チームインタビュー11チーム目、嘉們-KAMON-さんの4つ目の記事です!!
全6回に渡る嘉們さんのチームインタビューも折り返しました!!
第4回となる今回は今から1年前、第21回にっぽんど真ん中祭りで見事
どまつり大賞および内閣総理大臣賞を受賞された当時のお話です!!
みんな大賞チームさんのチームの大賞を受賞されたときのお話って聞きたいでしょ!!
しっかり話聞いてきましたよ(*^▽^*)
ただその答えは単純で意外と盲点になりそうなポイントでした。
目次
1. 変化ではなく〇〇〇〇
ーーーでは続きましてさかのぼって2019年大賞の時の話です。
中山さんは団長になって1年。もちろんそれまでの積み重ねもあったと思うんですけど団長が変わったっていう以外に何かチームの中大きな変化ってあったんでしょうか?
例年と同じ作品の作り方をして結果大賞がとれたのか、
今までとは違うチームのマネジメントとかをしたのか、
もしくは数年前からやっていることが実を結んだものなのか。
何があったのかなと思いました。
これ多分いろんなチームの方が聞きたいことだと思います。
中山 : 僕の感じていることは、あの大賞取ったときの一番の変化は「揃った」っていう感覚です。
例年よりもその年は踊り子も、スタッフも、応援に駆けつけてくれた団員も初代から特に多く集まっていたと思います。
チームとしてもざっくさん体制から僕の体制に切り替わったっていうことで、僕の同年代の団員も腹括って各々のポジションについてくれました。
どま頭(祭頭)も僕の同期で、元は別々の学生チームだったんですが、今は同じ団員として同じ目標に向かってます。
ざっくさんが団長を降りたっていうことで僕よりも先輩の団員が今度はサポートに回ってくださって、そのサポートをしようっていう想いが今までの5年間の代に広がって、スタッフや応援という形で集まって下さり、6年分総勢での団員がそれぞれのポジションについて、挑めたどまつりでした。
そういちろう : 変化というか積み重ねなのかなって僕は感じてます。
今、中山君が喋ってくれたのも積み重ねの大きな流れのひとつで、ざっくさんの代とそれより下の代が、悪い言い方をすれば分離していたではないけど別々に動いてた。
ざっくさんがヘッドとして他がついていくっていう感じやったけど、去年は中山君にヘッドが変わったことで下から押し上げられて全部1つになったっていう印象ですね。
作品も完全に積み重ねなんで。「大阪 Come On!!」からの一連の流れで3年目で大賞取れたっていう。
2017年「大阪 Come On!!」で、嘉們って大阪のチームでこういうスタイルでやらせてもらってますっていう印象付けをして、
2018年「大阪ナニワーズハイ!!」で嘉們って大阪+タオル振るチームなんやな、振付とかもこれ一緒に楽しめるチームなんやなっていう印象付けを更にして、
そんな2年間のドッキング+αが2019年「Wow!SAKA!MoooveMent!!」になります。
「大阪」っていう強い地域性とにっぽんど真ん中祭りの基本のコンセプトの「観客動員ゼロ=全員参加型」っていうのをドッキングさせていくという3年間の積み重ねの上で大賞を頂いたっていうようなイメージですね。作品も全部6年間の積み重ねの中の一つやと思います。
ーーーつまり大賞をとるっていうことについて「コレを変えれば大賞を取れるよ!」なんていう特別なものは存在しなくて常に日々バージョンアップしながらの積み重ね積み重ねっていう中で結果がついてきたっていうところですね。
そういちろう : そういう力技的な取り方は所謂、王道ってやつやと思いますね。王道じゃない取り方もありやと思うし、僕らは王道じゃない取り方のほうやと思います。笑
積み重ねとは言いましたけど、期間的に言えば6年目で大賞を頂けたのって比較的短めのスパンやと思うので、やり方としてはちょっと奇を衒(てら)ってるかなとは思ってます。
2. どうやったら大賞獲れるの??
そういちろう : 畏れ多くも最近、どうやったら大賞とれるの?って質問頂くことが何回かあって。
とりあえず、「もう一回審査基準をよく読んだほうがいいと思う」ってそればっかり言ってますね。
大前提、審査基準にどんだけ沿ってるかどうか、それに始まりそれに終わるみたいな。って僕は思ってるんで。
意外にそこを、作品作ってる人間でも空で言えないのがほとんどですね。
「エンターテイメント性」と「どまつり性」は言えるんですけど、
「エンターテイメント性ってそもそも何?」とか「どまつり性って3つに区分されてるけどそれぞれの10点ずつの項目って何なの?」とかを全然理解できてなかったりして、作品的なところでまずそこちゃいますかってお話してて思いますね。
それ知らんかったらどこで点貰おうとしてんのみたいな。
力技で大賞頂けたら、そのチームが一番やりたいことを前面に押し出しながら作品のクオリティとか圧倒的な力での勝利って話やと思うんでカッコいいとは思うんですけど、どうしても賞がとりたいんやったら、そういう祭りの審査基準に照らし合わせた作品作りをしたほうが確実やと思います。
ーーー今回の国語のテスト範囲はこっからここまでだよ。だからここを勉強しようね。って言ってるのに、いや俺は英語がしたいんだ!!みたいな笑
テスト範囲に沿っていないところでひたすらアピールをするってチームさんが多かったりそもそもテスト範囲を理解していないところが多いっていうところですよね。
そういちろう : めちゃくちゃいい例えやと思います。おっしゃる通りです。
ただ、現代文の能力で英語解いたり、世界史の能力で地理解いたりってこともあるんで、突き詰めていけばなんでも評価には繋がると思います。力技ってやつですね。笑
ーーーあーでも実際そうですね、わかります。
「僕たちはこれがしたいんだ!これが表現したいんだ!・・・でも賞も取りたいんだ」
っていうことはよく聞きます。
チームがどちらを優先するかですけど何にせよ審査要項をまずよく読んで理解するってところはすごく大事なポイントなんですね。
ありがとうございます!!
