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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】笑゛②~湧き興す川祭~

チームインタビュー笑゛さんの第2回です!!

第1回はコロナ禍の2年間代表を務められたないーぶさん@naive1224)に、コロナ禍でのチーム運営、そして元々チームが抱えていた懸念など、それらに対してどのように考え、決断し、取り組んできたのか、についてリアルなお話をしていただきました。

今回は昨年度演舞「湧き興す川祭」についてお話いただきました!!

◆ 今回のインタビュー全体の目次 ◆

① この2年間を振り返って

② 2022年度作品「湧き興す川祭」について ← 本記事

③ 今期新体制と今後の目標について ← 次々回更新予定

笑゛さんと言えば犬山市、そして犬山市といえば犬山祭という印象をみなさん抱くかと思います。
まっぴんもそうでした。

そんな中前作2022年度演舞「湧き興す川祭」では「犬山川祭」をテーマとしています。
多くの方はこう思っていることでしょう。

犬山祭は知っているけれど犬山川祭って・・・??

って。
でも個人的に思うのですが、「どまつり性」とはそういうものなのではないでしょうか。

“地元の個性を踊りや曲で表現する。ご当地文化の継承と創造こそが「どまつり性」なのです。”

まさに今作「湧き興す川祭」はそのどまつり性を体現された演舞なのではないかと思います。

今回の笑゛さんの演舞を知って初めて犬山川祭のことを知った方が多いのではないでしょうか。
演舞はもちろん抜群にかっこいいですが、笑゛さんが伝えたいのはそこだけではありません。

上でも書いていますがご当地文化の「継承」「創造」
ここがまさに今作の重要なポイントであると思います。
そのポイントで本記事を読んでいただくと・・・

① 如何に地元と繋がり、協力し合うのか、
犬山祭にも毎年参加されている笑゛さんならではの説得力がありますし、

② ”どまつりで勝つ”ためにはどのような作品づくりをしていったのか、
笑゛さんが賞に対してどのように考えているのかもお話いただいています。

かなり作品づくりというテーマで重要なことをお話されていると思います。

それでは行ってみましょう!!

まっぴん
まっぴん

【川祭について知ろう】

引用:https://www.facebook.com/inuyamamatsuri.hozonkai/posts/1196595560501286/

◇ 川祭についての予備知識 ◇
愛知県と岐阜県の境に流れている木曽川沿いで毎年夏に夏祭りを行う風習がありました。
川への感謝と、商売繁盛、安全を祈念したお祭りです。
犬山川祭もその1つです。
60年ほど前にこの祭は途絶えてしまったのですが、この度保存会が立ち上がり60年ぶりの復活を目指して活動をしているのです。

まっぴん
まっぴん

それでは昨年の2022年度作品「湧き興す川祭」についてお伺いします。
テーマである「犬山川祭」というのは今まで笑゛の作品を観ている方としては初めて耳にするテーマかと思います。
そこでそもそも犬山川祭とは?そしてチームとして何故これを取り上げたのか、について教えてください。

◆犬山川祭保存会の小川会長にお伺いしました

1.犬山川祭とはどんなお祭りなのか

→三光稲荷神社の祭事として国宝犬山城眼下の木曽川で行われる夏祭りです。
夏の宵に365個の提灯で飾られた巻藁舟が木曽川を悠然と漕ぎ渡る川のお祭りです。

2.何故なくなったのか

→60年ほど前に犬山頭首工(ライン大橋)が建設されたことを機に途絶えてしまいました。
60年の歳月は川祭の記憶を風化させるだけでなく、往時5艘あった巻藁舟が現存1艘にまで減少したことも現実です。

3.何故今回復活させようとしているのか

→川祭の遺伝子を引き継ぐ1艘の巻藁舟に誰かが手を差し伸べないと貴重な文化遺産が消滅するのはあきらかで、あまりにも悲しく残念で郷土犬山にとって取り返しのつかない祭文化の損失になるからです。

4.今年に向けたスケジュール

→今年の夏には木曽川河畔の陸上で巻藁の櫓を組み立てて全ての提灯を灯します。舟に載せて木曽川に漕ぎ出すのはまだまだ先になるかもしれません。
そして中々切の厄神祭に伝わるお囃子が川祭りのもので、川祭保存会への伝承も大事な活動です。

事前に質問を送付しご回答いだきました。
ご回答ありがとうございましたm(_ _)m

【何故川祭を取り上げたのか】

まっぴん
まっぴん

次に何故その川祭をテーマとして取り上げたんですか?

