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まっぴん
よさこい応援団長
よさこい界の道しるべとなることを夢見るかわいい一つ目モンスター♡その正体はマップピンの妖精だっぴん。
よさこいをたくさん見るために、大きな目を持っているっぴーん!
(v・ω・)vどまっぷ3周年!!いつもありがとうございまっぴん!!v(・ω・v)

【インタビュー】どっとさん①~どまつり20周年のために~

チームインタビュー12チーム目!!

 

先日嘉們さんのインタビューが終わったばかりですが出し惜しみせず参ります!!

テレどまつりで大ブレイクした“あのチーム”!!

その振り切った動画は多くの視聴者の心と耳に強い印象を残し、YouTubeやtwitterではしばらく、”あるフレーズ”に溢れました。

そのフレーズとは・・・

 

 

 

「なも」

 

 

 

そうです!!

続いてのチームさんはこちら!!

 

 

 

どっとさんです!!

 

「なも」というフレーズが大バズりしましたよね!!

 

そりゃもうインタビューするしかないでしょ!!

ということでオファーを出したところ快諾してくださいました。

お答えいただいたのは代表の「いわ」さんです!!

 

・・・第1回はこんな真面目な写真からお送りしますね。(次回はまた違う写真かもよ)

個人のtwitterアカウントは持っていらっしゃらないとのことなので何かご連絡がある場合はどっとさんのtwitterからご連絡お願いしますm(_ _)m

 

さて、第1回は毎回恒例のチーム成り立ちや名前の由来などです。

 



 

目次

 

1. 1年で解散するつもりだった

 

引用:https://www.domatsuri.com/overview/trajectory/

 

ーーーよろしくお願いします。まずはチームを結成したキッカケをお願いします。

 

いわ : ボクは元々にっぽんど真ん中祭り(以下:どまつり)に参加してまして、一時どまつりから遠のいていたんですけど第18回の年に「あと2年でどまつり20周年かぁ」と思って、どまつり20周年に何かしたいなと考えていました。

ただ個人で出来ることって総踊りに参加するとかグルメパークでお金を落とすとかくらいしか出来ないじゃないですか。

そこでチームとして参加することが一番盛り上げのお手伝いができるんじゃないかなと思ってチームをつくろうと思いました。

で、かつて所属していたチームの元メンバーとか作曲家さんとか振付師さんとかに声かけてつくりました。

 

(どっと代表のいわさんは歓喜団さんに所属していて代表も経験されていました。)

 

元々どっとって1年で解散するつもりだったんです。

メンバーにも前もって「どまつり終わったら解散」と説明していました。

あくまでどまつり20周年に感謝とお祝いを伝えるためだけに作ったチームなので。

 

で、どっとが終わったら、それでどまつり楽しいって思ってくれたメンバー(初参加のメンバー)がいたらそのメンバーたちを歓喜団に託そうと思っていたんです。

どっとで新たに集めたメンバーをどまつり終わったら解散するからあと歓喜団さんよろしくって。けどチーム続けているんですけどね笑

 

 

ーーー続けようと思ったのは何か理由があったんですか??

 

いわ : 新人賞をいただけちゃったからですね笑

厳密に言うとどっとは1回解散しているんです。どまつり最終日の最終演舞の道徳パレード会場終わって、公園でみんな集まって、

 

「もうチームは解散するからこうやって揃って会うこともないし、体育館に集まって練習することもない。でも、小さい子達が大きくなって、また集まって踊ることがあったら素敵だねって。じゃあね、、どっとは解散だよ」

 

って言って。うみんな泣きながら感動の締めだったんですよ。

 

(感動の解散式)

 

その後ニコニコ生放送でファイナル演舞をみんなで観てたんです。

そして新人賞の発表になって1つ目のチームが「倭奏」さんで「やっぱりなーさすがだなー」と思っていたら続け様に「倭奏!・・・どっと!」って出てきて笑

 

引用:https://www.domatsuri.com/2018/fes/result.html

 

で、ボクら、ほとんどのメンバーは初めてどまつりに出るので、どまつりに参加するってだけで必死で、審査の流れとか仕組みを一切説明してなかったんですよ。

どまつり20周年を盛り上げに、楽しみましょうっていう目的だったし。

審査員がいるということすらみんな知らなかったと思います。大津通パレードに審査があるよとは言ってましたけど、「どこに審査員がいるとか全然気にしなくていいよ。ちょっと高い席に座ってるお客さんが数人いるだけだよ」くらいで。

 

ーーーそのような状況で受賞発表になったときはみなさんどういう反応でした??

