青春応援団 我無沙羅さんチームインタビュー2つ目です!!
1つ目の記事ではチームがどのようなキッカケで立ち上げられ、
どのような紆余曲折があり、
どのような気づきがあり、
どのような目的で活動されているのか、
お話いただきました。
さて、第2回となる今回は大きく2つ。
1 「青春応援団 我無沙羅」その名前の由来
2 作品づくりに関するアレコレ
についてお話いただきました。
我武者羅ってずっと思ってた・・・
って思ってたそこのあなた!!
違いますからね。
我無沙羅です。
青春応援団 我無沙羅です。
もちろん意図があって変えているはずです!
これでテレビとか出てドヤれるよ!!!!
また、「2 作品についてのアレコレ」とはもうほんとにシンプルに
あの学ランは本物の学ラン??
または学ラン風の衣装??
学ランではなく普通の衣装とか考えていたりしたこともあるのかな??
っていうことを聞いてみました!!
青春応援団 我無沙羅
一番最初に聞かなければいけない質問だったんですけど、我無沙羅さんは何故この「無」「沙」なんですか?
かっこよかったからです。
字面が。
普通に漢字変換するじゃないですか。
はい。「武者」の字が出てきますよね。
それをこの文字「無沙」にしたのはかっこよかったからってことで。
かっこよかったからです。
(・・・え?・・・話終わった・・・??)
まああの・・・(笑)。
「がむしゃら」っていう言葉を使いたかったんです、最初。
で、変換すればこの漢字(我武者羅)が出てきたんですがなんかひねれないかなと思って。
いろんな字を当てて「がむしゃら」を考えたんですね。
そこで「我を無くすほど踊る」っていうのはすごく自分のやりたい表現が伝えられるな、
我を無くすほどに我武者羅に踊る姿勢を表現したいなと思って、この漢字を選びました。
沙羅の「沙」の字は文字の感覚のバランスです。
無と羅がうるさいのでちょっと緩急をつける意味で、字面で選びました。
すごい色々考えられているじゃないですか。
まぁまとめるとかっこよかったからってことですね?
かっこよかったからです。笑
あとやっぱり4文字だけじゃなくて、チーム名「我無沙羅です」っていう選択肢もあったと思うんですけど、頭に「青春応援団」ってつけてるんですよね。
よく恥ずかしいなって思ったりもしたんですけど、やっぱり「青春応援団」ってつけた意味も僕なりにあって。
「青春」っていう、サミュエル・ウルマンって方が詠んだ詩があるんですね。
「青春とは人生の一時代のことを言うのではなくて、心の持ちようを言うのだ」
っていう。
その詩を知った時にすごく感銘を受けたんです。
高校・大学だけじゃなくて、自分のやりたいことを生き生きとやっている姿ってすごくかっこいいなって思うし、そういう姿勢こそ青春なんだって思うと、やっぱりずっと青春してられるようなことをしたいなと思ったし、そういうことをしている人を応援していけたらいいなと思いました。
まだそういうことに出会えていない方がいたら、そういう方が青春できるような後押しができたらいいなと思って、応援合戦をやるんだったらそういう前向きな気持ちに背中を押せるようなことがしたいなと思って、「青春応援団 我無沙羅」と名付けました。
中身も全然かっこいいじゃないですか。
字面だけじゃなくて。
作曲にお金がかかってない!!??
次に作曲について教えてください。
作曲ってどなたがつくられているのですか?
初年度から「国志無双~Ambitious~」までは趣味で元々音楽をやっていた僕の友人に書いてもらいました。
2003年にチームを結成して作曲家探しをしているタイミングで2004年2月にイギリスロンドンに短期の語学留学に行ったんです。
そこにロンドンの語学学校に同じ日に入学した日本人がいて、
彼が北海道札幌の学生でYOSAKOIソーランに関わっていたりとかで(笑)
「名古屋の方でどまつりに向けてチームつくろうとしているんだよね」
ってことで仲良くなって帰国してから連絡とって作ってもらったのが初年度でした。
そこから2017「国志無双~Ambitious~」までその子に書いてもらいました。
2014「勝鬨」2017「風翠」は太鼓だけな作曲自体はしていただいてません。
2018「己ノ竜骨」2019「暁」はメンバーが書きました。
ぶっちゃけ作曲代金ってどのくらいかかっているんですか??
