チームインタビュー10チーム目心纏い(こころまとい)さんの3つ目の記事です!!
第1回はチームの成り立ち、「心」について
第2回は代表の展望について
第3回である今回は代表、副代表のパーソナリティに触れていきたいと思います!!
過去2回はかなり真面目なお話をしました。
今回はお2人のよさこいに触れたキッカケ、そして心纏いに入ったキッカケなどのエピソードです。
ボリュームは多いですがさらっと読めます。
・・・そしてかなり面白かったです笑笑
それではどーぞー!!
目次
1. 代表びっしゅさんのキッカケ
よさこいに触れたキッカケ
ーーーじゃあちょっと冒頭の話に戻るんですけど、よさこいに触れたきっかけとか心纏いに入ったきっかけとか。
びっしゅ : 元々自分は小さいころ「よろずや」っていうチームでちょろっとにっぽんど真ん中祭りで踊ったことはあったんですけど、正直そんなことは忘れて中高部活に打ち込んでたんですね。
けど、親と弟がやってて。姉が大学生になった時に名古屋学生チーム「鯱」に入ったんですよね。
それで高2の時、にっぽんど真ん中祭りの日が部活が休みで親に人手が足りないから手伝ってくれって言われて親のチームの幕持ちのお手伝いをしてたんですよね。それが2010年なんですけど。
その時に姉も踊っていたので、どんなチームで踊ってるのかなって思って観に行ったんです。
それが初めて見た鯱の15代目の「今、輝こう」っていう演舞を見て、
「わあすげぇな!!お姉ちゃんこんなすごいところで踊ってたんだ。」みたいな。
「めっちゃかっけーじゃん!!」って思って。
それからも「今、輝こう」がすごい好きで。YouTubeで時々見るみたいなことを繰り返していました。
それでそのまま大学に入った時に、自分は野球とかラグビーとかをやっていたので、どっちかのサークル入ろうかな、みたいに思ってました。
で、サークルをいろいろ見て回ったんですけどどうもどれもしっくりこなくて。
やっぱやるならしっかりやりたいって思っていました。
自分の大学には某大きいチームがいたんですけど、にっぽんど真ん中祭りに参加するなら名古屋学生チーム「鯱」がいいなっていう想いがあって。
で、お姉ちゃんにそれを話したら新歓おいでよって言われて鯱の新歓に行きました。
鯱の新歓って先輩たちがいろいろもてなしてくれる中で、最後に過去二年分くらいを踊って見せてくれるんですよね。その時に「こころ晴れ」と「今、輝こう」を踊ってくださって。
10人くらいで踊る演舞なんですけど、やっぱすげぇこの演舞って自分の中で刺さりすぎて、自分もこれを踊りたい。「今、輝こう」を踊りたい。っていう思いで名古屋学生チーム「鯱」に入りました。身内がいるけど入ります、みたいな。で、入鯱を決めて入ったんですけど。
そこからバサラカーニバルの復活演舞で「今、輝こう」を踊った時はもうめっちゃ嬉しかったですね。ずっと自分の憧れだったので。という経緯です。
ーーーとにかく「今、輝こう」が好きで踊りたかったと笑笑
でもそういうのありますよね。
そこから心纏いへはどのような経緯で?