3. 「レペゼン大阪」を気づかせてくれた
ーーー嘉們さんて大阪を拠点に活動されているのでこいや祭りが本祭になると思うんですけどにっぽんど真ん中祭りに対してどんな気持ちで参加されていますか?
ざっく : 本祭っていう言い方をあまりしてないんですよね。
そういちろう : 嘉們としては「本祭と本祭以外のお祭り」っていう優劣みたいなものをつけたくないんです。団長が「全国のお祭りを盛り上げる団体にしたい」って常々言うてるんもありますし。
とはいえ、にっぽんど真ん中祭りには並々ならぬ想いがあるのも事実です。
メンバーのほとんどが学生のころからにっぽんど真ん中祭りのファイナルに憧れて目指してやってきた部分があったんで、2017年に初めて「大阪 Come On!!」でファイナルコンテストに出場させて頂いたときは、大賞とったんちゃうんかってくらいみんなめちゃめちゃに喜んでましたね。
それくらいほんまに嬉しいことで。
当時のメンバー(関西の学生チームOBOG)ってどまつりのファイナルに出れたことがないメンバーがほぼほぼで、9割9分くらい。ほんまに経験がないんでめちゃくちゃ嬉しくて喜んでたんですけど、ただもう来年には目標ステップアップしちゃいますよね。当然ファイナルには出ますしファイナルで結果を残したいです。みたいな。
翌年の2018年の「大阪ナニワーズハイ!!」は、トップ3を目指しましょう。ってなってて、これは6位入賞で達成できなかったんですけど。
でもその翌年には、トップ3達成できてないのに、2019年は「大賞取りましょう」っていう目標になって。笑
これは達成できたから良かったです。
にっぽんど真ん中祭りって地域性をすごく大事にされてるお祭りやないですか。
「レペゼン大阪」って僕らよう言うんですよ勝手に。
レペゼン大阪をすごく意識してチーム作りであったりとか、作品づくりをさせてくれたのはにっぽんど真ん中祭りなんですよ。
たぶんにっぽんど真ん中祭りがなかったら僕らレペゼン大阪を意識することはそんなになかったんちゃうかなと。嘉們含めた全部の参加チームとか関係者とか観客のみなさんもそうなんですけど、「人生の輝きと熱狂」とでも言うんですかね、そういうのを与えてくれる場所やな~ってずっと思ってます。かっこつけて言うと。
大賞頂けたから嘉們のひとつのゴールのようにも見えるんですけど、振り返ってみたら実は嘉們のスタートやったんかなっていう風ににっぽんど真ん中祭りを捉えてます。
にっぽんど真ん中祭りの存在によって大阪の嘉們であるというスタートを切れたんやと思います。
・・・こんな感じですね。笑
ーーーにっぽんど真ん中祭り以外のお祭りで地域性うんぬんっていうルールを定めているお祭りってあんまりないですよね。ルールとしては、よさこい節を入れましょうとか、鳴子を持ちましょうとか、ソーランであればソーラン節入れましょうとかですもんね。
ざっく : ただそうやってレペゼンレペゼン、レペゼン大阪って言ってる私たち、大阪出身の人ほぼほぼいないですけどね笑
そこもちょっと面白いところではあるんですけど。
ーーーよさこいあるあるですね笑
生まれは違うけど、育ちが大阪だったり、その場その場でね。
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以上です!!
今回インタビューしていて自分自身も気づかされたところでした。
審査要項をよく読む。
テスト範囲をしっかり把握してテスト対策をすること。
いろいろなチームさんで話を聞く限りでは表現方法に重きを置いているところがけっこう多いのではないかと感じることが多々あります。
つまりテスト範囲よりも自己PRに重きを置いているということです。
しっかりテスト範囲を理解してそれに沿った表現方法の模索、であれば正解なのですが。
もちろん賞を獲ることが全てではありませんがあなたのチームが賞を目指しているのであればこれはシンプルですが一番大事なことですよね!!
そして大阪の嘉們さんがにっぽんど真ん中祭りのおかげで自分たちの地元とは?を考えるキッカケになった、気づかせてくれた、という点にも気づきがあります。
だから前回のブログであった通り、KSCも積極的に参加し地元大阪のお祭りを支える活動につながるんですね!
みなさんのチームはどうですか??
地元地域のためにどのような活動をされていますか??
にっぽんど真ん中祭りって結局そういうものだと思うし多くのチームさんがそうあってほしいものです。
・・・さて次回は先日大盛況で幕を閉じました第22回にっぽんど真ん中祭り、テレどまつりにおいてこちらもテレどまつり大賞および内閣総理大臣賞を受賞されたチームとしてどのような視点で作品をつくられたのかお聞きしました!!
そして受賞発表後のアレについての真相も聞いていますよ!!
お楽しみにしててくださいね!!
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