チームインタビュー10チーム目!!
インタビューをさせていただいたチームさんも10チームを迎えました!!
今までインタビューさせていただいた各チームのみなさま
ありがとうございます!!
さて、そんな記念すべき10チーム目は以前からも告知させていただいていたチーム・・・
心纏い(こころまとい)さんです!!
心纏いさんと言えば!!
先日開催されたテレどまつりにおいて、
ファイナルコンテスト4位入賞
ニコニコ動画観客投票1位
という素敵な成績を残されたチームさんです。
ちなみにその時の作品2020年度演舞『今、結わう音』はこちらからご覧いただけます!
また「心纏い保存会」さんの作品もこちらからご覧いただけます!
9/6(日)深夜に放送された「熱きNAGOYAに心舞う!史上初!テレどまつり2020
~第22回にっぽんど真ん中祭り~」でも心纏いさんが取り上げられていましたね!!
見逃した方Locipoで~9/15まで観られますよ!
(インタビュー自体はテレどまつり前に行っているのでテレどまつりについては触れておりませんのでご了承ください。)
今回インタビューを受けていただいたのは、
代表であるびっしゅさん
副代表であるゆずさん
です!!
第1回となる今回はチーム設立のキッカケや若宮八幡社とのつながり、心纏い保存会などのチームについてのお話をいただきました。
全3回。
よろしくどーぞ!!
目次
1. キッカケは「クラブどナイト」
ーーーよろしくお願いします!まずは心纏いさんは代表がびっしゅさんで4代目とお聞きしていますが、一番最初、心纏いというチームができた経緯について教えてください。
びっしゅ : ばっちり設立者に聞いてきました!
昔どまつりで「クラブどナイト」ってのがあったらしいんです。どまつり最終日終わった後に、みんなでどんちゃん騒ぎをするっていう打ち上げ企画ですね。
そこでゆうきさん(心纏い初代代表・現No Styles)とまさともさん(初代副代表・現心纏い保存会会頭)のお二人はその時にスタッフだったようで、そこで知り合って仲良くなったそうなんです。
で、クラブどナイトが終わって帰りのタクシーの中で、ゆうきさんが「俺、チーム作りたいんだよね。一緒にやらない?」って声かけたのが始まりみたいです。
ーーーあーありましたね!OZONでやってましたね。
白川公園横若宮大通沿いにあたり、大きなマンションが建っていますけれどそこに昔ありましたね。
でも相当昔ですよね。2003年とかですかね。すごく懐かしいです!!
びっしゅ : そんなもんですね。
当時、若宮にいたチームって、鯱、夜宵、夢道源人くらいだったんですけど、「この3チームが集まったら最強じゃね?」ってなったらしく、その合体をしてみたいなってのがあったみたいです。
あとは、学生でよさこいをやっていて社会人になって辞めていくっていう人がその頃多くて、その受け皿、居場所ってのを自分たちで作りたいってなったみたいです。
夜宵には、まさともさん。夢道源人には、ゆうきさん。で鯱は誰だ?ってなったときに繋っ
たのがフジさん(現日本舞踏漢・・・今話題の!!)だったみたいです。だから心纏いはその3人で立ち上げたようです。
その後、「資格の大原」のチームさんを紹介していただいて、その人たち含めて心纏いの母体ができたっていう経緯です。
ーーー全然知らんかったです。
夜宵・夢道源人・名古屋学生チーム「鯱」の3人が集まったドリームチームだったんですね!!
ファンにはたまらない情報です笑
今では無くなってしまいましたが昔は他にも浩養園で交流会があったり、そのOZONで朝まで踊るとかカラオケで朝まで歌うとか、で、その後若宮大通や白川公園で一夜を明かすとかありましたね笑
当時は本当に良い意味でも悪い意味?でも祭りでしたね(しみじみ・・・)。
で、そのまま朝地方車の解体作業に行くっていうあほみたいな学生ノリが大爆発してました笑笑
2. 心纏いの「心」とは・・・
ーーー次にチーム名の由来について教えてください。
「心」っていう言葉は一時期まで作品のタイトルに必ず入っているくらい大事にされている言葉だと思います。半纏にも文字が入ってましたし。
そこの意味合いというかどのような想いが込められてるのか気になります。
びっしゅ : 元々、チームを裏で支えてくれてる人とか、やめていった人とか、事情で踊れない人とかそういういろんな人の想い、「心」を背負ってステージ立ちたいねっていう想いが最初にあって、「心を背負う」で良い言葉がないかなって探したそうです。
そこで「心」を「纏う」という言葉、「心纏い」というチーム名ができました。
ーーーなるほど。
「心」っていうのは自分たちの、ではなくいわゆる「心纏いに携わった全ての人」の想いを背負う、纏うっていうことなんですね。
3. 若宮八幡社とのつながり
引用:http://www.wakamiya.or.jp/
ーーーでは、その纏っている「心」のひとつでもあると思います、若宮八幡社さんのつながりをお聞きしても良いですか?
