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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】踊り侍さん③~その身一つと鳴子二つ~

チームインタビュー17チーム目!!

踊り侍さんの3つ目の記事です!!

 

 

【第2回目の記事まとめ】

〇 踊り侍の本気で叫んでいる人たちや圧倒的な熱量が衝撃だった

〇 「よさこいをやりたい」っていうよりは「このチームに入りたい」

〇 今あるパフォーマンスサークルの約3割が踊り侍から派生した

〇 全国のお祭りに遠征参加しておりかなり高い熱量で取り組んでいる

〇 賞は獲ることよりも自分たちのパフォーマンスを100%やり切ること

 

 

第3回である今回も盛りだくさん!!

演舞スタイルについて、前作「ガルル」について、コロナ対策について、

そして学生チーム卒業後について、お話いただきました。

 

特に最後のテーマはよさこいメディアとして注目していて、多くの学生が何故学生チーム引退後に辞めてしまうのか、続けることができないのか、気になっていました。

 

まっぴん
まっぴん
今回も行ってみよー!!

 

目次

 

 



 

1. 演舞スタイル-その身一つと鳴子二つ-

 

 

 

 

ーーーちなみに踊り侍さんの演舞のスタイルっていうのはずーっと変わらないんですかね?

名古屋みたいにって言うとアレですけど名古屋では幕をバーッてやって、衣装替えどーん!、道具使ってわー!、パートがいっぱい分かれてて、というスタイルが主流になっています。

でも踊り侍さんはそうではなくて結構一枚岩になってやっていくような演舞をずーっとやられてきているんですよね?

 

りく : そうですね。「その身一つと鳴子二つ」っていうのは変わってないですね。

 

ーーーその言葉はチームの理念的なものですか?

 

ちんちこ : 言う人いますよね。それ笑

道具とかは絶対使わないですね。「その身一つと鳴子二つ」っていうのはこだわってきましたね。

僕は今年の作品は結構新しいことにチャレンジした作品だと思っているんですけど、その部分は伝統として守っていくべき古き良き慣習だなって思ってるんです。そこは変えないっていう制作の方針は出しました。

 

ーーーなるほど!昔からの伝統だったんですね!

 



 

2. ガルル-賛否両論が面白い-

 

 

 

 

ーーー昨年の作品「ガルル」というタイトルがすごく個性的だなって感じているんですけど曲名にはどういう想いが込められているんですか??

 

ちんちこ : これはですね、「ガルル」っていう作品名は

 

「それ以上でもそれ以下でもない」

 

っていうのが結論で、ただ生きる狼を表した擬音語です。

それ以上でもそれ以下でもない、それが逆に面白いかなって。

 

今までの踊り侍の演舞は全ての作品のタイトルに意味があったんですよね。

作品名を決めて、それに基づいて演舞を作っていくっていう作り方だったんですが、今年の僕たちは作品を作ってからタイトルを付けるっていうやり方をしたのです。

 

ーーーテーマとかコンセプトみたいなものはあるけど、タイトルは全部見てから付けたっていうことなんですね?

 

ちんちこ : 僕らがよく話してたのは、「小説を書く時に、タイトルを決めてから書き出す小説家なんてあんまりいねーだろ」っていう話をしていて。笑

全部内容が詰まってから「じゃあこの物語で一番伝えたいこと」とか「これを一言で表すのはなんだ?」、「一番観客に響くタイトルはなんだ?」っていう考え方をしてタイトルを付けけました。

 

ーーーそれはチームの中で満場一致というか、どんな感じで……。

 

今年の曲名は「ガルル」です!!

 

わーーー!!!(歓声)

 

っていう感じだったんですか?それか疑問みたいな感じだったんですか?

 

ちんちこ : 超!超!賛否両論でした。

 

ーーー笑

 

ちんちこ : でもこれが面白いんですよ。これが一番作品として面白いんです。

どんなものづくりにおいても、議論を巻き起こすぐらい賛否が分かれる、これが一番面白いと僕たちの代は思っていたのでこの「ガルル」っていう名前が出て、みんなそのタイトルについて議論ばっかりしていた時点で、僕はその時点でもうこれしかないなって思ってたんですけど。「絶対こんな名前よさこいの名前にないだろ」っていう。

 

ーーーないないないない!!

 

ちんちこ : 絶対よさこいの演舞名にこんな「ガルル」なんて名前、もちろん踊り侍にもなかったですし、どのよさこいチームの演舞名を調べても出てこなかったので。

 

ーーーホント確かにすごく特徴的な名前で、それを聞いただけですぐ覚えられるし。

 

ちんちこ : もう、早大生に大人気ですよ。笑

今日も全く知らない子とたまたま知り合って、

 

踊り侍です

 

あ!『ガルル』!!

 

みたいな。大成功でしたね、やっぱこの名前は。

 

ーーーちなみにそんなガルルを披露する場って今後どうなんでしょうか?

