チームインタビュー!!
今回は2022年9月に結成されたばかりのこちらのチーム!!
どまつりチーム一絆一結さんです!!
「いっきいちゆう」と読みます。
どまつりに参加されるチームの“活動目的”っていろいろあると思います。
〇 とにかく賞を目指して輝かしいファイナルステージで踊りたい
〇 コミュニティとして人との繋がりを作りたい
〇 どまつり性を大切に、地元を盛り上げたい
などなど。
どれも正解です。
好きにやればいいのです。
賞があるお祭りってどうしてもファイナルとか結果発表とかその実績とかがもてはやされるのも事実ですが、それだけがチームの活動目的ではありません。
今回インタビューさせていただいた一絆一結さんは先に述べてしまいますが、
『地元を盛り上げたい』
という目的で活動しています。
今回のインタビューではそこに至った経緯や、だからこその演舞テーマなど”地元”にフォーカスをした内容となっております。
まずはインタビューしてくれた方のご紹介
今回一絆一結さんから4名の方にインタビューを受けていただきました。
代表:たばてぃ さん
松阪市の一絆一結というチームで代表させていただいていますたばてぃです。
あとtwitterで定期的によさこいの人向けにスペースをやっております。
よろしくお願いします。
そうだ、たばてぃさんスペースの人だ。
ツイ廃ならぬスぺ廃。
その話はまた後で(笑)
よさこい歴は、どまつりに初めて出た2005年から17 年ぐらいです。
ただ、6年ぐらいやっていない時期があったのでので実質10年ぐらいです。
チーム歴は最初は夜宵さんから始まり、ASH☆彡さん、心想さんに所属させていただき、
その翌年ぐらいから就職で一旦離れます。
その後三重のチームの笑天さんで復帰をし、mikageさん、FLYDAY!さんへ行って、今に至ります。
10年で7チーム目っていうことですね。
色々なチームを経験しているんですね。
副代表:ジェイ さん
一絆一結の副代表をさせてもらっているジェイと言います。
よさこい歴は大学生から始めたのですがケガとか諸々のことがあり同じように空白期間があるので、実歴5年ぐらいです。
今回代表から一絆一結の話を聞いた時に、副代表として誘っていただいて承っています。
よさこい未経験のさちさん、ななさん
さちです。
松阪市内に住んでいます。
よろしくお願いします。
ななです。
私は津市に住んでいます。
よろしくお願いします。
お2人ともよさこいを始めたばかりということで、
「何故始めようと思ったのか」というところと、
「何故このチームなのか」っていうところ、
後でお話ししてもらおうと思います!!
チーム立ち上げのキッカケ
早速なんですが、何故このチームを立ち上げたのかという一番大事な部分ですね。
こちらをまずお聞かせいただければと思います。
駅前の商店街
前々から何かしらバサカニなりでチームを作りたいなという考えは持っていたんです。
そんな中、体調を崩して実家の松阪に戻ってきたんですね。
すると駅前の商店街がシャッター街になりつつあることに気が付いたんです。
昔は結構栄えていたのですが今や人もあんまり歩いていないんですね。
そこで少しでも賑わいを戻すお手伝いということで、
「自分が今までやってきたよさこいを使って松阪を盛り上げたい!」
ということを考えてチームを立ち上げました。
やっぱり松阪っていう街が好きっていうのもありましたし、あとは松阪のイメージ。
松阪と言えばコレ!というものは何が浮かびますか?
