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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】どっとさん②~名古屋なも締め~

チームインタビュー12チーム目どっとさんの2つ目の記事です!!

 

 

 

前回の記事はチーム結成にまつわるお話、どまつりに触れたキッカケなどのお話でした。

そこには終始一貫した「観客動員数ゼロ」へのこだわりを感じました。

さて、今回はその「観客動員数ゼロ」にするための手段ともいえる

 

なも締め

 

みなさんがテレどまつり当日に「なもなも」言ってたその「なも」について、そして

なも締めを導入した経緯などをお話いただきました。

 

引き続き代表の「いわ」さんにお伺いしました!!

 

今度は踊っているいわさん。

 



 

目次

 

1. 飛び入り参加OK

 

いわ : ボクたちそもそも飛び入り参加OKなんです。

ぜひ他のチームさんやお客さん入ってくださいっていうスタイルなので、仮にどっとが10人とかで演舞始まったとしても曲が終わるころにはいつも100人ぐらいになってるっていう笑笑

 

去年のにっぽんど真ん中祭り(以下:どまつり)前夜祭もボクら20人くらいで参加したんですけど最終的には100人以上で出ましたよ笑

 

【100人以上いる!?】

引用:https://youtu.be/m-vI9jr-ETc

 

ーーーそれってどういう・・・??

 

いわ : ホントはメインステージから降りてお客さんも引っ張ってきて一緒に踊ったりしたくて、twitterで「一緒に参加してください!」っていう呼びかけをしたかったんですけど事務局に相談したら、万が一何か問題が発生した時の対応とか持ち時間の関係とかでNGという話になり、仰る通りだなと諦めました。

 

なので前夜祭に出られるチームさんに事前にお声がけして、一緒に出てもらいました。

事務局に再度相談したら「それならいいですよ。」ということでしたので。

なので僕らの演舞の前後のチームさんだったりとかに事前にお声がけしました。

「2回出ません?」って笑

それで結果4.5チームくらいの方に出ていただきました。

 

ーーーそれはすごい笑笑

ステージ上びっちりだったんじゃないですか?

 

いわ : そうですね。

最初は20人くらいで踊っているんですけど途中ボクが裏に行って、チームさんを誘導してっていう。なんでボクほとんど踊ってないんです。笑

 

【どっとさんが最初に出てきたところ】

引用:https://youtu.be/m-vI9jr-ETc

 

ーーーすごい!ある意味もう総踊りですよね。

 

いわ : そうですね。名古屋城会場の演舞では(愛知学院大学)常笑さんが入ってくれました。いいから!いいから!(笑)って。ステージに上がったら常笑さんは旗まで振ってくれて。本当にありがたかったです。

 

ーーーえー!すごい!!そういう関わり方は面白いなあ。新しいですね。

 

いわ : だから各演舞会場ごとにボクらの演舞が変わってくんですよね。一緒に参加していただけるチームさんが違うんで。

 

ーーーもうほんとチーム演舞なんだけど総踊り的な立ち位置ですね!

 

【後ろから出てきた!!】

引用:https://youtu.be/m-vI9jr-ETc

 

ーーーすごい笑 

どわーって出てきましたね。

みんなステージに上がるだけで楽しいですもんね。しかも前夜祭のステージですし。

そしてなも締めっていう手拍子をするだけで参加ができるっていうので、たくさんいろんなチームさんに入っていただけるっていいですよね。

どまつりのメイン会場じゃない地域会場でもこんな感じなんですか?

 

いわ : はい。ボクたちの演舞はステージ上に踊り子がゼロになる時間があるんです。

もうみんなお客さん側に行く。

 

 

ーーー連れてくるんですか?

 

いわ : 連れてきたり……。

 

ーーーその場でなもなもしちゃう?

 

いわ : そう。だから戻ってこない。最終隊列に穴だらけみたいな。笑笑

 

ーーー新しすぎるそれ笑笑

 

いわ : 動画撮影を定点で撮影してる人から見たらいなくなる時間があるんです。

 

ーーーそのまま終わっちゃうパターンもあるんですか?

 

いわ : それはないですね。さすがに。笑

基本的には他チームさんをたくさん連れてくるので。たくさん連れてきておいてボクらがいないっていうのはちょっとあれなんで。

 

ーーー確かに笑

それにしても一瞬ステージ上から誰もいなくなるっておもしろいですね。 

 

いわ : そうですね。これを機になも締めしてくれる方が増えるといいなあって思います。

 

ーーー観客動員ゼロを体現されてるんですね!