◆これまでの笑゛から変えたかった

ないーぶさん
ないーぶさん

キッカケは2021年のどまつり前ぐらいに、来年(2022年)について考えていく中で、笑゛がこれから先も勝ち続ける挑戦的なチームであるためにテーマや衣装など含めて、
目に見えるところを全部変えたいという元々の想いがあったんです。

そんな時にFacebookで犬山川祭のことを知り、犬山祭関係のツテで保存会の会長さんと繋がることができたんです。
そして保存会自体も活動が始まって2年目、しかもコロナ禍ということもあり全然情報が出ておらず、詳しい話をお聞きしたく一度挨拶させていただいたのが始まりですね。
ただやっぱり「どうしてうちなの?」っていうところは小川会長からも聞かれました。
「本当にそれでいいの?」って。

◆笑゛の強みとは、どまつり大賞とは

ないーぶさん
ないーぶさん

でもやっぱり「自分がやりたい笑゛のイメージ=僕の思う笑゛本来の強み」っていうのは、ただ飛んだり跳ねたりがすごいっていうことではなく、

地に足つけて重さをきちんと伝えながら踊れるからこそ激しい動きが映えるというのがありました。

衣装についても今回着物にしたんですが、そもそもの踊り方を変えたいと思ったら、法被を着ていたら踊り子もみんな飛んだり跳ねたりしたくなるし、お客さんがそれを求めるじゃないですか?
「それはないよね」っていうのを分かってもらうためには、もう全員着物を着せるぐらいじゃないとダメだな、ということもあったんです。

それで踊り方を制限しちゃおうっていう。

まっぴん
まっぴん
ないーぶさん
ないーぶさん

そうです。
考え方そのものを今までとは全然違うので、同じ方向性では考えないよねっていうふうにしたい。
っていうこちら側の作品的な事情もありますし、後はやっぱりコロナ明け一発目、

「どういう作品が大賞をとれるんだろう」

と考えた時に、僕は元々鯱なので、鯱がかつて大賞とった時から「応援される」とか、「観てすごいではなくて泣かせるっていう境地まで行ける」演舞が僕は大賞だってずっと思っているんです。

「こころ晴れ」(2011年)がそうだったと思うんですけど、震災があった年で。
クオリティ、演舞としてはいい作品はたくさんありましたが、やっぱり時代背景を含めて考えても、あの年に大賞を取るべきはあの作品だったな、みたいな。

そこで今回コロナ禍で一発目の市街地どまつりっていうところ、ここは大事なんじゃないかなって考えた時に、もちろんどのお祭りもチームも等しく活動できてない中でもどかしい想いをしてるのは事実なんですけど、それがよりリアルに伝わる、
かつ今の笑゛の「落ち込んだところから再起をかけたい」っていうメンタリティーにすごく近いのが、川祭りの保存会のみなさんなのかなっていうのを思っていました。
そのような背景があって、実は今年は犬山祭じゃなくて犬山川祭をテーマにしたいですって話をしました。

そこがリンクしたというか、共通するところがあったんですね。

まっぴん
まっぴん
ないーぶさん
ないーぶさん

見つけられたのはラッキーだったと思います。
あの時Facebookを見てなかったら気づかなかったと思いますし、そうなったらまた全然違う作品の方向性となったと思うので、ターニングポイントだったかなって思います。

【二人三脚の制作

実際そのテーマで演舞しますということで、演舞について意見を言われたりとか、そこで一緒に作り込みみたいなことはあったんですか?

