が借りられなくなっちゃったんだよね。
さぁどうしようってなったときに、いつも夏祭りで踊りに行かせていただいていた商店街さんのご縁で、「うちの地区の小学校借りればいいよ」って言ってくださって。
本当にありがたかったなぁ。でも、またそこの体育館も使えなくなってしまって。。。
再びどうしようってなったときに、また別のご縁に助けられたの。
私ともう一人のメンバーが、西川先生(西川千雅:日本舞踊西川流四世家元)とご縁があって。
その年、西川先生が今池音頭(歓喜団さんが民謡として使っている)の盆踊りの振りをリニューアルすることになったと。
それを、民謡を踊る婦人会の皆さんへの振り落としをするから、手伝ってほしいっていわれて。
そのときに「何かおもしろいことをする二つがくっついたら面白くない??」っていう話になって、今池と歓喜団をくっつけてくれたんですよね。
そこからが長くて、今年で12年目になります。
ーーーそこに西川先生が関わっていたんですねー。
まい : 全ていろんなご縁があって、今日まで繋がってきてますね。
2. 今池まつり
ーーー秋ぐらいに今池でお祭りありますよね。あれは歓喜団さんが主で運営などされているんですか??
まい : 9月にある今池まつり自体は商店街のお祭りなんだけど、メインステージの1時間くらいの枠を私たちに任せてくれるんだよね。
最初は自分たち歓喜団が踊るだけの時間として、15分から20分くらいの中でやっていたんだけど。
いろんなチームさんが来てくれたら今池を知ってもらえるし、更に盛り上げることもできるし、と言うことで商店街さんに相談をしたら「おもしろいいじゃん!いいじゃんいいじゃん!」と言ってくれて。
それで「もっと時間伸ばしてもいいよ」「好評だから好きなだけ」って言われて笑
今は1時間の枠でやらせてもらっているんだよね。更衣室の都合や待機場所も踏まえて、1時間がいっぱいかな。
あとは、今池は音楽の街だから、今池祭りも音楽関係のステージや企画が多いんだけど。
今池としては新しい文化でまだ今年で12年目なんだけど、お神輿の練り歩きもあって。それも初年度からお手伝いさせてもらってる。
お神輿を担ぐだけじゃなくて、参加者の受付事務とか、御輿の組み上げ、解体のお手伝いとかいろいろ。
神社の祭事としてではなくて、商店街の繁盛を願うお神輿なんだよ。
ーーー今池まつりって雰囲気とてもいいですよね。なんかこう・・・雑多な感じ笑
まい : そうそうそうそう「ザ・今池」っていう。何でもありの雑多な感じ。
ーーー今池プロレス とかもありますよね。
まい : そうそう。道端でプロレスするやつ。
※町中にリングを作って試合してる・・・すごい!!
ーーー今池ってだからそういうさっきの西川先生の件もそうだけど面白いことをいろいろやっていくエリアなんですね。
まい : とがった商店街だと思う。「一風変わった」と言い方をすればいいのか「とがった」というのか、商店街の人たちと話してても面白いなぁって思うことがいっぱいあって。
ーーーそこによさこいやどまつりが受け入れられて今の形ができたっていう感じなんですね。
今年は開催されるんですか??
まい : 今年は残念ながら中止が決まっちゃったんだよね。
感染症のことがあるから、なかなか年内のイベントは厳しいんだろうなぁ。皆さん、本当に悩まれているよね。。
今年はそういう年になりそうだよね。全国のお祭りの休憩の時期というか。新しいことを見直す時期というか。
3. 今池ってどんな町??
ーーー今池ってどんな町ですか??やっぱり先ほどの今池まつりのようにとがってるっていう感じですか??
まい : とがった町ですね。
今回のコロナの件でも、今池の商店街もかなりの打撃を受けてるみたい。でも、こんなことに負けるか!って皆さん気持ちを鼓舞していて。
「今池ハードコア」っていう言葉があるんだけど、
今回「今池ハードコアは死なず」っていうフレーズを作って、ポスターやTシャツを作ってます。
気持ちを一つにするのもそうだけど、それを今池に縁のある人たちが買ったり、繋がったりして、それがみなさんの支えになっていますね。
そういうフレーズを作ることで商店街一丸となっています。
ーーーワンチームですね。やっぱコロナによる自粛期間でお店閉めてたところとかあるんですか?
まい : 今池はライブハウスも多いし、居酒屋さんも多いので、けっこう皆さん閉めてたみたい。
今は、再オープンしていて、感染症対策で消毒はもちろんのこと、例えばライブハウスであれば席数減らしたりした上で開いているって言ってた。
ーーーその「今池ハードコア」ってどういう意味なんですか??
