チームインタビュー11チーム目、嘉們-KAMON-さんの2つ目の記事です!!
2回目となる今回はチームのお話です。
中部のチームさんは聞き馴染みがないかもしれませんが「祭頭」という役割について。
そしてその他嘉們さんのチーム情報についてお話いただきました。
嘉們さんに入りたい!!興味がある!!という方、
全国にたっくさんいらっしゃると思いますが一足先に
「嘉們さんってどんなチームなんだろう??」というのを知ることができます。
それではいってみましょー(*^▽^*)
目次
1. 初めての団長交代
ーーー嘉們さんって結成されてざっくさんがじゃんけんで団長になられて何年やろうっていうのは決めてたんですか?
ざっく : 結果5年間やりましたけど当初は決めなかったです。最低3年かなっていうのはざっくりとは考えてましたけど。
結果5年になったのは、中山君がやりたいと言ってくれたからっていう、そこに尽きるんですよね。それがたまたま5年目だったっていう。
その前4年目とか3年目もすごいアピールしたんですよ。
もう引き継ぎたいみたいな。笑
誰かいないかー?っていうのは色々やってたんですけどもなかなかいなかったりとか狙ってた子が
「俺やれないっす」って言って振られちゃったりとか。
そんな時に、救世主中山君から
「やりたいです!!」って言ってくれたんです。
もちろん中山くんにやって欲しい、こいつだったら任せられるなーっていう気持ちはもともと持っていたのでじゃあ引き継ごう!と。
ただ一度(別の方に)振られた経験があるので僕はあんまり強くは言わなかったんですよ。
強く言いすぎて振られちゃったんで。
中山 : 全く言われなかったですよ。そういうの笑
そういう会話になりそうな雰囲気は何回かありましたけど。
ざっく : 何回もあったけど僕はそういう雰囲気になるのを避けていたんで笑
ーーー今から告るか告らないかぐらいの瀬戸際みたいな会話があったってことですね笑
ざっく : そうなんですよ。「重い」って言って前回は振られたんで笑
その経験を生かして僕はもう次はツンデレで行こうと。
そうしたらもうまんまと中山君がやりますって言ってくれて。
ーーーまんまと笑
2. 祭頭(まつりがしら)
ーーー団長をやりたいって言った時には、中山さんはチームのスタッフを元々やられていたっていうことなんですか?そのままの流れでじゃあ次やるわっていう流れになったんですか?
中山 : 団長をやる1年前にどまつりの……僕らは「祭頭」って呼んでるんですけど、お祭り毎にリーダーがいて、どまつりの祭頭は幹部になるんですけど、それを僕がやっていました。
そういちろう : 嘉們は参加させて頂く全ての祭りにそれぞれ「祭頭」っていう名称で、
そのお祭りのメンバー募集とか、祭りにおける目標設定とかをするっていうリーダーみたいなものを立てるんですね。
他の祭りの祭頭は幹部メンバーにならないんですけど、嘉們はどまつりの目標設定や達成については力を注いでいたため、どまつりの祭頭だけは特別扱いで、幹部メンバー(他班長と同列扱い)入りなんですよ。それを中山君が、ざっくさんが5年目の団長の年にしてもらってたっていう感じですね。
ーーーその祭頭っていうの初めて聞きました。
名古屋のあたりだと「祭り担当」みたいなのは聞きますけどそれよりはかなり役割を任されているように感じますね。
そういちろう : 担当する祭りの間は、かなりの権限を持っているんですよ。団長クラス。
団長ってだいたい練習の始めとか終わりとか、なんか熱いこと喋ったりするじゃないですか。それをほぼ団長と同じ勢いで祭頭はやります。
椿 : おそらくですが関西の学生チームはお祭りごとにリーダーを立てる文化があるような気がしまして、それを踏襲した形で嘉們では「祭頭」という名称で運用しております。
お祭りごとにリーダーが変わっていくみたいな感じです。
ーーー祭頭が責任を持ってそのお祭りを盛り上げにいくぞ!!みたいな感覚なんですよね。
名古屋にはそこまでの権限はないですね。あくまでイチ担当でしたね。
椿 : 関西では結構メジャーだと思います。
ーーーそれでどまつりの祭頭をやられて、どまつりが終わって「じゃあ次代表やります!」っていう宣言をして、代表になられたっていうことなんですね。
中山 : そうです!
