チームインタビューです！！
FLYDAY！さんの3回目のインタビュー記事です！！
（そのまま「フライデイ」と読みます。）
第1回では自己紹介を、第2回ではチーム立ち上げのキッカケを、お話いただきました。
第3回ではチーム最初の演舞『StarArt』についてお聞きしました。
第2回の末尾でも書きましたがテレどまつりの撮影のロケーションとして名古屋市科学館をバックに撮影をしていたチームは多々ありました。FLYDAY！さんもそうなのですがひとつ大きな違いがあります。
気付きましたかね？？
実はすごいんです！
すごいことやっちゃったんです(笑)
（多分正攻法ではNGもらうのかな？？わかりませんが。）
何でそんなことできる？って思うかもしれません。
そこには代表のちょんまげさんが大事にしている人とのご縁の賜物がありました。
人とのご縁
作曲家
話メッチャ変わりますけど作曲者って言うのは？？
よさこいの事まったく知らない人です。
それも元々の繋がりとかで？
そうです。
自分、元々知り合いに曲を作ったり曲をYouTubeに上げるのが好きな子が居て。
で、是非やってくれって言って。
なるほど！
何回も夢人党の曲とか色々なチームさんの曲とか聴いてもらったりして、
プラス今年こういうテーマがあって、今年はこういう起承転結の作品構成に対して作ってくれって言って。
メッチャ何回もミーティングしたんですけど、大変そうでしたね。
でも、良いですね。よさこいの事を知らない人の方が新しい感性でよさこいのスタンダードではない所からアイデアを持ってきてくれると思うので良いですよね。
僕らは財源が無いチームなんでどれだけお金をかけずに良い物を作れるかって考えてますね。
その結果知り合いから繋がっていけば、固めていけるのかなって。
身内でやっていけば良いものが出来るかもって、自分の事既に知ってくれてるし。
では来年もその方にお願いしようって感じですか？
その人も是非って言ってましたし、僕もお願いしたいですね。
やっぱりよさこいの作曲家って言うのは限られた人しか今居ないのでそこに集中しがちじゃないですか？
やっぱり個性を出すと言うか、ここちょっと違うなっていうのはよさこいじゃない所の作曲家って言う所はこれから新しい物を提供してくれるんじゃないかって楽しみにしていたんでいいですね。
より“よさこいぽくない曲”を創ってほしくて。ただうちのチームの色を出して欲しいってのは有って。
まぁクリエイターさんからしたら僕は「何言ってんだ？コイツ」「抽象的過ぎて分からないなぁ」って思われますけども。
衣装デザイン・製作
衣装デザインもそうなんですけど、今のよさこいの衣装の相場って３～５万するじゃないですか？
僕は知り合いに頼んだ結果デザインを考えてくれてプラス製作もしてくれて
1着28,000円で衣装が出来ます。
金をかけりゃいいモノができるっていうの当たり前なんで、いかに金をかけずに良いクオリティの物を作るかってのも大事ですよね。
最近のよさこいはそれが多いんですよ。金かけて。
お金かけてデカい大道具を作ってとか、何か太鼓作ったりとか、やぐら作ったりじゃないところで勝負すべきですよね。本当に今金かけた物勝ちになっているので。
だからこそそこを打破するようなチームっていうのが今後出てきたら面白いと思います。
振り付け
今回の作品の振り付けは自分たちでやられたんですか？
そうですね。自分たちで。
撮影者
撮影もですか？？
これも自分もつながりなんですけど、
テレビ番組の製作会社の知り合いがいて。
動く人を360度カメラで撮りたいってことでそれを使わせてもらったんです。
ほんとにたまたまなんですけど。
それで自分たちも撮影者欲しいってことで急遽決まって撮らせてもらったっていう。楽しかったですね。
さっきの衣装デザインも自分がこういうデザインで考えてくれって言ったからああいう感じになったんです。元をたどればその人もNHKの紅白歌合戦で衣装を手掛けてるような人で(笑)
さ〇子ですか！！？
さすがにそれは違いますけど(笑)
でもけっこう有名な人の衣装を手掛けているひとで。そこは今後も活用していきたいですね。
それこそ来年以降テレどまがあるかどうかわかんないですけど、あればまた今回協力してくれた方々にまたお願いしたり、さっきのテレビ局の製作会社のお知り合いの方に大道具的なことの製作をお願いしたりとかできたらいいですよね。
そういう既存のよさこいのつながりじゃないところで新しい作品が生まれていくっていうのは面白いです。
ほんとに新しい風が吹くチームなだろうなって思いますね。
よさこいに新しい人口をいれてくれるんだろうなぁって感じがしますね。
名古屋市科学館の不思議
そうですね！！
名古屋市科学館での撮影も知り合いの知り合いにお願いしてもらったんですよ。
関係者なんですか？
関係者って言ったらアレですけど、自分の知り合いに愛知県の議員さんが居てその人にお願いをしました。
だいぶ強いじゃないですか！！
会いに行って、こう言うのが有って是非名古屋市科学館を撮影に使いたいんですって言ったら、声を掛けて下さって・・・“ＯＫ”みたいな。