まい : 今池には『昔から今池』っていう人が多いみたいで。「一国一城の主が多く、筋金入りの人たち」っていう言葉なんだって。今池に筋金入りの人たち、ってことだね。
今池の皆さんって、単なる居酒屋やってる店長さんとか、パン屋さんの店主さんとかも、すごいとがった感じというか。
人を攻撃する『とがった』ではなくて、キャラが立っている人が多くて。
ぱっと見、絶対この人パン屋の店主さんじゃない!とか、この人クリーニング屋さんなんですか!?みたいな笑
プロレスやってる人もいるし、ハーレー乗ってる人もいるし。
4. テレどまつり
ーーーテレどまつりは先ほどもう撮影済みということでしたが何か秘策を練ってますか?
もちろん言える範囲内ですけど。
まい : 他のチームさんが、どまつりだから地域性ってところで、地元で撮ったりとか地域の繋がりで撮ってたりしてると思うんですけど。
歓喜団もいろんなところで撮っているけど、実は踊っているシーンを今池で撮ってるのは、ほとんどないんですよ。
というのも、歓喜団が今回踊るのは昨年の作品「IMAIKE KANKI-LAND」なんですけど、テーマパークをテーマにしてるので、今池のシーンももちろん出てくるんだけど、
お客さんにテーマパーク感を楽しんでもらいたいので、撮影場所や撮影方法はそれを考えて組み立てています。
ーーー「歓び喜ばれて」ですもんね。やっぱりお客さんに楽しんでもらうっていうことを第一に考えているんですね!楽しみです!
まい : テレどまだからできるやり方を、けっこう考えてやってますね。
今池にはゆるキャラがいるので、それを出してみたりもしてます。今池のテーマパークだから出てきてもおもしろいんじゃないって。
ーーー今池のゆるキャラってなんて名前ですか??
まい : 「イマざえもん」
ぱっと見何かに似てます笑
この人プロレスもするんだわー笑笑
これが出てくる笑笑
引用:https://twitter.com/kimozen/status/389752353940705280?lang=he
・・・。
ーーーあれに似てますね笑
なるほど~ご当地キャラを出すのも良いですね。
歓喜団さんって毎年何出してくるんだろう?ってすごい興味津々なのでテレどまつりも期待値が高いですね
まい : テレどまだからこう来たかっていうのでやってるので・・・ご期待ください笑
5. 第二のふるさと
ーーーそれにしても他の地域のチームさんインタビューしてても毎回思いますけど、その地域の上辺だけ知ってるだけで、実は知らないこと多いんだなって思い知らされます。
今池ももちろん何回も行ったことあるんですけど「今池ハードコア」とか知らなかったし。
インタビューしている中でも新たな発見があって面白いです。
まい : インタビュー読ませてもらって、「第二のふるさと」って書かれてた記事があったと思うんだけど。考え方はそれと同じで、私も歓喜団きっかけで今池と関わったんです。
歓喜団のメンバーは、生まれは今池じゃないし、みんなもそれぞれ別の地元があって、今池に住んでいる人ってひとりもいなくて。
だけどそこにキッカケがあって関わることでその地を知るっていう。
私も歓喜団をやってなければ、ライブハウスに行くことはあっても今池という土地を深く知ることもなかったし、ましてや地元の人と触れ合うこともなかっただろうし。
今池祭りって、さっき話に出てきた「今池プロレス」でリング組むんですけど、そのリングの上で「公開結婚式」っていうのがあって。毎年今池に関わる人だったりが、結婚式をあげるんです。
一昨年の今池祭りの時に、今池出身じゃない私に声をかけてくださったんですけど、
そうやって連絡いただけたのも、そういうご縁を作ってきたからなのかなって思います。
まさに「第二のふるさと」だなって思っています。
ーーーなんかこれがどまつり性なんじゃないかなって思えてきました。
地元PRというか、どれだけ地元を愛しているか。
その人自身、そのチーム自体が地元に溶け込んでいるかってすごい大事ですね。
ーーーーー
以上で3回に渡る歓喜団さんのチームインタビューでした!!
今回のインタビューで何回も使われたフレーズがあります。
わかりますか??
「ご縁」です。
歓喜団さんはとにかくいただいたご縁を非常に大事にしています。
だからこそ地域に恵まれ必要とされ、メンバーにも恵まれ、ファンにも恵まれているんだなぁっていうことです。
ちょっとアレな言い方ですけど・・・地域にとってどまつりチームというのは必ずしも受け入れられる存在ではありません。
何故なら地域自体が何十年何百年と続いているところに設立間もない得体の知れない「どまつりチーム」がそこを勝手に拠点にして勝手に地域のものをテーマにして作品をつくり「地域性」「どまつり性」と叫び活動しているに過ぎないからです。
真に「どまつり性」の優れたチームというのは地域とのつながりをつくり、それを深め、過去インタビューしてきたチームや歓喜団さんのように地域のお祭りを任されるぐらい関係性が築けていること、つながりがあること、ご縁が深いこと、そういうことなんだと思います。
あなたのチームは地域にどれだけ必要とされていますか??
今一度考えてみてもいいんじゃないかなーって思います。
これは単ににっぽんど真ん中祭りの「どまつり性」の点数云々のことではなくもっと長い目でチームの存在意義、理由、目的などにも関わってくることなのではないでしょうか。
歓喜団のみなさんありがとうございました!!!
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