心纏いに入ったキッカケ
びっしゅ : 心纏いは自分が2013年の時に…自分が2012年に入ったばっかりの「喝采」の演舞は正直あんまり知らなくて。よくバサカニで他チーム踊りに行ってた子が自チーム帰ってきて(その他チームの曲を)踊るじゃないですか?見せ合いっこみたいなの。
それで、おもしろい踊りをするチームがあるなって、そこで初めて心纏いという存在を知りました。あまり他チーム興味なかったので。僕「今、輝こう」が踊りたかったので笑
ーーー一貫してますね。笑
びっしゅ : ただその時踊ってもらった「喝采」っていうのを見て、いいなって見よう見まねで踊ってみたりなんかして、心纏いってチームいいなあって思いました。踊りのテンション感みたいのがかっこいいっていうのが自分の中でありまして。
で、2013年の「心震わす 夢興し」の時にバサカニに限定で行かせてもらいまして。
その時に自分が次の年に名古屋学生チーム「鯱」の代表になるっていうのもあったので、まさともさんとかミヤさんとかゆうきさんとかと関わる機会をいただいて。
そこでいろいろ話してる中で、はたから見るとちょっと怖い集団だったんですけど、ふざけた面白い大人が多いなっていうのもあったし笑、
すごいよくしてもらい、踊りも楽しいなっていうのがあって、なんかずっとそこから自分が鯱の代表だった時も「心纏い、いつでも踊ります僕」みたいなこと調子に乗って言ってました。そのくらいから絶対社会人になったら心纏い入ろうみたいのは決めてましたね。
そこからまさともさんとも関わる機会が増えて。より心纏いやりてぇなって。
ーーー来いよとは言われなかったんですか?
びっしゅ : 勧誘はダメなんで心纏い。名目上。
けどおまえはいい。おまえはいい。ってずっと言われてました。おまえはいらんっていう風に。
ーーー逆に。笑
ある意味勧誘じゃないですか。
びっしゅ : 入った時も、「え、来たの?」みたいなことは最初に言われました。
「あれおまえ入ってなかったっけ?」って言われたこともありました。
けど実際僕は名古屋学生チーム「鯱」の時に心纏い踊ったことその一回しかないんですけどね笑
ーーー上手い勧誘方法ですね。
突き放して突き放して。実際勧誘してないけど、みたいな。興味だけはどんって。
その流れで、じゃあ代表になろうってなったのはどのような流れで?
びっしゅ : 心纏いは代表はもともと世襲制なんですよ。ポンポンって肩をたたかれるんですよ。お前に託した、みたいな感じで。それを先代代表からいただきまして。
自分なんかがっていうのもあったんですけど、肩をたたかれたならやるしかないっていう。いろいろ不安はあったんですけど。
心纏いの代表は代々それが続いてるんですけど本来みなさんは肩たたかれてから代表になるまでの期間ってあるんですよ。
でも僕なんかめっちゃ早かったです。
ーーー実際トントンされてから何日後だったんですか??
びっしゅ : トントンされてから・・・4日ですね。
ーーーえ、4日で決意されたんですか?
びっしゅ : ものすごく覚えてます。奥さんと旅行してたんですよね。
どまつり終わっておつかれ旅行を二人でしてたんですけどその時トントンされたんです(電話があって)。
ーーー奥さんはその時?やりなよって?
びっしゅ : 二人でただただびっくりしていましたね。
でも、正直、これは自惚れかもしれないですけど、次やるのは自分だなっていうのはちょっとあって。2017-18-19年を経て俺かなあ?みたいに思ってたんです。おそらく2021年だろうなって。
でもそんな矢先の打診で、しかもその週末にチームの打ち上げがあってそこでの発表という急なことだったのでみんなえーっ!!って。今年!?早くない?みたいな
ゆず : 実際チーム内ありましたね。
ーーーなるほど。そこからじゃあもう今年のテーマとか諸々考えたということですか??
びっしゅ : そうですね。しかも今までお付き合いのあった作曲家の方から新しい作曲家の方への変更のタイミングでもあったので、それと並行してテーマを考えたり代表としての役割だったりと盛りだくさんの代表始めでしたね。
タイミングとしてはいろいろ心機一転というところだったのでちょうどよかったかもしれません。
ーーー前代表が代表の時に副代表をやっていたわけではないんですか?
びっしゅ : 僕やってないです。というのも2019年は副代表という役職自体がなかったんです。なくしたんですよね。でも実質副代表みたいな位置にはいました。
だからそれもありでもう一年一緒にやってさらに一年先かなみたいのがあったので。
ーーー4年目もその実質副代表的立場をやろうとしてたと?