というのも若宮を活動拠点にしているチーム、つまり場所で言うと名古屋市中区になるんですけど若宮大通の高架下で練習しているチームさんってけっこう多いと思うんですよね。
その中で心纏いさんは「場所」として若宮八幡社さんと共に地元地域を盛り上げる活動をしていらっしゃいます。
ただ最初からつながりがあったわけではないと思うんです。
びっしゅ : 心纏いは4年目まで「どまつり」がテーマだったんですね。「一心」という曲まで。
5年目からは地元をもっと大事に、心纏いと一緒にその地元を盛り上げることができないかって探した結果、「若宮祭り」っていう300年くらい続く歴史ある名古屋3大祭りと言われている祭りに行きつきました。
でも、ほとんどの人がその祭りを知らない。こんなにすごいお祭りがるのに知られてない。それは良くないな、盛り上げたいなっていうところが始まりです。
それで、若宮八幡社さんに話をしにいったときに、当時のお囃子隊の取りまとめをしている方のところに行きついて、お話をしたところ「一緒に頑張ろう!」って言ってくださったみたいです。
で、その後、当時の宮司さんにお話しにいったところ、あまり良くは思ってもらえなかったみたいです。
だけど、お囃子の方が「若い子達が若宮を盛り上げてくれる様だから僕らも応援しよう」と言って背中を押してくださって、若宮さんも含めて応援してくれることになったそうです。
で、そこからできたのが、2009年演舞「重なる心、七つの想い」です。
そして、次の年に、若宮八幡社に深いつながりのある松舞の吉川さんににっぽんど真ん中祭りの交流会で声を掛けていただいたそうです。
そこから、吉川さんの紹介で、若宮祭り前夜祭の奉納演舞をさせてもらったり、若宮祭りのお手伝いをさせてもらったり、今回テレどまつり撮影などのサポートをしてもらったりというように繋がっています。
ーーーなるほど。なんか、にっぽんど真ん中祭りっぽいなと感じました。
地域を盛り上げる、地域の魅力を再発見してそれをチームが広げる、盛り上げるための活動をする。
作品のテーマにしたりお祭りのお手伝いをさせてもらう。理想のカタチではないかなと思います。しかも元々そこにあったチームというわけではなく新規で立ち上げて活動しているチームが改めて地元を見つめなおしてっていう活動がほんと素晴らしいなと思いました。
わいわい若宮もそのような目的のもとで運営されているんですか??
びっしゅ : そうですね。「わいわい若宮」も、若宮祭りを知ってもらうためのプレイベントとして開催しています。若宮チームで若宮を盛り上げたいという想いでやってますね。
(第7回となる今年は中止)
心纏いが発案にはなるんですけど、僕らの想いとしては普段若宮で練習をしている6チームみんなで盛り上げたい、若宮を盛り上げたい、ということで運営もさせてもらっていますね。ただ6チームで閉じてるわけではないのでホストチームも随時募集中です。
ーーー若宮が盛り上がるのはうれしいことですね。私も青春があそこに詰まっています。何度、若宮で夜を明かしたことか(しみじみ2)
4. チームの活動目的
ーーーそんな心纏いさんチームの活動目的とは何でしょうか?
若宮八幡社さんとの関わりは5年目からということを伺っておりますが元々どのような目的でチームを活動されていたのか。
びっしゅ : 心纏いには「趣意書」というものがあって、心纏いはこういう目的でやってるよってのがあります。最初にできたものから数えて、今は第6稿目です。チームとしての軸を変えない為に。入会してもまずは趣意書を説明してから入会していただくようにしています。
その中での活動目的は、
「どまつりが本祭として、そこで大賞がいただけるような演舞をする」
「どんな祭りでもお客さんを魅了し、しっかりと拍手がもらえるような演舞をする」
というのが私達の活動目的ですね。どこまで行っても踊るチームなので。
若宮さんなども想いも込めてそれらを体現できれば地域の方たちともつながりも大事にできるかなと思っています。
ーーー心纏いさんて大賞を「獲る!」「目指す!」じゃなくて「いただける」という表現をされているのがいいですよね。
意味は違うかもしれませんが「結果は後からついてくる。だから自分たちは自分たちのベストな演舞をしっかりと披露しよう。そうすることで若宮八幡社などそれこそチーム名に込められている「心」、心纏いを支えてくれる方々に対して恩返しになる」みたいに感じました。
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今回以上です!!
いかがだったでしょうか。
今回のキーワードはまさに心纏いさんの「心」についてのお話でした。
そこには「自分たちが主役だぜ!!」というわけではなく、あくまで「(みなさんの期待や想いを背負って)立たせていただいている」。
それは心纏いさんの公式ホームページにもあります
美しく 慎ましく 楽しげに
に表れているのではないでしょうか。
決して派手にどかんと盛り上げる、というのではなく、凛とした立ち姿、そして半纏に込められた「心」を背負った背中。
芯の通った強さをそこに感じました。
さて、第二回は主に代表の展望についてお話いただきました!
そちらもお楽しみに!!
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