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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】歓喜団さん②~歓び喜ばれて~

チームインタビュー8チーム目、歓喜団(かんきだん)さんの2つ目の記事です!!

 

 

第1回となる前回は主にチームが出来たキッカケとしてにっぽんど真ん中祭りの実行委員から始まったチーム、ということお話いただきました!

第2回となる今回はそのチーム名『歓喜団』の由来をはじめ諸々深掘りしましたよ!!

あなたの知らない歓喜団さんの魅力が詰まってます!!

是非ご覧くださいm(_ _)m



 

目次

 

1. チーム名の由来

 

ーーー次にチーム名の由来を教えてもらってもいいですか??

「歓び喜ばれて」という言葉がツイッターのプロフに書いてありますけれども。

 

まい : 実はこの言葉は後からできた言葉で。

仙台のみちのくYOSAKOIまつりに、にっぽんど真ん中祭りのチームと実行委員の何人かで行ったんだけど、その時にはもうチームをつくろうっていう話が出ていて。

うちの初代代表をやる子が太平洋フェリーの中で「チーム名考えたんだけどさー」って言って

「『歓喜団』って良くない?」って。

それいいね!ってなったんだけど、「でも、中国の縁起のいいお菓子と同じ名前らしい」とか笑笑

 

引用:https://tsuratan.com/2017/10/24/1000%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%8F%93%E5%AD%90%E3%80%90%E6%B8%85%E6%B5%84%E6%AD%93%E5%96%9C%E5%9B%A3%E3%80%91%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F/

 

ーーーお菓子の名前だったんですね笑

 

まい : そう。後から知ったみたいだけど。

で、いいねいいねってなって決まったんですよ。めでたそうだねって。

「歓び喜ばれて」っていうフレーズは、二代目の代表からの提案で。

お客さんを巻き込みたい!ということが自分たちのやりたいこととしてあったから、

「歓び喜ばれて」って言葉良くない?って言われて、いいねってなったんですね。

 

2. 「歓び喜ばれて」

 

ーーーなるほど。ということは歓喜団さんの活動目的っていうのは「賞を獲りに行くぞ!」って感じではなく「お客さんと一緒にお祭りを楽しもう」っていう感じですか??

 

もうほんとにみなさん表情がステキすぎる!!

 

まい : そうですね。

「賞はとれたらうれしいね」って感じで、後からついてくる物なのかなって。もちろん、全く意識していないかと言えば違うし、とれたら嬉しいんですけどね笑

「歓び喜ばれて歓喜団」にもあるように、まずは自分たちが楽しんで、それをお客さんに楽しんでもらう。

踊り子ってお客さんが楽しんでくれたらますますテンションあがって楽しくなるじゃないですか。だからそういう相乗効果で全体が楽しくなるようにしたいってのが、一番の目的です。

でも、長くやっていると「賞を狙うのか、狙わないのか」みたいな意識するかしないかっていう議論がやっぱり出てきて、

ある年「じゃあ今年は賞を目指す」って明確に掲げてやってみよう!っていう年が1年だけあったんです。実は。

 

ーーー何の作品のときですか?

 

まい :  STAR OF ROCKっていう作品で、赤と青のスカジャンを着て踊ってます。

 

(動画はこちらから)

 

今考えると、一番難しかった年かも笑

7年前の作品ですね。この年だけ何故か100人いました笑

通常4.50人くらいなのに笑

 

ーーーすごー!それは賞を意識して人を集めたってことですか?