まっぴん
まっぴん
ないーぶさん
ないーぶさん

小川会長が笑゛をご存知だったこともあって、作品そのものに意見をいただくということは特にありませんでした。
まず自分たちが作品を作る足がかりとして、どういうお祭りなのか、何故今保存会が立ち上がったのか、みたいなところの話をひと通り聞かせていただきました。

保存会としても川祭はこれから動かしていくお祭りなので、今回テーマとして取り上げてPRの一環として知ってもらえることはすごくありがたい、ぜひお願いしたい、と仰っていただけました。

ただどまつりで戦っていく以上はやっぱり脚色は多少必要なこともあり、そこは許してください、という話はしました。
犬山祭って車山(やま)があり活気があって絢爛豪華なイメージですが、
犬山川祭の方はどちらかというと静かというか、荘厳なお祭りというイメージで。
踊りを通じて作品を作る上で、多少オーバーにしなきゃいけないところとかできるかもしれないですけど、最大限のリスペクトを持ってやりますっていうことはお話をさせていただいて、制作が始まりました。

やはりポイントとしてテーマとして取り上げる題材について実際に関係者と会話をし、中身を詳しく知ることはすごく重要なポイントですね。
勝手に取り上げることももちろんできますが、ネットの情報だけではない生の情報を得ることもできますし、何よりキチンと筋を通すことで協力を得られることもできますよね。

まっぴん
まっぴん

◆卓越した職人技

ないーぶさん
ないーぶさん

制作をする上では1艘のみ現存している巻藁船のパーツも見せていただいて、これでこうやって回してるんだとか、これでこうやってあげてるんだとか、車輪の構造なども見させていただき勉強させていただきましたね。
提灯の中心部のパーツを「蜂の巣」と言うんですが、太い丸太に提灯がぶら下がってる竹竿が刺さっていて、それがお碗状になっているんです。

ないーぶさん
ないーぶさん

これって1本の丸太にドリルで穴を開けて1個1個刺してるんですよ。

刺した竹竿の角度の微妙な違いで、竹竿の先の提灯の位置が変わるんですが、綺麗なお碗になるかならないかって、刺してみなきゃ分からないはずなのにそれを1本の丸太にノーミスで穴を開ける。

それを365本も打たなきゃならないので職人技えぐって。

1本でも穴開けの角度を失敗したら終わりなんですもんね。

まっぴん
まっぴん
ないーぶさん
ないーぶさん

完全に同じことはできないですけど、そういう機構を参考に大道具も制作しました。

再現性高い!!

まっぴん
まっぴん
ないーぶさん
ないーぶさん

また、結局天気の問題でできなかったんですが、本当は2022年の7月に、現存する一艘を陸ではなく川に浮かべようと小川会長も動いてくださいまして。

やっぱり笑゛が大賞を取るために、何をテーマにしてるのかというのがわかんないと笑゛も困るだろうから、なんとか夏前に1回でもいいから川に浮かべてやれたらいいよねっていう話もしていただいてたんです。
9月にも延期後の日程を組んだんですが、結局それも天候の都合でできなくなってしまったのでまた2023年に向けて詰めている状態です。

まだまだ復活には時間がかかるし、復活してもまだ一艘しかないので。
だからいわゆる犬山祭とか津島の天皇祭みたいなイメージ感・規模感で見られると、すごくちっちゃなお祭りだなと思われちゃうかもしれないですが、でもやっぱりその一歩にすごく価値があると思います。

【川祭の復活に寄り添う】

ないーぶさん
ないーぶさん

来年の作品のテーマはもちろん明かすことはできないんですが、作品として繋いでいくというのもあれば、笑゛が1年間作品で表現させていただいたので、周年行事のタイミングで「今、犬山川祭はどうなってるのか?」を追っかけてく、ということをやれたら、価値があるのかなと思います。

川祭がリアルにちょっとずつ大きくなっているのが分かれば僕らも嬉しいですし。
また、今は犬山祭にはメンバーも梃子として参加していますが、川祭の方も手伝えることになったら、それはそれですごくいい、意味のあることになるのかなって思っています。

