かんしゃらさんチームインタビュー第2回です。
2022年度をもって解散をされるかんしゃらさん。
第1回となる前回のインタビューでは「何故解散するのか」ということでお話いただきました!!
まだ読んでない方は是非お読みくだしましm(_ _)m
さて、今回は主に作品についてお聞きしました。
これまで多くの魅力的な作品を生み出してきたかんしゃらさんですが、どまっぷ的に少し気になることがありました。
それについてお話いただきました!!
それではどうぞ!!
【twitterってどうするの??】
ーーー解散した後のTwitterアカウントってどうするんですか?
消してもいいかなと考えています。
残していても発信することが少ないですから。
解散してもまだ定期的につぶやくネタがあればいいですけど、、、できて1年かな。
1年残して消すかな。
ーーー例えばですけど、チームか解散するけども、どこかで限定的にやりますよっていう可能性も、今のところはないですか?
それに関してはあるかもしれないですけど、基本的には過去かんしゃらに来てくれたメンバーだけでやるっていう方針にしたいなと。
その時にTwitterを残しておいたら発信できて便利じゃんって思うかもしれないですけど、発信する意味も特にないんですよね。仲間内だけでやりたいから。
もし覚えていてくれる方がいたら、タイムテーブルに「かんしゃら同好会」って載ったら見に来るでしょ笑 それぐらいのノリでいいです。
【タイトルの付け方】
ーーーそんなラストを飾る作品の話に移らせていただきたいです。
・・・これはタイトルはそのまま「なーず(NAZ)」でいいんですかね。
「なーず」です。ウルドゥー語です。
ーーーウルドゥー語!!ほうほう。
かんしゃらさんの作品の名づけ方って歴代見ていると日本語のタイトルは「此の道」だけですよね?
これは何か意識されているんですか?
またどんなふうに名付けているんですか?
一作目「LALLAPALLOOZA」二年目「Alegría」はスペイン語です。
「Twilight」は英語、「Blaze」も英語、
もう一回「Alegría」とスペイン語がきて最後「NAZ」がウルドゥー語です。
まぁあまり関連性はないですね。
どうやってタイトル決めているの??
どうやって名づけてるの?っていう話ですよね。
まずやりたいことや演舞のキーワードから考えるんですが、
例えば「LALLAPALLOOZA」は「熱狂」というキーワードが頭の中にありました。
みんなで演舞を見ていてだんだんと惹かれていって、自然と熱狂する感じがいいよねと。
「熱狂っていう言葉、なんかで見たことある。あ、あれだ!『はじめの一歩』で出てきた『LALLAPALLOOZA』」っていう感じで決まりました。笑
ーーー「はじめの一歩」だったんですね。笑
そうなんですよ。後楽園で観客みんなが足鳴り鳴らして、ドドドドドドドドドって後楽園会場がすごいことになって、実況の人が「LALLAPALLOOZA!」ってあのシーンから「あ、これいいな」って。
まぁ一年目なので結構ノリでやってしまった感もありますが。
(記事編集時幕之内vs千堂戦の日本フェザー級タイトルマッチを改めて観てしばらく編集止まってしまいました(笑))
「Alegría」は踊る喜び。
「LALLAPALLOOZA」がスペイン語だったから喜びっていう言葉はいろんな言語で探して、「Alegría」っていいね。じゃあこれにしようっていう。
「此の道」は僕が「轍」っていうテーマにしていたので、振り返ったら道がある、みたいなそんな感じの作品作ろうよってタイトルを後で決めました。
「Twilight」はリスタートの時だったので、リスタートなんだけどみんなが懐かしむ感じがいいよねって。
昔は懐かしかったね、またやろうか、って思い返すことになればいいかってなって、ああ夕日っていいなってなって。
夕日ってなんだろう?あ、キングダムハーツⅡに出てきたトワイライトタウンっていいなってなって、「Twilight」にしました。
「Blaze」の頃は作品のイメージとして旅というのを考えていて、此の道から繋がる流れがありました。
深い森を抜け、夕日を眺め、過去に思いをはせ、夜に未来を考えようという。
そういう考えで作品の背景は夜になりました。
この年度では「踊り子の一人一人の輝き」というテーマを表現しようと考えていました。
それで「Blaze」というワード(「Blazeの意味は?」 今意味をググってます。笑)が「炎」っていう意味だったので、夜の炎、焚き火の輝きがしっくりときました。
「Blaze」っていいねってなり、それだけだと何か物足りないから「The Blaze」っていうタイトルにしました。
「Alegría」2回目は、「Alegría」っていうタイトルが一番よかったねって。