 

いわ : 半分くらいは泣いて喜んでたんですけどもう半分はキョトンとしてて笑

「・・シンジン・・ショウ?」みたいな。だいぶざわざわして・・・

解散・・・する??とりあえず名古屋まつり出る??」みたいな笑

「再来月までみんな衣装捨てないでね!」って笑笑

 

ーーーすごい早い前言撤回笑笑

 

いわ : そして世界一早いチーム解散から再結成だと思います笑笑

でもその時はアドレナリン出てたし、元々どまつり終わったら本気で解散するつもりで家族や周りの協力とかもあったので活動できていました。なので実際どまつり後にまた動き出すのはだいぶ時間がかかりました。

 

2. 「観客動員数ゼロ」な名前

 

 

ーーーじゃあ続きましてチーム名の由来をお願いします。

 

いわ : まずとにかくどまつり知らない人に対して、どまつりに参加することのハードルを下げたい、と思っていたのでとっつきやすい名前にしようと思ったんですね。

誰もがパッと分かる名前にしたいなと思ってたんです。

 

どっとで一番やりたかったことは「観客動員ゼロ」

元々観客動員ゼロってどまつり掲げられてるじゃないですか。

「踊ってる人」と「観ている人」って分けたくなくて

それがもちろんいいと思って観ている人もたくさんいると思うんですけど、やっぱりどまつりを初めて観た人も手拍子でもなんでもいいから「私も参加していいんだ」と思ってもらいたくて

なのでそれを名前にしようと思ったんですね。

 

じゃあ誰もが知っている言葉がいいなぁと思って。

どまつりの「ど」から始まる言葉何かないかなぁと探したんですね。覚えやすいですし。

その後すぐに「どっと」って思いついたんです。

「どっと」ってwikipediaさんによると「点」の他に「円」っていう意味もあって。

 


僕たち踊り子ひとりひとりは小さい存在で、1人で出来ることは知れてる。


でも小さい小さい点だけど、1人が2人になれば「線」になるし、3人4人になれば「面」になるじゃないですか。


で最終的にはお客さんとか他の踊り子とか主催者とか地域会場の人とか全部「ドッと」巻き込んで大きい大きい円になるといいな
と思って「どっと」ってつけました。

我ながらよくできました笑

 

 

全部結局は「観客動員ゼロ」に行きつくんですよね答えが。

老若男女誰でも読めるようにひらがなで「どっと」にして、海外の方も「dot」は英語で伝わるんで。ちなみにひっくり返すと「to D (どまつりへ)」になるって最近気づきました笑

 

ーーーそれが今回のテレどまつりでもかなり世界中の視聴者さんになも締めと同時に「どっと」さんが広まりましたね。

 

3. どまつりの魅力を伝えたい

 

ーーーということはチームの活動目的も「観客動員ゼロ」にということになるんですかね??

 

いわ : そうですね。初年度はわかりやすくて、どまつり20周年を盛り上げたい、お力添えになりたいというのはあったんですけど、

2年目以降もやっぱりどまつりの魅力を伝えたいというのが一番大きくて。

 

どまつりっていうのは、区だったり市だったり県だったり、今年で言うと国だったり、その地域の魅力を伝えている。

「うちにはソースカツどんがある」とか「アジフライがある」とか「こんな武将がいた」とか「美しい景色がある」とかを伝えていると思うんですね。

 

それぞれの地域の魅力を伝えるお祭りって、それ自体がとても魅力的だなと思って、それが20年も続いているって、もうそれって「どまつり」そのものが他の地域に誇れる文化になってるんじゃないかって思いました。

どまつり非公式ですけどどまつりの魅力がいろんな人に伝わるといいなって活動しています。

 

ーーー「名古屋」ではなく「どまつり」の魅力なんですね。

 

いわ : そうですね。「名古屋にはどまつりがある」っていうところですね。

 

4. 元々どまつりが大嫌いだった

 

ーーー次によさこいに触れたきっかけをお願いします。

 

いわ : 誤解を恐れず言うと、昔はどまつりが大嫌いだったんですよ

ボクは学生時代の学校も栄、職場も栄なので、昔からどまつりは知ってはいましたけど、学校に勉強しに、職場に仕事しに行ってるわけです。

そこにわけのわからない集団がいてバンバン音出して、なんだあいつらは!と。

ロフト行きたいのに通れないじゃないか!何で遠回りしなきゃいけいないんだと、本当に大嫌いでした笑

 

ーーーまぁでもやらない人からしたらそうですよね。。。

 