 

ちんちこ : もうないですね。多分。これはもう何とも言えないです。後輩がチーム運営とかチームの方向性を決めていますので。

しかもまた緊急事態宣言出てしまってチームが今どうなってるのかわからないですが、僕ら当時現役の時からお披露目と早稲田祭とシン・祭しかガルルは踊れないっていうことを覚悟してむしろそれだけ機会あるならそれでいいっていうぐらい。

 

ーーーそうやって披露する場を絞ったからこそそこにエネルギーを全集中できた訳なんですね。

 



 

3. 学生チームを引退した後・・・

 

ーーーちなみに学生チームを卒業した後はみなさんどうされるんですか?他の社会人チームに行くなど「続ける」っていう流れってあるんですかね??

 

ちんちこ : いや、20~30%くらいかなって感じですね。そもそもサークルっていう側面もありますので。よさこいの良さに魅了された人や踊ることの楽しさを覚えたって人は続けるという選択肢もあると思うのですが。

 

ーーーなるほど。学生のみなさんはあくまで「サークルに所属している」っていう意識だからあんまり卒業しても続けるっていう人は少ないんですね。

 

ちんちこ : いやでも逆に「サークル」って思われたくないっていうプライドもあります。ほぼ体育会系部活動と同じくらい練習もありますし。

忙しい時なんかは週6~7日で踊り侍の活動しているので。この3年間の踊り侍の期間というのはめちゃくちゃ皆本気でどっぷり。だからある意味それだけやった分完全燃焼する人ってのもいっぱいいると思います。もうお腹いっぱいっていう人も。

 

ーーー完全燃焼してしまうからよさこいを辞めていくのか・・・僕は大学から学生多めの社会人チームで学生チーム所属ではなかったからサークルとしてのよさこいチームの中の子らの想いとか熱量というのが分からなかったのでこれはすごくいい意見を聞かせてもらいました!

ただやっぱり学生チームを卒業してからも社会人チームとして続けてほしいなっていう想いもあります。特に今では踊り子でなくてもよさこいに関わる選択肢として”メディア”っていう関わり方もありますもんね??陸くん。

 

りく : メディアもひとつの選択肢として面白いですね。間違いなく!

 

 

ーーーでもあれですね。yosariさん新しい人入ったんですよね??

 

りく : あぁまさにあの子はそのパターンで。立教大学のチームに入っていた子なんですけど、めちゃめちゃよさこいが大好きな熱い奴で「今年はこうしてやろう」って思っていたのにそれがコロナで全然自分の思う様によさこいが出来なかった。

なのでよさこいを辞めるに辞めれなくなっちゃったみたいな感じで。だからその想いを晴らすためってじゃないけどもっとやりたいことをやりたいなって事でyosariに入ってくれましたね。

そういうカタチでよさこいを続けてくれる子が少しでも増えるのは嬉しい事ですね。メディアやってる人間としてはどうにかしたいですよね。

 

ーーーそうですね。そこの歯止めをかけたいというか、もっとそっちに流してあげたいっていうのはやっぱりひとつメディアの課題としてはありますね。

 

どまっぷにもお待ちしているよ♪

 



 

4. ちんちこくんの今後の話

 

 

 

ーーーではちんちこくんは今後どのように考えてますか??

 

ちんちこ : 自分はもうプレイヤー・パフォーマーとしてのよさこいはもうお腹いっぱいです笑。

自分はもうパフォーマーで十分舞台というか、欲求を満たしたかなと思いまして。シン・祭の経験を通じて運営側の楽しさに気づけたので、自分の今めちゃくちゃ就職活動中なんですが自分が今志望している不動産業界に入れたら土地開発をする、街づくり、エリアマネジメントの一環として新しいよさこい祭りを作れたらなと思っています。

 

 

 

ちんちこ : 自分はもちろんよさこいに対しての愛はありますし、「社会人になって一切よさこいには関わりません」、ってことは全くないです。

毎年高知は観に行きたいなと思いますし、自分が担当やってた池袋も行きたいなと思いますし。自分は将来そういうこともひとつ「よさこい祭り」を新しくつくるってことも出来たらなって思ってます。

 

ーーーその際のメディア展開をyosariさんの方に一任していくということで笑。

 

りく : 笑。お祭りいいねぇ!!つくりたいねぇ!!

 

ーーーいいですね。そういうのやれたらいいと思います。

 

何か全然すいませんシン・祭とは関係ないことで1時間くらい離しちゃってますけどすごくタメになる話がたくさんありましたね。

 

ーーーーー

 

今回は以上です!!

 

「その身一つと鳴子二つ」

周りに流されずに自分たちのやりたいことを貫く姿勢は潔くてかっこいいです。

そしてだからこそ「ガルル」という作品が生まれたのかもしれません。

 

地域によって演舞スタイルが様々なことはいいことですが大事なことは「自分たちはどうしたいか?」ということだと思います。

周りに流されるのもダメではないですが結局は2番煎じ3番煎じになることは言うまでもありません。

 

また個人的に学生と関わりがなくなってしまっているので学生チーム所属の学生が自チーム引退後何故社会人チームに移ったりしないのか、それが今回の話で少しわかったような気がします。

ここの話は話せばブログ1本書けるのでそちらに書きますね。

 

さて、次回はいよいよ今回のチームインタビューの目的でもあった「シン・祭」についてです!!

多くの学生チームの起爆剤になればいいなと思います。

お楽しみにしていてください!!

 

終わり!!
まっぴん
まっぴん

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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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