どまつりを通じて、笑゛を通じて、地元の歴史や文化に触れる機会があるっていうのはすごいいい経験ですよね。
作品を作るためだけのテーマとして取り上げるだけではなく、そこに積極的に入っていって、地元というか活動しているエリアを深く知っていくっていう経験はとても価値あるものだと思います。

また、今回テーマとして取り上げたことによってどまつりでも川祭の知名度は広まったと思います。
チームとして地元犬山の文化の継承という意味でかなり重要なことをされているのだなと思いました。

まっぴん
まっぴん

【自身とリンクした川祭】

ないーぶさん
ないーぶさん

また、会長さん自身も実は当時の川祭を経験されていないそうなんですよ。
現存してる巻藁船がその方の町内だったということもあり、町内で背負って立つならお前じゃないかっていうところで今やられているそうなんです。
いろんな町内合同で、舟は会長さんのところから、でもお囃子などの文献や楽譜が残ってるのはここの町内だから、これはお願い、という状態からやられているそうです。

それを聞いて、個人的にも僕が1年前に置かれてた状況とすごくリンクしたので、これはもう絶対に自分がテーマにするべき作品だなっていう感覚は、話を聞いた時にはすごく思いましたね。

この話を聞くと大賞を取ってほしかったですね。いや、なんかマジで。

まっぴん
まっぴん
ないーぶさん
ないーぶさん

どまつりもテレどまつりも、賞の結果に満足しているわけではないので悔しい気持ちはありますけど、おんさいEXPOで審査をやらせていただいて「確かに点数に落とすってなったらそうなるよなー」っていうのも分かる部分もありますね。

でもどっちもやっぱり信念を持って決断してきたことばかりなので、結局勝ち切れなかったっていうのはあれど後悔はしてないです。
まぁもし、今の自分があの時に戻ったらどういうを選択するんだろう?というのはすごく興味ありますけど。笑

審査員を1回やると点数の付け方とかで、どういう演出が受けるのか、みたいなところと印象に残るのかとかっていうのがすごい分かるので、そことさっき言った信念とか想いの部分というか、そこのバランスががめちゃくちゃ難しいですよね。

ただ勝つためだけではなく、このテーマを取り上げたかったという信念をすごく感じたので、結果としては4位ということでしたが実際踊り子の皆さんへ与えた印象、記録ではなく記憶には残りましたよね。

まっぴん
まっぴん

第2回は以上です。

みなさん各チームどのようにテーマ選定をし演舞を作られているかは分かりませんが、笑゛さんのこのテーマ選定及び地元との関わり方は最もスタンダードというかあるべき姿であり、その上で毎回強い作品、印象に残る演舞を作り込まれて、結果も出されているので、

個人的には最もどまつりらしいチームのひとつであると思います。

賞を獲ることはすごく難しいことですが、そこに振り切ればその可能性は高まります。
「振り切る」というのはいわゆる賞を獲りやすいテーマ、ウケやすいテーマを選定し、賞を獲りやすい魅せ方、例えば今は大道具出してなんぼですのでそちらに振り切ったり、印象に残りやすい演出をする、ということです。

テスト範囲に沿って勉強をしパフォーマンスを発揮するということです。

ですが笑゛さんもそこに振り切らない。
それはあくまで地元犬山と共にある、というスタンスをとても大事にされているということだと思います。
賞を獲るために出来ることはたくさんありますが、チームのスタンスやブランドを崩してまで合わせるのではなく、そのような守らなければならない“信念“を持っていると言うことです。

例えばどまつりがこれからどんな審査の方向性、演舞の流行になっても、
笑゛は笑゛としてあり続けるはず、貫くはずです。
それが正しいか間違っているか、ではなくこの意志、信念を押し通す姿に感銘を受けました。


さて、ラストとなる次回第3回は今年1月からスタートしたばかりの7代目新体制についてです!!
次回は7代目代表及び副代表を交えて目指すもの、抱負についてたっぷりお話いただきました!!

次回も大ボリュームでお送りします!!

まっぴん
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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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