信じられないことですけど
作曲に関してお金を出したことがないんです。
もちろんちょっとした御礼はしていますが応援合戦の文化振興を目的に提供いただきました。
えーーー!!!
変な話どまつりチーム、よさこいチームって1曲つくるのに作曲、振付、各種製作で〇十万円とかかかるのが普通なんですけど我無沙羅さんはコスト的に言えばかなりコスパ良いですよね。
多分他のチームさんと比べて考えられないくらいコストかかってないです。
学ランの秘密
ってことは学ラン買うだけですか?
学ラン買ってもないんです。
えーーー!!!
みなさん自前ですか??
自分のとか友人からもらったりとかです。
てっきり踊りやすいように衣装として学ランをつくっていたかと思っていたんですけど、違うんですね。
本物の学ランなんですね。
普通の学ランです。
面白い!!
じゃあ細かく見るとボタンとか異なるっていうことですよね。
2016くらいからさすがに学ランとは言えチームとして衣装揃えたいよねってなってオリジナルでボタンだけつくりました(笑)
何にお金かかっているの??
ってことは逆に何にお金がかかるんですか??
扇子等の小道具代とか自分立ちで買いました。
太鼓も買いました。
あとは大道具の我無沙羅の幕、あれもずーっと使いまわしてますね。
中には学ラン持ってない子もいますよね??
いますがチームでストックしている学ランもあるので問題ないですね。
譲ってもらったりとかチームを離れなくてはいけなくなったメンバーから置いてってくれたり。
そのストックの中からサイズや身長に合わせたものを渡すようにしています。
ちなみに学ランを着て踊ったら汗ってどうなんですか?
学ランってそういう通気性って皆無だと思うんですが・・・毎回クリーニング出されているんですか??
毎回洗濯ですね(笑)
比較するべきなのかどうなのか最早わからなくなりましたがどまつりのチームって毎回1人5万~10万が1作品で飛んでいく感覚なんですけど全然違いますね。
衣装に関して気になること聞いてみた
例えばずーっと学ランを着ているじゃないですか。
ちょっとオリジナルの衣装頼んでみようかなっていうのはあったんですか?
議論はありました。
それこそ踊りやすい学ラン用意したいねって。
でもなんか立ち消えになったね。
肩パッド抜いたら踊りやすくない?っていう意見もあったんですけど結果そんなこともないし形的に悪目立ちしちゃったりしてそのままでいいかってなりましたね。
まぁ応援合戦っていうスタンスを貫くのであればそのままの方がいいのかもしれませんね。
逆にもう変えられないですね(笑)
衣装の変化と言えば襷掛けとか腕章とか舞台に合わせてちょっと変化はつけていますね。
そのぐらいですね。
でもこれすごい重要な話ですよね。
実際今ってどまつりチームの1演舞にかけるお金って実際調べたことないですけど年々増えていってる気がします。
それはそれで悪いことではないのですが賞を目指すチームはお金をかけて大道具などを多く出して派手にしないといけない、みたいな風潮ってあると思うんです。
でも我無沙羅さんのようにその実力で賞を狙えるという事実もあるのでお金かければいいということではないですね。
今回は以上です!!
「青春とは人生の一時代のことを言うのではなくて、心の持ちようを言うのだ」
まさにどまっぷブログをお読みいただいている皆さんはまさに青春の真っ只中ですよね!!
すごくいい言葉ですよね!
また、なんとなく予想はしていましたがこの作品のコスパの良さは目を見張るものがあり、
ある種のアンチテーゼになるようなお話かもしれません。
強烈な個性があれば作品、具体的には衣装や大道具等にお金をかける必要はない。
正にそれを体現されているチームだなと感じました。
次回はそんな我無沙羅さんの持ち味のひとつである揃いに揃った振り付けについてどのように練習しているのかについてお聞きしました!!
次回もお楽しみに!!
コメント