びっしゅ : そうですね。でも諸々の事情でトントンされたわけです。
2. 副代表ゆずさんのキッカケ
よさこいに触れたキッカケ
ーーー笑笑
ではゆずさんの。この長い長いエピソードの次に、
さらにこれを超えるようなものを笑
ゆず : 笑笑
愛知淑徳大学に入って、キャンパスの中にある賑やかなイメージあったのがチアリーディング部と学祭実行委員と鳴踊しかなくて。
チアできないけど身体動かしたい、はい鳴踊っていう感じで。終わりです。笑
ーーー愛知淑徳大学ってそんなに少ないんですか?
ゆず : 愛知淑徳大学は長久手、星ヶ丘にキャンパスがありまして。長久手キャンパスは敷地も広くて多くの部活やサークルがあるんですけど、星ヶ丘のキャンパスはそっちに比べるとあまり大きくないんですね。
やりたいサークルある子はバスで長久手に行ってやるみたいな感じで。でもそこまで行くのもなぁっていうのもあったので。
確か当時の鳴踊の子は7割が星ヶ丘キャンパスの子、3割ぐらいが長久手からバスで来てたように思います。
心纏いに入ったキッカケ
ーーーそこから鳴踊さんに入って、心纏いさんにはどのような流れで入ることになったんですか??
ゆず : これ使える話じゃないんですけど(がっつり使わせていただきました)
僕NARUTOが好きで四代目火影がちょうどかっこいい時代だったんですね。法被が。
長い半纏なびかせるのがかっちょええなーってなって笑笑
引用:https://matome.naver.jp/odai/2146038028748722701/2146038593653805903
(・・・確かに長い半纏という意味では四代目火影に似ている??)
ーーーえ。何それめっちゃ面白いです 爆笑
ゆず : ってことで行きたいなーってなって行って、「喝采」の振り入れをしてもらったんですけど慣れなくて踊れなくて、悔しくて拗ねてその日は帰ったんですよ。
ずっと8カウントで踊ってたから心纏いの振り付けが踊れなくて。なんだこれと思って笑
でも動画とかで見る度ににやっぱり格好良い、ちゃんとやりたいと思って。そしてもう一回練習に行ったっていう。
あとはバサラカーニバルで心纏い行ったら、あれ人がいっぱいいる、すごい人が見に来てる、何だこれすげー、ってなって、その辺のミーハーな感じもありましたね。
だからいつか鳴踊引退して、次踊るとしたらここかなぁって。
更に劇場版どまつりで改めて「喝采」を観ていいなって思いましたね。
元々いいなぁって思ってたのを、改めてこのチームで踊りたいと思いました。
ーーー今の話を総合すると心纏いの最初のきっかけは四代目火影ということで。
びっしゅ : あっさり目だけど一番笑いが起きたね。四代目火影っていう。
ーーーここまでずーっと真面目なかっこいいお話を聞かせていただいたのでここにきて今日一の笑いが起きたのでいいオチになりそうです笑笑
ただ実際当時長い半纏を着るチームって当時すごい少なかったですもんね。
3. 番外編:名前の話
ーーー本筋とは全く関係ないんですけどよさ名って二人とも自分の本名から関連する名前なんですか??
ゆず : 全然(関係ない)です。
びっしゅ : 全然関係ないです。お姉ちゃんが「ダル」っていうんですけど。
僕はもうお姉ちゃんのことを言った瞬間、あ、ダルさんの弟、じゃあ「びっしゅ」なって感じでした。
ーーーあ!ダル+ビッシュ!そういうことかー笑
びっしゅ : で、弟のDJが「ダルジュニア」の略称で。
※先日インタビューをさせていただいた「inviteD….」さんの製作ディレクターのDJさんです。
実は心纏いの現代表のびっしゅさんはDJさんの兄なんです!!
