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まっぴん
よさこい応援団長
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よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】GARANさん①~ソーランで勝つために~

チームインタビュー13チーム目!!

 

inviteD….さんに引き続き2チーム目の関東チームです!!

名古屋発のメディアサイトどまっぷも段々関東圏関西圏に認知されてきているようで嬉しい(*’ω’*)

 

さて、そんな13チーム目は・・・

 

GARANさんです!!

 

またもや逆オファーいただきました。

立ち上げたばかりのチームということですがもう皆さんご存じかもしれませんが立ち上げメンバー、プロデューサー、作曲家、デザイナーなどなど錚々たる人物が集まった、

今後とっっっっっっっっても楽しみなチームさんです!!

 

今回インタビューをさせていただいたのは立ち上げメンバーの

カイさん

富士山さん

のお二人です!!

よさこい歴約20年という超大ベテランのお二人が立ち上げたこの『GARAN』というチーム、

こりゃ気になりますね!!

 



 

目次

 

1. チームを結成した経緯~ソーランで結果出す~


【ソーランでの感動】

 

ーーーそれではよろしくお願いします!まずはチームを設立した経緯からお願いします。

 

カイさん : まずは僕のよさこい踊り子デビューがYOSAKOIソーラン祭り(以下:ソーラン)だったんですよね。

2002年にその当時「踊り侍」という早稲田大学のサークルを立ち上げたばっかりで実績がないと。

そこにまだ立ち上がったばっかりだった「東京理科大学よさこいソーラン部」さんが外部から人を集めていたので、そこに踊り侍のメンバーを連れて行って、右も左もわからないまま出たお祭りがソーランで、

 

おお!でけぇな!!と。

 

そこで初めて大舞台でお客さんの前で踊ったっていうことがひとつキッカケにはなってるんだろうなぁって。

で、それ以降踊り侍でソーランに次の年から出るようになって、どんどんサークルも大きくなってったんですね。

僕自身も振付師としてダンサーの世界に入っていってバキバキ踊って振付稼業も続けて、みたいな感じでやっていたんですけども、振付師としてプロとしてやっていったときにいろんなお祭りで結果を求められるし、関東のお祭りや高知系のお祭りでも結果は出してはきたんですけど、

 

「あれ?ソーランでまだ結果出してないなそういえば」

 

って思ったのが2016年くらい。

「ソーラン素通りしてんな最近」っていう想いが強くて一度今回みたいな経緯でチームを立ち上げたんですよね。富士山さんと一緒に。

 

「東京からソーランのファイナルを目指す」

 

っていうのを明確にコンセプトとした「和道」というソーラン系のチームを立ち上げたんですよ。

そのチームが2017年のソーランでありがたいことに新人賞をいただけたんですね。

そして西八丁目の夜のステージ踊れたんですよね。

そこで踊った時に「やっぱこのステージすげぇな」みたいな。

そしてここで堂々とファイナルで立った方が楽しいに決まってるし立たないかんなと振付師として思って、

次の年も和道は更に人を集めて作品もすごい試行錯誤して挑んだんですけどブロック通過すらできず・・・。幕やらいろんな大道具小道具投入したのにまさかの、新人賞からの無冠・・・。

やっぱりわたしらの想いとチームメンバーの想いとがリンクしていなかったのかなと。

楽しみたい勢と勝ちたい勢とよくあるやつ。で、なんか違うなと。

チームの存在意義・理念が変わる事、それはそれでいいんですけど立ち上げの経緯が「ソーランで結果を出す」っていうハズだったのになんかもやもやってなってこのまま行くと全然ソーラン勝てんなぁって思って。

 

【GARANの誕生】

 

カイさん : で、考えてみると私がソーランの経験が浅すぎると思いまして。

普段は振付師なのでチームの作品の全てのプロデュースを提供しているんですけどもこれはあかんなと。

やっぱ「餅は餅屋」だということで倭奏の総代表の下畑さんとけっこう不思議なご縁で仲良くなってですね、なおかつ幸運なことに同じ早稲田大学出身ということで先輩後輩じゃないですかみたいな感じになって、

「下畑さん、私ソーランで負けまくってるんですよね。倭奏さん出来たばっかりなのでファイナル行って。なんで行けるんですか?」みたいな話をした時に、

「いやー俺だってずっと負けてきたんだよ!」って。下畑さんも。

 

 

昔vaiaさんとかでずーっと戦ってきていて、あと井原水産&北星学園さんもずっとプロデュースしているなかやっぱすごく負けを知ってるし、勝ちも知ってる。

その上で、「カイくんのスタイルだったら全然行けるんだよ」って。

酒の席だから酔ってるからからかなぁって思って半信半疑だったんですけど笑。

それが今年の1月くらいの話なんですよね。

そこから「ひょっとして自分じゃなくてこの人にプロデュース頼んだら勝てるのではないか」と思い立って、ここは下畑さんを信じて、私の振り付けというもの活かしてくれるんだろうと思って下畑さんにお願いをして。