 

2. 観客動員数ゼロの手段→名古屋なも締め

 

ーーー続いては、名古屋なも締めを取り入れた経緯をお願いします。

ただこれまでの話しを聞く限りそこは「観客動員ゼロ」っていうことですよね?

 

いわ : そうですね。「観客動員ゼロって何だ?」って改めて考えて。

お客さんがいない状態でしょ、って答えになったんですよ。全員が参加している状態。

で、参加って「観るも参加」「運営するも参加」かもしれないけどやっぱり「何かしら踊って」くれたらより観客動員ゼロ率が上がるかなって。

で、どうしたら観客動員ゼロになれるかって考えて、そこから「名古屋なも締めをやりたい」っていうことになったんですよ。

 

例えば我無沙羅さんが「三三七拍子」をやってますよね。

「三三七拍子一丁!」って言って、お客さんも手拍子するじゃないですか。

その時に説明しなくても「三三七拍子一丁!」って言ったらみんなやれるじゃないですか。

それって日本人に手締めっていう文化が身についているってことだと思うんです。生まれてきて手締めやったことない人ってほとんどいないと思うんですよ。一本締めとか一丁締めとか三本締めとかいろいろあるんですけど。

で、調べたら、名古屋にはなも締めというのがあるぞと。ただまぁ広まってはいない。

中日ドラゴンズがやったり、名古屋おもてなし武将隊がやったり、あいち戦国姫隊がやったり、いろんなところでやられているはずなのに、名古屋の飲み会ですらやられてない。

 

これはもったいないなって

 

せっかく名古屋オリジナルの手締めがあるのにって、これを使わない手はないということで元々のつながりで発案の日本舞踊西川流の西川先生に「なも締めを使わせてください。」とお願いしたら快諾していただいて。ぜひぜひと。

 

ーーー

 

ここで「名古屋なも締め」について解説します!!

「なも締め」とは名古屋の方言、名古屋弁の敬語表現である「なも」を用いた「手締め」のひとつのことです。

手締めとは日本の風習のひとつで、物事が無事に終わったことを祝って、掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子のことです。

みなさんがよくやるのは一本締めや三本締め、一丁締めなどですね。

「なも締め」とはそのご当地手締めとして日本舞踊西川流西川右近総師(考案時は家元)が考案されたものなのです。

みなさんも催しの締めの際は是非「なも締め」をしてみてくださいね(*^▽^*)

YouTube:https://youtu.be/3qeRDE_g4gw

引用:https://www.worldtimes.co.jp/photonews/22689.html

 

 

ーーーその「観客動員ゼロ」の為の手段がどっとさんだと「名古屋なも締め」で、前回インタビューさせていただいた們さんだと「タオル回す」なんですね。

 

いわ : そうですね。観客動員ゼロを目指すために、なも締めっていう素晴らしいものの存在を思い出したっていう。

 

3. ここで名古屋弁講座はじめます

 

ーーー名古屋の居酒屋でサラリーマンが締める時は、一本締めか三本締めが主流ですよね。

 

いわ : そうなんですよね。だからもったいないなと思って。

ただ今回のテレどまでTwitter見てる限りはですけど、踊り子たちが飲み会みたいのをやったらなも締めで締めるみたいなとか、少しずつ広まってる感じがして。

 

ーーー正直広まりましたね。

 

いわ : Twitter上で言葉だけでなも締めし合ったりとか。

「なもなもなも」「なもなもなも」「なーもなーも」「なもなもなも」みたいな。

 

 

ーーーなもリレーですね。そもそも「なも」っていう言葉がゆる可愛いですよね。

意味としては名古屋の方言で「ですね。」とかそういうのですよね。

「疲れたなも~」みたいな。

 

いわ : 敬語の語尾につきます。

「よういりゃあたなも(ようこそいらっしゃいました)」みたいな。

名古屋弁なんですけど、上品な名古屋弁と町人たちが使っている名古屋弁のもともと2種類あって「なも」は上品な方。

町人たちが使っているのが「だぎゃぁ」とか「だがん」とか。そっちの方が使いやすいってなって、そっちに食われちゃったんですよ。なもが消えちゃったんです。

 

ーーー「なも」と「だぎゃぁ」で、「だぎゃぁ」の方が勝った。

 

