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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】FLYDAY!②~”誰も”が楽しめるよさこい~

チームインタビューです!!

FLYDAY!さんの2回目のインタビュー記事です!!
(そのまま「フライデイ」と読みます。)

前回は今回インタビューを受けてくださった3名の方の自己紹介でした。
しかもその内代表のちょんまげさん以外のお2人はどちらもまだ初めて間もないということでした。
お2人ともよさこいは未経験ながら代表の想いやチームの雰囲気に惹かれ入会したそうです。

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さて、第2回となる今回は「チームを何故立ち上げたか」についてです。
そこにはちょんまげさん自身の夢人党での経験、そして今の時代を反映したと言いますか、今だからこそ出来たチーム、
そんな風に感じました。


FLYDAY!を立ち上げたキッカケ

夢人党の時に叶えられなかった夢を叶えたい

まっぴん
まっぴん

FLYDAY!を立ち上げた経緯を教えてください。

夢人党の時に叶えられなかった夢をFLYDAY!で叶えたいっていうところがあります。
僕が夢人党に入るまでは夢人党ずっとファイナルに行ってたんですよ。
2014年まではずっとファイナルに行ってて、2015年僕1年生だったんですけどそこからファイナルに行けなくなっちゃって。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

2014年ってステージ上にオブジェ置いていたやつですよね?

この演舞は作品としてすごかった

そう!真ん中にオブジェがあって、海月みたいなヤツ。最後カラフルな衣装でウエーブして。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

あれかなり好きでした!!あれ、すごい発想だと思うんですよ。
当時(今もですけど)の流行りって後ろに幕を出しました、衣装替えしました、全体的にわーって盛り上がって終わりじゃないですか。
その中でステージ上にああいうオブジェを置く演出は素敵だと思いました。
ただステージで踊ります、じゃなくてもう「1個のテーマ、作品を表現してる」と言う感じで凄く良かったです。周りとも「ああいうのを出すのって凄いよね」って話をしてたんで・・・。
もう6年前なんですか。

自分達の作品じゃないからなんとも言えないですけどね。(笑)
でもそれ以降翌年もその翌年もファイナルに行けなくて、2017年は夢人党不祥事があって1年間出なくて。
その次の年2018年、僕らが4年生の時にU-40に初めて出たんですね。
行ける!と思ったんですけど取れなくて。。。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

そういう夢人党の時のリベンジというような想いがあるわけですね。
でも賞としてはそうですけど夢人党さんのその数年間の作品って他のチームと一線を画した感じ、個性的な表現方法で、衣装もそうだし、結構注目していたんですよね!
観ていて楽しかったです。

よさこいの概念を崩してくれたのが僕の中で夢人党なんです。
「あっ、これもよさこいなんだ」ってどこも真似できない様な個性に惹かれて。
“我流”って言い続けてファイナル行ける様になったりとか、そこは僕の価値観と似ていて。
僕もどこもやっている様な事はしたくないし、自分が「これがよさこいです」って言い続ければ、よさこいだと思うし。
だから立ち上げたキッカケって言うのも夢人党の時に自分が共感出来た事って言うのを今のチームで“我流”でやり続けられればっていうのが理想ですね。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

そういった経緯でチームを作られたんですね。他には何かありますか??

居場所

理由の一つとしてそれはありますね。
また、「居場所創り」という意味もあります。
コロナで「人が暗いな」って暗いニュースばかり毎日聞いて、自分の身近な人もコロナか分からないですけど孤独になったんですよ。自粛期間が長すぎて、病んでたりとかそれこそ自殺してしまった子とか見て、そう言うのを僕は見て凄い辛くて。。。

そこで“1人の時間”じゃなくて“皆で一緒にいる時間”を大切にしなきゃいけないって思ったんですよね。
その『居場所』創り。そこに居ていいんだっていう。
僕はそこが本当に欲しくて、「誰でも関係なく入ってこれる様に」「より多くの人と居れるように」っていう場を作りたい、創らなきゃいけない、自分の中の使命感じゃないですけど、この世の中を、このご時世をよさこいで、自分のチームで明るくしたい。そっちの方が大きいかもしれないですね。
だから僕的にはこのご時世が在ってよかったってなって思います。そのお蔭で集まってくれたメンバーも居て。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

