前回のブログ「こういう練習メニューはダメだよ」っていう話の中で「ベルカーブ」
っていう単語が出てきましたね!
これね。
今回はそのベルカーブで言う最初の部分。
心拍数を徐々に上げていくための
「ストレッチメニューの組み方」
のお話です。
今回の大事なポイントは
ストレッチの目的を理解してメニューを組み、実践すること
です。
多分文章では伝わらないかもしれませんがストレッチの目的意味、組み方を理解してもらえれば万々歳です!!
目次
1. ストレッチには別の目的がある!?
ストレッチの目的を考えたことはありますか??
うん。
正解です。
あとは??
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
そうです。
実はもうひとつあるんですよ!
前回のブログを見ればわかりますけどね(^◇^;)
「心拍数を徐々に上げる」
これです。
① 身体を伸ばすこと
→ これはパフォーマンスを上げること。
もちろん身体を柔らかくして怪我予防をすることもそうです。
② 心拍数を徐々に上げる
→ これはストレッチ一通りやると体内でじわっとした汗出ませんか??
これはストレッチによって心拍数が上がって血流が全身に行き渡るからなんですね。
(医療の専門家ではないので細かいニュアンスが違ってたら教えてください)
この2つの目的があると言うことをまず理解してくださいね!!
・・・ストレッチしても汗が出なかったり心拍数ちょっとでも上がった気すらしない場合はストレッチの時間が圧倒的に足りてないってことですからね!!
2. ストレッチメニューの組み方
ってことで今回の本題。
ストレッチメニューの組み方について。
その前に質問です。
Q:血液を全身に行き渡らせるポンプの役割である心臓。
「頭に血を送る」のと「つま先に血を送る」のどっちが心臓のパワーいります??
(重力は無視してください)
答えはみなさんご存知のとおり「つま先」です。
それは何故かって
「心臓から遠い位置にあるから」ですよね!!
要は遠いところに血を送ろうとするとその分パワーいりますよねって言うことです。
ストレッチメニューもこの考え方で組んでいく必要があります。
つまり
心臓に近い部分から少しずつ遠い末端にかけて伸ばしていくということです。
具体的には
頭(首)→上半身→肩・腕→下半身→手首足首
です。
まぁ上から下って覚えてもらえれば細かい順番は正直なんでもいいですけど。
心臓から近い部分からストレッチをすることにより心臓への負荷を徐々にかけていくって言うことです。
この順番で組んでみてください。
具体的なストレッチの形については文章では説明できないのですが特に変わったことしなくていいです。
みなさんが知ってるストレッチメニューで全く問題ありません。
いろいろなバリエーションを知りたかったらYouTubeにもいろいろ動画ありますし、ダンススタジオでインストラクターの方が実際にレッスンでやっているやり方を真似てもいいですし、他チームの練習に遊びに行くっていうのも手ですね。
そしてその流れを一度紙に全部書いてみてください。
まず首は前後左右やって回すでしょ?
次は手を組んで上にぐーって伸ばして左右倒して
そのまま腕を前に持ってきて
そのあと後ろで手を組んで・・・
みたいに全部のストレッチの流れを決めましょう。
(今思ったけど前回のブログに書けばよかったんですけど「みんなで円になってひとりずつ思いついたストレッチをやっていく」っていうの、順番めちゃくちゃだからやらない方がいいです。)
3. 組んだだけじゃダメだからね!
はい。ストレッチメニューを組んで終わりではありません。
まだやることがあるんです。
それは
「流れるように簡潔にストレッチを説明できるようにすること」
です。
って思った方もいるでしょう。
なんでそんなことしなくちゃいけないの??って。
ちゃんと説明しますから。
〇 オンビートのストレッチ
みなさん「オンビート」って知ってますか??
オンビートとは言葉通り「ビート」に「オン(上)」する、ビートにノるということです。
それとストレッチと何が関係あるか。
実はストレッチは音楽に合わせて、カウントに合わせて、
つまりオンビートでストレッチをすることで心拍数がより上がりやすくなるからです。
ダンススタジオに通われたことのある方いらっしゃいますか??
ダンススタジオのストレッチって必ず音楽がかかっていません??
これが「オンビート」です。
そしてダンススタジオに行く機会があればそのストレッチの時にかかる音楽のBPM(=ビート)を感じてみてください。
きっとそのビートって少し速めのビートのはずです。
少し速めっていうのは、大体平常時の心臓の鼓動って1分間に50〜100回の鼓動を言われています。
それよりも少し速いっていうことです。
つまり120とか130とか。
↑ YouTubeのメトロノームの動画です。
このぐらいのBPMの曲をあえて選曲して流しているんです。
(バレエとかジャズダンスなどはもう少しゆったりかもしれません)
これは何故かと言うと
聞いている音楽のBPMに人間の心臓の鼓動は引っ張られるからです。
テンションを上げたい時ってけっこう明るいBPM速めの曲をみなさん聴きませんか??
逆に落ち着きたい時はゆったり目のBPMの曲を聴いて心を落ち着かせませんか??
そういうことです。
走り屋のひとがトランスとかユーロビートをよく聴いているのもそういう理由ですし、心落ち着けたいときにクラシックやスローなバラードを聴くのもそうです。
音楽ってひとに多大な影響を与えるんですよね。
運転は交通ルールを守って安全に運転しましょう笑
・・・話がズレましたが、要はこれから練習で踊って身体を激しく動かすわけですからこのように音楽とストレッチで心拍を徐々に上げていき身体を「これから踊れる状態にする」というわけですね。
〇 聴くだけじゃない
「オンビートはわかったけどBPM120くらいの曲をBGMとしてかけてストレッチを順番にやったらいいの??」
って思うかもしれません。
そうではありません。
カウントに合わせるのです。
例えば先ほどの首のストレッチ。
まず首は前後左右やって回すでしょ?
次は手を組んで上にぐーって伸ばして左右倒して
そのまま腕を前に持ってきて
そのあと後ろで手を組んで・・・
この文章の中には11個のストレッチが組み込まれています。
1. 首を前に倒す
2. 首を後ろに倒す
3. 首を右に倒す
4. 首を左に倒す
5. 首を時計回りに回す
6. 首を反時計回りに回す
7. 手を組んで上にぐーっと伸ばす
8. そのまま右に倒して左の体側を伸ばす
9. 左に倒して右の体側を伸ばす
10 .組んだ手を前に伸ばし胸を後ろに引っ込める
11. 後ろで手を組んで胸を前に出す
それを全て曲に合わせて2×8とか4×8ずつやるんです。
先ほど
「流れるように簡潔にストレッチを説明できるようにすること」
と言ったのは曲はずーっと流れていますからモタモタしていてはタイミングを逃してしまうからです。
【事前準備】
① ストレッチの流れを決める
② ストレッチを簡潔に説明できるようにする
③ BPM100~120くらいの曲を用意する(数曲)
【練習】
① 用意した曲を流す
② 曲のカウントに合わせてストレッチを行う
となります。
もちろんストレッチとストレッチの間が空いてしまうこともあります。
その辺はいいです。細かいことはいいです笑
ただストレッチの始まりは必ず1カウント目からにしましょう。
ー・ー・ー・ー
今回は以上です!!
無理やり文字にしてみましたけどストレッチはやっぱり文章じゃなくて実際説明した方が早いですよね(;^_^A
また補足できるところは文章にはなりますが説明しますね。
コメント