いわ : そう。勝っちゃったんです。子どものころは「だがぁ」だけで会話ができました。

 

ーーーわかりますわかります。「~~だがぁ」「そうだがぁ」

 

いわ : 「だがぁ?」「だがぁだがぁ」みたいな笑

 

ーーー他の人が聞いたらさっぱりでしょうね。ホントに。

「でら○○だがぁ」みたいな。

 

いわ : 言ってましたねー。

 

ーーーこれを改めて語尾に「なも」っていうのをつけようとすると、今だったらすごい違和感がある感じはありますね笑

「○○だなも」と「○○だがん」

 

いわ : 品詞と名詞の時は「だ」がつきます。

 

ーーーあ、「○○だなも」ってことですね。

 

いわ : 「スマホだなも」みたいな。ちなみにですけど「えも」もあります。

 

ーーーえも!!

 

いわ : ボクもまだまだ勉強中なんですけど「なも」と「えも」の時があるみたいです。

両方とも語尾につける敬語表現なんですけど、前の単語の最後の子音が「え」だった時は「えも」に変わるとかだったと思います。「ごめんね”えも”」みたいな。

 

ーーー「エモい」と関連してなんか流行りそうな気がしますけどね。また可愛い感じですよね。

ってか名古屋弁っていう、言語っていう地域性、どまつり性ですもんね。そこに注目したっていうのが。名古屋城!とか金シャチ!とかじゃなくて言語っていうところがすごい新しいですよね。

 

いわ : どっととしてどまつり初参加の時に、どまつりガイダンスに「初めましてー」とかって行くんですけど。まあ歓喜団時代に会っているのでみんな知ってる人ですけど笑

で「名古屋なも締めを使います。曲中33回。」って自己紹介して。当然どまつりチームの代表者たちは知ってるんです。なも締めを。で、うわーっと。えー、じゃあうち34回やっていい?みたいな感じでした笑

 

ーーーそうですよね。そこ取った!?ですよね。

この33回っていうのは、今までの曲は全部同じ数なんですか?

 

いわ : いや、多分ですけど「2作品目なもじめ!ザ・ワールド」の方が多いのかな?

曲の尺が一緒なので一緒かもしれないですけど、どうなのかな?笑

 

ーーーそうか。でもなも締めってツーエイトですよね。だからある程度回数って決まってきますよね。だいたい。

 

いわ : そうなんです。すごくテンポを速くしない限り33回が限界です。

 

4. 次回作のタイトルは??

 

ーーー「君のなも。」「なもじめ!ザ・ワールド」・・・「な」ですね。

 

 

いわ : そうやって考えていくと三作目がそのうち当たると思います。笑

一応ちゃんと、単純にダジャレにしているだけじゃなくて、

「君のなも。」っていうのは、「ボクもなも締めするから、さぁ君も!」っていう想いが込められていて。

「なもじめ!ザ・ワールド」は「ボクも君もやったから、次は世界になも締めを」っていう想いを込めてます。決してパクリではない。笑

なので三作目ももちろんダジャレというか、どっかからヒントは得ているんですけど、ちゃんと意味があるやつなんで。

 

ーーーブログにあげてみなさん予想してみたら面白いかもしれないですね。

 

いわ : 当たっちゃう。(笑) 

 

ーーー「次のどっとさんの作品名はなんだ?」みたいな。

 

いわ : でもそれたくさん出してくれたら何年でも使えそうですよね。

 

ーーー 絶対面白いでしょうね。

「そこか?そこ来たか?」だったり「あ、私が言ったやつ採用されてる」みたいな。

Twitter上で盛り上がりそうですね。

 

ーーーーー

 

第2回は以上です!!

観客動員ゼロのために、お客さんが気軽に参加できるように取り入れた名古屋ご当地の手締めである「名古屋なも締め」。

有名な言葉で、

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなにゃ損々」(阿波踊りの歌の出だしだって知ってた?)

という歌がありますね。

手締めというのはお客さんを簡単に「踊る阿呆」に変えてしまうことができる魔法のテクニックなんですね!!

 

みなさんも今後お祭りでどっとさんの演舞の際はぜひこの「名古屋なも締め」を一緒にやってみませんか??

ご当地手締めでご当地のお祭りに参加し、共に阿呆になって楽しむ、

お祭りの理想の形なのではないかと思います!!

 

さて、次回はテレどまつりの作品についてです!!

お楽しみにー!!

 



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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