それこそこういった時期に表立って活動とか出来ない中でtwitter経由で今までつながりの無かった所から4人の方も来てくれたと言う所もまた、コロナが有ったから、こういう状況だったから生まれたってのもありますよね。
凄い素敵なチームですね。
皆の居場所ってのが良いですね。やっぱり今に合ってるんでしょうね。
コロナで社会が分断されて、中々人と人とのつながりが希薄になってしまう中で、居場所を創るって想いで立ち上げられて・・・。
なおかつ個人的に興味があった夢人党の系譜から出来たチームでさっそく来年のどまつりが楽しみですね。

こだわりのネーミング

まっぴん
まっぴん

チーム名何で“FLYDAY!”にしたんです?
“FLYDAY”って綴りも飛ぶ方の”FLY”じゃないですか。金曜日の“FRIDAY”じゃなくて。
その辺も気になってました。

チーム名”FLYDAY!”

これも2個理由が有って。
まずそのままの“FRIDAY”。金曜日って学生からしたら次の日休みで、遊べる時間が有って。
サラリーマンや社会人したら、次の日休みプラス仕事終わったらお酒が呑みに行って、みたいな 「やっと金曜日だ!!」って皆が思える 「ワクワク感」。「華金」とも言うじゃないですか。
あと““FLY”って言うのは、いつかチームに居るメンバーがこのチームから翔けますように・・・大きく翔けますようにってその”FLY“。
「金曜日のワクワク」と「翔けるように」って”FLY“。いつまでも青春したいんで。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

2つの意味を掛けているってことですね。
テレどまつりの作品も同じように複数の意味を掛けているっぽいですが。

演舞名『 StarArt 』

今年の作品の名前は『StarArt』って言うんですけど。
あれは「Star」+「Art」。
今年初めての作品だから“スタート”と、“Star”=星、名古屋市科学館の星と、“Art”=芸術、
星で作られている芸術作品を見てもらいたいって「StarArt」にしたってのも有ります。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

すごい! めっちゃ考えられてますね!!

夢人党の時もそんな感じで自分もそう言うのが好きだったから本当に派生してるのかなって。
ただ、やっぱり社会人チームなんで大人の力強さ、魅力っていうのは出せたらなって思いますね。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

なるほど。このロゴにも“FLYDAY”って書かれてるんです?

チームロゴに隠された文字

そうなんですよ。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

この何て言うんでしょう。これしゃちほこですか?

遠くから見たら“羽”に見えて、近くで見たら“FLYDAY”って文字と右側の羽は“飛翔”って文字に。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

あ!見えますね!

うちの姉が絵を描くのが好きなので、遠くから見たら“羽”で近くから見たら”FLYDAY“にして欲しいって言ったらできまして(笑)

ちょんまげさん
ちょんまげさん

一同 : すごい(笑)

作ってくれって言うとパッと作ってくれて、1発でうちのロゴで採用させてもらいました。

ちょんまげさん
ちょんまげさん

LGBTQフレンドリー

まっぴん
まっぴん

twitterの方にも書いてありますけどLGBTQフレンドリーなチームですっていうところはやっぱりチームとしては先ほどの「居場所づくり」っていう意味も含めて推していきたいところなんですよね?

そうですね。
チームのtwitterの固定ツイートにも動画で僕の挨拶を載せさせてもらってるんですけど、チームコンセプトが「誰もが楽しめるよさこい」っていうもうシンプルなコンセプトなんです。

そこで「誰もが」って何なんだろう??

って言うのを考えた時に性別の違い、年齢の違い、国籍の違い、障害の有無とか、それこそセクシャルマイノリティとか。
ただよさこいを楽しみたいだけなのにそれ以外の邪魔な考えはいらなくて

僕自身もLGBTQの中に入っていますけど、別にそんなのよさこいを楽しみたいって入ってきてくれてるし僕もそういうチームを作ってるから関係ないんですよね。
そしてそれを最初から打ち出してった方がみんなが入りやすいしみんなを公平に見たいなって僕自身が思ってるんです。