それじゃあ、普通に縁もゆかりも無い人が普通に「プラネタリウムの中で撮影させて下さい」って言ったら多分ダメなんでしょうね？
ダメですね。
結構今回のテレどまつりの映像作品の中でプラネタリウムの”建物の前”で踊っているチームさんって結構いたじゃないですか？でも“中”で踊っているチームさんってFLYDAYさんだけなんですよね。
今年「にっぽんど真ん中祭り（テレどまつり）の動画を活用した観光プロモーションに関する連携協定」ってあったじゃないですか。
てっきりそれで使わせてもらったのかなって思ってたんですけど、そことは違うんですね。
そうそう。全然違います。
丁度協定の話をどまつり側が出してたから、もしかしたらそっちからでも行けたかも知れないですけど多分難しいと思いますね。
へぇー！！
今回会館の方にはかなり時間と労力を使ってくれたんですね。
閉館後だけじゃなくて、普通にお客さんが居る時間帯にも使わせていただいたりとか。
申し訳ないと思いながらその分「良い作品を創りますから」ってことで撮影させてもらいました。
いやー、あれは凄かったです。唯一無二ですよね。「え？中入った！？」って思いましたたもん。
インパクトは凄かったです。
そもそもそういう協定などどまつり側の力を借りようとは思ってないんですね。
テレどまだとしたらそこはその方がフェアだと思って。
どまつり側に頼るよりは自分達で出来ることを・・・僕はなるべくそれで名古屋の魅力を伝えていけたらと思っているんです。
逆にどまつり側からしたらびっくりしてると思うんですよね。
「何で協定取ってない名古屋市科学館の中でやってるんだこいつらは」って感じですよ(笑)
そうですよね。
だから普通にチーム側からしたら「あっ、これどまつりのロケ地交渉のヤツで使わしてもらってるんだろうな」って印象だと思います。
でも、実際は違うという事ですね。
これはキチンとアピールしなければいけないと思います。
実は凄いことしてたんだっていうの。
スケジュール
チーム自体の活動はtwitterが2020年11月登録ってなってるのでちょうど1年位です？？
活動したのは1月からなんですよ。
だから短期間でテレどまに間に合うまで持っていけたっていうのは強みかなって。
その1月の時って確かまだ今年の開催はテレどまつりですって発表なかったですよね？
無かったですね。
けれども自分の中でテレどまでいくのを賭けていて・・・それで準備していこうって考えていました。
むしろそれでテレどまじゃ無かったら僕らのチーム出れて無かったです。
テレどまの良いところは、カットカットで繋ぎの振りを作らなくてよいから。
それがリアルタイムならアウトかなって思ってずっと創ってました。
ただ夢人党の同期のメンバーに「お前の作品は夢人党と同じでステージ映えはするけども映像映えはしない」って言われましたね(笑)「実際に生で演舞を見たほうが絶対に良い」と。
だからこそ映像ではなく、来月の四日市よさこいは是非皆に見に来てほしいですね！
FLYDAY！さんのインタビューはこれで以上です！
いかがでしたか？？
今回のインタビューで感じたのは3つ。
ひとつ目は人の縁に恵まれている、という点。
今回の記事の諸々の製作がほとんど人の縁で成り立っていることがわかりました。
それは恐らく代表のちょんまげさん自身の人柄があってのことです。だから人が集まるし周りの方も協力してもらえる。
すごくうらやましいです(笑)
ふたつ目はインタビューとは関係ありませんが最近個人的にも感じている「製作に関する負担増」
これ語り出したらそれだけで1ブログできそうなのでそれはまた改めて。
「よさこいがやりたいけどお金かかるしなぁ・・・」っていうひとも中にはいると思います。
よさこいがいずれ人を選ぶ趣味みたいになりそうで。
みっつ目はチームは居場所である、という点。
よさこい含めグループで活動する趣味はそのチームの活動目的のため、がありますが根本的には個人の満足があります。
満足というのは人によって様々な指標がありますが多くは承認欲求です。
「他者から価値を認められたい」
「自分自身を認めたい」
認めるというのは他チームから賞という形で認められるということや「あのチーム演舞すごいね！かっこいいね！」と思われることもそうですが、FLYDAY！さんは後者の「自分自身を認めたい」ということが大きいと感じます。
それは前回ブログでもありましたLGBTQに関することや最近希薄になりつつある人との繋がり。
今はオンラインで何でも成り立ってしまう時代ですがだからこそ大事にしたい人との繋がり。
その中で「自分はここにいていいんだ」という自分自身に対する承認。
FLYDAY！さんにはそれが感じられるチームなのではないかなと感じました。
まだ設立1年目ではありますが今後が非常に楽しみなチームです！
今回の記事や演舞を観て興味を感じた方はぜひ一度お気軽に練習に行ってみてください！
終わり！！
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