 

まい : そうです。ちょうどいろんな縁が重なって。

歓喜団にいるメンバーって多趣味な人が多くて、劇団とかいろんなサークルに入ってる人たちが入ってくることが多いから、そういう人の縁がつながっていることが多くて。この年はその縁が多大に恵まれた年でしたね。

でもやってみて気付いたのが、通常の歓喜団の作品スタイルは、100人では多いってわかった笑笑

100人で作る作品じゃないって気付きました笑

人数が多いチームって「群舞魅せ」が魅力になることが多いと思うんだけど、うちは群舞魅せじゃない振りだったり作品性だったりするから、100人いると逆に見せにくいっていうことに気づいて。

常々40人50人しかいないチームが急に100人になっちゃった中で、今までの作品の作り方をしちゃったもんだから、見せ方、隊列の動かし方とかうまくいかなかったんだなって。

100人には100人の魅せ方があったと思うから、魅せ方を間違えちゃったかなって思いました。人数が多いから上手くいかないみたいな。

 

3. 特徴的な演舞スタイル

 

ーーー確かに歓喜団さんの作品のスタイルっていうのは人数が多くいるからいい、っていうわけでもないですよね。

その今のようなストーリー展開が際立つ作品のスタイルっていうのはいつぐらいから確立されたんですか?

 

まい : それは実は最初からなんだ笑

今のスタイル(ストーリー性のある作品)は最初からずっとやってて、

結成から5年目までは「時代の歓喜」をテーマにしてて、1年目は江戸時代、2年目は縄文時代とか、それぞれの時代からテーマをピックアップして作るってことをしてた。

そのあと「「時代」をとって「歓喜」だけでいいんじゃない」っていうふうになったのが6年目で、日常のお茶の間をテーマにして作品作りをしました。

 

ーーーそのスタイルにしたっていうのはやっぱり他のチームが群舞魅せをやっている中で他のチームにはない個性を出したかったからですか?

 

まい : そう。なんかね、いろんな他のチームさんも見てて、他とは違った尖ったことがしたいなって。

面白いことしたりとか「そう来たか!」って、いい意味で期待を裏切るようなことがしたいっていうのが、ずーっと根底にあります。

 

ーーーなるほど。やはり第1回、2回と実行委員をやられた側で踊り子よりも昔からいろんなチームを見てきているからこそ、ちょっと変わったことを求めてるんですね。

 

まい : そういうことなのかな。

今でこそ、いろんなお祭りでいろんなルールがあって融通が利きにくいところはあるけど、最初の頃だと、マナーモラルを考えた上で、ある程度なんでもあり感はあったから、いろんなことをやらせてもらったかも。

ある年に西尾の祭りに出た時、参加賞で西尾のお茶をもらったのね。

で、「このお茶を持って踊りたくない??」って誰かが言い出して、ちょっと振り付けの一部を変えてお茶を使った踊りをして、最後にそのお茶を飲んで、お茶PRしてみたりとか。

東海秋まつりでどんでん会場(太田川駅にあったどんでん広場)があったときに、会場スタッフさんから「〇〇向きで踊ってください」ってステージの決まった向きがあったんだけど、正面は日なたで、お客さんはステージ横の日陰に集まって観てて。

「やっぱりお客さんに横からじゃなくて前から観て楽しんでほしいよね」ってことで、会場スタッフさんにお客さん側向いて踊りたいです、って言ってステージの向きを変えて踊らせてもらったこともある笑

自由なことしてますけど、根底にあるのは「お客さんを楽しませたい」っていう想いが一番にありますね。

 

4. 楽にいこうよ

 

ーーー他のメンバーさんは、歓喜団さんがよさこい初めてって人が多いですか?

他チームから来るひともいますか??

 

まい : 初めての人が多いね。

他からくるってときも少しはいますけど、ほぼ初めてが多いです。

ほとんど人のつながり、ご縁で来る人が多いですね。

 

ーーー公に募集したりビラ配ったりはしてないってことですか?