私が人にプロデュースを頼むなんてないんですけどでも初めて外部の人に頼みたいと思ったんです。

当然ずっと私に引きずりまわされていた富士山君もですね笑笑、ほんとにもう引きずりまわしてですね。

 

富士山さん : いやーほんとすごいですね笑

ビルドアンドスクラップを常にやらされている感じが。

 

カイさん : そうだねー。

「富士山さんどうだ!やるべぇか!!」みたいな感じで話をしたら

「おぉぉお!やるべー!!」みたいな話になって。

下畑さんとだったら行けるかなと。一か八かじゃなくてリアルに勝てるなと。

それが今回のGARANが立ち上がった経緯とキッカケです。

なんとなくじゃなくて、この布陣だったら勝てる、駒が揃ったからGOみたいな感じの。

絶対つぶれないベンチャー企業立ち上げたみたいな気分笑笑

 

 

ーーーその「勝つ」っていうのはソーラン大賞ということですか??

 

カイさん : あー一言で言えば「大賞」となるんですけど、僕やっぱ平岸天神さんすごい好きなんですよ。全然振り付けのスタイルも違うけど、すごい巨人じゃないですか。

すごく尊敬しているあんなでっかいチームに、同じことでは勝てないけれど違う方法で、どっちが勝つかは置いといてあいつらとゴリゴリゴリゴリ!!みたいな火花がバチバチに散るみたいな戦いを西八丁目で繰り広げる絵が自分で見たい。

単純に全ての頂点にというよりかは平岸天神さんと戦いたいですね。

 

ーーー肩を並べたいってことですね。

 

カイさん : そうですそうです。そこに燃える。

 

富士山さん : よく言ってるね。平岸天神さんと是非戦いたいっていう。

今まではやっぱなんか同じ土俵に上がれる自信はなかったよね。どんだけ良いもの出しても結局じゃあソーラン、「いやートップ3とは同じブロックやだな。」とか思ってたけど今回GARANというチームであれば「いやもうどことでも予選からでも戦ってみたいな」というか、そういう感じで行きたいよね。

それだけ、どんな人でも「やっぱりいいな!」って思ってもらえる作品を出したいなっていう気持ちは非常に高い。だから今回東京から北海道っていうのもひとつだし、僕自身やっぱどにっぽんど真ん中祭り(以下:どまつり)にも出たいし、ソーランとどまつりでは間違いなく審査基準違うし全然別モノなんだけどそれでも、どこに出してもいいって言われるような。

僕らが昔観た例えばセントラルグループさんとか、高知のチームだけどソーランでもゲスト、どまつりでもゲスト、どこ行ってもワー!ワー!なるみたいな。そういうチームでありたいってのはあるよね。

 

2. チームのvision~普遍的な良さ~

 

カイさん : だからGARANっていうのがセントラルさんとか四国開発さんみたいな普遍的な良さを狙うっていうのがあって。

普遍的な良さを追求していかないとそれこそ嘉們さんが「大阪」をやってウケてますよね。

こっちも「東京をやる」ってのが大事かな。

それをいろんなひととやるっていうカタチにしたくてそこが我々が目指すほんとに良い作品、地域も越えるしなんなら時代も超えるんじゃないかっていう。

10年先20年先見返してみてもあのチームのあの年の作品スゲーキレてるね、セントラルさんや四国開発さんみたいなに思われたい。色褪せないものを作ってそれで結果として平岸天神さんと火花を散らせるんだったら本望だなと。

 

ーーーチームのビジョンとして10年とか20年とか続いていくような目で見ていることですか??

 

カイさん : まずは5年くらいで結果出しまくってやろうとは思ってて。

チームって大体5年くらいで終わったり内部が変わったり分裂したりっていうリズムがあって、コアなスタッフが結婚したり子どもができたりっていうよさこいが第一じゃなくなるっていうのがありまして。

だからそこは5年とかなんじゃないかなって思っていて、まずは5年走り抜けて5年以内に必ずファイナルに行くし、平岸天神さんとも戦うし、そこまでいければどまつりファイナルでも十分戦えるんじゃないかなと思ってるしそうしたいなと。

 

富士山さん : その辺って嘉們さんのインタビュー記事を見ていて、チームマネジメントをすごく上手にやってるなっていう印象を受けたんだけどウチは真逆で、スタッフは3人笑。

運営はこっちで全部やっちゃおうかなって今のところ思っていて。

というのも今までいろんなチームさんを僕は渡り歩いてきてて、この歳になると新陳代謝をどこまでするべきなのかっていうのがよくわからなくなってきたというか。

めんどくさいことはこっちで引き受けるので、みんなは踊ること楽しむことに専念してほしいなっていうのがひとつ。

で、その中で僕は裏方やるのが楽しいですって人は是非スタッフとして入ってほしいとは思うんだけど、敢えてこっちからピックアップして肩たたいて「来年よろしく!」っていうのはそんなにしないかなって今の段階では思ってます。

 

 