ーーーじゃあ代表1年目の作品「Wow!SAKA!MoooveMent!!」でいきなりどまつり大賞を受賞されたということなんですね!!
ざっく : そうなんですよね。
中山 : ありがたい~笑
※第21回にっぽんど真ん中祭り、そして第22回にっぽんど真ん中祭り(テレどまつり)での作品のお話は後日公開します!!
3. ほとんど社会人のチームなんです
ーーー次に嘉們さんのチーム情報についてお聞きしたんですけども、メンバーはどのような方がいらっしゃるんですか??
椿 : 平均年齢が25歳ぐらいなので、22.3くらいの層と私たちの27.8の層とざっくさんのようにずっとおられる方々で、平均とると25歳くらいになりますね。
ーーーメンバー構成的には8割以上が社会人ということですか??
中山 : そうですね、残りが学生。
でも年間の時期によって学生が多く出やすいお祭りと社会人が多く出やすいお祭りがあるので、お祭りごとにまばらではあるんですけども。
ーーーなるほど。
ちなみに在籍されている方は基本的には元々どこかのチームで踊っていて引退して嘉們さんに入る事が多いですか??
中山 : そうです。
椿 : 関西の学生チーム出身者が大半を占めていまして、引退や卒業などの後に嘉們に入団するっていうのが多いです。
ざっく : 中途採用ばっかです笑
新入生ももちろん大歓迎なんですけど。
ーーー即戦力採用ですね笑
4. メンバー募集!!
□ 大学入学式などでの勧誘はしない
ーーーメンバー募集はどのようにされているんですか??
やはり他チームから「入りたいです!」って言って入って来ることが多いですか??
椿 : 勧誘としては人のつながりで入るケースがかなり多いです。
例えば学生チームに所属している人が嘉們(限定)としてお祭りで踊って嘉們を知り、自分のチームを引退したり大学を卒業したタイミングで入団するケースもあります。
また、嘉們発信で新歓とか練習体験会など誰でも嘉們に参加できる環境は定期的に設けており、そのようなイベントをきっかけにして入団される方もいらっしゃいます。
そういちろう : うち意図的に大学生入学の時期に勧誘に行かへんもんな。
自チーム引退して嘉們に入ってきてくれるという学生さんの流れも大事にしたいものですから、新入生を取っちゃうとその大学のチームからあまりよく思われないかもと思って敢えてやってないですね。今んところ。
中山 : けっこう関西各大学に学生チームが多く、やっぱり入学シーズンとかはバッティングしてしまうので。
ーーーそこは名古屋と違いますね。
名古屋はもう社会人チームだろうと学生チームだろうと入学式は最寄り駅から入学式会場までの道を学内外色んなサークルの人がビラを配っていてものすごい量もらいますからね。
□ 県外メンバーの対応
ーーー嘉們さんは大阪以外の人は入れるんですか?
椿 : 入れますし、今も多数の県外在住者が嘉們に所属しています。
特に愛知県や三重県といった東海圏在住の団員も多いです。県外からの参加も大歓迎です。
ーーーにっぽんど真ん中祭りで嘉們さんの演舞を観て、ファンになって入ってみたい踊ってみたいって感じなんでしょうね。その場合「支部」という扱いになるんですか??
そういちろう : 支部は設けてないですね。
平日練(水曜日)はなかなか来てもらうのは難しいのでそれぞれの地域で集まってやってもらってるんですけど、全体練隊列練(土日)は大阪に来てもらって練習という形です。
椿 : 名古屋ぐらいから通っている人は多いです。
自分も嘉們に入った1年目は岐阜に住んでいてずっと大阪に通って練習していたのでその辺りの地域の方も入団は可能ですし大歓迎ですね。
ーーー一番遠い県だとどこですか?
椿 : どまつり時期だと、博多や熊本、大分、東京、埼玉とかですね。ただ夏限定ですけど。
ーーー博多!熊本!すごい!
その愛知県とか三重県の方っていうのは限定ではなく通年活動されている正規メンバーということですか??