 

まい : SNSで募集したりはするけど、今はビラ配りはしてないですね。

ビラ配りしてたときもありましたけど、費用手間対効果を考えると、人のつながりに落ち着きました。

実は去年は敢えて人集めをしなかったんです。

もちろん仲間が増えたら嬉しいし、踊りたい人がいたら一緒に踊ろう!っていうスタンスなんだけど、メンバー募集っていう人を集めよう声かけしようっていうことはしなかった。

というのも、人を集めることにみんなが少し疲弊してしまったから。

そこで、疲れてしまうより、今年は一旦今いるメンバーで楽しむ時間にしよう!ってことにしました。

 

 

今の私のスタンスとして「楽にいこう」っていうのがあって。

けっこうどまつりやってると集中してしまうじゃないですか。特に賞を目指そうとすると尚更。

それぞれのチームでいろんな目的ややり方があるから、それもステキだと思うんです。

でも歓喜団のメンバーは多趣味な子が多くて、踊りに集中しすぎると堅苦しくなって続けにくくなっちゃうことがあるんですよね。

やっぱり、楽しくみんなで続けられる方がいいなって思って。

「楽にいこう」っていうのは、手を抜こうではなくて、気楽に行こうみたいな。他のやりたいこともやっていいんだよって。

でも、楽しい作品作ろう!って、やるときはやって楽しむ。

特に社会人は家庭があったり、仕事があったり、他の趣味もあったりで、踊りに集中できないこともあるし。

私自身も代表になったのは去年の代からなんだけど、結婚や出産とか環境の変化があって、そうじゃないと続けにくいっていうのもあって。

今年は一旦9月までお休みにしています。

イベントもない、テレどまつりの動画も撮り終わった。

今、熱中症対策してコロナ対策して、たくさん気を使う中での練習っていうのがうちのチームには必要なのかって考えたら、必要ないなぁって思って。

であれば、他に使える時間がこれだけ長くできるっていう年も珍しいし、いっそのこと9月までお休みして、たまに身体動かそうよっていう時間をつくるにしても、毎週練習しなくてもいいよねっていう感じで動いています。

 

うちは年齢が一番下が小学生で上が50代と幅広くて、

メンバーそれぞれの時間を使ってもらおうと思って、去年の秋は少し練習を減らしたりもしました。

まだやり方は試行錯誤中ですけど、個人の時間も大切にって思って進めようとしてます。

 

ーーーなるほどなぁ。今までインタビューしてきた中で、初めての考え方のチームさんですね。

でも、そのぐらい気楽にやるっていうのが一番長く楽しめるのかもしれないですね。

すべてをかなぐり捨てて集中できるのって学生くらいか学生の頃の残り火が残ってる社会人1.2年目くらいまでですもんね。

賞を狙い出すとバランスおかしくなるチームもあるし、ファミリーチームの場合大人がついていけなくなったりするし。

 

ーーーーー

 

第2回は以上です!

今回はチームの核心に迫るようなお話をしていただきました。

 

どまっぷ的に特に引っかかった(良い意味で)部分は個人の時間も大切にされているところです。

学生の頃を思い返してみると学校、バイト以外のほぼすべての時間やバイト代をよさこいに費やしていました。

それはそれは濃密な大学4年間を過ごしそこで得た経験はとっても貴重なものでした。

ただしそれは今思えば学生だからできたことなんですよね。

 

卒業して社会人になると自分の思うようにいかない波に飲み込まれ右往左往するようなこと、

結婚、出産など家庭環境が大きく変わること、

など正直もう学生の頃のようなよさこいとの付き合い方は出来ないんです。

 

なのでよさこいのことが嫌い、飽きた、とかそういうことではなく、逆によさこいが好きで社会人になってもまだ踊りたい!祭りに参加したい!っていう想いが強いからこそ「長く続ける」ためのチーム体制を構築する

チームはあくまで人と人のつながり。

さまざまなご縁でチームに入ってきてくれているのでメンバーが活動しやすい、過ごしやすい体制を整えることはみなさんのチームにも参考になるのではないかな、と思いました。

 

さて、次回はそんな歓喜団さんの拠点となる「今池」にフォーカスしました。

正直、今池は面白いです笑笑

お楽しみにー(^o^)/



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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