カイさん : 都会的な回し方をしようって感じだね。コンシューマーと提供側みたいな。

近場のケース見れば分かりやすくて、けっこう東京でも有名なチームが解散したり、消えてくチームがいるんですよ。

なんでかなって見てみると代表を次やりたい人がいないとか次を担う人がいないっていうそういう「人がいないことで終わっていくチームが多いな」って思っていて。

なのでやりたいっていう人はなかなかいないのかもしれないなぁって。

あとはお金で終わっていくパターン。

聞くと外部に総合プロデュースをしているチームさんがお金が続かなくて終わるっていう。

 

富士山さん : ってか名古屋は外部プロデュースが少ないからあまり馴染みがないかもしれないね。

 

ーーーこの前のyosariさんのYouTube観させてもらったんですけど名古屋は外部プロデュースチームっていうのがほとんどないなぁって。自分たちでやっちゃいますよね。振り付けしかり、衣装しかり、頑張れば曲もしかりっていう。

だからほんとに地域によって全然違うんだなって思います。

インタビューで各地域のよさこい事情聞かせてもらうんですけど聞くたびに新しい発見がありますね。

 

カイさん : 独自の文化がそれぞれあるよね。

 

3. チーム名の由来~なんか3文字がいいな~

 

ーーー続いてチーム名の由来をお願いします。

 

カイさん : 最初全然違うふざけたチーム名ばっかりだったんですよ。

 

「大江戸なんちゃら」みたいな笑

 

でもなんか3文字がいいんじゃないみたいな話になって。

僕意味よりも響き系が好きなんでエスニックかつ洋服のブランドっぽい響きの言葉ないかなってぶつぶつ言いながら道を歩いていて、

 

「ガラガラガラ・・・ガラン!!」

 

っていう感じになって「ガランって何だ!?」って調べてあぁ伽藍ねって。響きが気に入っちゃって。「ガラン」っていう。

ちょっと昔のガンダムもモビルスーツみたいな響きもあるし。どうみても連邦じゃない側。

 

ジオンっぽい笑笑

 

でコレ来たなって。コレいいわ。洋服のブランドみたいな名前になってるし。

あとソーランのファイナルで名前が並んだ時に目立ちたいなと思った。

まずそもそもローマ字系のチームが少ないぞと。みんな漢字に当て字してるチームばっかりだなと。

で、ローマ字プラス何か違うリズムが欲しいな・・・数字付けよう!と思って。何でもいいから数字が欲しいと思って。

でも意味がないとまずいなって思ってしすぐわかっちゃう数字もなって、なんだろなんだろって考えたら・・・ソーランを目指すから東京と西八丁目の北緯を出して、そこをスラッシュで重ねたら意味も繋がるしぱっと見よくわかんない雰囲気がいいなって。

43/35と北緯を付けているんですね。東京からソーランへって。それで完成。

 

 

ーーーこれって読み方として数字は読んでます??

 

カイさん : 読まない!笑

これね、下畑案で「いいんだよ敢えて読まなくて!」みたいな笑

全然俺は「ガラン4335」で読んでもらおうって思ってたんだけど「ガラン」でいいって。

表記するんだけど読まない。

これからお祭りで絶対読まれるだろうなって危惧しているだけど笑

「ガラン43,35!」まで言われちゃう笑

 

ーーー「ガラン35分の43」とかもありますよね笑

 

カイさん : いるだろうねー!

 

富士山さん : 割り切れねぇよーって笑

 

カイさん : ちょっと不思議に思ってもらってなんか印象に残りたいっていう。響きと数字と。ソーランファイナルで目立つ名前っての・・・が名前の由来ですね。

 

ーーー伽藍ってお坊さんが修行する場所じゃないですか。

だからそういう世界観の作品なんかなーっていう想像をしてたんですけど全然違ってましたね笑

僕らどまっぷもそうなんです。さっき3文字って言ってたじゃないですか。僕らどまっぷも3音節にこだわっていて。「〇〇っ〇」とか。「SMAP」もそうですけど笑

他のチームの略して3文字とか3音節って多いじゃないですか。言いやすいですし。2文字だと足りない気がしますし。

名前って大事ですよね。

 

カイさん : すごい大事だし感覚的なもの大事にしたいな。由来とかの緻密さも必要なんだけどなんか響きとか見た目のリズムとかも。

「A」が2つ並んでるのもいいんだよね見た目のリズムがね。そういうのが好き。

 

ーーーーー

 

第1回は以上です!!

 

夜のメインステージ。

そこには多くの踊り子を虜にする魅力がありますよね。

目の前には埋め尽くされた多くのお客さんがいて、昼間と違って照明もキラキラ輝いていて、そしてファイナルというピリピリと張りつめた空気感の中で踊る。

これを一度でも経験したら、

 

「またあのステージに立ちたい!!」

 

って思っちゃいますよね。

そんな想いから生まれたチームがGARANさん。

しかも強力なクリエイター布陣のもとで「勝てる!!」と確信を持ったチーム。

これからの活躍を期待してましょう!!

 

さて、次回はそんなお二人のよさこいに触れたキッカケ、そして東京のよさこい事情についてのお話です!!

お楽しみに!!



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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