椿 : そうです。
当時、自分は距離感覚が麻痺していて、週末になると気づいたら新幹線乗って大阪にいるっていう生活でしたね笑
ざっく : もともと結成メンバーも大阪は自分だけで他は東京、四国、名古屋、京都、、、みんな集まる機会がなくて、当初からネットミーティングをしてましたからね。
□ 初心者大歓迎
そういちろう : はたから見たら大所帯のチームになりつつあるので入りづらいというか構えてしまう方が多いような印象が最近あります。そういうところは払拭したいですね。
チームの風土として新しいコでも活躍できる環境は揃っていますし、僕ら踊れない(踊らない)人でも募集かけているので。
私・僕こういうところで活躍できる、やってみたい意思があるという人は誰でも募集しています。
そういう方々が嘉們の活動の幅を広げていってくれるので、それぞれの人間がそれぞれやりたいことを意識して活動できる、叶えていける場所として嘉們はあり続けるべきだと思っています。
そういうところをもっとPRできればいいかなと考えてます。
ーーー例えば踊れないけど「絵が描ける」とかですよね。
そういちろう : そうですそうです。
ざっく : 中山お前ここで「次期団長候補求む!俺の後継者求む!」って書いといてもらったら笑
中山 : そんなやり方があったか!笑
ーーー笑笑
中山さんは団長は何年やるとかって決めているんですか?
中山 : 最低3年はやろうかなと思ってます!
後任はまだ決まっておりませんが「こいつに任せたい!」と思った団員が出てきたら任せたいですね。後任がいないのに辞めるって選択肢はないです。
ーーー「我こそは将来的に嘉們を背負って立つ!!」という気概のある方はぜひ嘉們へ入団してみてはいかがでしょうか!?
5. チーム情報
メンバー数 | 約200人 |
メンバー平均年齢 | 25.2歳 |
チーム男女比 | 55:45 |
活動拠点 | 大阪府大阪市 |
練習日※ | 毎週土曜or日曜 |
練習場所 | 西梅田公演or扇町公園 |
※現在はコロナウイルスの影響で練習を中止しております
メンバー募集
嘉們は初心者経験者問わず通年でメンバー募集しております。
主には関西の社会人及び大学生で構成されておりますが、中には東海地方や関東地方在住のメンバーもおり、全国どこからでも入団して頂くことができます。
少しでもご興味を持って頂けた方は是非一度練習見学に来て頂けると嬉しいです。
練習見学はいつでも大歓迎ですので、見学をご希望の方は嘉們公式メールアドレスまでご連絡下さい。
kamon4351@gmail.com
HP・SNS
HP : https://www.kamon0503.com/
Twitter : https://twitter.com/KAMON0503
Instagram : https://www.instagram.com/kamon20130503/
Youtube : https://www.youtube.com/channel/UC0eKWCipX_24zlzfFVpYqKg
※こちらの情報は後日どまっぷチーム一覧からご覧いただけます。
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第2回は以上です!!
やはりざっくさんが第1回でお話いただいた通り、
当時、関西では学生チームOBOGで構成された、にっぽんど真ん中祭りやYOSAKOIソーラン祭りでの受賞を目標に活動するチームは少ないように感じていました。
だから嘉們を作った、とおっしゃっていました。
今回のインタビューを通して、
嘉們さんが存在してくれたおかげで恐らく多くの中部~関西にかけての、にっぽんど真ん中祭り・YOSAKOIソーラン祭りを目指して頑張っていた学生チーム卒の踊り子さんが、よさこいを辞めずに済んだんだなと感じました。
そういう関西での受け皿としての立ち位置を築き上げたことは華々しい受賞歴と同様に注目すべきポイントです。
今年は多くのお祭りが中止、延期となり、踊り子のみなさん、特に学生チームのみなさんは消化不良なところはあるかもしれません。
ただし「もう1回!!」というチャンスはなく、必ずチームも大学も卒業しなければなりません。
そんなもやもやしたやりきれない気持ちを持っていて、まだまだ踊りたい!!という方はぜひ一度嘉們さんを選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか??
そのやりきれなかった今年の1年を吹き飛ばすような濃い社会人踊り子人生をスタートさせられるはずです!!
・・・さて第3回となる次回はそんな嘉們さんのホームである「大阪」そして「こいや祭り」についてお話いただきました。
次回もお楽しみに!!
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