あれは前回と今回の喜びの意味合いが違ったんですけど、もう一回喜びっていうタイトルにしようってなって、「喜び、喜び」っていろんな言葉を調べていたんですよね。
でも「Alegría」が一番しっくり来るねってなって。
っていう感じで今回も「NAZ」ってなった時に、先にテーマが決まったんですよね。
テーマとしては、「お互いが認め合うことってすごい大事だよね。協調するって大事だよね」みたいな。
お互いが「ちゃんとあなたのことを認めているよ」って言われたら自信が出て、自分は成すべきことがやれるんだよ、みたいなそういうテーマ、方向性で行こうって決めたんですよ。
「お互いを認め合いましょう」。お互いを認め合うことで自分の自信ってのがちゃんと生まれてくるんですって。
ネットで探していたら「翻訳できない世界の言葉」みたいなやつがあるんですよね。
その中に「NAZ」ってあって。「誰かに無条件に愛されることによって生まれてくる自信と心の安定」っていうのが、「これぴったりやん!」ってなって、じゃあ「NAZ」にしようってなったっていう。
ーーーよさこいの曲のタイトルってみんな結構漢字で「和!!」っていうのがすごく多いじゃないですか。
だからそこ、演舞前の入り口時点ですごく際立つなっていうのもありましたね。
かんしゃらの作品には具体的なストーリーや固定概念がありません。
踊る人も見る人も自分の感性で作品を理解して欲しいという思いがあります。
なのでテーマはとても抽象的です。
だからこそ、日本語にすると違和感が大きいため、日本人に馴染みのない海外の言語を使うことでその曖昧さをより曖昧に、でも意味があるように表現しています。
ーーーそういうタイトルをつけるためにめちゃくちゃ調べたんじゃないですか?
めっちゃ調べますね、タイトル。
何人かで考えますが、いいタイトルを出したもの勝ちです。
ーーータイトルが決まるのって、曲が全部、振り付けが全部できた後に決めますか。
テーマが全部決まった後、作曲家に投げる前にはタイトルは決まってますね。
作曲家もタイトルからインスピレーションを得ることがあるので。
タイトルの響きとか、力強いのかとかおしゃれなのかとか、はたまた大文字なのか小文字なのかとか。
そういうので作曲家のイメージに影響があるはずなので。
【今作の練習状況】
※先日の4/2京都さくらよさこいにて「7th work – NAZ -」が披露されました。
インタビューと記事公開のタイミングの関係で後にお披露目後になってしまったことお詫び申し上げます。
ーーー今は「NAZ」は普通に練習はやられてるんですよね。
そうですね。去年の年末までは今までの過去メンバーだけでリハビリっていう練習をしていて、
1月からは新規メンバーを入れて全体練習開始っていうところですね。
ーーー割ともう曲だったり振り付けだったりっていうのは進んでいるっていうことですか。
曲はもうとっくに出来上がっているし、振り付けもほぼほぼ出来上がっていて、一部のメンバーはしっかり踊れるんで。あとは上手く踊れる子たちが何人増えていくかなっていう。
ーーー初披露は京都さくらよさこいっていうのはもう決まっているんですよね。
そうですね。
ーーーでも実際今回ラストイヤーってことで実際結構応募とかあったんじゃないですか。
ありがたいことにいろいろとご連絡をいただきました。
ーーー今年の高知のよさこい祭りが開催されるとしたら、更に増えて100人規模とかなイメージじゃないです?
毎年80人ぐらいなんですよ、高知。逆にそれ以上になると宿がないんですよね。笑
っていう制約もあるので。なんならうちが今まで使っていた宿がなくなってしまって、宿問題、とても苦しんでるんですよね。今必死で探してるんですけど。だから仮に100人を越えるとちょっとヤバいんじゃないかな。
ーーー高知のよさこい祭りは規模的にもそういうところにも気を遣わなければいけないというか、気軽に宿が取れるわけではないので大変ですよね。
そうなんですよ。
今回は以上です。
作品のタイトル。
こちらは以前どまっぷでブログにしました。
こちらのブログでもかんしゃらさんの作品タイトルについて触れています。
実際タイトルはみなとさんもお話されていますが
日本語でないからこそ断定してしまわない「曖昧さ」を残す、
日本語でないからこそ耳にも残る、
秀逸です。。。
このお話かなり大事です。そして聞けてよかったと思うと同時に「そこまでいろいろ考えられているチームが解散してしまうのかー!」って改めて残念に思ってしまいます。。。
くぅ、、、(。•́ – •̀。)
さて、次回でラストになります。
ラストは「チーム解散のその後」「チーム運営のスタンス」「よさこいとは何だったか」というテーマでお話いただきました。
「かんしゃら解散後どうするんだろう?」って思ってるそこのあなた!
お楽しみに!!
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