ほんとに!!偶然です笑笑
そして3兄弟全員名古屋学生チーム「鯱」を経由してそれぞれのチームで今活躍されており、
さかのぼるとびっしゅさんの親もやられていたとのことでどまつり一家だったようです!!
弟:DJさん(現inviteD….)
兄:びっしゅさん
姉:ダルさん
(写真なし笑)
びっしゅ : 行って10秒くらいで決まりました。
最初はダル(姉)の弟っていうのは隠していこうっていうスタンスではいたんですけど、
心細すぎて話題作りのためにすぐに話題に出しました。
一同 : 笑
びっしゅ : だって岐阜聖徳学園大学から来てるなんてほぼいなかったので、一人ぼっちすぎて。話題作りのために、切り札をすぐに使いました。
ーーー笑 じゃあゆずっていう名前は?
ゆず : 鳴踊に代々一代に一人柑橘系の名前をつけるっていうのがあって。
上にはライム先輩とか、みかん先輩がいて。
諸先輩方です。
その時提示されたのが「ゆず」と、「かぼす」とどっちがいいってなり、かぼすはちょっとやだなー、じゃあゆずでって決まりました笑
かぼすです。
ゆずです。
ーーーじゃあ全く名前とか、その人のパーソナリティとか関係なく。
ゆず : なんも関係ないです。あ、今日からゆずなんですかみたいな。はーい。っていう。
ーーーいやほんとに、よさ名の決め方ってほんとわけわからんすよね笑笑
ありがとうございました笑
4. チーム情報
心纏いさんは随時メンバーを募集されています。
平均年齢は若いチームではありますがインタビュー記事をご覧いただいてわかる通りしっかりと芯が通っているチームです。
興味がありましたら是非チーム各種SNSアカウントからご連絡をお願いします!!
twitter :
Instagram :
https://www.instagram.com/kokoromatoi/?hl=ja
公式ホームページ :
https://www.kokoromatoi.nagoya/
メンバー数 | 約90人 |
メンバー男女比 | 4:6 |
メンバー平均年齢 | 25歳 |
練習日時 | 毎週水曜・土曜 19時~21時 |
練習場所 | 若宮高架下、白川公園 |
メンバー募集期間 | いつでも!! |
※練習場所リンク:GoogleMap
ーーーーー
以上3回に渡った心纏いさんのインタビューでした!!
心纏いさんは今までも、そしてこれからも良い意味でずっと変わらないなということを感じたインタビューでした。
突発的な、爆発的なエネルギー、でも短命なチームってよくあります。
短命というのはチームが解散するということではなく、活動しているけれどもうあの時のような爆発的なエネルギーの作品は期待できないなと感じさせてしまうチームのことです。
主にカリスマ性のある代表が引退した後などによくありますね。
でも心纏いさんは違います。
代表が変わっても、メンバーが入れ替わっても核となる「心」の部分は変わらずに継承されているんだな、そしてだからこそ常に高いクオリティの作品を生み出し続けられるんだろうなということです。
心纏いさんは今年作曲家さんが変わりました。
作曲家さんが変わるということは、曲のテイストが変わる。
曲のテイストが変わるということはチームに対する印象も大きく変わるということです。
やり方を間違えれば「すごいカッコいいんだけど…なんか、(心纏い)ぽくないよね」、ということも起こりえます。
・・・でも結果やっぱり「心纏いさんの演舞」でした。
作曲家さんが変わっても心纏いらしさはしっかりと残っていました。
それはキチンとチーム内の15年の積み重ねが受け継がれているということなんだと思います。
きっとこれからも心纏いさんは心纏いさんらしく「心」を大事にし、それを「纏い」、
カッコいい社会人がパリッと本業も趣味である心纏いも真剣に取り組んでいる、
そういうチームであり続けると思います。
今後の心纏いさんの活躍、そして4年後の20周年記念公演、是非みなさん楽しみにしていてください!!
心纏いさんありがとうございました!!
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