かんしゃらさんチームインタビュー第3回ラストです!!
2022年度をもって解散をされるかんしゃらさん。
第1回のインタビューでは「何故解散するのか」ということについて、
第2回のインタビューでは「作品のタイトル」について、
お話いただきました!!
まだ読んでない方は是非お読みくだしましm(_ _)m
さて、今回はラストにふさわしく、
「解散してからどうするのか」
「よさこいって何でしたか」
というトピックでお話していただきました。
解散してからどうするのかすっごい気になる!!
【解散したらどうする??】
ーー実際今チームのWebサイト製作などもやられていますがそれらなどは今後請け負ったりするんですか??
Webサイト制作は何チームか続けていければいいかなって思っています。
こっちも勉強になりますし、メンテナンスは続けないといけない。
逆によさこいでつながったツテとかで仕事をもらえたらいいですよね。
ーーーお客さんとしてよさこい祭りを観に行ったりなどは考えていますか??
よさこいをやってて行けなかった全国の祭りとかに行ってみたいです。
阿波踊りとかねぶた祭りとか広島の厳島神社の花火とか。
正直、よさこいがあったから僕の中の日本一の祭りが高知だったんですけど蓋開けてみたら色んなまつりがあって。ねぶた祭りなんて8月のよさこい祭りのちょっと前にあって。
あの時期ってお盆があるから祭りがかぶってるから行けなかった祭りに行きたいなって思います。
ーーーそれは思います。僕ねぶた祭りに行ったことあるんですけど、あれは生で見たり体験すると全然楽しさが違います。
あんなに大きいねぶたが目の前を走りすぎますからね。
ねぶたは絶対観に行った方がいいっぴんね♪♪
見てみたいですよね。
ーーーあれ人力で動かしてますし。
また、阿波踊りも行きましたけど、浴衣着て参加型ですからすっごい楽しいですからね。
全国のいろいろな祭りに行ったほうがいいですね。
阿波踊りはよさこいやっている人なら絶対に行った方がいいお祭りっぴん♪♪
よさこいに限らずお祭りはほんと楽しい!!
お祭りは好きなんですよね。
ーーーお金と時間が許すのであれば、海外のお祭りとか行ってみたいですもん。
見てみたいですよね。
今の時期は行きにくいけど行けるなら行きたいですね。
ーーーリオのカーニバルとか!
県内で色んな踊りの祭りってあるじゃないですか。そこに入ってみたいですね。
イキのいいのがいる!と周りから思ってもらえると面白いですよね。
ーーー踊りをやったことない人だと楽しめないですけど、やったことある人は抵抗なく楽しめますもんね。
今は色んな祭りに行きたいからワクワクしてる感じですか?
そうでもないです(笑)そうしたいなって今は思ってるだけです。
その時の気分でだいぶ変わると思いますけど。
キャンプしながらそこでぼーっと考えていきたいなと思います。
ーーー所属してたメンバーは他のチームに行ったりとかなんですかね?
どうなんでしょう?多分運営の7割くらいは辞めるんじゃないかなと思います。
運営関わっていない若いメンバーはむしろ続けてほしいなって思います。
ーーーライフステージとか色んな人生のタイミングで関わることが難しくなるってこともありますからね。
【チーム結成から振り返る】
ーーーかんしゃらさんの結成から現在までどんな変化があったのかを教えてください。
私個人でいうと熱量がどんどん冷めて固まっていくような感覚です。いい意味で。
2013~2015年、結成当初はチームを大きくしたい、まずは関西で大きくなりたい!と思っていました。
結構考え方も尖っていたと思います。いろんなアクションを精力的にしていたこともあり、一時期は登録してくれたメンバーが最大150人くらいいたんです。イケイケでしたね。
でも特に2017年からの4年間は、逆に無理して大きくしなくていいと思うようになりました。
むしろいろんなチームさんと協力して、よさこい界全体を大きくする方に意識を傾けるようになりました。
自分が少しずつ周りを見られるようになってきたのかもしれないですね。
僕の目線がチームの目線になっていくので、最初は有名になりたい、大きくしたい、かんしゃらってすごいチームって思ってもらいたかった。
そしてそれを指揮してる自分はすごいと思ってもらいたかった。だからすごい生意気だっただろうなと。
ただ、他の先輩チームの運営の片方と話していくうちにそういうのがあかんなと自分の中で変わってきたんです。結果としてある程度名前が売れてこうやってインタビューも受けれるようになったのでそれは良かったことだと思っています。
【メンバーはお客さん】
ーーー過去の作品製作は作曲以外はチーム内で製作しますか?振り付けとか。
振り付けは基本的に初年度のときのメンバーがひとりでやってくれています。
そのベースの振り付けに対してインストラクターで調整が入ります。
MCもある特定のメンバーが考えてもらっています。旗の振り付けも私一人です。
クリエイティブな部分は個人に全振りしているチームですね。
ーーー例えばチーム内で振り付け、MCをやってみたいっていう手を挙げる人はいらっしゃるんですか?