パッと思いつくものって牛・・・。
そのイメージを変えたいなっていうのもあります。
他にも歴史的なもの、お肉以外にも素晴らしいものがあるというのを発信したいですね。
松阪市について知ろうのコーナー
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E9%98%AA%E5%B8%82
昔から商人やらそういうのも含めて結構歴史のある町ではあるんです。
そのような世間的に松阪牛しか知られていないけれども、他にも数多くある松阪市の魅力を発掘して、
それを伝えていきたいっていうところなんですね。
そうです。
そういう意味も込めているので”よさこいチーム”ではなく、”どまつりチーム”としているんです。
どまつりの踊りをやりたいというのももちろんあるんですが、
地域の良さを発掘し、それをもっと外に発信し知ってもらう。
演舞を通して知ってもらう。
土着のどまつり性を重視していきたいという想いを込めて、どまつりチームにしてます。
チーム名の由来
次に、チーム名について教えてください。
「一絆一結」ということで「一喜一憂」を文字っていると思うのですがそのあたりの由来をお願いします。
“あの”チームの代表的演舞からインスピレーション
ぶっちゃけた話、元々バサカニ限定チームでやろうとしていたのでチームを立てた目的より先にチーム名の方が先にあったんです。
その名前をつけた目的としては、
「お客さんや仲間との絆を結びましょう」
まず一人の踊り子を中心として、仲間とお客さんと演舞を通じて絆を結びたいという想いから「絆」という漢字を使いたいというのもあったんです。
またそれらの方々と新たに関係を作る、結ぶという意味で「結」という字も。
次に四字熟語を探しました。
すると「一喜一憂」という言葉を見掛けたんです。
「喜んで憂う」っていうあまりいい言葉ではなかったのですが、
「一つの絆、一つ結ぶ」
という想いを込め、「一絆一結」となりました。
まだ今のメンバーが誰もいない頃から考えていた名前です。
また、”絆”という言葉を使ったのは夜宵さんの「act.4絆」という演舞曲の影響を多分に受けていると思います。
もう20年程前の演舞曲ですが今だに踊り継がれていますよね。
お客さんと絆を結ぶ。メンバーと絆を結ぶ。
それを一つのチームを通じて実現したいということなんですね。
※夜宵さんの動画リンクは2003年当時のact.4絆のものを貼り付けています。
チームの活動目的
賞は目的ではない
チームの活動目的というのはチーム設立のキッカケのところにもお話したんですが、
地元松阪市を盛り上げたい
という目的で活動しているというところですよね。
だから、”よさこいチーム”ではなく、”どまつりチーム”と称しているという。
そういう目的があるので、どまつりの賞は一番の目的ではありません。
あくまで松阪の魅力を知ってもらうという目的で、
その過程として賞を受賞することでチーム名が広がり、
地元松阪の地名も広く伝わっていければいいなと思います。
目標としては掲げますがそこの目的はブラさずに活動していきたいです。
確かにそういう目的であれば賞はあくまで目的の為の手段なので、賞を目指さなければいけない、ということではありませんよね。
賞を目指さなくてもチームや活動地域を県外の方に知ってもらう手段はあると思います。
もちろん大賞を受賞することが活動目的、というチームもありますしそれは多種多様な目的全て正解です。
あくまで目的に沿った活動が最重要というか、そこをぶらさないような活動ですよね。
松阪のよさこい
またもう1つ活動目的があります。
松阪ってよさこいチームが今、一絆一結を含めて2チームしかないんです。
「松阪笑舞連」というファミリーチームさんです。
15年ぐらいは少なくとも活動してますね。
松阪ではよさこいチームって言ったらそこが出てくるわけですね。
昔は「茶桜飯南」など多くのチームがいたんです。
しかし市の人口が減ったり若い人が外へ出てしまったりなどでよさこい活動自体が衰退してしまって。
それに伴って松阪の祭り自体も「よさこい」っていうコーナー自体がなくなってしまったんですね。
そういう
松阪でよさこいやどまつりの踊りをもう一度広めていって知ってもらう
っていうのも活動目的の1つではあります。
実際に松阪、もしくはその近辺でよさこい祭りとか、披露する場っていうのはあるんですか?
津市まで行けば安濃津がありますがその程度です。
一絆一結としてはそういう地元で踊る機会をいただいて、
まずは地元に認知をしてもらうっていうところからですよね。
今回は以上です!!
たばてぃさん自身多くのチームを経験されており、チーム運営の酸いも甘いも知り、満を持して立ち上げた一絆一結さん。
昨今の新規チームの活動目的のトレンドは個人的には「地元地域のため」というよりかは「自分たちの目標のため」の方が多いと思っています。
もちろん冒頭にも述べましたがあらゆる活動目的があり、全てが正解です。
むしろ今だからこそ改めて地元地域に立ち返るという道しるべのようなものを提示してくれたのかもしれません。
よさこいはあくまでツールに過ぎず、そのツールを使って地元のシャッター街になりつつあった商店街の現状を打破したい、変えていきたい、盛り上げていきたいという、熱い志を持ってこれから活動されていく一絆一結さんを注目していきましょう!!
いずれ松阪市で全国のよさこいチーム、どまつりチームが集まるお祭りが開催され、
その中心には一絆一結さんがいる
そういう未来も近いかもしれません。
第2回もお楽しみに!!
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