ちょんまげさん
ちょんまげさん

余談なんですけど、自分も大学の夢人党の時に普通にカミングアウトしてて、僕は全然大丈夫だったんです。
でも他の学生チームさんでもやっぱりLGBTQの人たちいてその時にやっぱ

「そういうことはあんまり言えない」
「おおっぴらに言えない。やっぱり大きいチームだし。」


って言われるんです。
そういうの聞いた瞬間に僕はすごい悲しくなっちゃって。
なんでそんな楽しみたいだけなのに自分の個性を隠したまま生きていくんだろうって。
そんなんほんとに楽しんでるのかなって。
だから別に今のうちのメンバーはLGBTQのひともいれば結婚しているひとたちもいたり。

もう全然関係なく”人”としてつながっている。
「よさこいが好きなメンバー」としてつながっているからもうそれだけで十分じゃんて。

多分の他のチームさんも根本はそうだと思うんですけど、長ければ長いほど「うちのチームはこう」みたいに確立しちゃってるチームが多いから。それを僕は1年目の早い段階で伝えていけたなって。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

実際自分の周りにも女性も男性もセクシャルマイノリティの人いるけどそれをカミングアウトするときにtwitterとかSNSですごい決死の想いで「実は・・・」みたいな感じで告白するひともいます。
でも本来は、さっき言ってくれたようによさこいを純粋に楽しみたくてやってるだけなのにそういう空気感みたいなのが障害になってその場にいづらいとかなんかちょっと・・・っていうのはありますよね。
そういった意味でFLYDAY!さんは今の時代にあったチームなんでしょうね。

これからどんどんお祭りに出ることによって何ら他のチームと変わらないっていうように見てもらえるし、そういうことも発信していけたらなぁって思いますね。

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

ということは今年の作品である「StarArt」で最後にレインボーカラーになるっていうのはそういった意味も込められているんですか?

それも1個ありますけど、作品のコンセプトが「輝くために」なんですけど1人1人個性があって星の輝きとかをそれを人間として表した時にどんな輝きや大きさを自分たちは見せられるんだろうっていうのでレインボーにしていますね。
だから来年以降もレインボーカラーを入れるつもりはないですけど(笑)

ちょんまげさん
ちょんまげさん
まっぴん
まっぴん

作品のテーマ的にっていうところが強いってことですね。

そうですね。
毎年作品のテーマに沿ってその中で伝えたいものを絶対的につくるっていうのは根底にありますね。

ちょんまげさん
ちょんまげさん

今回は以上です!!

居場所というキーワードが今回のインタビューでは多く出てきました。
それはちょんまげさん自身の経験や周りの経験、世間的な印象、などなどからすごく閉塞感のようなものを感じていて、それをなんとかしなくてはならない、という使命感のようなものがあると思いました。

特にLGBTQのお話はまさにその通りと感じていて、よさこいを楽しみたいだけなのにそれ以外のことが障害となって素直に楽しめない、「自分はここにいていいんだろうか?」と感じてしまう。そういう空気感ってあります。
実際よさこい関係ないですが普段仕事やプライベートでもあからさまにセクシャルマイノリティの方に嫌な顔をする人がいるのも事実です。

でもこのチームにはそんなこと関係なく「よさこいを楽しみたい」「よさこいが好き」そういう想いひとつあるだけでいい。皆が皆を認め合い共に楽しむチーム文化があります。

もちろん他のチームのみなさんもそれを受け入れていないわけではないと思います。
そういうマイノリティを容認しづらい社会の風潮が言い出しにくくしているのだと感じます。

実際「LGBTQフレンドリーです」と宣言しなければならないということがまさにそうです。
これについてはすごく難しい問題なので本記事で触れるのはここまでにしますが、「みんな違ってみんないい」
違いを認め、みなで純粋にひとつの趣味を楽しめる社会になればいいなと思います。

さて、次回は今年の作品、今回の記事にも出てきましたが『StarArt』についてです。
StarArtの撮影の舞台は名古屋市科学館です。他のチームの方も名古屋市科学館前で撮影をされたチームも多くいたと思いますがFLYDAY!さんはひとつ他のチームとは違うことがあります。

そこはどこでしょうか??
次回更新までFLYDAY!さんの動画を観て探してみても面白いかもしれませんね!!

終わり!!

まっぴん
まっぴん

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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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