振り付けはないと思います。逆に、そういうのをしたいなって思う子はうちに来ないんじゃないかな。
どちらかと言うと、みんな振り付け考えたりすることは時間かかるし、仕事との両立が大変ってわかってると思います。
「そういうのはこっちでやっていきますから、踊りだけを楽しみに来てくださいっ」ていうコンセプトです。
社会人でバリバリ振り付けできるぜっていう方はうちのチームではなくて、そういうのができるチームか、自分でチーム立ち上げるほうがいいって思いますよ。
仮にそういう方が参加された場合もいずれ何かしら衝突するし、いずれ独立すると思います。
自分がそうだったから。
ーーー表現は悪いかもしれないですけど、メンバーはお客さんみたいなイメージで入ってくる感じですか?
そうですね。僕は全メンバーがお客さんだと思ってます。
メンバーは一番のお客さん。
もちろん作品を披露する時は観客がお客さんですが、でも僕はメンバーをお客さんと思って対応しないといけないと思っていて、スタッフもその部分は意識を共有してもらっていますね。
さらに僕からするとスタッフもお客さんです。
僕がやりたいよさこい事業をボランティアでやってくれてる訳ですから。
お客だと思って、大切にしないといけないんです。
メンバーにはラストイヤーはメンバーファーストでいきたいと伝えています。
全てにおいて、メンバーファーストにしますと。
お祭りの観客はその次の意識です。お客さんに楽しんでもらおうとか、演舞見て笑顔になってもらおうとか感動してもらおうとかは思っていません。
何故ならば、僕らは自分たちがよさこいっていう趣味を楽しむためにやっているからです。
自分達でお金を出してお祭りに出ています。だからこそまずは自分たちが一番楽しむべきであって、それを見て、二次効果であなたたちの演舞よかったよ感動したよってお客さんが思ってくれればよかったねっていう気持ちですね。本気で僕はそう思っています。
特にうちの演舞はクセがありますし、お客さんによっては衣装替えもないし、隊列移動もないから単調だなと感じる人もいるはずです。でもそれはそれでよい。そういうところにいるんです。
そういう考えからラストイヤーは余計にメンバーファーストにしようと思っています。
メンバーが一番のお客さん。だからかけてくれたお金と時間と労力を全部それ以上の経験でお返しすることが使命だなと思っています。
それは感動の体験なのかもしれないし、いいステージの景色なのかもしれないし、人は何で感動するかわからないですけど、僕が感じる最大限の経験をお返ししないといけないなと思っています。
ーーーチーム名の「かんしゃら」っていうのも、メンバーに感謝を返すっていう意味もあるんですかね。
そう。6年間やって色んな人への恩返しはある程度やったけど、
最後はメンバーへのありがとうで終わるのがいいかなって。
ーーー美しい。
【よさこいとは何だったのか】
ーーーここでみなとさんに「よさこいとはなんでしたか?」と質問しますね。
ほんとに難しい締めの質問ですね。
ーーーこれ結構気になりますね。
熱くやってる人、関わってる人ってベタに「人生でした」とか言うはずなんです。
すごいクサイセリフが浮かびました(笑)
ーーー是非(笑)
これは言いたくないなあ(笑)
もし、人生という方がいるなら僕は「青春」と言いますね。
20代っていう期間、10年間をすごい楽しませてくれたいい趣味だったなと思います。
何者でもなかった若い人をよさこいのおかげで色んな人と関わって成長できて、スキルもたくさんついて、挙句の果てにはこうしてインタビューもしてもらえるような立場にもなれて、夢があったなと思います。
奥さんもよさこいで見つけた子なので、人生を作り上げてくれた子なので、自分にとって第二の青春だったと思います。いろんないい思いを、いい経験をさせてもらえたなと思います。
ーーー締まりましたね(笑)
よかったね。クサイなー(笑)
ーーー大々的にあげておきますよ。
あげられるのわかってるから言いたくなかったんよ。(笑)
以上です!!
ここでどまっぷがいろいろ言うのも何かアレなんですが、
実は記事にはしていないのですがかんしゃらさんは今回の解散インタビューの第一回の記事に
「私はもう最後にバカバカしい花火をあげて爆発したい」
と発言されています。
まだ解散時期は明確にはなっていませんしその「花火」が何なのかについての発言は控えますが、
かんしゃらさんらしく大きな大きな花火を打ち上げてくれることと思います。
その有終の美をみなさん笑顔で送り出してあげたいですね!!
最後に2年前のかんしゃらさんのインタビューでの発言を添えて締めくくりたいと思います。
一番は「恩返し」ですね。
https://domap.jp/interview-kanshara1/
私たち自体は、関西でよさこいを知って、お祭りの楽しさや貴重な経験など、たくさんのものを頂いたという認識でいます。
また、いい友達や素敵な先輩方にも出会えて、そういう人の繋がりもよさこいが作ってくれたことに対してありがたい気持ちがすごいあります。
よさこいをやらせてくれてる周りの環境、今だったら職場もそうだし、友達や家族もそう。
そういうことに対して何か、間接的でもいいから何か恩返しがしたいなっていう気持ちがあります。
(中略)
結果私みたいな人が増えたら、その線を繋いでくれると思うので。。。
かんしゃらさんありがとうございまっぴん!!
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