いわ : そこから数年して、友達に誘われてどまつりに出てるチーム(歓喜団)に見学に行ったんです。しぶしぶ。本当に嫌々で笑

その日に歓喜団が歓迎会イベントをやっていたんです。レクリエーション大会みたいな。参加者内でチーム分けがされて、振り付けを覚えてチームごとに発表して優勝を決めるみたいな。

で、ボクがいたチームが優勝したんですよ。更に個人的にMVPにも選ばれたんです。

元々中学校とか高校の文化祭では踊ったり歌ったりしていたタイプで踊るのは好きだったので「どまつりがナンボのもんじゃい!」って気概でもうやってやったんですよ笑

、、、それが結局楽しかったんですよね。社会人になって久しぶりに踊って。

そこから練習に行くようになりました。どまつりって鳴子や和装やよさこい節だと思ってたんですけど、その年の歓喜団がウェディングドレスとタキシードと燕尾服だったんですよね。思ってたんと違うって笑

 

ーーー行ったチームが良かったかもしれないですね!で、そのままどまつり出たってことですか?

 

いわ : そうです。2.3か月後にあんなに嫌いだったどまつりに出てました

さらに3か月後には当時の代表が東京に転勤になるっていうことで次の代表どうするの?って話し合いになって、ボクもうポケーってしてたんですよ。どうするんだろうなって。1回しかどまつり出てないし入って半年も経ってない人間なんで。

そしたら代表に体育館裏に呼び出されて。

もう殴られるか告白されるかじゃないですか笑

そしたら次の代表やってくれないかって言われました。

 

ーーー笑笑笑

 

いわ : そこから代表やって、5年くらい続けて、引退して、、、数年してどまつり20周年があるから、感謝を伝えなきゃ!やらなきゃ!ってなって、今です。

 

(歓喜団時代のいわさん。もうめちゃめちゃ楽しそう!)

 

ーーーもうめちゃめちゃどまつり大好きですね笑

 

いわ : そうなんです。知らないものを嫌ってるだけだったんだなって思いました。

でも、そういう風に嫌ってる人が悪いとは思わなくて。そういう人たちは普通に生活してるだけなんですよね。どの祭りもですけどそういう人たちの中に入らせてもらってる側なんで、迷惑をかけないようにしなきゃって気持ちが強い立場ですね、ボクは。

 

ーーーそうですね、実際マナーモラルが気になるところはたくさんありますからね。

 

いわ : ボクらはマナーモラル勉強会というのを定期的に開催してて、そこに参加しなきゃ祭りに出られない決まりになってます。

 

ーーー元々どまつりを知らなかった、嫌っていた人だったからこそ嫌なイメージを持ってもらいたくないっていうのはありますよね。

 

5. 初めてのどまつり

 

ーーーそれで最初にどまつり出た時の心境ってどうだったんですか?

 

いわ : 心境・・・その時はもう楽しい!うぇいうぇい!でしたね笑

 

ーーー本当に歓喜団さんだったからよかったってことでしょうね!それがもし鳴子もってバリバリの和風だったらどうだったんですか?

 

いわ : それでも楽しく踊ってたとは思いますが、多分どっとは生まれてないでしょうね。生まれてたとしても、なも締め推しの観客動員ゼロを目指すってチームにはなってなかったと思います。

 

ーーーじゃあほんとに歓喜団さんに入って良かったですね!!

 

ーーーーー

 

第1回は以上です!

最初どっとさんの演舞を観た時、「このチームは「なも締め」を広めたいチームなんだ」という印象でした。

ただ今回このインタビューを通してその印象がガラリと変わり、終始どまつりのことが好きで、「観客動員数ゼロを体現したい」ということに一貫しているんだなという印象を受けました。

なも締めはそのための手段。

 

そして代表のいわさんは元々どまつりが嫌いだったというところも面白いですね。

ただ逆に「嫌い」という感情を持っていたことでいざ自分がどまつりに出る側の立場になった時に、嫌いな人の気持ちもわかる。だからマナーモラルについても人一倍敏感になっていることも納得できますね。

お祭りは内輪で盛り上がっているだけでは広がりません。踊り子だけが盛り上がって楽しむ、それだけではいけません。

どっとさんの名前の由来のように「点から円へ」広がっていく、広げていくことも重要なことです。

 

どっとさんのようにどまつりが好き、だからこそ賞とかじゃなくてどまつりを広めていく活動をしているチームさんはとても貴重で大事にしていくべきだと思います。

 

さて、次回はその「なも締め」についてのお話です!!

 



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この記事を書いた人

どまっぷブログ編集マン。大学生の時によさこいを一目見て「これだ!」と思い大学生活を捧げる。その後ダンスや舞台経験を経て振付師として活動しつつどまっぷ記事書いています。

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